それは 世界地図&国旗 です。
それまでは、まったく興味をしめさなかったのですが、
TVでの スポーツ観戦が続くようになってから
「どことどこが試合をしているの?」と聞くようになり、
自分のノートに国の名前とスコアーをつけるようになりました。
昨年は、バレーボール、サッカー、オリンピック、スケートなど
次々とその機会に恵まれて、
国の名前だけじゃなく、国旗などもそれらしく描けるようになりました。
小学校、中学校で配布された地図帳を見ながら、
国の位置と国旗を確認するわけですが、
ひとつのことを覚えるのに通常の何十倍もかかるので
同じ質問を繰り返し繰り返しするんです。
「どことどこだっけ?」
「何対何だっけ?」
「どこの国だっけ?」
「ナニとナニだっけ?」
「えっと・・」
「黙って!今、いいとこなのに試合に集中できない! 」
なんて家族 に言われつつも、
スポーツ観戦をするたびに繰り返される質問。
そのせいで地図帳は見事ボロボロになりました。
裏からセロハンテープで貼っても
国境がずれるほど・・・
ひどいところは、穴があいて透明になってる(笑)
唯一、長男坊主が公立の中学校でいただいた
教科書及び資料の中で使えたもの。
でも、そのお陰でたくさんの国名と国旗を覚えることができました。
そんな長男坊主に昨日新しい地図を買ってあげました。
昭文社の 「世界地図」 (国旗付)です。
それも特大版を(笑)
仕事から帰るなり、
「買ってきた~?地図ぅ~」とお風呂から
叫ぶほど楽しみにしていて、
寝る時にはベッドに持ち込み枕元に置いていました。
本屋をはしごした甲斐があるってもんです。
今まではひとつの事や物にこだわる様子がなかったので、
(このままではどんな風になってしまうのだろう)と心配していたのですが、
養護学校の先生が
「落ち着きがないのは、自分に自信がないからで
それがベースとして確立できれば、この子はまだまだ伸びます」
と以前仰っていたけれど確かに変化してきています。
ちなみに昨年から始まった行動としては、
他にも ”買い物へ行くと決まって買い物カゴの中身を綺麗に並べる”
というのがあります。
”モノを順序よく並べる”という行動は、
今までの過程ではどちらかというと苦手分野だったはずなのに
面白いほど整然と並べるようになりました。
そこをからかって、私がわざと 野菜、魚、肉、乾物など
並べた後にボンボン入れていくわけです。
すると「もう!」とか言いながら、 何度でも直していきます。
今までも”自閉症っぽい”部分は見え隠れしていたのですが、
やはり、混ざっていたようで最近はその特徴が顕著に出てきました。
ただ、混ざっているので100%ではないのですが・・
青年期になると体の変化にともなって
色々新しい部分も見えてくると聞いたことがありますが、
うちにとっては、プラスで顔を出しているような気がします。
国の名前をたくさん知っていても、
国旗をたくさん知っていても、
だからといって直接社会生活に結びつくものではないけれど
「すごい!」といわれる場面が増せば、
その分、小さな自信が生れます。
小さな自信は、指の隙間から零れ落ちるような
砂の粒でしかないのだけれど
回数が増せば、しっかりした山になるわけで・・・。
でも、こういう子たちは敏感だから、
偽者の「すごい」ではダメなんです。
本当はたいしたことないのに過剰に反応して
「すごいね~」なんて言ってもちゃーんとばれちゃう。
だから、まわりが心から「すごい!」と賞賛するような
体験が必要です。
だからこそ、その子の得意とすることを把握して
心から褒められる場面づくりをまわりの大人が設定してあげることが
大切なのだと思います。
この話は、長男坊主のような子に限っての話ではないのですが。
なんか、難しい話になってしまった・・・
ところで「セネガル」ってどこにあって
どんな国旗かわかります?
・・・わかるんです、うちの子・・・ ププッ ( ̄m ̄*)