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15年前の4月17日。私は2人目の出産を迎えていた。
2年前に、長女を帝王切開で出産。
2人目は普通分娩を望んでいたが、子宮口の硬さとお腹の異常な張りで、
再び帝王切開となってしまった。
午後4時4分。
体重3,510gの元気な男の子が、オギャ~と元気に産まれてくれた。
下半身麻酔で、血圧が下がり意識が遠のく中で、医療器具のカチャカチャと鳴る金属音を聞きながら、
看護師さんに 「ちゃんと指はありますか?五体満足ですか?」
と聞いた記憶がある。
「大丈夫ですよ。
泣き声も大きくて体重もしっかりあるし、元気ですよ!」
良かった・・・・・・ホッとした。
朦朧とした意識の中で、赤ちゃんにオッパイを吸わせたいと言ったら、先生がOKしてくださり、
生まれたばかりの長男に、乳首をふくませてみる。
すごい勢いで吸い付く。
長女の時は、オギャ~オギャ~と泣いてばかりで、吸い付きもしなかった。
この子は、何だかすごいかも?
さすが2人目!さすが長男!頼もしいぞ!先行き楽しみだな!
そんなことを考えながら、安心した私はそのまま眠りについたのだった。
気がつくと、病室のベッドに寝ていた。腕には点滴のチューブがつながれ、夫が傍で心配そうな顔で覗き込んでいた。
「気分はどう?痛む?」
まだ麻酔が効いていて、痛みはない。
それよりも、男の子を産んだことを褒めてほしかった。
夫は、ずっと男の子を欲しがっていたから。
だんだん麻酔が切れて、寒気がしてくる。ガタガタと体が震える。その後、痛みが襲ってきて、しばらくは痛みとの戦い。
でも2人目、2回目のことなので、かなり余裕があった。自分では、最高に良い仕事をしたような気分だった。
まさか、この先に待っている大変な試練があるとも知らずに・・・
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