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2011年08月09日
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テーマ: 怖い話(21)
カテゴリ: ひとりごと

車の助手席に、小さな花束が置いてあった。

ああ、これって昨日、クラスの男子にもらったものだ。

ひと晩、車の中に置きっぱなしだったのに、
まだ萎れていない。

ごめんね、忘れちゃっていて・・

まあ、それはいいけど、学校に遅れてしまう。
早く家を出ないと。


車を運転して、学校へ向かう。

私は、某高校3年4組。
文化祭の準備で忙しい日々を送っている。

車一台分しか通れない(すれ違いのできない)トンネルで、
立ち往生している車があって、渋滞しているので、
すぐ脇の道を抜けて、学校へ向かった。

なんでみんなこの道を知らないんだろう。

今日は、なぜか分かれ道が多い(笑)

いつもどの道を通っていたのか、
よくわからなくなってしまい、
どうも道を間違えたみたいだ。

というわけで、30分も遅刻してしまった私。

今日は朝から文化祭の準備をしているお陰で、
私の遅刻は誰にも気づかれなかった( ´艸`)


校舎の4階にある、教室ふたつ分くらいの大きさの部屋へ、
文化祭の展示関係者が集合しないといけなくて、
私はタラコと、クラスのほかの男子と、
5人くらいでその部屋へ入った。

すると、そこにはすごい人数の人たちが集まっていて、
身動きできないくらい、ぎゅーぎゅー詰めになっていた。

そこで急に、
タラコやほかの男子と「地震」の話になった。

こないだの夜の地震、ビックリしたねえ・・と、
あの時、私はお風呂に入っていたとか、
すでに寝てたとか、
そんなことを、狭苦しい教室で話していた・・・


と、その時!

ガタガタ!!と振動があったと思ったら、
すぐに大きく揺れ出した!!(゚Д゚)!!


地震だ!

あちこちから悲鳴が上がり、
校舎の4階から見える景色が、大きく左右に揺れている。

ついに来たか―――((+_+))
東海大地震!!


タラコと私は、

「みんな落ち着いてーっ!」 と叫ぶ。

私のすぐ横にくっついている男子は、
怖がって泣いていた・・(-_-;)

「なに泣いてんだよ、てめえはぁっ!!」

なぜか私が、その男子の尻を蹴飛ばしていた。


ほかの女子が叫んだ。

「校舎が動いているー!」

「ええええ――――っ(゜д゜;)!」


外の景色を見たら、
校舎が左に動いているのがわかった。

西に向かってゆっくりと動いていた。

校舎が地面からはずれて、どんどん動いてしまっているのだ!

もう、これは大地震であるのは間違いない。

とうとう来たんだ・・・

なんて、それでもちょっと冷静に思っている私。


さて、この動いている校舎はどうなる?

私の考える展開では、
たしか、この学校の敷地の西側は崖になっているから、
このまま動いていけば、崖の下へ転落・・・するだろう。

それだけは避けたい。

でも、私ではどうすることもできない(>_<)


このままみんなで死んじゃうんだろうか・・・

やだよ、こんな泣いてるような男とくっついてだなんて!



そういえば、日航機墜落事故の時、
墜落していく飛行機の中で、
家族にあてて手紙(メモ)を書いていた方があった。

私も今から何か書けるだろうか。

あ・・ダメだ、手帳もペンも持ってないや(;´Д`)

タラコは、必死で携帯をいじっている。

無理だろ、携帯だって。


わずかな間に、いろんなことを思っていたけど、
そうこうしているうちに、すごい音がして、
動いていた校舎が止まり、
その瞬間に南側へ校舎が倒れ始めた。

北側には山があり、
その山が崖くずれを起こして、
動いていた校舎においかぶさって来たのだった。

校舎は斜めに倒れ、
北側には大量の岩や土砂がぶつかって入ってきた。

私たちは、南側の窓に近いところにいて、
土砂に埋まることはなかったけど、
沢山の人の下敷きになっていった。

助けてぇ~~~っ!!



汗びっしょりで目が覚めると、
4時半だった・・・
自分の声(寝言)で目が覚めた。

隣で寝ていた娘は、
お腹を出して眠っていた。

ああ夢か・・・

と思った瞬間、ガタガタ、ドスドスと音がして、
この真上で寝ているかえでの声が聞こえていた。

まだ4時半なのに、もう目をあいてドスドスやっている。

この音がしたから、
あんな夢を見たのかなあ(;´Д`)

うーん、大地震の予行演習をしたような気分。

すごく怖かった。


でも、あの大震災では、
こういう場面を、
いやもっとすさまじい体験を、
実際にした方たちも多いわけで・・・




というわけで、ヘンな夢シリーズ第なん弾?


朝から疲れてしまったメイプルでした。

てか、高校生は車で通学しちゃあいかんら( ̄_ ̄ i)







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最終更新日  2011年08月09日 19時58分15秒
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