PR
フリーページ
カレンダー
コメント新着
キーワードサーチ
車の助手席に、小さな花束が置いてあった。
ああ、これって昨日、クラスの男子にもらったものだ。
ひと晩、車の中に置きっぱなしだったのに、
まだ萎れていない。
ごめんね、忘れちゃっていて・・
まあ、それはいいけど、学校に遅れてしまう。
早く家を出ないと。
車を運転して、学校へ向かう。
私は、某高校3年4組。
文化祭の準備で忙しい日々を送っている。
車一台分しか通れない(すれ違いのできない)トンネルで、
立ち往生している車があって、渋滞しているので、
すぐ脇の道を抜けて、学校へ向かった。
なんでみんなこの道を知らないんだろう。
今日は、なぜか分かれ道が多い(笑)
いつもどの道を通っていたのか、
よくわからなくなってしまい、
どうも道を間違えたみたいだ。
というわけで、30分も遅刻してしまった私。
今日は朝から文化祭の準備をしているお陰で、
私の遅刻は誰にも気づかれなかった( ´艸`)
校舎の4階にある、教室ふたつ分くらいの大きさの部屋へ、
文化祭の展示関係者が集合しないといけなくて、
私はタラコと、クラスのほかの男子と、
5人くらいでその部屋へ入った。
すると、そこにはすごい人数の人たちが集まっていて、
身動きできないくらい、ぎゅーぎゅー詰めになっていた。
そこで急に、
タラコやほかの男子と「地震」の話になった。
こないだの夜の地震、ビックリしたねえ・・と、
あの時、私はお風呂に入っていたとか、
すでに寝てたとか、
そんなことを、狭苦しい教室で話していた・・・
と、その時!
ガタガタ!!と振動があったと思ったら、
すぐに大きく揺れ出した!!(゚Д゚)!!
地震だ!
あちこちから悲鳴が上がり、
校舎の4階から見える景色が、大きく左右に揺れている。
ついに来たか―――((+_+))
東海大地震!!
タラコと私は、
「みんな落ち着いてーっ!」
と叫ぶ。
私のすぐ横にくっついている男子は、
怖がって泣いていた・・(-_-;)
「なに泣いてんだよ、てめえはぁっ!!」
なぜか私が、その男子の尻を蹴飛ばしていた。
ほかの女子が叫んだ。
「校舎が動いているー!」
「ええええ――――っ(゜д゜;)!」
外の景色を見たら、
校舎が左に動いているのがわかった。
西に向かってゆっくりと動いていた。
校舎が地面からはずれて、どんどん動いてしまっているのだ!
もう、これは大地震であるのは間違いない。
とうとう来たんだ・・・
なんて、それでもちょっと冷静に思っている私。
さて、この動いている校舎はどうなる?
私の考える展開では、
たしか、この学校の敷地の西側は崖になっているから、
このまま動いていけば、崖の下へ転落・・・するだろう。
それだけは避けたい。
でも、私ではどうすることもできない(>_<)
このままみんなで死んじゃうんだろうか・・・
やだよ、こんな泣いてるような男とくっついてだなんて!
そういえば、日航機墜落事故の時、
墜落していく飛行機の中で、
家族にあてて手紙(メモ)を書いていた方があった。
私も今から何か書けるだろうか。
あ・・ダメだ、手帳もペンも持ってないや(;´Д`)
タラコは、必死で携帯をいじっている。
無理だろ、携帯だって。
わずかな間に、いろんなことを思っていたけど、
そうこうしているうちに、すごい音がして、
動いていた校舎が止まり、
その瞬間に南側へ校舎が倒れ始めた。
北側には山があり、
その山が崖くずれを起こして、
動いていた校舎においかぶさって来たのだった。
校舎は斜めに倒れ、
北側には大量の岩や土砂がぶつかって入ってきた。
私たちは、南側の窓に近いところにいて、
土砂に埋まることはなかったけど、
沢山の人の下敷きになっていった。
助けてぇ~~~っ!!
汗びっしょりで目が覚めると、
4時半だった・・・
自分の声(寝言)で目が覚めた。
隣で寝ていた娘は、
お腹を出して眠っていた。
ああ夢か・・・
と思った瞬間、ガタガタ、ドスドスと音がして、
この真上で寝ているかえでの声が聞こえていた。
まだ4時半なのに、もう目をあいてドスドスやっている。
この音がしたから、
あんな夢を見たのかなあ(;´Д`)
うーん、大地震の予行演習をしたような気分。
すごく怖かった。
でも、あの大震災では、
こういう場面を、
いやもっとすさまじい体験を、
実際にした方たちも多いわけで・・・
というわけで、ヘンな夢シリーズ第なん弾?
朝から疲れてしまったメイプルでした。
てか、高校生は車で通学しちゃあいかんら( ̄_ ̄ i)
ステイホームでも気分が上がる♪ 2021年04月04日 コメント(2)
これがお正月なのだ! 2021年01月04日 コメント(4)