日記

2003.04.14
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何の因果か、銀行に就職してしまい、

結局、出産の一月前まで働いていた。

胎教するのを夢見ていたのに、働きながらの妊娠(?)はとても大変で、

帰ってくれば、寝込んでしまうような毎日だったので、

胎教らしいことは、あまりできなかった。

妊娠中は、穏やかな気持ちどころか、

いつも仕事でカリカリしており、周りの人から、

「おなの赤ちゃんに悪いよ・・・」

と、止められても一人で怒っていた、短気な私。

胎教をして、その成果を見るのを楽しみにしていたのに。

お母さんが、お腹の赤ちゃんに唄った歌や、本などを、

赤ちゃんは覚えていて、それを聞くと笑ったりすると聞き、

こりゃ是非試したい、と思っていたのだ。

しかし、夢破れて、胎教の成果など見る事は叶わぬこと・・・と諦めていたのだが。

先日のこと。

郵便局に送金をしに行こうと、通帳を引出しから出してきたのだが、

それを見つけた娘の目がキラリンと輝いた。

「持っていく~、持って行く~。」

と言ってきかないのだ。

仕方なく、通帳を渡すと、嬉しそうに中を開いて、

「=+*○★$&(翻訳不能)」

と、何かつぶやいている。

その後も、郵便局のATMの前につくまで通帳を離さず、

用を済ませて、そのまま、伯母の家に遊びに行っても、

通帳を持ったままだった。

そして、伯母の家は美容院を経営しているのだが、

その美容院のお店の中を、通帳を持ってうろうろしていたのだ。

お店のお客さんからは、

「あら、通帳すきなのねぇ。」

と言われていた。

とにかく、通帳を手放さないのだ。

そのうちに、通帳を開いて、カレンダーを見上げて、

何かブツブツ言い始めたので、もう驚いてしまった。

何だか、働いているの時の私の姿そのままではないか。

通帳とカレンダーは、銀行に勤めていた頃は、1日何十回と見ていた。

事務方の仕事をしていたので、期日の管理で、担保保管していた通帳を、

毎日カレンダーでチェックしていたのだ。

・・・げに恐ろしや、胎教の威力。

娘の胎教の効果は、通帳好きとなって現れたのだった。

胎教は、確かに効果があるようだ・・・・。

でも、通帳好きでも、世の中のお役には、ちっとも立たない。

それどころか、娘が通帳を開いて歩くことで、

我が家の貧相な家計が白日の下にさらされてしまう。

ということで、当分、通帳は、娘の手の届かない所に厳重保管と相成ったのだった。







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最終更新日  2003.04.15 14:56:01


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