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『風神秘抄』
鳥彦王がかわいい
平安末期、源氏方の十六歳の武者、草十郎は、野山でひとり笛を吹くことが好きな、孤独な若者だった。源氏の御曹司・義平を将として慕い、平治の乱で共に戦ったのもつかのま、義平の死に絶望する草十郎。だが、義平のために魂鎮めの舞を舞う少女、糸世と出会い、彼女の舞に合わせて草十郎が笛を吹くと、その場に不思議な力が生じ…?特異な芸能の力を持つ二人の恋を描く人気作家の話題作、待望のノベルズ化。小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞、IBBYオナーリスト文学作品部門賞の4賞を受賞。
勾玉シリーズとは違うけれどあの世界の流れを汲んだ作品ということで、
ノベルス版待ってました~♪
上巻と下巻の位置が逆なんですが、
佐竹さんの表紙があまりに綺麗だったのでつなげたくなりました
「保元・平治の乱」の時代、
笛の名手・草十郎と舞の名手・糸世という不思議な力を持った二人の恋の話です。
この“不思議な力”というのが納得できなくて中盤までイマイチ乗りきれなかったんですが、
…どうやら糸世が小生意気で好きじゃないのが大きいみたい。笑
(わたしに芸術の才能がないのもありますが)
それでも深い所で繋がっていて求めあう二人の想いはわかるし切なかった。
後半、自暴自棄になりかけた女の子を草十郎が説得する場面でホロリときました。
ここまで来るのに成長したんだな草十郎。
でも、主役の二人より周りの人物の方に魅力を感じたのはわたしだけでしょうか?
強くてちょっとぼんやりした日満も、厳しいけどどこか暢気な正蔵も
女子の強さを見せてくれた美津も、それに幸徳は圧倒的に好きだった!
それになんといっても鳥彦王が可愛すぎます
スピンオフで「鳥彦王のだいぼうけん」とか出たら絶対買うのになぁ。
それにしても鳥彦王が結婚したらカカア天下で決まりだな…笑
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