「朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり。
すでに無常の風きたりぬれば、即ち二つの眼たちまちに閉じ
一つの息ながく絶えぬれば、紅顔むなしく変じて、桃李の装い
さらにその甲斐あるべからず。」
白骨の御文、私の好きな御文章だ。
世の儚さを感じる、名文だと思う。
けれど、これが実際、身内で起こったならば、頭の中は真っ白になると思う。
さっき、友達が訪ねてきて
「母が、交通事故で、今朝、亡くなったの。
昨日まで、元気にしていたのに・・・」
頭の中が真っ白で、まだ整理も出来ていない様子。
足が、宙に浮いている、そんな状態で来てくれた。
人間なんて、いつ、どこで、どんな風に死ぬのか全くわからない。
神のみぞ知る。
昨日の昨日まで、元気で畑仕事に精を出していたお母さん。
それが、一夜明けたら、白骨と化す。
合点がいかない。
でも、これが世の現実。
儚いな、人の命なんて・・・
そう思って、私まで、何だか、心の中に穴が空いた様になってしまった。
私の両親も、80を越える高齢者。
いつ、何時、こういう事が起こるかわからない。
いや、我が身にも起こる事。
そう考えると、今、この時を、無駄にしないようにしなければいけないなと思った。
合掌。
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