笑顔に勝る化粧なし

笑顔に勝る化粧なし

2008.03.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私が結婚する時、父は「嫁に行ったら実家にはしょっちゅう帰るもんじゃない」と言った。なにしろ私の嫁いだ先は、歩いて5分奥に入ったところだったので、出勤する時や買い物に町へ出掛ける時など、必ずと言って良いほど実家の前を通る。里心がついてはいけないという気持ちからの一言だったのでしょう。素直に言い付けを守ったおかげで嫁ぎさきにすっかり馴染んで、平気で家の前を通過するようになった。長女を産む頃、母は日本舞踊にこっていて産後の病室にワインカラーの派手な着物で現れた。(私のでしたが…爆)今から思えば、親を頼っていつまでも面倒をかけていれば、親らしい意識を持っていてくれたのかなぁ~などと思います。忙しそうに保険の外交員をして走り回る母と時間が合わなくなり、嫁ぎ先の愚痴は聞きたくないだろうと話しを選んでいるうちに親子の会話もなくなり、孫を逢わせる事も減った。それでも母が生きているうちはよかったが、父一人になると「どうしてる?」なんて電話をしてくるわけもなく、何かイベントがあって誘っても出て来ない。遊び
に行けばよかったのでしょうけれど、それをしなかった。次女が小学校に入る年に母が亡くなり、その頃からますます実家に寄り付かなくなったのだから、次女のなかに父の存在は薄いようだ。

今こうして意識が無くなった父をみると、元気なうちにたくさん逢わせておけばよかったなぁ~って思う。





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Last updated  2008.03.23 06:22:45
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花園マユミ

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