マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2007.08.11
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 スタートしてからスポーツドリンク、お茶、ビタミンウォーターとペットボトルを変えた。お茶には塩を入れたし、ビタミンウォーターにはヴァーム粉末とアスリートソルトを入れた。大量の発汗で障害を来たさないための用心だ。色麻町に入ってワンコインドリンクの自販機を発見。100円とは嬉しい。味覚を替えるためミルクティーにする。きっとこのボトルが重要になるだろう。

 道は左折して王城寺原演習場の方に向かい、ほどなく右折して加美町方面へと曲がる。真っ青な空に響く空砲は演習場からのものだろう。暑い。既に道路上は30度を越えていると思われる。足も次第に上がらなくなって来た。後は体がどこまで暑さに耐え、辛抱できるかだ。田圃の中の1本道。ここは7kmほどコンビニはおろか自動販売機がない地獄道なのだ。

 先日行った蔵王エコーライン練習会が、今月末の「立山登山マラニック」に対する練習ならば、今日の薬莱山遠足マラニックはさしずめ9月の「佐渡島一周」に向けての練習になると思う。「佐渡島」では給水や給食のポイントは少なく、店があれば自分の食べたいものを買い、飲みたいものは自販機で買うのが基本。違うのはリュックを背負って走ることか。それだと念のために予備のペットボトルをリュックにしまうことが出来た。だがここではそうはいかない。

 暑さが容赦なく頭部を襲う。濡らしたタオルハンカチを帽子の下に入れて日差を遮ると幾分涼しく感じる。大事に飲んで来たミルクティーも底を尽きかけた。あの角まで、次の交差点までの辛抱と自分に言い聞かせる。ようやくコンビニの看板が見え出したところで走るのを辞めた。頭がフラフラし出した。これは熱中症の兆候だろう。

 コンビニのトイレを借りて、タオルハンカチと首に巻いた特殊ペーパーを水に浸す。これが体温を下げる効果をもたらしてくれる秘密兵器なのだ。スポーツドリンクを買い、ヴァーム粉末と塩を入れる。そして再び走り出す。田圃の中の道はきつかったが、すれ違う車がスピードを落としてくれて助かった。ドライバーもこんな炎天下で走っているランナーには驚いたと思う。

 右手奥には栗駒山と岩手の山並みが青空にくっきり映えている。左手には泉ヶ岳、北泉、船形山が連なり、その一番左端には七つ森がわずかに頭を出している。そして行く手には「加美冨士」薬莱山の美しい姿が見え出す。船形への登山口を通過。鳴瀬川に架かる橋も渡った。ようやく加美町の五叉路まで来た。角のコンビニに再び飛び込んでトイレを借り、タオルハンカチなどを水で浸す。ここで買ったのはアイスキャンディーと缶ビール。

 まずはアイスキャンディーを齧りながら走る。スイカ味のアイスは冷たくて美味しい。次に缶ビール。2口、3口目までは確かに美味い。だがこれが給水の役目を果たしてくれるかは疑問。道路工事中の人夫さんが呆れた顔をして私を見た。炎天下でビールを飲みながら走るランナーを見るのはきっと初めてだろう。(笑)

 だが、そんな余裕も長くはなかった。まず左足大腿部に微かな痙攣。これは良くない兆候だ。それに走る意欲までが失せている。道路上の気温表示は32度だが路面の温度は35度以上に達しているだろう。ここは無理しないで歩こう。テクテク歩き出すと後から追い着いたM仙人車が停まった。中にはT田さんとK野さんが乗っている。どうやら暑さでリタイヤされた模様。何とか車のお世話にはならず、再び燃え盛る太陽の下を歩き出す。

 ついに薬莱山への分岐点到着。道路の右側に渡り、自販機でお茶を購入。これが最後のボトルになるだろう。やはりビールよりはお茶が美味い。最後の橋を渡り終えると道は急坂となる。少しでも涼しい陰のある道路左側へ移動し手を振って歩く。3kmも歩いたせいで元気は回復したようだ。

 坂道からM仙人が走って降りて来た。さすがに元気で、富士登山競走の疲れは取れた感じ。私達の荷物は1階のフロアまで運んである由。次に来たのがH多夫人。こちらはまだ荷物が届かず温泉に入れないとか。「もう少しなので頑張って!」と言う声に後押しされて走り出す。薬莱温泉への最後の坂道には、もう萩の花が零れている。10時22分ついに到着。55kmもの長かったマラニックはようやく終了。荷物が置いてあるソファーではK藤さんがにこやかに迎えてくれた。富谷町でクラクションを鳴らして通り過ぎたのは彼女だった。<続く>





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Last updated  2007.08.12 17:02:20
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