マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2007.11.02
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 心配性の妻は子供達の将来についても心配しています。四国に嫁いだ長女については心配はないのですが、長男と次男が現在就いている仕事は安定的なものでないことから、彼らの経済状況や結婚など心配の種は尽きません。彼女が管理している我が家の資産を、イザと言う時は彼らへの援助資金としても考えているようです。男の私は思います。自分の人生は自分で切り開けと。ただ、私なりに彼らのことを心配はしています。私だって親ですもの。

 妻は子供達の年金のことも心配しています。長男は仕事が変わっても何とか厚生年金が出る職場にいます。次男の方は自分で国民年金を支払っているようです。今話題の年金は問題だらけです。「請求主義」とやらに胡坐をかいて、社会保険庁の職員は不正をするし、監督官庁は大事な積立金を無駄な施設に投入するなどデタラメを重ねて来ました。

 国民年金は満額支給で7万円ほどとか。これは生活保護を受給する場合の半分強のようです。長い間支払い続けて、月額7万円足らずの年金でどうやって暮せるのでしょう。これから年金制度がどう変るのか、果たして子供達が年金をもらう頃はどうなっているのか、想像するのは難しい感じですね。

 私はどちらかと言えば「子孫に美田を残さず」と言う考え方です。つまり葬式を出した後は資産がゼロになるのが理想と思っています。もちろんある程度の遺産は生前に分与しておくのですが。人間ゼロから生まれてゼロに帰る。シンプルで良い考えのように思うのですがどうでしょうか。ただ、残された家や土地などはやがて子供達が売り払うことになるのでしょうね。そうでもしないと、多分相続税を支払えないでしょうから。

 さて、いつも通る地下道に、最近ホームレスの姿が目に付きます。中には40代と思える人もいます。まだ服装や表情が荒んでないので、つい最近ホームレスの仲間に入ったばかりのようです。彼の人生に一体何があったのかは分かりません。「人生双六」のサイコロの目が何かの弾みで変わると、思いもしなかったホームレスに誰しもなる可能性があるのかも知れません。

 イソップの寓話である「蟻とキリギリス」のお話。極端な「蟻」や「キリギリス」はあまりいないとしても、こんな世の中ですからもっと若いうちから人生設計を真剣に考えないといけないのでしょうね。「よ~く考えよ~ お金は大事だよ~♪」。

 私の小遣いを巡って妻と大喧嘩したことが、マラソン好きのキリギリスにとって少しは反省につながるでしょうか。明日は今年7回目のバスツアーに妻と出かける予定です。<完>





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Last updated  2007.11.02 16:06:39
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