マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2008.04.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
食べるものすら乏しかった少年のころ
春先になると堅い土を突き破って茎を伸ばす
水仙の逞しさと生命の不思議さとを感じた


まだ瑞々しい感性を保っていた青年のころ
水面に映る自分の姿に見惚れた若者が
やがて水仙に身を変えたというギリシャ神話を知った


転勤の連続で心が休まらなかった中年のころ
四国のとある街の古ぼけたアパートの片隅に
芳香を放つ水仙の一群を見つけた


そして 老年という未知の扉の前に佇む今
恐らくは終の棲家となるべき家の庭に
念願かなってようやく水仙の球根を植えた


水仙
香り高く 
永遠の生命を感じさせる名を持つ花よ


たとえ移ろい過ぎる人生の一瞬であったとしても
お前達の姿を愛でる喜びを
もうしばらくの間 私に与えてはくれないか







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Last updated  2008.04.17 04:44:23
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