マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.02.16
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 第1回大会ゆえの戸惑い 

 福島県内に入ると、周囲は白一色になった。雪など滅多に降らない浜通り地方には珍しい大雪。後で聞いたら数日前に「台湾坊主」(低気圧)が八丈島沖を通過した際、浜通り地方に大雪をもたらしたようだ。M仙人運転の車中で朝食。海苔巻き1本、お握り1個とお茶、それにEちゃんがくれた大福も食べる。

 今回同乗のメンバーはM仙人、A山さん、M井さん、Y田さん、私。そして女性陣がYちゃんとEちゃん。この他前泊組も何人かいるらしい。日の出が見られたのは南相馬市辺りか。国道6号線から常磐道に乗り換え、いわき陸上競技場に着いたのは7時半ごろだったと思う。ここにも雪かきされた大量の雪が道端に。東北でも一番暖かい地方には珍しい出来事のようだ。

 受付をしている間に仲間とはぐれてしまった。着替えのため1人体育館に向かう。駐車場ではスタッフが不慣れでもたもたしていた。会場内の配置がさっぱり分からないためスタッフに聞きながら体育館に向かったが、それも今一の対応だった。やはり第1回のために、場馴れしていないのだろう。

 体育館は比較的新しく、ガラス窓から差し込む太陽のお陰でさほど寒くない。念のため、ミニクリームパン2個とバナナ1本を食べる。黙々と着替えるランナー達の中に、武者姿になろうとしている人がいた。2週間前に走った「勝田マラソン」でも会った岩手県奥州市のランナーだ。レース中に遭遇した仮装ランナーはこの他にも、たい焼き君、フラガール、眉毛の濃い女学生、ピカチュウ、ドラえもん、ちょんまげ、アフロなどがいた。

 Y田さん始め、次々に仲間が合流。締め切りの10分前に荷物を預けに行くが、チェックに時間がかかって長蛇の列。何時になるか分からないため自分の番号の所へ直接置きに行った。結局はこれが正解だった。スタート地点に移動しながら体を動かしていると、後ろから名前を呼ばれた。「佐渡島一周」で一緒だった神奈川のA津さんだ。あれからも私のブログを観ていてくれ、「沖縄本島東海岸単独縦断走」も全編読んでくれた由。

 そのまま3時間30分台の所に並ぶ。スタート地点のアーチまでは50mほどか。そこへM井さんもやって来た。ところが彼の時計が急に真っ白に。突然の電池切れで表示が出なくなったのだ。直ぐ前にいた仙台明走会のメンバーにも挨拶。場内放送では増田明美、尾崎好美、山下佐知子の各招待選手の紹介。彼女達も第1関門まで一緒に走る由。

 気温はマイナス1.7度とのこと。でも体感温度は4、5度くらいか。太陽が出ているためさほど寒くはない。スタート20分前から1分前までアナウンスあり。だが、突然「用意!」の声に続いてピストルの音。何とカウントダウンもないままのスタートになった。これも第1回大会故だろう。ロスタイムは約40秒。

 歩いたのは最初だけで、案外早く走り出せた。だがコースは陸上競技場からいきなり20mほど下り、今度はそこから一気に30mほど登る。2kmも行かない間の急激なアップダウンに心肺が追い着かず苦しい。手に持ったスポーツドリンクを道路脇に捨てる。ペットボトルすら持つのが嫌になったのだ。さて、この先どうなるのだろう。郊外にも関わらず、応援の人が多いのが意外で嬉しかった。<続く>





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Last updated  2010.02.16 17:43:00
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