マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.11.10
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カテゴリ: 健康
号泣 「尻もち事件」で尾てい骨を強打してから3週間経った。こちらの痛みはかなり引いたが、同時に傷めた右肩がまだ痛み、本調子ではない。右上半身を酷使する肉体労働者には、かなり厳しい状況が続いていた。歳を取れば痛む個所が増え、治りも遅くなる。おまけに目は見えなくなり、耳は聞こえなくなって来る。

 歯の痛みにも長い間苦しめられて来た。貧しかったせいで歯を磨く習慣がなかった幼少期から青年期。家庭的に恵まれず忙しく過ごしたせいで、歯医者に行く暇もなかった。家庭を持ってからさえ、歯の痛みには二の次で対応していたように思う。老年期に突入した今でも歯医者通いは億劫で、少しの痛みならじっと耐えていたのが実態だった。

 あれは5年ほど前だったか。あまりにもしつこくインプラントを勧める歯科医を嫌って病院を変えた。次に行ったのは上手で丁寧な歯科医だったが3年前に行ったきりになっていた。理由はあまりにも混み過ぎて長時間待たされるためだ。「予約時間」もほとんど無関係だった。インプラントの個所は最後に診ると言っていたにも関わらず、「前に行ったところで診てもらって下さい」と言われ、信頼が薄れたことも大きな理由だ。それに私がインプラントを受けたのは沖縄と山形。とても通院出来るものではない。

 そんな私がようやく行く気になったのは、近所に新しい歯科医が開院したからだ。人口密集地でもないため多分空いているだろうし、新しいから親切だろうとの判断だ。外から見る雰囲気も悪くない。ひょっとして女性の歯科医かも。そんな暖かさが漂う外装だった。「問診票」に必要事項を記入し、初めての診察を受ける。

 「私はインプラントは出来ません」。男の先生は開口一番そう言った。それで信頼が一気に深まった。インプラントが出来るのは医学部で口腔外科を学び、かつ歯学部を卒業して歯科医の資格を取った人だけなのだ。歯科医の卒業校とこれまでの勤務先が待合室に掲げてあった。国立大卒の歯学博士。暖かい人柄と相まって、とても好感が持てた。

 1回目はレントゲン撮影を行い下顎骨に病巣があるのを確認。「ずいぶん長い間放置していましたね」。歯科医は静かにそう言った。2回目は金属製の冠を切断して患部を診察。3回目は麻酔を施し、折れていた歯根1本を抜いた。アルコールと入浴を禁止され、3日分の抗生物質を処方された。今後は炎症を抑える治療を施し、その後保険適用で義歯を造る予定。

 人間にとって歯はとても大事な器官。歳を取ればその有難味がより一層身に沁みる。かなり前に観た「世界不思議発見」によれば、古代エジプト人はほとんどが歯槽膿漏だったとか。食べ物に混じった砂のせいで長年のうちに歯が摩り減ってしまうためらしい。文字通り「砂を噛む」ような生活だったのだろうか。

大笑い 11月8日は語呂合わせで「イイ歯」の日とか。これからはもっともっと歯を大切にしたいものだ。「歯無し」になってからでは「話」にもならないからね。因みに11月22日は「イイ夫婦の日」。これもなかなか容易ではないが、少しでもそうなるように心掛けてみよう。ぽっ





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Last updated  2010.11.10 17:15:36
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