マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2011.10.13
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カテゴリ: 健康
先日の日曜日に妻と「ツレがうつになりまして」を観に行った。原作は細川貂貂の漫画だが、NHKで3回もののテレビドラマ化されたことがある。漫画家の妻役が藤原紀香、夫役が原田泰三で、私はそのうち1回だけ観た。映画での妻役は宮崎あおいが演じ、夫役は堺雅人だった。人気番組だけにかなり混むかと心配していたのだが、朝一番の上映だったため思ったほど客は多くはなかった。

サラリーマンの夫が会社勤めのストレスでうつ病になり、漫画家の妻が悪戦苦闘しながら夫を支えると言うストーリーだが、ほのぼのとした夫婦愛が観客を泣かせた。この話は漫画家夫婦に実際に起きた話。映画は夫の回復する兆しが見えたところで終わっているが、漫画の方では「その後のツレがうつになりまして」、「7年目のツレがうつになりまして」と続く。

さらには「ツレはパパ○年生」と言うのがあるようで、夫婦にはその後子供が授かるようだ。実際の夫婦の写真を観たら、どちらも丸々とした顔立ちで、どうしてうつ病になったか分からないほどの笑みを浮かべていた。現代はストレス社会。誰しもが心の病になる可能性がある。ましてうつ病は「心の風邪」と言われるほど一般的な病気とか。

東日本大震災以来、宮城県では夫婦の離婚相談が増えているそうだ。夫の離婚したい理由は「震災後、妻の精神状態がおかしくなったこと」で、妻が離婚したい理由は「夫が自分勝手なこと」らしい。大震災と言う異常事態が生じたことで、お互いの心にちょっとした「すき間」が出来たのだろう。この理由を私はとても良く理解出来る。私も似たような経験をしたからだ。

大地震発生後、妻の精神状態は明らかに異常だった。妻の姉夫婦に相談などして、妻の方はその後改善したのだが、義姉の方がうつ病に罹ったように感じられた。ごく最近診察を受けた総合病院で、義姉はうつ病ではないと診断された。また別の総合病院では、認知症でもないとの診断結果だった。

妻は相変わらずうつ病を疑っているが、私は不安神経症だと思う。義姉がこれまで通っていた精神科の先生がカウンセリングをしないと言うので不思議に思っていのだが、何とその精神科医自身がうつ病だった由。大震災以来、心を病む人が大幅に増え、入院も困難な状態にあるとか。

「うつ病は心の風邪」。それならいつか軽快する時も来るだろう。そして不安もいつかは霧散する時が来る。義姉は今「お正月の料理が作れないこと」を心配しているが、「大丈夫。私が2軒分作るから」と妻は励ましている。そして義兄にもこの映画を観ることを勧めているようだ。心の病の特効薬は何と言っても「家族の愛情」。どんな薬よりも良く効くと思うのだ。





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Last updated  2011.10.13 15:03:02
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