マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2011.11.30
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カテゴリ: 健康
「血液のサラサラ度が下がってますね。良く手帳を読んでください」。先日病院に行った時、ドクターに言われた。手帳とは「抗凝血薬療法手帳」通称「ワーファリン手帳」のことだ。病院に行く日は毎回この手帳を持参している。採血し、検査後の血液のサラサラ度がこの手帳に書き込まれる。その値が8月をピークに、徐々に低下していた。

私の病名は心房細動。つまり不整脈だ。心臓の鼓動が一定でないため、血液が全身に送られる度合いはせいぜい80%くらいみたいだ。残りの20%は心房内で滞留したり、心室へ逆流しているとのこと。こうなると血栓が出来やすく、その血栓が血管を伝わって脳内に飛ぶと脳梗塞の原因になる。ドクターはそれを恐れているのだろう。

帰宅後、手帳をじっくり読んだ。ワーファリンの効き目を阻害するため、絶対に摂取してはいけない食品として上げられているのが、1)納豆 2)青汁 3)クロレラだ。この他ビタミンKを含むたくさんの食品が上げられているが、野菜に関しては禁止出来ないため、一度に大量に摂取しないこととされていた。

本来なら納豆や青汁やクロレラは体に良い食品。ところがビタミンKを多量に含むこれらは、何と血液を凝固させる働きが強いのだ。それも本来はとても大切な機能。何故ならそれらの働きで出血が速やかに停止するからだ。ところが厄介なことに、不整脈などでワーファリンを服用している場合は、逆にそれが脳梗塞の恐れにつながってしまう。

どうも私は勘違いしていたようだ。「納豆は大量に摂取しなければ問題ない」と、青年薬剤師から聞いていたため、週に3度ほどは食べていた。またレースでもらった青汁を、勿体ないからと言って飲んだことがあった。いずれも健康食品の代表みたいな存在。それで何の不信も抱かずに摂取していたのだ。

危ない危ない。もしあの時ドクターに言われなかったら、私はずっと納豆を食べ続けていたと思う。「少しなら悪くない。むしろ体には良い」と信じて。参考までにビタミンKの多い食品を上げてみると水分40%以上のものでは 1位納豆 2位パセリ 3位シソ 4位モロヘイヤ 5位アシタバ 6位バジル 7位カブの葉 8位オカヒジキ 9位ツルムラサキ 10位大根の葉 14位昆布の佃煮 となる。

また水分40%以下の食品では 1位抹茶粉 2位カットわかめ 3位煎茶の葉 4位わかめ 5位海苔 6位ヒジキ とあり、我が家ではかなり食卓に上る頻度が高く、かつ私の好きなものが多い。そして私はビタミンKとカリウムを混同していた形跡があるが、これらの食品にはかなりカリウムを含むものが多い。

ランニングは健康に良い。私はずっとそう信じて来たし、今でもそう思っている。ところが不整脈になったことで、ひょとしてこれまでの過激なウルトラマラソンが心臓に悪影響をもたらしたのではないかと疑い出した。前々から心電図を撮ると、ランナー特有の洞性徐脈が出ており、数年前にはそれとも違う異常な波形が出たこともあった。そんなことを思い合わせると、やはり私の心機能は少しずつ悲鳴を上げていたのではないか。

その他、走り過ぎによって足、膝、腰などを傷めるケースも多いと思う。加齢に伴い、それらの障害はさらに増え、悪化するとも思える。原因は筋力の低下や機能の劣化だ。よほど鍛えている人か元々頑丈な人は別として、ランナーの多くは老化と共に少しずつ弱って行く。中には私のように障害が突然現れることもある。

やはり無理と過信は禁物。人は歳と共に弱り衰える。それを頭の片隅に入れて、上手に対応することだ。そうすれば少しでも長くランニング生活を楽しめるのではないか。「手帳」にはアルコールと薬の関係についても書かれていたが、ドクターに晩酌のことを聞いても止められたことがない。あれは「ほどほどにやりなさい」と言う意味だろうか。そう思って、毎晩1杯の水割りを楽しんでいるのだが。

 11月のラン&ウォーク 

ラン回数:17回 ラン距離:203km ウォーク:99km 月間合計:302km 年間距離:3291km うちラン:1721km これまでの累計:77、971km 





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Last updated  2011.11.30 17:17:14
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