マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.07.15
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カテゴリ: 生活雑記


 偶然だが、私もここで田植えをしたことがある。当時下宿先の小母さんの実家がこの周辺にあり、たまたま田植えを手伝ったのだ。あれが唯一の田植えの経験だった。それが不思議な縁で、この土地を買うことになった。結婚して間もない頃だった。当時はほとんど家もなく、私はそのまま放置して全国を転勤し続けていたのだ。だから家を建てる時は、敷地がゴミ捨て場のようになっていた。

 我が家のある路地には、建売住宅も何軒かあった。そのうちの1軒が、目下「新築そっくりさん」の工事をしている。やはり昨年の大震災で、被害を受けたようだ。私達が結婚した頃、妻の父には建売住宅は買わない方が良いと言われていたのだが、こうなってみるとやはり亡き義父の意見は正解だったのだろう。

 建売住宅のもう1軒は年寄り夫婦が住んでいるのだが、顔を見ることは滅多にない。寝た切りのお爺さんを高齢のお婆さんが看護しているのだ。時々、介護施設の車がお爺さんを送り迎えに来る。そして毎日お弁当が配達される。私達夫婦もいずれはそうなるのだろう。

 草ボウボウだったその家の庭が、最近きれいになった。草取りをしたのは若いお嬢さん。多分ボランティアの人だろうが、前に入った植木屋さんよりも丁寧な仕事ぶりだった。我家の裏の家も、とうとう木を切った。大きな木が何本もあり、毎年大量の枯葉が我が家の裏庭に落ちる。それを注意し続けて15年。ようやく本格的に伐採したのだ。

 もっとも悩みの種だったクルミは、バッサリ伐られた。強い北風が吹くと、ほとんどの枯葉が我が家に落ちた。高い木で、2階の樋に枯葉が入るのも嫌だった。伐れば自分の庭もすっきりするのに、なぜ今まで放置していたのだろう。先日その家の主と会ったら、すっかり老人の顔に変わっていた。そうか。彼も歳を取って思うように動けなくなり、ようやく手伝いを頼んだのだ。

 町内の角にある工務店。道路に停めた小型トラックの運転席には「工事関係車両」と書かれた札。資材が積まれた駐車場に入れられないため、違法駐車なのだ。あのなあ、工事車両には違わないが、それで違法駐車が許される訳じゃないんだよ。その家の屋根は、ブルーシートがかけられたまま。震災で壊れた屋根瓦をまだ直していないのだ。自分の家も直さない工務店って、一体何なの?。

 さて、新しい老人施設の脇には、これまた新しい道路が出来つつある。これまで草ボウボウだった小道が、幅6mの舗装道に生まれ変わるのだ。きっと人の行き来が便利になるはず。この辺りは消防車も通れない道が多い。かつての農道がそのまま生活道路になったためだ。今では田圃どころか畑もない、全くの住宅地。40年の歳月は、風景を一変させてしまった。





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Last updated  2012.07.15 10:00:24
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