マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2015.02.28
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カテゴリ: 俳句
<春の使者たち 一花一句>

 昨日は天候が急変した一日だった。朝は晴れていたため、雪を戴いた奥羽山脈の写真を撮ろうと外へ出たら雪になっていた。それから曇り、雨、晴れ、曇りと変化し、午後からは吹雪になった。今日は2月の最後の日。明日からはもう3月だ。外はまだ強い風が吹いている。今日は散歩中に撮った花の第2弾。少しずつ近づく仙台の春を、共に楽しんでいただけたら嬉しい。ぽっ


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 マンサクは2月10日に撮影した。「先ず咲く」が名の起源とされるこの花は、東北では春の到来を告げる花の一つ。明るい黄色の花は、希望を与えてくれるような気がするのだ。



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    万作や春の光の確かなる


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花10.jpg



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 フクジュソウが咲いていると妻に教えてもらって、最初に写真を撮りに行ったのが2月12日。2月25日には、別な場所で撮ったのを追加した。土の中から真っ先に飛び出してくる黄色い花は、名前の通りとてもお目出度い感じがする。県南から引っ越して来られたその家の老人が言うには、赤い色のフクジュソウもあるんだとか。いつか元の家からその花を持って来たいとも話されていた。


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     福寿草土破りける命かな


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梅2.jpg梅1.jpg

 紅梅は2月13日に撮った。下の方に咲いてるのはわずか数輪だけで、しかも幹の方に顔が向いている。日当たりの良い高い枝には、少しまとまって咲いているのが見えた。白梅はまだ蕾。我が家の梅が咲き出すのは、例年4月に入ってからだ。梅の香りを楽しみたかったのだが、1輪では少々無理だったかも知れない。


     梅一輪香の幽けきを愛でにけり


梅4-1.jpg


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 クロッカスを撮ったのは、2月25日の散歩中。ここは小川の狭い堤防の上。金網のフェンスの向こう側だ。近所の人が、幅1m、長さ10mほどのスペースを掘り起こして花壇を作り、長い間花を植えて楽しんでいたようだ。その古屋は壊され、住んでいた人はどこかへ引っ越して行った。今は主のいない花壇に、ひっそりとクロッカスが咲いているだけだ。


クロ1.jpg



クロ2.jpg


     クロッカス小川の土手の客として



菜の花4.jpg

 菜の花を見つけたのは昨日のこと。雪山を撮ろうとして出かけ、空ぶりのまま帰宅する途中農家の畑に咲いていた。柔らかな若緑の葉っぱに黄色い菜の花。この花を見ると、春が来たことが実感出来る。我が家の白菜も、葉が開き出した。これから何日か先には、何本かの蕾が出ると思う。我が家では花を愛でる前に、蕾菜として食用にする。少し苦味があるが、それがまた美味しいのだ。今年もやがて、そんな季節がやって来る。



菜の花2.jpg


     菜の花を濡らして雨の治まりぬ     <続く>




 昨夜は酔っぱらった勢いで幾つかの俳句を作ってみた。「俳句歳時記」に載っていた季語の練習だ。テーマは桜。仙台で桜が咲き出すのは4月10日頃なのだが、イメージで詠む桜も悪くない。戯れに載せておきたい。ぽっ


  春爛漫人溢れける山ありぬ
  酒を酌みまた酒を酌む桜守
  花冷へや酔客の足定まらず
  命ありて今年も愛でし桜かな
  空青く命競ひし花とわれ


  山桜その閑けさを愛でるかな
  御衣黄に光溢れて午後となる
  花散らしやうやくに風温みたる
  黄桜も萎れしころや天に星
  桜人酔うほど月の美しき


 お花見の本番でも、こんな風に句が作れると良いのですが。ウィンク





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Last updated  2015.02.28 10:32:20
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