マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2016.01.01
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カテゴリ: 俳句
 <微笑・苦笑・爆笑 歳末&新春狂歌>


花床の間.jpg

 皆様あけましておめでとうございます。今日は2016年平成28年の元旦です。拙いブログではありますが、今年も一年間どうぞよろしくお願いしますね。

 さて、皆様は一休さんをご存知だと思います。あの「とんち」で有名なお坊さんですね。一休宗純は実在の僧。彼が詠んだ狂句に次のようなものがあります。


    門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし


 お正月に飾る門松はめでたいようでめでたくはない。なぜならお正月になると一つ歳を取り(昔の「数え年」はお正月に歳を取る仕組みだった)、それだけ「あの世」に近くなると言うのが、彼の言い分。

 そこで一休さんの句を手本に、私も狂句を詠んでみました。これはあくまでもブラックユーモアなので、正月早々縁起でもないなどと怒らずに、どうぞお許しいただきたいと存じます。なお約束事として2つお願いします。一つ目は句の終わりに必ず「めでたくもあり、めでたくもなし」をつけていただきたいこと。二つ目は、出来るだけ声を出して読んでいただきたいことです。ご面倒でもどうぞよろしくお願いしますね~。では!ぽっ


朝日3大.jpg


 暖冬の年に限って原油安 めでたくもありめでたくもなし(以下下の句省略)
 笑うより笑われて来たこの一年
 元気良く今日も徘徊家忘れ
 この一年病気病気で明け暮れて
 また一年薬と注射で生き延びた

 ぜいたくを言わなきゃ何とか生きられる
 年ごとに増えるは顔のしわばかり
 多忙なる長男正月帰れない
 初雪に喜び勇み転ぶ人
 歌合戦目覚めた時は除夜の鐘


山茶花玄関.jpg


   年神の居所もなし四畳半 めでたくもありめでたくもなし(以下下の句省略)
   年神と貧乏神が同居して
   厳かな初日拝んで風邪ひいた
   お年玉上げたい孫は遠過ぎて
   正月は古女房と二人きり

   歯が抜けて食いたい餅が噛み切れず
   欲張った喉の雑煮が飲み込めず
   どうしましょ入歯に餅が引っ付いた
   元旦の「喪中」が「夢中」になるお酒
   一杯のお屠蘇(おとそ)で酔って昼寝する


朝日2.jpg


 年賀状来たのは良いが老眼で めでたくもありめでたくもなし(以下下の句省略)
 長生きし閻魔(えんま)さまから年賀状
 よしやるぞ!誓う初夢目が覚めた
 初夢は七億円の大当たり
 今年こそ三日坊主の日記帳

 薄い髪元旦の風おお寒い
 初詣で帰りに落とす財布かな
 年男新年早々寝たきりで
 書き初めも筆が震える齢となり
 待合室年寄ばかりの新年会


ユリ1.jpg

 笑う門には福来る。今年も大いに笑いましょう。そして健康第一でこの一年を過ごしたいものですね。改めて、今年もどうぞよろしくね~!!大笑い





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Last updated  2016.01.01 06:07:31
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