マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2017.01.23
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カテゴリ: 俳句
私が住んでいる仙台は太平洋に面しており、冬の間も滅多に雪は降りません。そこでたまに降る雪を撮影し、その写真に合わせて俳句を詠む試みを行ってみました。今日で4回目です。読者の皆さんが飽きないよう、少し間をおいて載せています。




       凍る道冬の山道雪の径   *みち




           洟すすり咳こんこんと登る坂   *はな *せき




       雪道の二手になりて分かれけり




              雪の坂登りし先に白き天



       石垣も斑模様に雪積もる   *まだら



       枯草や精一杯の雪の舞ひ




                雪の畝口をへの字の葱の列   *うね *ネギ



       林未だ夢より覚めず雪の中




           どっしりと雪受け止めし幹太き



       見ゆるものすべて凍れる景色かな




             雪の橋心許なき帰り道   *こころもと




       雪の川せせらぎの音途絶へたる   *とだえ




           紅仄か雪積む庭に花独り   *ほのか *ひとり 



       白南天雪にも負けぬ皓さかな   *しろさ




           南天の雪を背負ひし力業   *ちからわざ



       大寒や雪に恨みはあらねども   *うらみ




       残菊や雪にも心折れぬまま


 俳句はど素人の私ですが、今頃の季節は割と作り易く感じます。なぜなら知ってる季語の乏し私にもごく簡単に想像出来るからです。雪、凍る、寒さ、寒の入り、小寒、大寒、咳などが恐らく該当しているのでしょう。

 でもそれをどう使うのかが勝負。ただ言葉を並べても、俳句や短歌や川柳にはなりません。最も効果的な言葉を、最も効果的に配列して読む人の心に訴える詩を書かなければならないからです。だからたった十七文字をどう選ぶか。その真剣勝負が面白くて私は俳句を詠んでいます。雪の写真はまだありますが、今回俳句を添えるのはこれでお終いにしますね。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。





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Last updated  2017.01.23 04:30:03
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