マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2019.02.23
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カテゴリ: 俳句
~幻日環と現実感~


                    <幻日環>

             雪まつり客賑はいし店の軒
             賑はいし宿の軒端の氷柱かな   *じゅく *つらら

             大寒の野鳥畑の葉ついばめり
             風花の舞ひ来る庭の雀かな

             風花と日輪競ふ日のありぬ
             日輪と風競ふとき山眠る

             山眠り日輪と風競ひけり
             風と日の競ひし季や山眠る

             春立ちて野鳥集ひし畑の土
             立春や日輪と風競ひつつ

             日輪と風競いつつ山眠る



 今回はあまり気乗りしないまま俳句教室を迎えた。新聞の俳句欄もほとんど読まず、提出すべき句も低調。理由の一つは季語と季節感の齟齬。俳句の世界では立春を過ぎれば春だが、現実に春めいたものは乏しい。北国ならばなおさらのことだ。

 太陽が出ているのに、風に乗って雪が飛んで来る。「北風と太陽」みたいで面白いと感じ、もっぱらそれがテーマになった。教室には最後の句を出したが、講師には不評。文法的に変だと言うが、どう直すかは答えない。そして「競ふ」も好ましくないと言う。

 旅行以外は家でじっとしていたこの冬。苦吟の原因だが、その分ブログで頑張ったと自負。サブタイトルと写真の「幻日環」(げんじつかん)は、「現実感」とかけて遊ばせてもらった。





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Last updated  2019.02.23 00:00:28
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