マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2020.02.23
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カテゴリ: 生活雑記
<雨の日の仕事 後編>

 ようやく証拠が出そろった。男は次々と写真を並べたのじゃ。クール




 まず。これが第1現場の写真。実に鮮やかでござるのう。ふぉっふぉっふぉ。



 そしてこれが最初の事件の遠因となったブツ。左が間接的、そして右が直接的原因じゃ。ん?さっぱりわからんじゃと。つまり男が茶碗を落としたのは、「もぐもぐタイム」でお茶菓子が気になっていたんじゃよ。そして右の杉板の上に茶碗を置こうとしたんじゃが、その「微妙な段差」がもとで茶碗が倒れた。その証拠に杉板にもお茶がこぼれておろうが。でも良うわからんかのう。



 そしてこれが第2の事件現場。この日、男は間もなく火災保険の契約が切れることに気づいた。そこで男は慌てて自転車で「JA共済」へ行こうとしたんじゃ。ところがこの日は生憎の雨。思わず「クソ~っ」と怒鳴った男は思いっきり椅子に腰を下ろした。ところがこの椅子の様子がおかしい。あるはずのない「隙間」が開いとった。またまた怒った男思いっきり椅子を蹴飛ばしたらじゃ・・。

 その衝撃でさらにグラグラし出した。グリグラグリグラ。それを言うなら「グリとグラ」じゃろ、「こどもの友」社の絵本の。




 これが次の証拠品。「んんん?」。どの写真もみんな、色は焦げ茶色とモスグリーンの組み合わせじゃ。男は昔からこの組合わせが好きでの、若い頃は焦げ茶色のスエッドのスーツに、モスグリーンの細い編みタイを締めてた。それにタイピンは真珠1粒だけのシンプルなヤツ。確かその組み合わせは上品で優しいとフロイトが言っておったが。


    室堂平付近のチングルマ       次の新しい茶碗

 ところが男の専攻は色彩心理学じゃなく、女性心理学。だがいくら本を読んでも、女性心理の奥義つかめず、常に女に振られっ放しだった。「女心はよ~山の天気よ」それで立山室堂平のチングルマと言う訳。ハハハ。あの手拭いから拝借した。こんな調子で、仕事は捗らず、雨で段ボール箱も発送出来なかった。なんとまあ気の毒な。だが男は満足そうに新しい茶碗をじっと見てたんじゃと。<続く>





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Last updated  2020.02.23 00:45:44
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