マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2021.04.23
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カテゴリ: 生活雑記
~徒然なるままに~



 新聞小説の一つが終わった。260回以上に及んだ連載だが、自分としては結構楽しみに読めた。テーマは日本に働きに来た外国人の在留資格と日本女性との結婚。日ごろ接することのない内容だけに、その進展にドギマギし、日本の法制度を忌々しく感じ、日本民族の単一性と女性のたくましさを感じた。思いがけない場面から小説は始まり、想定外のエンディングで閉じた。さすがは小説家。読ませる術を知っている。



 そして彼が生まれ育った国について、改めて思いを馳せたのだ。複数の民族と言語と宗教。イギリスに統治された時代もあり、民族同士の内戦と殺戮もあった。そして近年中国の経済援助で造成された港湾の工事費を支払えず、99年間中国に無償貸与された。穏やかな国民性との印象が強かったが、私が知らなかった歴史と文化があった。単に私が無知だっただけだが、どんなことでも勉強のきっかけにはなる。



 さて、バイデン政権になって初めての首脳会談が、過日ワシントンで持たれた。尖閣列島への日米安保条約の適用、台湾海峡の平和と安全の確保への言及、気候変動問題への共同歩調、新疆ウイグル自治区や香港に対する中国の人権侵害批判など、共同声明で明確な意思表示がなされたのが意外だった。たとえ形式的とは言え、まさかバイデン爺さんがそこまで踏み込んだ意思表示をしたとはねえ。



 見方を変えれば、それだけ彼が追い込まれていたと言うことだろう。内政でも外交でも、トランプ氏が敷いた路線を守るしか術はなかったのかも知れない。対中国強硬姿勢や、日本、インド、オーストラリア、イギリス、ドイツと協力しての中国封じ込め。国内では中南米からの違法移民が国境に多数押しかけたため前言を撤回し、入国審査の厳格化と入国者数の制限を表明した。やっぱりねえ。ウィンク



 日米の首脳は夕食に出された「ハンバーガー」も食べず、夢中になって話し込んだと言われる。その一方、日本へは「塩対応」だった由。まあ、バイデン爺さんにとって日本は唯一心を許せ、かつ力を誇示出来る友好国なのだろう。可もなく不可もなし。菅総理にとっても無難な国際外交の滑り出しだったのではいか。トランプ=安倍外交の威力と国際的な影響を改めて知った思いがする。



 日米首脳会談後の共同声明が発表された途端、C国が噛みついた。「台湾海峡の平和と安全」に言及したことや新疆ウイグル自治区と香港の人権侵害への懸念が、逆鱗に触れたのだろう。「国内問題」に口を挟むなと、王毅外相も例の報道官も、青筋を立てて日米両国を罵った。だが、その慌てぶりこそが、今回の日米首脳会談が中国の「重石」であることを改めて知らしめた。



 中国によるスパイ活動の一端が明らかになった。今から5年前の平成28年。当時日本滞在中の中国人SE(中国共産党員)が偽名を使って電子機器の借用契約をし、日本で作った偽IDを中国のハッカー集団Tickへ売った由。当局に事情聴取されたものの、その後出国。ハッカー集団はJAXA(宇宙航空研究開発機構)、日立製作所、三菱電機、IHI、一橋大学、慶応大学など200か所をサイバー攻撃した模様。幸いにも大きな被害はなかったと言うが。



 もう1人は中国人留学生で、中国共産党女性幹部の指示により人民解放軍のサイバー部隊「61419」に本滞在中に不法に得たID番号とパスワードを伝達し、USBメモリーを譲渡した容疑。こちらも事情聴取後、まんまと出国。本件で日本政府から抗議を受けると、C国は例のごとく「確かな証拠もないのに犯罪者扱いをするとは何事か」と反論。日本は世界一の「スパイ天国」。そして無策の国だ。



自国を来訪したアメリカのケリー気候変動担当特使に日本のトリチウム処理問題を訴えて「袖にされた」韓国。日本の処理方針はIAEAが認可する科学的なもので問題ないと一蹴され、以後日本案を容認せざるを得なくなった。また今回ソウル地裁で「元慰安婦への賠償訴訟」に関して日本政府による賠償は無用と、前回と異なる判決が出て却下。そもそも提訴資格すら疑問の原告。「何だかなあ」である。





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Last updated  2021.04.23 06:48:38
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