マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2021.09.18
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カテゴリ: 俳句
~荻原井泉水の思想と俳句~



         荻原井泉水(おぎわらせいせんすい 1884-1976)

 俳人、評論家。東京生まれ。東京帝国大学文学部言語学科卒業。在学中からゲーテに親しむ。俳人の河東碧梧桐(かわひがし・へきごどう)の新傾向運動に参加し共鳴するも、後に袂を分かち自然のリズムと無季俳句を提唱。俳誌「層雲」を碧梧桐から引き継ぐ。門下に種田山頭火や尾崎放哉がいる。独特の雅趣ある俳画をたしなむ。



           <荻原井泉水の書と俳画>

          力一ぱいに泣く児と啼く鶏との朝

          みどりゆらゆらゆらめきて動く暁

          けふはいちにち光なき海が悶え寄る   *きょう  *もだえ

          かなかな鳴きつぐかなかなはなくてふと暮るる  

          空を歩む朗々と月ひとり

          妻の追憶のすっぱい蜜柑を吸うてゐる




               <ミロの絵>

          自分の茶碗がある家に戻ってゐる

          たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く

          月光しみじみとこうろぎ雌を抱くなり

          はっしと蚊をおのれの血を打つ

          月光ほろほろ風鈴に戯れ




          うつくしこつつぼぼたんかわられている

          <美し骨壺牡丹代わられている 絶唱=辞世の句>





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Last updated  2021.09.18 00:00:14
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