マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2021.12.03
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カテゴリ: 健康
~心配と安心と~



 胃カメラを飲む前日、朝も昼も手抜きの食事だったため、夕食はしっかり食べた。病院からもらったパンフに夕食は7時までには摂るよう書かれてあったので、それは意識していた。風呂に入って髭も剃り、着替えと目覚ましをセット。睡眠導入剤を飲み、まあまあ眠れた。翌朝は6時前には目が覚め、目覚まし時計は必要なかった。歯磨き時に水を2杯飲んだ。それも病院の指示だった。



 問題は天気。胃カメラの予約は7時50分で、案内では20分前までには来るようにとのこと。この朝の最低気温は2度。前夜は雨が降ったようだが、自転車で行けるかどうか。もしも行けるならどのコースが安全か。寒くないよう手袋とアノラックは用意していた。指定通り7時半には病院に着いた。だがドアは閉まったまま。7時50分にドアを開けるとの表示有り。すると20分前に集合は一体何だったのか。



 受付を済ませ、看護師さんに呼ばれて処置室へ。ここで胃カメラを飲むための事前の指導と準備。ベテランの看護師さんは手際が良く丁寧な応対。これで気持ちが落ち着いた。時間になってドクターが処置室へ。「グーテン モルゲン」と私が言うと通じない。看護師さんが「ドイツ語ですよ」とフォローしてくれた鼻腔から麻酔薬を注入し、喉から麻酔用のスプレー。どちらもカメラの管が通り易くするため。



 カメラの画面を見ていたドクターが、私にも見ろと言う。体を起こして画面を見ると、胃の中にたくさんの食べ物が未消化のまま残っていた。これは大失敗。栄養をつけようとクジラの刺身を鱈腹食べた。それが良くなかったのだ。仕方なく撮れる範囲だけ撮って撮影は終わった。しかし胃の中の麻酔剤が気持ち悪い。何度かうがいをし、水を飲む。看護師さんから注意を受け、しばらく後でドクターの診断。



 撮れた範囲では、良性のポリープが3個あるが問題なし。半年後にもう一度胃カメラ実施。次回は前夜の食事はエネルギーの高いジェリーくらいにせよとのこと。血糖値と運動に関しても注意を受けた。帰路A公園経由で無事帰宅。昼食はパンと果物くらいで簡単に済ませ、雨傘で作った「杖」とカメラを持って散歩に行った。体調の悪さにかこつけて、じっと自宅に籠っていた最近の日々を反省したのだ。



 殺風景な公園。ケヤキもカツラも葉を落として、すっかり冬支度を整えていた。しゃがみ込んで写真を撮ると腰が痛む。何とか立ち上がり杖をついて歩く。こんな杖でもあれば助かる。ますます北風や雪や氷に苦しむ季節だが、頑張って歩かねば。それが独り暮らしの老人の課題。寝た切りにならないためにも。



 夕方のニュースで、この日の朝仙台に初雪が降ったことを知った。やはり寒かったのだ。自転車で転ばなくて良かったと安堵。午後からユズの実を枝から切って近所に配る。凍ったり解けたりを繰り返すとそのうち腐る。美味しいのを上げて喜んでもらった方が良い。残った実は、Tさんが高枝鋏で切って持ち帰った。ユズ湯にするみたい。私は小さいのと傷ついた実が少しで十分。味に変わりはないしね。



 歌舞伎役者で人間国宝の中村吉右衛門が死んだ。享年77歳。私と同じだが誕生日が少し早い私が1学年上。死因は心不全。心臓に問題があったのかどうかは分からない。心臓が止まれば心不全になる。松たか子の父松本白鷗は実兄。松たか子にとっては叔父さんだ。私はここ数か月、体調の悪さに苦しんだ。この体でどこまで生き長らえ、暮らしに必要な認知機能をどこまで保てるか。日が一層短くなった。





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Last updated  2021.12.03 07:20:10
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