マックス爺のエッセイ風日記

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2021.12.23
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~「琉球文化秘宝展」から その2~



 今回は那覇市制70周年記念企画(平成3年=1989年)として沖縄三越で開催された同展の図録から、沖縄の至宝をいくつか紹介します。



 1) 朱漆鳳凰雲点斜格子沈金碗<愛知県 徳川美術館所蔵品>

 以下の美術品は琉球王朝から江戸幕府に献上された品が、将軍から尾張徳川家に下賜され現在徳川美術館に所蔵されているのを今回借用して特別に展示した。



  2) 朱漆花鳥七宝繋密陀絵沈金足付盆 <徳川美術館所蔵品>



  3) 朱漆草花箔絵丸盆 <徳川美術館所蔵品>



 (4,5) 黒漆鹿山水玉石嵌堆錦螺鈿硯屏・裏表 (徳川美術館所蔵品)



 6) 黒漆梅七宝繋箔絵沈金三尺丸膳 (徳川美術館所蔵品)



  7) 漆塗鶯梅箔絵三足丸膳 (徳川美術館所蔵品)



  8) 朱漆山水楼閣人物密陀絵箔絵台子  <宮内庁所蔵>

 琉球王朝から徳川幕府に献上されて江戸城にあった品が、そのまま皇室所蔵となったのだろう。



  9) 

 10) 

 11)  

  9)10)と共に 白密陀山水楼閣人物漆絵箔絵紙料箱・硯箱一式 <宮内庁所蔵>

 多分沖縄では漆は産しないはずです。それに極端に乾燥を嫌う性質があるので、素材の取り扱いには相当の注意を必要としたことでしょう。中国でも漆は産しますが、日本の漆とは性質が異なると聞いたことがあります。このため漆の原料は日本からもたらされたと思われます。それにしても琉球王朝の漆工芸のなんと見事なことでしょう。琉球漆器は現在も沖縄の重要な工芸品です。なお、陶器を英語で「china」と呼びますが、漆の英語名は「japan」です。

 図録の文字が小さいのと、画像と名称のページが離れてるため、照合に苦労しました。<続く>





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Last updated  2021.12.23 07:31:16
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