マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.02.14
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カテゴリ: ブログ





 先日のブログ騒動にまつわる追跡調査。男性4部合唱曲「希望の島」は、明治時代に伝わったアメリカのゴスペルソングを編曲したもので、種子島にも馬毛島にも無関係。種子島と馬毛島との距離は最短箇所でも10kmある。種子島の高台からだと、10km先の扁平な小島は「一本の線」くらいにしか見えないだろう。そんな荒れ地を「希望の島」と思うとは不思議な人だ。



 彼のブログに訪ねて来るブロガーのことで思い出した。仮にCさんと呼ぶ。Cさんはあるブロガーへのコメントで自分は大学院を2つ出てると書き、自分のブログでは1年に2つの学会から賞を受賞したと書いていた。私は驚いた。彼が連日たくさんのブログを訪れてコメントを書いているのを知ってたからだ。そんな優秀な人が、なぜ大切な研究の時間をブログで費やすのかと。



 私はCさんは学者ではないと直感。1つは「偽石器事件」の首謀者藤村新一氏を擁護したこと。高卒の藤村は某団体に所属して「発掘の真似事」はしていたが、詳細な報告書も論文も発表していない。高額の補助金をもらっていながらだ。北海道の某所で、藤村本人が「偽石器」を埋めてる姿を毎日新聞の記者に撮影された。翌日藤村はそこから「石器」を発掘したと公表したが、毎日新聞に一連の行動をすっぱ抜かれた。



 掘ったのは60万年前の地層。それが真実なら学説が変わる大発見。だが「神の手」藤村が埋めた石器は縄文時代のもので、「加工」の痕もあった。藤村が関係した160もの「遺跡」は全て偽と認定され、一時は「国の史跡」になった宮城県の「座散乱木遺跡」や「馬場壇遺跡」は指定を解除された。教科書の記述は「嘘」となり、関係した「市町村史」は全て偽書となり、日本の旧石器時代研究は、30年以上遅滞したのではないか。C氏は一体それをどう感じたのだろう。到底研究者とは思えない所以だ。



 C氏はまた「STAP細胞」論文偽造の小保方さんを擁護した。彼女は「STAP細胞」の存在を証明するため図表などを偽造し、「SCIENCE」誌の審査員に見破られた。責任を取って上司の笹井部長が自殺。彼女の博士論文(早大)の冒頭にNIH(アメリカ国立衛生研究所)の年次報告書のコピペが30ページ近くあったことが後日判明し、博士号もはく奪された。それを擁護する神経が分からない。



 C氏が「龍の肉球」とブログに書いたのには笑えた。龍はかつて中国の皇帝しか使えない権威の象徴。冊封体制下にあった琉球国王が認められたのが「三本爪の龍」。中国皇帝のは「五本爪」でしかも「珠」を握っている龍。彼が肉球と思っていたのは、権威の象徴である「珠」。それを彼は「肉球」と勘違いしていた。そのことだけでも彼の教養の程度と、単なる俗物であることが証明出来た。



 4つ目の疑義は「茶臼山」の名称。彼は山の頂上で茶宴を催したことが由来と言う。なるほどそんな可能性もあるかも。だが標高2千m近い茶臼山(栃木)の頂上にわざわざ茶臼を運んで茶宴を催すことなど、到底考えられない。古代の日本人は筑波山のような「双耳形」の山を「神奈備」(かんなび=神威のある尊い存在)山と考えた。同じ形の石が二つ重なる「茶臼」もその変形で尊い形と感じたのだろう。



 前方後円墳の名称に「二子山古墳」や「茶臼山古墳」の名が多いのも同じ理由だろう。確かにC氏の雑学は大したもの。だが方々のブログに出かけてせっせと書き込みをしてるのは、アクセス数を増やすためと推察。普通の人は彼のブログを見て「博識」と感じ驚くだろうが、私は日ごろからブログの内容や行動を観察し判断している。他にも幾つかの理由があるがもう不要だろう。当然訪れるのは止めた。



 次に天皇制に関しての事例。ある男性が「年号は西暦に統一すべき」と書いていた。一理ある。ある女性は「平成天皇」「令和天皇」と書いていてビックリ。年号に関する規定は憲法にあり、天皇制と深く関係しているのだ。もし西暦だけになれば「2021-2078天皇」のようにしか表記出来ないことになる。



 だから生存中に天皇の位を譲位した近代になって初めての今回のケースでは、前の天皇を「上皇さま」と呼び、その皇后を「上皇后」と呼ぶことを令和になってから決めた。女性のブログにやんわりとそのことを書いたら、私のコメントが消されていた。きっとその女性は恥をかかされたと思って消したのだろうが、実は肝心のことはまだ書いていない。



 天皇の名は諡号(しごう=送り名)で、死後に付けられる。明治以降は憲法で「一代一年号」となったため、天皇の死後彼の在世中の「年号」が諡号となる。つまり生きている間に「平成天皇」まして「令和天皇」はあり得ないし、非常識なのだ。生存中の天皇を呼ぶ際は「今上天皇」(きんじょうてんのう)と呼ぶのが通例だが、現代の日本人でそのことを知ってるのは少数かも知れない。



 私は人生の大半を国立大学の図書館員として過ごし、他に国立大学の付属病院や国立博物館に勤務した。研究者ではないが、いずれも学術や情報に関わる勤務内容だった。そのことで正確さや、公平さや、迅速な情報を求める癖がついた。また趣味の歴史や考古学、その周辺分野の専門書を数多く読み、かつ極力現地を訪れて「本物」を観たことが、さらに正確な判断材料になってくれたと思う。



 さて歴史関係については縄文時代から現代史までへと関心が広がり、その対象範囲も日本、東アジア、世界へと広がり、合わせて地理、(地名、人名も)、国際状況へと拡大した。出来るだけ客観的に見ようと努力しつつ、自分の感性と判断力、推理力を磨いているつもり。まあ凡人の老人が出来ることはごく限られてはいるが。



 12日(土)のロコ・ソラーレはダブルヘッダーだったようだ。同夜遅く、ROCと対戦して圧勝。3連勝で3勝1敗となった。残り5試合(?)はいずれも強敵と聞いた。頑張れニッポン。



 男子ジャンプではノーマルヒルで金メダルを獲った小林陵侑選手が、ラージヒルでも銀メダルを獲得。彼が飛ぶ姿をライブで観ることは出来なかったが、ニュースで結果を知って喜んでいる。やっぱり嬉しいですねえ。日本選手の活躍は。さて、全国的な大雪の予報が出ています。どうぞ読者の皆様の地区が安全でありますよう、心からお祈りしています。ではでは。(@^^)/~~~🌸 <一応続く予定>






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Last updated  2022.02.14 00:00:10
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