2009/02/05
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カテゴリ: 巨人
長野の巨人志望に関する一件は、
今後のプロ野球のドラフト制度を
考えさせる出来事の一つです。

仮にプロ野球を“就職”とした場合、
「入りたいところに入れない」
と言う事はいくらでもありますが、
「入りたくないのに入れられる」
事があるのはプロ野球ぐらいでしょう。
(一応bjリーグにもあるようですが)

他のスポーツの新人選手獲得は、
基本的には自由競争ですから、
優秀な選手であればあるほど、
希望したチームに入れますし、
そうでない選手はそれなりに。
(出典 樹木希林)

しかし現状のドラフト会議では、
12球団OKという選手以外は、
はっきり言って成り行き任せ。
自分の設計どおりに事は進みません。

その運命のいたずらを楽しむのは、
我々ファンとマスコミだけです。

ですからドラフト会議というのは、
現代の「就職」としては
相当古臭い制度だと思いますし、
このままだと、第2、第3の
田澤が生まれるのは時間の問題です。

選手に希望球団があるのなら、
その選手を獲りたいチームがある。

チームがその選手に入って欲しいのなら、
チームの方から「入ってもらいたい」と
選手に思わせる事が本来あるべき姿なのです。

それは誠意であり、それは心であり、
それは、お金でもあるでしょう。
これはどうやっても切り離す事は出来ません。

以前にも書きましたが、
僕は自由獲得枠撤廃は反対でした。
しかし「悪の温床」とレッテルを貼られ、
結果的に現状のドラフト制度になってしまいました。

以前、横浜の那須野投手が、
高額の契約金で問題になりましたが、
これが悪いと言われているのは、
契約金上限のルールを破った事であって、
5億円とも言われた金額が問題では無いのです。

上限を1円でも超えればルール違反ですし、
横浜は那須野投手の能力に対して
それだけの価値があると思ったのですから。

那須野投手本人が横浜を希望していて
入団したのかどうかは分かりませんが、
結果、那須野投手は5億円という金額に
誠意を感じて入団を決めたのです。

結果、プロ入りしてから満足した成績を
上げることが出来ていない那須野投手に
投げられる声は言うまでも無いでしょう。

ですから、自らの希望で球団に入るというのは、
それだけのものを背負っていると言う事であり、
すべてがメリットな訳ではありません。

好きな球団に入る(希望を書く)というのは、
自分の夢をかなえる(かなえたい)一方で、
自分がお金で評価されるという現実を見たり、
それまで見てくれた他球団のスカウトなどと、
自ら縁を切っていくという非情な作業なのです。

以前の「逆指名」などと言われた制度では、
この非情な作業が高校生では荷が重いと判断し、
大学・社会人のみの制度となっていたのですが、
それは職業選択の自由を考えても、
明らかにおかしなルールでした。

単純に好きな球団だから、
契約金は安いけど住んでる場所から近いから、
嫌いだけど契約金が高いから、など、
自分の人生設計を今までよりも深く
考えなければいけなくなりますが、
この現代ですから、高校生からこのような事を
考えておくべきでしょう。

いわゆる自由獲得枠や逆指名の制度は
戦力の一極集中、資金力のある球団が有利、
といった理由で悪のレッテルを貼られましたが、
作られたルールを破る事が悪であって、
その範囲内で自由競争をするというのは、
本来、至極当然のことなはずなのです。

勿論、巨人も長野を獲得したくなかった訳ではなく、
2006年も昨年も1位の次候補でしたが、
結果的に他球団にさらわれてしまいました。

とはいえ逆を言えば、長野に対して
そこまでの評価をしていなかったわけです。
本当に長野が欲しいなら1位で指名したでしょう。

層の厚い外野陣と手薄なポジションを天秤にかけ、
手薄な方を獲ったわけです。

そんな不遇な条件が重なったとはいえ、
2回も“フラれている”にもかかわらず、
それでもまだ巨人を希望する長野と言う選手は、
希望が叶わない現状のドラフト制度や、
今後の彼の野球人生、いや、人生を考えた場合、
大変珍しい事で、大変無謀な事です。

3年前の日本ハムはもちろん、
破格の好条件を提示したロッテを敵に回してまでも、
好きな巨人に入りたいなんて一途過ぎます。

そんな長野も日本ハムを拒否してからの2年間、
ただ指をくわえて指名を待っていたわけではなく、
社会人のホンダで活躍を見せてますから偉い。

ま、その上で昨年のドラフトでロッテに“強奪”
されたのですから、気持ちは察するに余りあります。

そしてここからが今日の話ですが、
清武球団代表らが長野を訪問して、
1位指名候補であることを伝えたそうです。

清武球団代表の言葉にあるように、
「これだけ巨人に入りたいという気持ちを持っていて、
社会人を代表する野手。少し早いが、退くことはない」

この言葉がウソでなければ、
今年は1位確定でしょう。

どんなにすごい選手が出てきても…。

実はここが一番のトコなんですけどね。
前もその前も一時は1位指名と言われてましたから。

ま、しかし、前述の通りの長野の思いがあれば、
巨人は間違いなく1位指名するでしょう。
その為にも、長野はホンダでがんばらないと。
仮に入団できてもそれがゴールでは無いですが。

で、ドラフトに関して、
書くだけ書いて改善策は無いのか?
と言われても困るので、
一応自分なりの案を書いておきます。

プロ野球には「プロ志望届」
というものがあるんですから、
そこで希望をとれば良いんです。

一つの交渉期限日を作り、
それまでに球団から金額を含めた
入団条件をきっちり提示させ、
高校生であろうとそれ以外だろうと、
選手にしっかり進路を考えさせる。

そもそも指名してから球団が条件提示をする
現状のドラフト制度はおかしい。

その上で全球団OKであれば無記入で、
希望球団があれば志望届に記入。
それを元に各組織がリストを作成し、
従来どうり全球団に送付する。

希望球団がある場合は、
希望球団以外の指名は出来ない。
そんなに難しい話ではありません。

どうでしょう?ダメかな?

ま、とにかく選手主導のドラフトに
なって欲しいなと思うばかりです。





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Last updated  2009/02/06 03:08:22 AM
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