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あれはある晴れた2月某日の昼下がり、絶望的にすることがないのでどうせならさらにその絶望の深遠さを覗いてやろうというわけで、財布及びズボンの右ポケット内の小銭を含む全財産を勘定してみると、電車とバスを乗り継いで某市某美術館にバウハウス展を観に行くくらいの金しか残っておらなかった。電車とバスを乗り継いで某市某美術館にバウハウス展を観に行くくらいの金しか残っておらぬなら悩むこともない。さっそく電車とバスを乗り継いで某市某美術館にバウハウス展を観に行ってやろうというわけで、その週の土曜日、朝の8:30に起床し、電車とバスを乗り継いで某市某美術館にバウハウス展を観に行ってきた次第です。バウハウスというのは、1919年にドイツのワイマールというところに設立された芸術と建築に関する学校です。芸術の学校と言ってもバウハウスはちと変わっています。いわゆる「表現主義」的な活動は排除して、合理的・機能主義的な活動を徹底的に重視したのです。たとえば「椅子」を作るとき、余計な装飾などなく一見して椅子と判り、そして座り心地も最高な椅子を作るのです。徹底的に「椅子な椅子」をデザインして作るのです。しかもそれを、工場で大量生産させるのです。ちょっと待て、そんな大量生産、芸術でもなんえもねえじゃねえか。と思うかもしれませんが、いやいやどうして、バウハウスの椅子を見てください。芸術作品以外の何物でもありません。「芸術のための芸術から誰にでも手にできる日常生活の芸術に向けての壮大な試みと挫折」-挫折については後述しますが、それがバウハウスなのです。展示場には初代校長のバルター・グロピウスさんの言葉もありました。「物はその性質によって現定される。それゆえ、それが正しく機能するようにデザインするためには、―それが容器であれ、椅子であれ、あるいは家であれ―まず第一にその本質を研究しなければならない」椅子を知り尽くして徹底的に椅子を作り上げたとき、その椅子は自然と芸術作品になるのです。思えば、こういったことははるか昔から人間の生活の中に溢れているものだったようです。古い日本のやかん、アルミの鍋。黒電話やホウキ、安く古いコップ、刀、ご飯茶碗と味噌汁のお碗とお箸が卓に並べられたときの位置関係。どれも芸術作品ばかりです。ただ、昔の人はそれをやろうと思ってやっていたわけではありません。ただ必要に応じてそれらの道具を作り上げてきただけであって、芸術作品を創ろうなんてハナから思っちゃいないんです。ただの偶然とあきれるほどの年季によって形成されていったものです。そこから芸術性を見出すのは生産者側ではなく、あくまで消費者、見る者の感性です。そのいい例が縄文式土器ですな。あの土器を「発掘」したのはどこかの考古学者さんですが、「発見」したのはかの岡本太郎さんです。それまでただの貴重な歴史的資料でしかなかった土くれ土器に、岡本さんは高い芸術性を見出したのです。素晴らしい感性だと思います。我々市民でもそうやって感性を研ぎ澄ましてモノを見ることができれば、わざわざ日曜日に美術館に行かなくても日常生活の中で様々な芸術作品に出会えるのです。上野の美術館に飾られたゴーガンさんの「海辺に立つブルターニュの二少女」もこれ以上ないくらいの芸術絵画ですが、今この机に上に転がっているゼブラの「ラバー80」ボールペンだって、それに負けないくらいの芸術作品でありますよ。少なくとも、どこかの安っすい美大のインチキ学生が前衛芸術の名の下に作るただ無駄にでかいだけの訳のわからないゴミ同然の空間オブジェなんかより百万倍も芸術作品でありますよ!・・・と、少しく興奮してしまいましたが、バウハウス。そんな偶然と長い年月が作り上げてきた生活レベルでの合理的かつ機能性重視芸術を、バウハウスは意図的に創造しようと試みたのでありますな。なんと大胆で壮大な挑戦でありましょうか。そして彼らは―特に建築物について―見事それを成功させたのです。学校自体はワイマールからデッサウに移り、開校からわずか14年後に残念ながらナチスさんの影響もあって閉校を余儀なくされましたが、その表現傾向は現代に至るまであらゆる分野で大きな影響を与え続けています。文房具界ではなんといってもこれ、ラミー2000でありましょうな。バウハウスの流れを汲むデザイナー、ゲルト・ハルト・ミュラー氏による作です。今回のバウハウス展では、開校当時の校長室が実物大で忠実に復元されておりました。すごくシンプルでいてとてもスタイリッシュ。素晴らしかったです。時間をかけてずっと見てまわるうちに気づいたのですが、これは要は○と△と□をいかに合理的に美しく配置するか、というようなことであるかもしれません。3時間ほどかけてじっくり見学して、素人なりに有意義な1日を過ごすことができました。創造に対する引き算の重要性を再認識しました。帰りに売店でTシャツも買えたし、よかったよかった。ラミー2000流線的なフォルムでホールディングしやすいデザイン送料無料! ラミー ラミー2000 ボールペン l201クリック♪↓文房具↓旅↓本↓
2009.07.11
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北海道が好きでよく北海道に遊びに行くのですが、私にとって北海道といえば、あのクソ面白くもない「時計台」や「雪祭り」なんかよりもやはり、「セイコーマート」というコンビニエンスストアでありますな。主要都市である札幌はもちろんのこと、ディープな田舎町を車で走っていてもすぐに見つかります。北海道のローカルコンビニチェーンなのだそうです。本州にはたしか、埼玉と茨城に何店舗かあるだけだと思います。道民の方は親しみを込めて「セコマ」と呼ぶんだそうです。このブログで以前ある方からその呼び名を教わってからは、私も憧れの道民を気取ってなれなれしく「セコマ」と呼ばせていただいております。「あ、ちょっとセコマ寄ってこうかな」、なんつってね。北海道にいるあいだは、コンビニといえばセコマです。ロー○ンやセブ○イレブンといった全国チェーンには見向きもいたしませぬ。セコマこそ真のコンビニであります。ドリンクとかはオリジナルブランドのやつがあって安いんですよ。新聞の折り込み広告があるのも、コンビにではセコマくらいではないでしょうか。それでですね、私が北海道に行ってセコマに寄った際に必ず買うのがこのチーズバーガーなのです。これがとても美味いんです。ホントに行くたびに買って食ってるんです。なぜこんなに美味いんだろう、と思ってこのあいだ食いながら考えてみました。いかにも安そうなパサパサバンズにちょっと厚めのこれまた安そうなパティがはさまっていて、そのあいだに見るからにただのケチャップが申し訳程度に塗ってあります。こんなんでなぜ美味いんだろうなと悩んでしまいました。まあ、まずくなる要素はないにしても、そない美味くなるような要因もありゃしまへんな。さらにバーガーを食い進みつつ頭をひねって考えて、そしてひとつの答えを導き出しました。セコマのチーズバーガーがなぜ美味いか、それは「セコマのチーズバーガーだから」なのです。貴様は何を言っているのだ?ということになると思うので説明します。私は北海道が好きで、できればいつも北海道に行きたいのだけれども、時間とお金の関係でそうはいかない。何ヶ月かに一度必死にお金を貯めて、3泊から4泊、ひどいときには1泊の強行軍での小旅行が精一杯です。それでもいつもとても楽しみにしていくんです。そんな貴重な北海道の旅で北海道にしかないセイコーマートに行き、セイコーマートにしか売っていないセイコーマートのチーズバーガーを買って食べる。だから、うまいんです。けっきょくチーズバーガーの味そのものよりも、チーズバーガーを食べるそのときの私の置かれている状況が、セコマのチーズバーガーを美味くさせるのです。だんだそれ、ただの味オンチじゃねえか、とお思いになるかもしれません。しかしよく考えてみると、こういった現象は多々あり、誰もが経験したことがあるのです。その代表が、あの「海の家のラーメン」です。待ちに待った夏がやってきて、念願の海水浴に行き、青い海を眺めながら食べる海の家のラーメン。あれはすこぶる美味いですね。また、ピクニックのおにぎり、運動会のいなり寿司、これらも同様です。他にもたくさんあると思います。こういった現象を総称して「セコマのチーズバーが効果」というのでありますな。セコマのチーズバーガーと同じものが近所のレストランで出たとしたら、おそらくあそこまでおいしいとは感じないでしょう。それどころか、ギャルソンを呼び立てて、クレーム的なことを言ってしまうかもしれません。ちなみに私の住んでいるあたりもちょっとした高原の観光地になっており、夏場や春の連休には都会からの観光客で大いに賑わうのですが、一軒のイタリア料理屋が人気があって昼食夕食時ともなるとそれらの観光客で行列ができるほどなのです。クチコミで広まっているようで、行列は年々伸びています。その店は私も行ったことがあるのですが、はっきり言ってただ味が濃いというだけで美味くもなんとも感じませんでした。行く気になればいつでも行ける私にとっては、あれはとくに美味くないのです。これも、遠い都会から田舎の高原に旅行に来た人たちが、「セコマのチーズバーガー効果」を体験したということなのですな。旅↓クリック♪↓本↓ダウンローズ↓
2009.01.18
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このあいだ、「夢中になって、あとにはなにも残らないもの」が素晴らしいのだ、という説について書きましたけれども、BLUE MAN GROUPという人たちはまさにそれですな。観てきたんです、BLUE MAN。最高です。素晴らしく楽しかったです。音楽のセンス、ユーモアのセンス、そしてその世界観。文句のつけようなく、最高です。僕は約100分の公演のあいだ、日常の様々なイヤなことなどスパッと忘れてブルーマンの世界に没頭しておりました。笑いっぱなしです。なにもかも忘れて夢中にさせてくれる、ああいうのが本物のエンターテイメントというものでしょう。実をいいますと、ブルーマン公演の観覧は僕の8年来の念願でありました。というのも、いまから8年前、幼いころから聞かされていた「男ならアジア圏を出よ」という偉大な祖父の教えに従って、僕は3年間の地を這うようなアルバイトで貯めたお金を使って遥かアメリカ国はネバダ州のラスベガスという都市までSightseeingに出掛けました。アメリカ国の規模の大きさに圧倒され、「やはり男なら一度はアジア圏を出てみるものであるな」とあらためて祖父の教えの偉大さに脱帽しながらカジーノで小銭を掠め取られ、街角のハンバーガー・スタンドで空腹を凌いでいると、ドラッグ・ストアのウィンドウに張られたBLUE MAN GROUPのポスターが目に付きました。ハンバーガー・スタンドのアメリカ青年に、日本語が7割5分程度入り混じった英語でブルーマン・グループのなんたるかを尋ねると、彼は10割の英語でその素晴らしさを僕に説明してくれました。ラスベガスの劇場で連夜公演が行われ、大変な人気だということです。ぜひとも彼らの公演を観覧したいぞと思ったのですが、地を這うようなアルバイトで稼いだ僕のお金はあらかたカジーノのスロットマシンに飲み込まれてしまっていました。残念ながらあきらめるしかなかったのです。そして日本への帰りの飛行機の機内放映で偶然にもブルーマン公演のダイジェスト版を見るにつけ、僕はいよいよ彼らの公演を観たくなってしまいました。しかしながら時すでに遅し、さらにもうラスベガスに行く機会もなく、顔を真っ青に塗りたくった3人の男に熱い想いを抱いたまま、8年の歳月が過ぎ去ったというわけです。でもね、びっくりです。やはり強く願えば叶うものなのでしょうか。今年、あのBLUE MANが日本にやってきたのです。僕は狂喜乱舞して、気がついたら財布の現金を確認することもなくチケットを予約しておりました。そして、観に行ってきました。感想は先に述べたとおりです。9月まで日本公演を行うということでありますので、あと一回、いやあと二、三回観に行きたいと思っております。東京都の港区の六本木のインボイス劇場というところでやっているのです。サウンドトラック!!↓↓↓【Aポイント+メール便送料無料】ブルーマン・グループ Blue Man Group / Canta Conmingo (輸入盤CD)ダウンロード!!↓↓↓Blue Man Group『The Complex (Album Version)』↓↓↓↓お情けで、サクッとクリックお願いしまっす♪
2008.06.26
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喫煙者の最低限の義務として、灰皿は常に携帯しております。いわゆる携帯灰皿であります。この世で吸殻のポイ捨てほど愚かしい行為はほかにありませんな。やってはいけないことだと思います。たばこを吸うこと自体は何の問題もありません。たばこを吸わない人からは文字通り煙たがられますが、そんなこと意に介さず、そこがたばこを吸ってよい場所であるならば、プハーッとやってやればよいのです。たばこはよいところがたくさんあります。煙を深く吸い込んで吐き出せば、それは「ため息」になります。ため息というのは、このくだらない競争社会に生きる現代人が少なからず抱え持っている病「ストレス」の解消に大いに役立つのです。あからさまにため息をつくのはちとよくないですが、煙草の煙と一緒ならごく自然です。それに、あまり親しくない人と一定時間一緒にいなければならないとき、たばこがなんとか時間をつないでくれます。ウソだと思われるかもしれませんが、沖縄の長寿ばあちゃんに「長生きの秘訣は?」と訊いたら、「一日ショート・ホープ2箱」と本気で答えるのをテレビかなにかで僕は本当に見たのです。ということで、たばこ自体は決して悪いものではないです。と思います。しかし!ポイ捨てはぜったいにいけませぬ。僕はなにも、「ゴミを捨ててはいけません」などという、世間のことをなにも知らないアホな中学教師が持ち出すような一般論を述べているわけではありません。すべてのものごとは地球規模で考えなければならないのです。ああいった地球に還らないものはその辺に捨ててはいけないのです。一昔前ですと、吸っていたたばこをポトリと足元に落として靴の底で踏むつぶすハードボイルドなオッサンが映画などによく登場しましたけれど、現代ではそんなシーンはナンセンス以外の何物でもなくなってしまいました。当然の成り行きですけどね。どんなにかっこよくかっこつけていても、どんなに頭がよくて偉そうなことを言っていても、たばこをポイ捨てた時点でその人はゼロです。ハエのクソほどの価値もないまったくの能無し人間です。吸い終わったたばこは火を消してきちんと携帯灰皿に入れて、そして家に持って帰りましょ。↓↓↓喫煙具/スライド開閉式携帯灰皿↓↓↓↓クリックお願いしまっス♪↓↓↓ウィンドミル(WIND MILL) 携帯灰皿ハニカム3 黒ニッケルケース!とか・・・↓↓↓ Rio&DNL 携帯灰皿ケースのお名入れ
2008.06.16
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たしか苦沙弥先生だったと思うのですが、こんなことをおっしゃっています。「読んで読んで、夢中で読み進んで、読み終わったあとには何も残らない。それが良い読み物である」みたいな感じです。へぇ、そんなものであるか。と思ってよくよく考えてみると、なるほど、いままでに読んで面白かった読み物というのは、だいたいこれに納まっているように思います。世の中にはいろんな読み物がありますが、やはり面白い読み物が良いです。そして、一歩踏み込んで考えたとき、この主張はなにも読み物に限ったことではないな、と気づきました。読み物に近いものだと、たとえば映画なんかもそうでしょうね。その最たるものが、「PULP FICTION」パルプ・フィクションです。これは現代映画にとどめを刺した映画です。僕は映画好きでいろんな種類の映画を観ますし、観てきましたが、パルプ・フィクションはすごく衝撃的な作品で、はじめて観たときはそれまで観てきた映画が全部茶番に思えてしまったほどでした。公開前の予告編で「時代にとどめをさす!」というコピーが使われていて、「また訳のわからんことを言ってけつかる。映画のコピーってなぜこうもアホみたいなのばかりなのだっ!」と僕は不安に思っていましたが、実際に観てみると、なんのことはない、完全にとどめを刺されてしまいました。その後半年くらい僕は映画を観ることをしなくなったんです。クエンティン・タランティーノのパルプ・フィクションで現代映画はとどめを刺され、完結されてしまったのです。内容なんてほとんどないようなものです。名作といわれる映画に必須であると思われる、主たるテーマなどありません(アホな評論家が無理やり探す場合もありますが)。壮大な映像美もありません。にもかかわらず、あり得ないほどに引き込まれてしまいます。2時間34分もある長編ですが、まるで20分の短編映画のようにあっという間に終わってしまいます。そして観終わったあとには完全になにも残っていませんでした。映画を見てあんな感じを味わったのは初めてです。なんなのでしょう、あの感じ。2時間半も夢中になって、なんにも残ってないんです。154分、僕は人生を無駄にしたのでしょうか。いやいや、決してそんなことはない。これ以上ないくらい充実した154分間であった。好きな映画は何十編も繰り返し観るのが常ですが、パルプ・フィクションに関しては当時劇場で一度観て以来観ていません。おかげで、それまでは毎日毎日なんらかの映画を観ていたのに、その日以来なにも観なくなっちまいました。でも半年くらい経って、やはり映画がない生活はなんとも味気ないものであるな、それに映画を観ないと絶望的にすることがないな、と気づき始めて、またチラホラといろんな映画を観るようになったのですが、ある意味では、あんな映画はもう二度と出てこないだろうな、と思うのです。タランティーノさんのその後の作品もあまりパッとしないし・・・最新作のデス・プルーフはどうだろうか・・・、ううむ、どうだろうか・・・。・・・それにしても、苦沙弥先生は、もしかするとパルプ・フィクションを予言していたのか知らん。なんてことを思っちまいました。レンタルで!!↓↓↓ポスターもっかっこいい!!↓↓↓▼シネマ(映画)ポスター/パルプ・フィクション(B)[ PULP FICTION ]サントラ!!↓↓↓【Aポイント+メール便送料無料】パルプ・フィクション Soundtrack / Pulp Fiction (Collector's Edition) (輸入盤CD)↓↓↓↓クリックお願いします♪
2008.06.07
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だいたい一年に一回か二回、風邪をひきます。もうすぐ秋が終わって冬になるなぁ、という頃と、もう一回ひくとすればちょうど今くらいの時期です。そうです、私現在、風邪っぴきの真っ最中であります。いやですねぇ、うっとーしいですねぇ。のどが痛くって熱があって寒くって。で、早く治りたいので人並みに風邪薬というものを服用するのですが、基本的に薬なんていうものは気のせいだと思っております。とくに市販されている風邪薬なんていうものは100%気のせいですね。飲んだから治る、のではなく、飲んだから治ると思うから治る、のです。要は自己暗示ですね。腹の底から気合を入れてかかれば風邪なんかたちどころに治っちまいます。けれども人間は弱い生き物です。自分の力だけではいまいち頼りなく、なんだかよくわからない成分の入り混じった「薬」と称するものの力を借りて安心するのです。「薬を飲んだからもう大丈夫だ」薬は自己暗示の材料、占いは統計学の賜物であります。そして、僕が試したなかでいちばん自己暗示をかけやすいと思ったのが、これ。改源。パッケージからしてなんか効きそうでしょう。中身はこう。いまどき紙に包まれているのですよ。慎重に包みを広げると、中から見るからに不味そうなまるで細かい砂のような物質が現れます。臭いを嗅いだだけで、もう半分は治っちまいます。そして意を決して飲み込むと、なんとも言えない、全身に震えがくるような味が口いっぱいに広がります。ええ、もう風邪なんて治っちまいます。こんなに不味いもん飲んだんですもん。治らないはずがないですよ。良薬よ、そんなに苦い必要があるのか!!風邪に改源!!↓↓↓かぜにカイゲン生薬配合感冒薬改源(カイゲン) 9包 (医薬品)「即納可能!」【楽天シニア市場】
2008.03.29
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久しぶりにビッグ・リボウスキを観ました。最高です。コーエン兄弟の1998年の映画です。公開当時、僕の住んでいる近所の映画館ではやっていなくて、車に乗って2時間くらいかけて観に行きました。公開初日でしたが客は4人ほど。前の席に両足を投げ出してゲラゲラ笑いながら観たのを昨日のことのように憶えています。それから事あるごとにビデオやDVDを借りてきて観ていますが、何度観ても最高です。映画が好きでいろんな映画をよく観ますが、これまでのベスト10、いや、ベスト5に入る傑作ですね。10年前の映画なのに、そのセンスのよさは今でもまったく色褪せていません。失業中で日々ダラダラとボーリングに明け暮れる、ジェフ・ブリッジス演じるところの主人公ジェフ・リボウスキが同姓の大金持ちと間違われて部屋の敷物に小便をされることからドタバタ騒動を繰り広げる。っていうのが話の筋なのですが、その突飛な脚本もさることながら、それぞれのキャラクター設定が抜群に素晴らしいです。ジョン・タトゥーロの相変わらずの怪演をはじめ、主演のジェフ・ブリッジスやジョン・グッドマン、スティーブ・ブセミなども最高です。レッチリのフリーも出ています♪どんなピンチの場面でも慌てず適当にその場をこなして、ホワイト・ロシアンばかり飲んでいるクタクタの服を着たジェフ・リボウスキ。あんなふうに生きていけたら人生どんなにいいだろう、とつくづく思ってしまいます。コーエン兄弟は今年「ノーカントリー」という映画でアカデミー賞を受賞したようですが、彼らの傑作は間違いなく、この「ビッグ・リボウスキ」でありますな。・・・あ、ファーゴもいいですけど。・・・バートン・フィンクもオー・ブラザーもいいな。楽天ブックスDVD!↓↓↓DVDレンタル!!↓↓↓ポスター!!↓↓↓
2008.03.12
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これはアシュトレイ、すなわち「灰皿」です。ずっと前に、14才からの旧友にもらったものでして、ヤツが箱根彫刻の森美術館なるところに行ったときのおみやげです。こいつは魚かなにかでしょうか。なにやらキュビズム的雰囲気ただようたたずまいが気に入りまして、タバコの灰なんかをためたのではもったいないと思い、コイン・アシュトレイにしました。男は小銭を財布にしまわず、ズボンの左ポケットに入れるものだと決まっていますから、在宅時にはどこかに置いておかねばなりません。その辺の床にばらまいておくのがいちばん男らしいですけど、それではあんまりなので、小銭の置き場には灰皿がぴったりです。外出するときここからじゃらじゃらとポケットに入れて、帰ってきたらまたじゃらじゃらと灰皿に戻すのです。僕は小銭って好きです。100円玉と50円玉、10円、5円、1円。それぞれ数枚ずつあってポケットの中でじゃらじゃらやっていると、とりあえずは安心です。1000円とか10000円!とかの札っていうのは、なにやら偉そうでいけません。小銭のことをいろいろ考えていたら思い出したのですが、外国へのおみやげには日本の50円玉と5円玉が喜ばれるらしいですよ。コインに穴が開いているのって日本国くらいのものなんだそうです。シンプル!!↓↓↓
2008.03.05
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電車で打ち合わせに行くときや、自動車でちょっと遠くまで用足しなんかに出かけるときは、A cup of coffeeを持っていかなければなりませんね。新幹線の中で素敵なお姉さんがカートを押しながらお売りになっているコーヒーは、申し訳ないですが、すごくこう、いけない味がしますし、車に乗っていてうまい具合にコーヒーショップがあるとも限らず、かといって自動販売機の缶コーヒーでは問題外であります。やっぱり家で淹れたのを持っていくしかないのです。前にもチラリと書いたのですが、以前は普通のマグカップに入れてラップをして持ち歩いていました。しかし、それではジャンジャンこぼれるし熱いしで、これはアホだということに気づきまして、ちょっと前にサーモマグを買いました。これ。io pener社のthermo mugです。だいたい携帯用の保温カップっていうとこれになりますね。日本ではカメイプロアクトコーポレーションという会社が2000年から販売を開始しています。使ってみて実感しましたけど、これはすこぶる便利です。フタ付でこぼれないですし、内側が18.8ステンレス、外側がAS樹脂というヤツの二重構造になっているそうで、持つのも熱くないんです。もっと前に買えばよかったと後悔しました。僕はたっぷり入るようにと400mlタイプを買いました。他に270mlが定番でしょうね。取っ手つきもあるそうですよ。↓↓↓たっぷりサイズの400ml!!サーモマグ タンブラー 3287T 400ml↓↓↓thermo mug サーモマグ プチタンブラー(クリアー)↓↓↓スマートなフォルム、オフィスやお部屋でおしゃれに♪サーモマグ スリムマグ 3551T 290ml
2008.03.02
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「男は20歳になったら、なるべく早い段階で程度のいい中古のトラックと、頑丈なナイフを手に入れなければならない」死んだ僕の偉大なじいちゃんの入れ知恵か、どこかで読んだ本の文句か、それとも近所を徘徊していた牛乳博士から聞かされたことだったか、そのへんのところはどうしても思い出せないのですが、物心ついた頃には僕の頭の中にこの教えが根を張っておりました。遠足の当日、元気にランドセルを背負って登校するような激しく忘れっぽい少年だった僕ですが、このナイフとトラックのことだけはなぜか忘れることなく順調に成長し、そして無事成人を迎えましたので、貯めたお金を握り締めてナイフを買いに行きました。ちなみにトラックを手に入れたのはそこから約4年ほど後のことになります。程度のいい中古がなかなか見つからなかったですし、なんといっても社会人になってまだ日の浅い親切青年には、いくら中古車とはいえ自動車を買えるほどのお金はありませんでした。24歳でやっと素晴らしい赤いトラックを手に入れ、現在もそれを乗りこなしております。では、今日のところはナイフです。20歳当時、某アウトドアショップで見て一瞬で気に入ってしまい、予算をはるかに超えた額ではありましたが、向こう1ヶ月を水とパンのみでやり過ごす覚悟で購入いたしました。たしか1万円ほどだったと記憶しています。高くても躊躇しませんでした。幼少期から僕が抱いていた”頑丈なナイフ”のイメージにぴったりだったのです。ウッドの柄で、折りたたみ式で・・・メーカーはアメリカのGERBER(ガーバー)という会社です。これはずっとあとになってわかったことなのですが、ガーバーというメーカーは、ナイフ界ではけっこう幅を利かせているようです。1939年にジョセフ・ガーバーという人がクリスマスのプレゼント用に25セットのナイフをどこかのナイフメーカーに作らせました。誰に贈ったか知らないですけど、このナイフがすこぶる好評で、これに気を良くした(かどうかわかりませんが)ガーバーさんが本格的にナイフメーカーを立ち上げたんだそうです。有名デザイナーなんかを引っ張り込んで、GERBERは瞬く間にアメリカ市場でトップブランドとして認知されます。僕が持っているのは昔ながらのシンプルな折りたたみ式ポケットナイフですが、従来のものとはかけ離れたユニークなデザインの商品を次々と世に送り出し、どれも好評を博しました。ニューヨークの美術館にナイフとして唯一展示されているのもGERBERのナイフなんだそうですよ。20歳を過ぎてまだナイフを手に入れてない紳士諸君、できれば早めに1本購入された方が良いと思いますぞ。・・・えっ?なにに使うのかって?そりゃ決まってますよ。リンゴをむくんです。そしてソーセージの包みを上手に剥ぎとるんです♪↓↓↓【20%OFF】ガーバー : デザイン性を重視した軽量スケルトンボディデナイフ パラフレームミニ【福袋発売中】【無料ラッピング受付中】↓↓↓【GERBER】ガーバー(BGW)フリー万ケーパーナイフ↓↓↓GERBER(ガーバー)6197 FS I (フォールディング スポーツマン I) 終戦50周年記念ナイフ
2008.02.29
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世の中の三大飲料物といえば、「水」・「コーラ」そして「コーヒー」でしょうな(もちろん万物の神「アルコール飲料」を抜きにして、ということでありますが)。少なくとも僕の場合、この三つがあれば飲み物はだいたい事足ります。コーラはペプシコかコカ・コーラがいいですね。よく冷やしてレモンを丸々1個絞って午後飲みます。午前中で飲むとお腹が痛くなっちまうんです。水は旅行中によく飲みます。移動中でもホテル内でも常時500ml入りくらいのペットボトルを肌身離さず携帯しています。なにもジャングルの奥地やサハラ砂漠に旅行に行くわけじゃありませんが、なんとなく水が手元にないと不安なのです。飲み物の中では水がいちばん美味しいですな。これは間違いありません。でも、日ごろいちばん飲むのは、コーヒーです。朝起きてミルクたっぷりの甘~いのを一杯。飼い犬の散歩をして甘くないただのコーヒーを一杯。ソファーに座って一杯。床に座ってまた一杯。時計を見て玄関に立って一杯。日が昇って三杯。パンを食べて二杯。日が暮れて一杯。本を二行読んで眠くなって一杯。あきらめて寝ながら一杯。その他、一杯、二杯、三杯。なんやかんやでいつも飲んでいます。スーパーマーケットに行っていちばん安い豆を買ってきまして、もったいないからできる限り細挽きにして、ネルは洗うのが面倒なので紙フィルターでしっかりたっぷりドリップして、がぶがぶ飲むんです。冷めたら暖めなおして、飲むんです。朝一番のコーヒー以外はなにも入れないただのコーヒーが美味しいです。豆の種類になどこだわりはありません。だいたいどんなのでも、味の違いなんて見分けがつきません。コーヒーの味がしていれば、僕は満足です。ただ、缶コーヒーとインスタント・コーヒーはいけませんね。あれはちょっと美味しくないと思います。とくに缶コーヒーはいけません。どう考えても、いけません。あと、最近よくある泡の立っているコーヒーもいけません。アイスコーヒーってのもだめ。ただのコーヒーがなにより美味しいです。で、コーヒーを淹れるにはお湯を沸かすやかんが必要です。僕の愛用品はこれ。ホーローのケトルです。愛用品というより、家にあるやかんの類はこれだけです。これもなかなかの年季もの。お湯を沸かすならホーローのやかんに限る、と僕は思うのです。100%気のせいだと思いますが、たとえば電気ポットのお湯なんかより、柔らか味があるような気がするのですよねぇ・・・。ホーローは琺瑯っていうのですけど、一般に、鉄とかアルミなんかの金属を下地にしてその上にガラス質のうわぐすりを高温で焼きつけたものをいうそうです。強い鉄と美しいガラスを合わせたとても便利なものなんですって。その歴史はかなり古く、あのツタンカーメン王の黄金マスクもホーローの一種なんだそうですよ。ツタンカーメン王とコーヒーのあいだにどんな因果関係があるのかは、僕にはわかりません。・・・おそらく、まったくないですな。↓↓↓ホーロードリップポット (やかん) BMS 『11cm (1.0L) コーヒーポット 』 富士ホーロー
2008.02.20
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タバコが小説や映画の世界で重要なアクセントになり得た時代は、とうの昔に過ぎ去った。物語にちょっとしたシマリを求めるとき、その昔、タバコは大変便利な小道具であった。小説でタバコに火を点ければ、それは主人公なり登場人物の思考の深さや秘めた内面を表すメタファーだった。しかし、今や21世紀。その揺らめく紫煙に情景を重ね合わせたりしても、なんの効果ももたらしはしない。ナンセンス以外のなにものでもなくなってしまう。もし、現代の小説読み物や映画でそんなことをしようとしているものがあったなら、それは間違いなくニセ読み物である。また、これからなにか物語を書こうとした場合、タバコに頼るようなことはしないほうが賢明だろう。すくなくとも、重要な場面でのタバコの登場は避けなければならない。・・・と、思います。しかしながら、現実世界での喫煙癖は、これはなかなかやめられるものではありませんねぇ。恥ずかしながら、私もそうなのです。10代の中ごろ、スーザン・エロイーズ・ヒントン原作、フランシス・フォード・コッポラ監督の映画「アウトサイダー」を観て衝撃を受け(その後の生き方が決定されたといってもいいです。原作小説もものすごくいいです)、その日の夕方からタバコを吸い始めたのですけど、もう長いこと吸い続けています。まあ、僕は小説の登場人物でも映画の主人公でもないので別段かまわないのですが、吸っていてもあまりいいことはないですね。で、タバコに火を点けるために使っているのがこのオイルライターです。これはちょっとした自慢です。1992年に買ったもので、もう16年も使い続けています。僕は「物」を使い込むという作業がとても好きでして、このライターは気に入っています。キズやヘコミのひとつひとつに思い出があります。このライターで火を点けたいがために、僕はタバコを吸っているといってもいいかもしれません。ZIPPOは永久保障ですので、壊れたら無料で直してくれます。これも2回ほど修理に出しました。(もちろん外側のヘコミとかはそのままで、最低限使えるように修理してくれるのです)気に入った道具があるっていうのは、やはりいいものです。でもね、くり返すようですが、小説や映画でタバコはもう使えません。悲しいかな、時代遅れなんです。アウトサイダー原作本!!↓↓↓【古本】アウトサイダー/S.E.ヒントン映画アウトサイダー!!!↓↓↓アウトサイダー(DVD) ◆20%OFF!ZIPPO!!↓↓↓
2008.02.14
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なんといっても男の中の男でありますから、「スキンケア」なんていうものにはかまっていられないのです。そんなものにうつつを抜かす暇があったら、ポケットナイフで本マグロをざばく、とか、素手で森の熊と互角に渡り合う、とかいうことに思いを巡らせないといけないのです。朝起きると、極硬のハブラシでガリガリと歯を磨き、洗面器にためた真水でバシャバシャと顔を洗い、作業着みたいな服を着て、寝グセのままどんぶりモノを食いに出かけるのです。男たるもの、そのように生きねばなりません。手カガミ片手にマユ毛手入れしたり、デパートの1階できれいなお姉さんに「冬のお肌は~」なんてアドバイスを受けたりしている男どもは、いつまでたっても母ちゃんのおっぱいが忘れられない悲しいオカマ野郎ですよ、ワッハッハ!ガッハッハ!まあでも、そうは言っても、さすがにこの時期はつらいですねぇ。洗いざらしの顔のまま冷たい北風なんかに吹かれたら、お肌カサカサ、さらにパサパサ、挙句にバリバリ。ひび割れて首からパラパラと崩れ落ちてしまいそうです。そこで不本意ながら、男の中の男もちょっとだけスキンケアせねばなりません。そして、カップめんを1分半で食い、革ジャンを洗濯機で洗う男の中の男が唯一認めるスキンケア用品がこれ。ニベアクリーム。これさえあれば、男のスキンケアは十分です。余の物はなにもいりません。かさつきが気になる全身に使えます。僕の場合、塗り方も男らしいです。まず中指と薬指でグワッと大量にすくい取り、額、両頬、アゴにベタベタッとなすりつけ、あとは顔を洗うように塗りたくります。北風に乗って枯葉が飛んできたら、そのままペタッとぽっぺたにひっつくくらいに塗りたくるんです。それが男のスキンケア。今日もピクルスは1本食いであります。ちょこっと製品紹介ニベアは花王のオリジナル製品と思われがちのようですが、これが、1911年にドイツで誕生し、今や世界187ヶ国で売られているトップスキンケアブランドなのです。日本での販売元である「ニベア花王」というのは、そのニベアブランドを持つドイツの「バイヤスドルフ」と日本の花王が設立した会社だということです。シャンプーなど、日本で売られて売られてないモノもたくさんあるそうですよ。そしてなんといっても特筆すべきは、やはりそのデザイン。鮮やかな青地にシンプルなロゴ。ニベア製品はいろいろありますが、この缶入りのオリジナルクリームのデザインが良いです。ちょっとしたアートと言っても良いと思います。ロング&ベストセラーには、やはりデザインが不可欠ということですな、やはり。↓↓↓ポイント最大10倍健康でしっとりした素肌を保つ花王 ニベアクリーム 缶 中 56g◇◇
2008.02.11
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もう十数年使い続けているお気に入りのマグカップ。といっても、自分がこのカップを気に入っているなんてことを知ったのはつい最近である。10年以上も前、どこで、いくらで買ったのかはまったく忘れてしまったが、とにかく自分で買って、それ以来、毎日毎日コーヒーやあらゆる飲料物を入れて飲み続けている。その長い期間、僕はまったくこのカップのことなど気にしないで使っていた。あらためて意識したり考えることなどなかったのだ。それがこの間、ある偶然からある女性にこのカップを捨てられそうになり、僕は慌てて止めた。「捨てるなよ」「なんで?」「なんでって、・・・気に入ってるからさ」そこで初めて『ああ、僕はこのカップを気に入っていたんだ』。と気づくことと相成ったわけである。よく考えたらそうなのだ。取っ手は僕の左手の延長のようだ。本を読みながらだってこぼさずに牛乳を注げる。飲み口にはどんな洗剤でも落ちることのないコーヒーの渋が薄っすらと染み込んでいる。長い時間を経て、僕にぴったりと馴染んでいる。思い返すとこの十数年の間、他のマグカップを使ってみたこともあった。でも、結局それらの新しいカップはいつの間にか戸棚の奥の方に押しやられていて、気がつくといつもこれに戻っている。ある時期は、外に出るときもこれにコーヒーを入れて持って行っていた。―さすがにこぼれるのであとでフタ付のを買いましたけどそれなのに、なぜ今までこのカップを意識しないできたかというと、おそらく、違和感がまったくなかったからだと思う。使っていることさえ気づかせないような自然さが、僕とこのカップの間にはあったのだろうと思う。何の変哲もないシンプルな安カップであるが、僕にとってもどんなものにも替え難い素晴らしい一品である。あらためてこの愛用品を見て、僕はしみじみとした気持ちになった。本当に自分に合った気に入ったものってのは、それを気に入っているということさえ気づかせないくらい自然なものなんだ。人生でそんなものに出会うことって、そうたくさんはないはずだ。僕はとても運がよかった。でも、できれば、ずっと気づかないままでいたかった気もする。・・・落として割りやしないかと、気が気じゃなくなっちまった(笑)。↓↓↓
2008.01.30
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外灯などほとんどない田舎に住んでいるので、夜、飼い犬に散歩を強要されたときやとなりの岡田さんちにしょう油を借りに行く際には、ぜひとも懐中電灯が必要です。で、懐中電灯といえば、これ。アメリカはマグ・インストルメント社製造の「MAG-LITE」(マグライト)であります。ひと言で言って、無骨。男の中の男である僕にぴったりです・・・。1979年に完成されたマグライトは、ヒコーキにも使用されているアルミ合金で、ボディ部分を削りだして作られているのだそうです。その頑丈さで、アメリカの警察官や消防士から絶大な信頼を得ています。とくにロサンゼルスの警察官は、マグライトの携帯が義務付けられているそうですよ。日本に入ってきたのは1986年。商品ラインナップも豊富です。単一電池を使うDシリーズ、単二電池を使うCシリーズ。この2シリーズが「マグライト」。で、単三電池2本のAAと単四電池2本のAAAが「ミニマグライト」。それと、単四電池1本のかわいいやつが、ソリテールAAA。僕が持っているのはDシリーズで、電池4本のタイプ。すなわち「マグライト4セルD」というやつです。Dシリーズは2~6セルまで。Cシリーズは5・6本が生産終了し、2~4セルとなっています。ロスの警察官は3セル以上の携帯が義務付けられているのだそうです。なんでも、警棒の役目も果たすのだそうですよ。たしかに、これをもって、夜散歩なんかしていると怖いものなどないような感じがしますね。もう1本はミニマグライトAAA。コンパクトなミニマグライトは、持っているとなにかと便利です。マグライトは本当に頑丈です。何度も落としていますが、壊れる気配さえないですよ。6年間コンクリートに埋まっていたマグライトが、そのまますの状態でスイッチを入れたらちゃんと光った。という逸話もあるくらいなんです。すごいですねぇ、一家に1本マグライト、ですな。↓↓↓マグライト DC4
2008.01.13
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エネループ、使っていますか?SANYOの充電式電池です。僕は使っています。ミニ・マグ-ライトに。リモコンに。日本で消費される乾電池の数は、年間で22億本にも上るそうです。22億本の乾電池ゴミ・・・。いけません。地球にやさしくありません。eneloopを使いましょう。1000回繰り返し使えます。そりゃアルカリ電池よりはちとパワーは落ちますが、テレビのリモコンや目覚まし時計ならパワーなんて関係ないです。ちょっとだけ長い目で見ればすごく経済的だし、つぎ足し充電OKだし、低温にも強いし、太陽光式の充電器なんてのもあるから、これなら電気代タダですよ。使いましょう、eneloop。地球のためにeneloop for the earth.単四形4本!↓↓↓【SALE!】SANYO エネループ HR-4UTG-4BP 単4形 4本パック単三形4本↓↓↓【送料¥80メール便対応商品】Wiiリモコンでも推奨!約1000回使える21世紀の新乾電池eneloopエネループ単3形4個入りパック【HR-3UTG-4BP】単四・単三兼用充電器!!↓↓↓『祝!2008年新春SALE開催』サンヨー【eneloopエネループ】単3形・単4形兼用充電器NC-TG1★【NCTG1】ホームページ!!↓↓↓eneloop HOME
2008.01.05
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年が暮れようが明けようが、僕のような貧困青年にとってはあまり関係のないことですけれども、せっかくなので少し昨年を振り返ってみますと、ひとつだけすごく気になったことがあります。それが、これ。BOEING787ボーイング787です。ヒコーキです。初めに言っておきますと、僕は別に、もともとヒコーキに興味があったというわけではありません。ドでかい望遠レンズを抱えて成田空港になんて行ったことありませんし、部屋の天井にでっかいジャンボ・ジェットのポスターなんか貼ってあるわけではないのです。ヒコーキに乗るのはかなり好きな方ですけれども―あの限定された空間が、ものを考えたり書き物をするにはもってこいです―、四六時中ヒコーキのことを考えているヒコーキフリークでは全然ありません。それどころか、日常生活でヒコーキのことを考えることなんてほとんどありませんでした。にもかかわらず、初めてボーイング787を見たとき―たしか航空券の裏面に写真が載っていたんだと思います―、一瞬でビビッときてしまい、それ以来気になって仕方がなくなってしまいました。なぜでしょう?ちょっと考えてみたのですが、どうも「かっこいい」以外にないようです。全体的にシンプルなデザインで、すごくスマートです。でかいエンジンが左右にひとつずつ、というのもいいですね。そしてなんといってもかっこいいのが、主翼が先端にいくほど上方に反り上がっているところですね。これはすごくかっこいいですよ。おそらく、飛行問題上では別に反り上がらせる必要はなかったのだと思うのです。デザイナー(もしそういう人がいるのならば)の美的感覚だけで上方に反り上がらせたのだと思うのですよね、たぶん。そういうのがものすごくかっこいいです。見ていて飽きません。なんか、機能的にも従来のヒコーキにない性能がたくさん備わっているらしいですけど、そういうことはあまりわかりません。僕の場合は、わかる必要がないです。とにかくかっこいいですね。全日空社や日本航空社も何機か発注しているそうなので、いつの日か乗ってみたいです。787に乗って遠くに行きたいですねぇ。なにも考えずにノートとペンだけもって、ずっと遠くに行きたいです。さあ、旅だ!↓↓↓
2008.01.03
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あたたかそうなガウンを買いましたので、それを掛けておくポールハンガーを買いました。一年中、とくに冬はほとんどの時間を家の中で過ごすもので、あたたかいガウンは必需品なのです。朝起きて、ポールハンガーからガウンをひょいと取り、寝巻きの上からワサっと羽織ってコーヒーやら水やらを飲みまして、お腹が減ったらソーセージかカットオレンジを食べて、暗くなったらガウンを脱いでポールハンガーにひょいっと掛けて布団に入って寝るのです。2600円とちょっとで送料も無料でしたから、僕のような貧困外出苦青年にはぴったりであります。組み立ても簡単!↓↓↓【上部が回転するから使いやすい】木製ポールハンガー≪ポールハンガー・コートハンガー≫
2007.12.26
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ドイツのBREE(ブリー)というバッグメーカーの財布をずっと使っています。ホントはバッグもほしいのですが、まんねん貧困青年の僕にはちと値段が・・・ハハ。手間をかけて丹念にナメされた100%ヌメ革を使ったBREEの製品は、使い込むほどに光沢が出て深い飴色になってきます。いわゆる「エイジング」というやつですね。これがたまらなくよいのです。革を自分で育てているような感じです。僕の場合は使いが雑すぎて、ちょっと汚くなりすぎました(笑)。向かって左が5年くらい使用したもの、右が3年くらいでしょうか。現在使っているものです。でもね、他の人が見ればただの汚い財布ですが、当人にとっては大事な宝物なのです。この2つはまったく同じ種類の財布です。はじめの1つをBREEショップで見つけて、心底ほれ込んでしまいまして、それ以来同じ物を使っています。財布というよりは「紙挟み」ですね。おっと、今の全財産・・・。僕は小銭はズボンの左のポケットに入れる主義ですので、表面の小銭ポケット(と思われる場所)にはカードを入れています。シンプルでかっこよくて使いやすくて、ホント素晴らしい製品だと思います。シンプルが好きなのです。で、今回新しく買ったのはもっとシンプル。表面の小銭ポケット(と思われるもの)がないタイプです。その代わり、内側にカードホルダーがついています。これこそ、僕が求めていた財布でした。やっと手に入れました。BREEのカタログには載っていたのですが、なかなか売っていなくて買えなかったのです。そんなとき、僕のすごくすごく親しい人がハワイに行くことになりまして、ハワイにはBREEショップがありますので、人に頼みごとをするのはひどく苦手な僕ですが、すごく親しい人だから思い切って頼んでみたのです。「もし売っていたら買って来ておくれ」・・・買ってきてくれました。飛び上って喜びました。お礼にツナのサンドウィッチを作って差し上げました。ただ、その親しい人は自分用に大きなバッグを買ってきていました。その人もやはりBREE好きで、バッグも5つくらい持っているのです。まんねん貧困青年の僕はなんともうらやましい限りです。さて、ほしかった財布がやっと手に入ったのだからさっそく使いましょう。といきたいところですが、BREEの製品はそうはいきません。まずね、日光浴させないといけないのです。日当たりの良いところに3~4週間置いておくのです。そうすると、徐々にきつね色に変色してきて汚れにくくなるのです。日光による作用で含まれていたオイルが表面ににじみ出てきて、薄い膜を作るのだそうですよ。十分に2ヶ月くらい日光浴させてやろうかなと思っています。そうすれば、あとはガンガン使うだけです。日光浴を終えたBREEは、たくさん手で触ってやることで光沢がでてきてさらに深い飴色に育っていきます。ヌメ革はとても強い革なので水濡れなんて気にしない気にしない。ちょっとケアしてやればシミなんか残りません。ちなみに、値段が高いといってもよくある高級ブランドバッグなんかとは比べ物にならないくらい安いですよ。ああいう高級ブランド品は値段ばかり高いくてお手入れも大変で、それなのに猫も杓子も持っていて、好かんですなぁ。やっぱりBREEでしょ♪ブリーの財布↓↓↓ブリーのカードケース↓↓↓ブリーのカードホルダー↓↓↓ブリーのコインケース↓↓↓ブリーのペンケース↓↓↓ブリーのキーケース↓↓↓ブリーの財布!↓↓↓ブリーの財布!↓↓↓あっ!あった!ブリーの紙ばさみ!!!↓↓↓売り切れ必須!ブリーのメッシュ・キーケース↓↓↓ブリーのショッピング・バッグ!↓↓↓
2007.12.16
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