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渋谷のuplinkは、5月20日で閉館とのことでしたので、最終日で混雑する前に、お別れのご挨拶で映画を観てきました。 ミニシアター好きは、オフィスの近所にある横浜シネマリンがきっかけでした。 コロナ以前から、ミニシアターをめぐる状況は厳しく、横浜ニューテアトルが2018年に閉館し、阿佐ヶ谷ユジクも、昨年閉館しました。この先、映画は家で、ネットで観ればいいじゃんってことに、なるんでしょうか? 映画はスクリーンで観るのが好きなものですから、応援したいところには、足しげく通うことにしています。 あらゆるジャンルの芸術が瀕死の状態で、胸が痛む毎日です。
2021.05.22
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忙しいとはいえ、映画を観る時間も作ります。歌舞伎座や国立劇場でよくお見掛けするのですが、高校時代から緋牡丹博徒のファンでしたので、至近距離にいることが信じられません。美人は3日で飽きるって、嘘です。何回お見掛けしても、ドギマギします。いらっしゃるときは、音羽屋の女将さんとしてですので、お着物もメイクも地味にしておられますが、どこから見ても、美しいのです。結婚に際して引退ということに、当時はなっていましたので、引退興行に映画が1本作られたぐらいのスターです。Wikipediaで子供の頃宝塚コドモアテネに通っていて、タカラジェンヌになりたかったのを、父親に反対されて受験を断念とありますが、どう転んでも、スターになる運命だったんでしょうね。お嬢さんと並んで関係者入り口に入っていくのを、歌舞伎座でみかけたことがありますが、お二人ともため息の出るような美しさでした。芝居以外にも、そんな楽しみのある歌舞伎鑑賞です。
2018.12.28
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6月1日で、横浜ニューテアトルが閉館するそうです。 今日の朝は、そんな寂しいニュースで始まりました。 映画は何年かに1回観るぐらいでしたが、オフィスの近所の映画館と出会ってから、毎月観るようになりました。 一度閉館したはずの映画館が、復活。 というストーリーが、どれだけ奇跡的なことなのか・・・。 今回映画館の閉館を目の当たりにして、いつまでもあると思うな・・・って、このことなのだと思いました。 「ヨコハマメリー」の封切りは、ニューテアトルだったと聞いています。連日満席で、伊勢佐木モールまで人があふれかえっていたそうです。 6月1日の最終上映も、「ヨコハマメリー」だそうです。 上映開始は、19:30~。 詳しくは、 横浜ニューテアトル のサイトをご覧ください。
2018.05.29
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伊勢佐木モールでよく目にするこのポスター。 禅僧ヘンリ・ミトワを追ったドキュメンタリーです。 ヨコハマメリーで知られる中村 高寛監督の新作ということで、伊勢佐木町界隈の力の入れようったら・・・・。 昨年、横浜シネマリンで「ヨコハマメリー」を観た際には、FBのコメント欄が大賑わいでした。 ヨコハマメリー 新作のヒットを祝って、リバイバル上映が10月14日から横浜ニューテアトルであります。 100席ちょっとの小さな映画館は、横浜の映画文化だそうです。 昨今は娯楽が映画以外にもあったり、大きな映画館の方に行く人が多かったり・・・ですが、個性的なラインナップですっかり魅了されています。 ちなみに今回のリバイバル上映は、ポレポレ東中野でも行われるそうです。 戦後の横浜の事がよくわかる秀作です。ぜひ、お運びください。
2017.10.06
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今のところ、今年の暫定1位です。 今日は、お代わりしに行ってきました。ただの老夫婦のなにげない毎日を追ったドキュメンタリーではありません。いろんなメッセージが込められています。 初めて観た日のことは、こちら をご覧ください。 関連書籍を一通り読んで、第2回に臨みたいという計画でしたが、8月になってしまいました。 この映画を上映していたポレポレ東中野の何がすごいって、1月からずっと上映し続けてきたことです。 一度足を運んで、敬意と感謝をお伝えしなければ・・・って、ただの感傷ではないのです。 オフィスから徒歩5分にあるこちらの映画館に足を運ぶようになってから、ミニシアター詣でが始まりました。 ユジク阿佐ヶ谷 とか、 シネマジャックアンドベティ― などに、足しげく通っていたりします。 ミニシアターのラインナップのいいところは、大手の映画館は、やらないものが選ばれている点です。これがなかなかどうして、侮れません。 ただ、運営の厳しさは感じますので、廃業のお知らせを前に「行けばよかった。」と言うよりも、せっせと通って支えているつもりでいます。 小さな映画館って、文化です。オーナーの好みで選ぶラインナップも、どれぐらいの期間、上映を続けるのかも、いろんな事があるとは思いますが、そこが面白いのです。 たまたま去年、今年と特集上映が行われたウォン・カーウァイも、繰り返し選ばれて上映されているのは、ミニシアターから人気に火が付いたと言われている「恋する惑星」や「天使の涙」です。20年前の作品なのに、今も人々をひきつけてやまない魅力にあふれていますので、日によっては満席になります。 ミニシアターを、侮ってはいけません。 ・・・というわけで、ポレポレ東中野で、絶賛公開中の人生フルーツは、9月1日までとのことです。 まだの方、ぜひぜひ♪
2017.08.01
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仕事もしておりますが、時々映画も観ています。 昨日は、こちらを観てきました。 3時間56分。 トイレ休憩なしです。 最初のうちは、なかなか入り込めませんでしたが、世界中が大絶賛の傑作だと、終盤に思い知らされることになりました。 これからトライする方の為に、ネタバレは野暮ですからね。ストーリーの事は、書きません。 「映画の師匠」とひそかに尊敬している方が、「全編尾崎豊みたいな映画」と評していましたが、そんなヒリヒリした感じの内容でした。 しかも観たのが関内の横浜シネマリンですから、 劇場の外に出ても否応なく中国語が耳に入ってきます。横浜に帰りつくまで、余韻が途切れることがないという不思議な時間でした。 出演者がみんな魅力的で、「原石だらけだ・・・。」と思って観ていたら、主演の張震(チャン・チェン)は、今も第一線で活躍する俳優で、ウォン・カーウァイのブエノスアイレスにも出演していました。 はっきり言って、主演の2人よりも男前で、印象的だったあの方が・・・ねぇ。 しばらくの間、いろんな余韻が続きそうです。 あ、都内はこれから上映する映画館がいくつかあるようですので、ぜひぜひ♪
2017.05.05
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最近は、こちらの映画館に凝っています。 50席前後の小さな映画館です。他では公開の終了した映画を観ることができるので、とても重宝しています。 先月のグザヴィエ・ドラン特集は、平日の昼間なのに、補助席が出るほどの大賑わいでした。 今日は2度目の「デヴィッド・ボウイ・イズ」を観てきました。 愛しはじめたのは、亡くなってからです。「ファンになって、39年です」と答えている方もインタビューの中にはありましたので、それだけ長く世界に影響を与え続け、愛されるって、どんな経験なんでしょうね。ものすごい創作意欲でした。「知っているのは名前だけ。」というレベルで観たこちらの映画は、過去の出演作を観たいという気持を、十分すぎるほどにかきたてました。 その結果、「地球に落ちてきた男」「ジギースターダスト」を観た心と体で二度目を観たいということに・・・。 観ていて、一度目より深く味わうことができました。 その経験と感覚を携えて、天王洲に急がなくては、なりません。
2017.03.02
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よいこのお約束です。 今年はドキュメンタリー映画にも凝っていて、 こちらを観てから、東京ステーションギャラリーに、女友達を誘って行きました。 観に行くのには、事前予約が必要です。 出演作を短い時間ではありますが、次々流します。 それですっかり「高倉 健は、スクリーンで観ましょう。」ということになりました。 そこに実にちょうどいいタイミングで横浜シネマリンで「角川映画祭」開催です。 今日、観たのは「野性の証明」でしたが、リメイク不可能ですね。 戦車やヘリコプターを使ったシーンが派手すぎて。そして、今の役者では該当する方がいません。 役者は健さん以外にも亡くなった名優が、ずらり。成田 三樹夫が、懐かしかったです。薬師丸ひろこは、これがデビュー作だったと思いますが、大物相手に一歩も引けをとらない存在感と度胸の良さで、今も第一線で活躍を続けていられる才能に脱帽でした。オンタイムで次々と角川映画の主演を務めていた時も知っていますが、年を重ねると観方が変わるのですね。 で、健さんは、映画の中でこれでもか、これでもかと愛する者のために体を張ります。最初のうちは、抵抗せずに耐えてみせる所も、終盤の爆発のようなアクションシーンを引き立てます。任侠映画も高倉健は、このスタイルでした。忠臣蔵にも似ていますね。日本人好みの展開と言えるかも知れません。 血のつながりはないものの、守り続けてきた娘(薬師丸 ひろこ)への愛情の深さに、最後は号泣でした。 角川映画はリアルタイムで知っていますが、今では考えられない程の、大量の製作費を投じて作られてきたことに、ひとつの時代の移り変わりというものを感じます。
2016.12.29
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昨日から角川シネマ新宿で、「溝口健二&増村保造映画祭」が、始まりました。 トークショーのゲストに「若尾文子」と聞いて、「赤線地帯」の鑑賞付チケットを申し込みました。 今年はなぜか1年がかりで「若尾文子映画祭」を実施しています。 この春に実際、「若尾文子映画祭」が、こちらで行われておりましたが、 夏の「市川崑映画祭」でも、若尾文子主演作品がありました。 で、昨日からの「溝口健二&増村保造 映画祭」にいたっては、ミューズということで、「若尾文子映画祭」再び・・・です。 勝手に「文子様」と呼んで、アイドル扱いにしています。男をだますしたたかな女の役が、絶品です。 そんな文子様が、第2次世界大戦中に仙台に疎開していたことは、有名な話です。当時仙台にいた適齢期の男子は、こぞってハートをわしづかみにされていたようで、「見たことがある。」とか、「知っている。」と言って聞かないのです。高校の時の先生にも、延々と聞かされていましたが、30年後に「若尾文子映画祭」に萌えることになるとは、人生って不思議なこともあるものです。 昨日の文子様は、白一色の装いで登場したのですが、あんなにも美しい80代の女性を見たことがありません。ジュエリーが似合う年齢というものがあることも、見せて頂きました。 昨日のトークショーは、ヤフーニュースにもなっていました。お姿も含めてご覧ください。
2016.12.24
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夕べは、デヴィッド・ボウイの「地球に落ちてきた男」を観てきました。サイトは、 こちら。東京は、9月21日まで角川シネマ有楽町で、横浜は、9月17日~23日にシネマジャック&ベティで公開されています。今年2月に「デヴィッド・ボウイ・イズ」を観て、生前の出演作が観たいと、思い続けておりました。で、昨夜の映画鑑賞につながるわけですが、観る時代によって、映画にちりばめられた示唆を、受け取ることができるかどうか、反応の分かれる映画だと思いました。地球に落ちてきた時には、水しか飲まなかった主人公(デヴィッド・ボウイ)が、徐々にお酒におぼれていく様は、考えさせられます。他にも、私達の日常にはトラップがいっぱいで、「夢中になってる間に、人生終っちゃうよ。」って言われているみたいでした。1976年の撮影当時にトラップと考えられていたものは、酒だけではありません。今も十分にトラップとして機能しています。それが何なのかは、劇場でお確かめください。SFは、サイエンスフィクションの略ですが、ホントに虚構なのかと思うことが時々あります。夕べの映画もそうなのですが、中学生だった時に読んだ筒井康隆の「俺に関する噂」という作品を、SNS全盛の今、折に触れて思い出します。「俺に関する噂」は、ある日突然、ニュースや週刊誌が有名でもなんでもない一市民である主人公のことを、報道し始めます。しばらくは、それにふりまわされますが、堂々と公表するようになったら、それが止んだという結末でした。今はネットやSNSで、「俺に関する噂」を作れます。お金持ちだったり、貧乏だったり、ラブラブだったり、モテなかったり、勉強熱心だったり、キラキラしてたり・・・。商売につなげている方もいるのですから、素敵です。(笑)あ、続けられればですがね。ある日突然、自分の事が噂になるのは、報道からではなく、ネットからの時代です。ポッと出の瞬間芸で終るのか、この先も信頼に値するものなのか、昔の方は、うまいことを言いました。今も十分通用する一言です。「石の上にも3年」フィクションなのか、現実の世界に根を張ることができるのかの目安にしています。
2016.09.08
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連休、いかがお過ごしでしょうか。 今年はもう、何度足を運んだことでしょう。横浜シネマリンで、「ヨコハマメリー」を観てきました。メリーさんは、横浜の有名人です。白塗りで白いドレスを着て、夜な夜な伊勢佐木町の街角で佇んでいたそうです。 米軍相手の娼婦だったそうですが、晩年は郷里に帰って、老人ホームでその生涯を終えました。ドキュメンタリーでは、老人ホームでお幸せそうな姿を、取り上げていました。彼女が街角から姿を消したのは1995年頃ですが、目撃証言が、周囲の同世代に多いのには驚きました。この日は補助席を出すほどの盛況ぶりでした。10年前に初めて公開された際にも、連日満員御礼だったとか。上映終了後、拍手が沸き起こりました。映画館で、そんなことが起こるなんて、初めてです。娼婦という経歴をさげすむ人がいる一方で、そこまで人々に愛された人を、他に知りません。メリーさんは、横浜の風景であり、時代であり、一部であったのでしょう。戦後の横浜を知る資料としても、秀逸なドキュメンタリーでした。毎年1回上映することにしてもいいぐらいです。それにしても横浜シネマリン、恐るべし。一度は閉館したものの、新しいオーナーを迎えての再オープンは、昨年12月だったはずですが、映画ファンを引き付けてやまない素晴らしいラインナップに、息を吹き返したようです。そう言えば、映画館の半券の提示で割引といった近隣の飲食店とのタイアップは、行っていないようです。映画館なんですから、映画で期待に応えるものでしょうといった感じなのでしょうか。すっかり魅了された身としては、ぐうの音も出ません。 来週から市川崑映画祭が始まります。忙しくなりそうです。(笑)
2016.07.17
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