このEscape from Japanを書き始める時に、この旅が私に大きな力を与えてくれたと書きました。 今もその思いは変わりません。会う人会う人に「やせたんじゃない?」と言われるほどやせてしまい、実際、何も口にする気分ではないほどしょげ込んでいた私に、あの大きなハンバーガーひとつ完食させたのです。NY、Brooklynという街は。 言葉が通じない、母語でないということでおびえることはありませんでした。むしろ、文化の違いの中だからこそ、日本で出せない自分を出せたように思います。でないと、噴水ではしゃいだりしません(笑)。