カテゴリ未分類 0
全181件 (181件中 1-50件目)
昨日の朝は京博、夜は京都市文化博物館。朝の開館と同時に京博『雪舟伝説』の後期展。残念なことに山水長巻は3回に分けて巻返されたので真ん中部分を見てない。あとは前後期ですべて見たことになる。件数としては国宝・重文とも増えなかった。50分前には数人しかいなかった行列も開館前には50人ほどに。会期末が近いのでその後もどんどん人が来て中はかなり混雑していた。私は1階を先に見たので独り占め状態だったが(笑)。展示の最初に雪舟の小さなのや絵巻も含め国宝6点を並べる展示方法はどうなのよ?混雑させるだけだと思う。私なら余韻も感じさせて天橋立図と秋冬山水図と慧可断臂図をこの順にど〜んと飾るけど。京博らしいし、見る人は見るし、遠くからでも見られるし、どうよ?夕方からは、金曜夜間開館の京都市文化博物館の『みやこの西の守護神 松尾大社展』。国宝は東寺百合文書の山城国桂川水差図案(京都学・歴彩館)。重文は松尾大社の老年男神像・壮年男神像・女神像、松尾大社一切経(妙蓮寺)。この映像が4日で撮影出来るとは…。ギャラリートークに付かず離れずで見てたが、松尾大社って、まつのおと読むのね。2フロアで1600円は高いと感じたけど地下鉄券割引で200円安くなった。
2024.05.25
コメント(1)
昨日は朝から三の丸尚蔵館。前回国宝を見たので今回はそのページ替えになる。ちょっと時間が早かったので内堀沿いを散歩。目玉展示がないので空いてて、飛び込みでも予約客の後に入館可能みたい。やはり1000円は高過ぎる。前回は誰も寄り付かなかった国宝の更級日記と和漢朗詠集巻上が何故か人気(笑)。琉球塗板屏風が目立つ。海北友松の浜松図屏風はそのうち重文にならないかな。
2024.05.13
コメント(1)
昨日は朝から青春18きっぷの旅。目的地は備前長船刀剣博物館だけど、国宝山鳥毛が超人気で15時からの予約しか空きがなかった。それでまずは赤穂に。駅からそこそこ歩いて明王山普門寺。重文十一面千手観音坐像を拝む。弘仁期の作とされ神護寺から遷られたそうだ。そして赤穂駅から日生駅に行き、カキオコを食べた後、西片上駅から御滝山真光寺へ。扉は開いてない重文本堂と重文三重塔を見る。今回の移動簡単そうだけど赤穂線は1時間に1本、12時には運行なしという寂しい状態。それに岡山の学生は降りてくる客がいても出入口の真ん中に立ちはだかるほどマナーが悪い。まっマナーと言えば7時23分に坂出駅発のマリン5号車に座ってた高松西高のテニス(たぶん、そんなケース持ってた)サークル(学校名が入ったユニホーム着てバレるよなぁ、逆に無邪気なのか)は座席に荷物を置き他の客が座れないようにしてたけど…。国道2号と赤穂線に分断されて市指定の仁王門が住宅地に取り残されてる。左端下に見える三重塔まではかなりの距離。香登駅から刀剣博物館まで国道2号の歩道がない部分も歩き徒歩20分はかかった。刀剣女子で盛況。国宝太刀無銘一文字(山鳥毛)は一組2分、でも20分以上並んだのでかなり時間をロスする〜。工房も見られるのだけど、シャトルバスの時間が迫ってたので倶利伽羅を彫ってるのだけながめた。出来上がった刀に彫るから失敗は許されないそうだ。私は4割成功すれば崇められる仕事が良いなぁ(笑)。シャトルバスで帰りは長船駅まですぐ。あとは鈍行で家へ、18きっぷの旅無事終了。JR西日本と四国の違い。西日本は無人駅4駅とも降りる人に切符チェックなし、四国は車掌が必死に少額の運賃を必死に集めている。そうそう備前市も瀬戸内市も旧国名や瀬戸内という瀬戸内海地域では大仰な名前(奄美に瀬戸内町ってあるけど)。歴史ある地域に対応した名前を名乗って欲しいな。
2023.12.24
コメント(0)
昨日は朝から高速バスで三宮経由大阪に。中之島美術館。肥後橋駅から歩いたけど、案内がないなぁ。文化に疎い維新が行政を担ってるだけのことはある(笑)。先日見た芦雪展の上の階。テート美術館展ーターナー、印象派から現代へ。イギリスらしいターナーが好きなので。西洋画では、印象派、宗教画が好きかな。でもターナーの作品は図解を除くと「光と色彩(ゲーテの理論」)他2点だけか、ちょっと残念。ジョン・コンスタブルの「土手に腰掛ける少年」は素敵。小さな作品、額縁こんなに仰々しいのは好きじゃないな。原則、撮影可能。こういう展覧会増えてきた。混雑してないと可能と思う。じっくり鑑賞すべき事というのは一つの見方に過ぎないと思う。ジョン・ブレットの「ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡」は私がイメージするイギリスの作品。かなり大きい、遠くからでも光が見える。展覧会は「光」をテーマにしてるので現代まで200年に渡る。良く分からないのがあって楽しいけど、集中出来ないな。
2023.11.24
コメント(0)
昨日は12時半の予約で一部増築がなった皇居三の丸尚蔵館の開館記念展「皇室のみやびー受け継ぐ美ー」。このネーミングどうかな?今回の展示品は皇室が代々伝えて来たものでない。実態とコピーが乖離し過ぎてる。古くから伝わったと勘違いする人多いだろうな。春日権現験記絵は明治時代に鷹司家が献上。蒙古襲来絵詞は明治時代に買い上げ。熊本に縁のある永青文庫の細川さんが後悔したとの話もある。動物綵絵は明治時代に廃仏毀釈で窮状の相国寺が献上。下賜金でしのいだ。屏風土代は大正時代に井上馨侯爵家が献上。春日権現験記絵は巻十二、蒙古襲来絵詞は後巻、動物綵絵は秋群雀図・南天雄鶏図・老松白鳳図・菊花流水図。予約がいっぱいで当日券の販売はない。そんなに広くないので30分程度で見られる。会場は00分と30分の少し前が空いてた。同時開催の「令和の御代を迎えて」撮影不可。天体望遠鏡が展示されてた〜。
2023.11.10
コメント(0)
昨日の夕方は、奈良の秋の風物詩、第75回正倉院展。日時指定の展覧会だが、京博の清風会会員は、並ぶけど予約不要。ちょうど次の時間帯との間で全然並ばす入れた。琵琶、螺鈿背円鏡、如意、端飾なんか綺麗だった。私は奈良時代の写経、度世品経巻第三に見入った。夜も来館者は多いがそんなに行列は長くない。中も昔の正倉院展に比べれば、かなり少ない。博物館を出ると、三笠の山に出し月かも、月が出てた。
2023.10.29
コメント(0)
岡山県立博物館から歩いてすぐの岡山県立美術館。ここは元の鷹匠町だそう。『美をたどる 皇室と岡山〜三の丸尚蔵館収蔵品より』 展の後期。国宝は、前期と同じ春日権現験記絵 巻11が巻替えされて三段目と四段目。高階隆兼筆(宮内庁三の丸尚蔵館)。これまで巻第四('22/8/26藝大)、第五('22/9/9藝大)、第七(1/6奈良博)、第十一 一段目と二段目(8/5岡山県博)、第十三('22/12/16奈良博)と見てる。ここも賑わってるけどちょっと入館料高いなぁリピーター割で1200円。
2023.08.27
コメント(0)
姫路駅から18きっぷの難所、姫路駅〜相生駅〜岡山駅間を山陽線経由で乗り継いだ。1時間に1本だけど昼間なのでそんなに混雑はしてなかった。そうそう行きは赤穂線経由。 『美をたどる 皇室と岡山〜三の丸尚蔵館収蔵品より』 展の前期。県立博物館は行ったことあるが、美術館は初めて。国宝は春日権現験記絵 巻十一の一段目と二段目。高階隆兼筆(宮内庁三の丸尚蔵館)。春日権現験記絵巻は巻第四、第五、第七と見てる。岡山のバスは複数社あってシステムもバス停も違う。隣にも美術館があって至近距離でそれぞれバス停がある。むっちゃ大きくはないが綺麗な建物。観覧者は少数。岡山に縁のある収蔵品を持って来てる。大観はデッサンが下手だけど「秩父霊峯春暁」は傑作。下手だから線を使わない朦朧体を極めたのかな〜自分を知ってる(笑)。
2023.08.06
コメント(0)
昨日は朝からトーハク。平常展だけのためか開館前に並んでるのは外国人さんと修学旅行生。本当は2泊3日のつもりだったが、Jalの日曜の格安チケットが取れず断念。で土曜の今日の夜帰るのだが、雨模様で続100名城は断念する。国宝室の普賢菩薩像(豊乗寺)は撮影禁止。昨年の国宝展疲れか考古室と法隆寺を除くと、国宝は戸田家伝来の太刀正恒と西新井大師の蔵王権現像くらいかな。新収蔵品展に伝雪舟の中国真景図巻が展示、気になる。寄贈者の徳川義眞さんって誰?上野公園は紫陽花が綺麗〜。
2023.06.11
コメント(0)
夕方に雨が降っても開いてるところということで新しくなった京都市美術館へ。帝冠様式はそのままに掘り下げたのか地下に空間が出来ていた。銘板は京都美術館とあったので気になって調べたら「大礼記念京都美術館」が前身。戦後は京都市美術館になって、最近ネーミングライツでなんとかいうようだけど、私ネーミングライツ嫌いなので覚えたくもない。50億円程度で名前売るなんて変だ、そしてそう呼ぶことを強制するなんてもっと変。「生誕100年 回顧展 石本正」を見る。舞妓さんの絵良いなぁ。でも顔は今風じゃないのが多いなぁ。日本髪のヌードも違和感がある…(笑)。裏にきれいな日本庭園があったんだ〜。
2023.05.20
コメント(0)
昨日は築地でランチの後、六本木まで行きサントリー美術館で「拭きガラス 妙なるかたち、技の妙」。そこそこ盛況〜。何点か写真が撮れる。あまり興味がないのですぐ見終わった。会員証で何回行ってもお金は余分にかからないし、メトロは24時間券だし…。これも修行。で地下のジャンポールエヴァンでお茶。ショコラ2個とチョコレートドリンクのセットで1430円。むちゃ高級なドリンク。ドリンクだけだと1265円。ドリンクが高いのか、チョコが安いのか。でも価値はある。ミッドタウンを歩いてて改めて思ったが、東京の人は天気が悪くてもテラス席が大好き〜(笑)。
2023.05.14
コメント(0)
昨日は、雨模様なので続100名城攻略をあきらめてトーハク、走り梅雨かな。外国人さん多いなぁ。日本人(日本語をしゃべってる人)と外国人(他言語)さんなら圧倒的に外国人さんが多い。ひょっとしたら、パスポート別でも日本人は一番にはなれないかも(笑)。本館1階と2階をぶらっと一周り、それにしても外国人さん刀や鎧兜好きやなぁ。そうかサムライが好きなのか。増収のため外国人さんが喜ぶ展示品増やすのもありやな。若冲や、速水御舟を鑑賞。国宝室の渓陰小築図 太白真玄序・大岳周崇ら六僧賛(金地院)は撮影不可。国宝は他に、平成館と法隆寺館を別として、興福寺鎮壇具と神照寺の華籠(撮影不可)と西新井大師総持寺の線刻蔵王権現像(撮影不可)と円珍関係文書のうち円珍自筆書状と刀。
2023.05.14
コメント(0)
文楽を聴いた後、上野の東京都美術館でマティス展。私この美術館が苦手、展示室が各階に分かれてて地下から順に上を見る構造だけど、気になったところで戻れないし、エスカレータで集中が途切れるからかなぁ?「自画像(ポンピドゥー・センター/国立近代美術館所蔵)」私の中学時代の多摩美出身の美術の先生が好きな画家はマティスと言ってたので、その頃から知ってる。「赤の大きな室内(ポンピドゥー・センター/国立近代美術館所蔵)」「黄色と青の室内(ポンピドゥー・センター/国立近代美術館所蔵)」どれも色が印象的だなぁ。金曜夕方だからか、マティスは一般的でないのか、かなり空いてる。まっ会期が始まったばかりだからだろうけど。
2023.05.13
コメント(0)
食事の後、銀閣寺へ向かう道の途中にある白沙村荘橋本関雪記念館へ。入場料1500円が高いのか、インスタ映えするものがないのか空いている。面積1町ほど、元は水田だという。時代の違いはあっても当時の画家は今のIT長者くらい儲かったのだろう。大作を描くのに使った大画室がそのまま残っており、未完成の屏風が立ててある。ここは和カフェに出来るな。展示室は8年ほど前に新しくなったらしい。ここで全国から作品を集め橋本関雪 生誕140周年の展覧会が開催中。関雪ってやはり猿かなぁ(笑)。バルコニーからは大文字が、綺麗に見える。ここはカフェにすべきだったな。道沿いの洋館と和風の家が食べ物屋になってるけど、するなら断然こっちだよなぁ。
2023.05.05
コメント(0)
橿原神宮参拝の後、歩いて橿原考古学研究所附属博物館。観覧者多数。すみません〜なめてました。ちょこちょこっと見れば良いと考えてましたが、短時間では無理です。春季特別展 『神宿る島 宗像・沖ノ島と大和』900円。カウント既見だけど、金銅製雛形五弦琴 琴柱 沖ノ島5号遺跡・ 盾中央鉄板 沖ノ島7号遺跡・ 奈良三彩小壺 沖ノ島1号遺跡・鉄製人形 沖ノ島5号遺跡・子持勾玉 沖ノ島8号遺跡・三角縁四神文帯二神二獣鏡 沖ノ島18号遺跡・内行八花文鏡 沖ノ島19号遺跡・※龍鏡 沖ノ島17号遺跡・鍬形石 沖ノ島5号遺跡・鉄鉾 沖ノ島7号遺跡・水晶製切子玉 沖ノ島7号遺跡・鉄地金銅張剣菱形杏葉 沖ノ島7号遺跡・ 金銅製棘葉形杏葉 沖ノ島7号遺跡・ 金銅製歩揺付雲珠 沖ノ島7号遺跡・ 金銅製龍頭 沖ノ島5号遺跡出土・鉄※ 沖ノ島16号遺跡 (宗像大社)。金銅製三輪玉・金銅製棘葉形杏葉・金銅製歩揺付雲珠・金銅製歩揺付飾金具・金銅製龍頭・龍文飾金具(藤ノ木古墳出土 文化庁) 。硬玉製勾玉と国宝がずらりと並ぶ。沖ノ島と藤ノ木の国宝を比較するように並べて展示してあって楽しいです。なぜ似てるの?関連あるの?流行ってた?色々考えさせられます。写真も撮れます。常設展も充実してました。この藤ノ木の馬具はレプリカかな?印が分かりにくい。時間をかけて見たいですが、行くにはちょっと不便なところです。
2023.05.04
コメント(0)
トーハクの後に、竹橋まで行って国立近代美術館の70周年記念展「重要文化財の秘密」展。何が秘密かって、そういうことか。安田靫彦の「黄瀬川陣(東京国立近代美術館蔵)」の秘密、左隻の原題「義経参着」は興味深い。竹橋の駅から近いのに遠く感じるのは、城に入るからかな。長〜い最初の方の展示の大観「生々流転」は混んでるし、好きでないのでほぼ素通り(笑)。日本画・洋画・彫刻・工芸に分かれてるがどこか散漫な印象が。画風も時代も異なる展覧会って集中が難しい。というより昨日見られたのは36件だけ、そもそも展示点数が少ない。明治以降の重文指定68件のうち51件が展示替えも含めて展示のはずなのに実際は半分程度じゃないか。どうせやるなら全部集めて欲しかった。一番気に入ったのは朝倉文夫の「墓守(台東区立朝倉彫塑館蔵)」さんの彫刻かな。この手の展覧会には珍しく作品は原則撮影可能。一応何で撮ったかの表示が必要なので、この記事の写真は、国立近代美術館の重要文化財の秘密展と常設展で撮影しましたと。特別展の半券で無料で見られる常設展の収蔵品も凄い。東山魁夷の「道(1950)」。プリントを並べて金を取るどこかの美術館とは違う(笑)。草間彌生の「天上よりの啓示(1989)」。パッと見ただけで草間彌生だと分かる、存在感が違う。
2023.04.23
コメント(0)
佐倉から京成で戻ってトーハク。躑躅が平年より10日くらい早く咲いている。東福寺展。3回目。これでほぼ全部(短い期間のは見逃し)見たことになるかな。その前に平常展。国宝は既見の興福寺鎮壇具、普賢菩薩像、円珍関係文書のうち円珍自筆書状、太刀 古備前正恒(文化庁)。特別展の会期も終わりに近づき、入場の制限はないが、中はかなり混雑。国宝はカウント既見の東福寺蔵の円爾宛印可状と展示替えの太平御覧(目録2、第79冊)と義楚六帖(第4冊, 第10冊と禅院額字幷牌字のうち、普門院・秉払(無準師範)、東西蔵・首座・前後・三応(張即之)。禅院額字幷牌字は全点見たことに。重文の円爾の遺偈「利生方便 七十九年 欲知端的 佛祖不傳 弘安三年十月十七日 東福老珍重」は良いなぁ。
2023.04.23
コメント(0)
書道博物館の特別展『王羲之と蘭亭序』の3回目。これだけ立て続けに来ると、推奨の健全なアクセスでなく、ホテル街を突っ切って最短で来ることも可能になる。ちょっとした人間模様も見られるのでそれはそれで興味深いが…。会期終了も近いためか、平日なのに混雑。向かいの子規庵はまだ休業中。国宝は既見の世説新書 巻六第残巻 ―豪爽― (東博)。これで文化庁と京博と合わせて3点見たことになる。市河米庵の蘭亭序軸と京博重文の王羲之書扇図軸は見てよかった。この展示施設さり気なく良いもの展示してるんだけど、ロッカーが小さいのが難点(笑)。
2023.04.22
コメント(0)
昨日は、羽田空港から京急で金沢文庫駅へ。車窓から眺めると、横浜って小高い丘がある起伏に富んだ地形だなぁ。神奈川県立金沢文庫の特別展 『金沢文庫の肖像─国宝 四将像全幅公開─』 。既見だけど、称名寺蔵の北条実時像・金沢顕時像・金沢貞顕像・金沢貞将像のかねさわ流北条氏4代の四将が並んで展示されている。残念ながら、国宝附 顕弁像は後期展示。文庫名もかねさわが本来だろうけど、今はかなざわぶんこと呼ぶようだ。実時書状や貞顕書状や宋版南華真注疏断簡など国宝の称名寺聖教/金沢文庫文書(称名寺)も30点以上展示、これらはカウント既見。興味深かったのは、江戸時代の国宝「丙寅図覚書(書籍目録ト)」、加賀前田家が金沢文庫から資料を借りた覚書。中には購入した物もあるそうだ。小山を隔ててるけど称名寺の境内に施設は作られてて、昔も今もトンネルで結ばれてる。称名寺境内として史跡指定。金沢山(きんたくさん)称名寺は真言律宗の別格本山。寺と公園の管理区域の境がよく分からない。裏山に北条実時の墓。昔大河でピーターが演じていたのが記憶に残ってる。あれカッコ良かったなぁ。
2023.04.22
コメント(0)
落語が跳ねたあと、六本木まで行き国立新美術館「ルーヴル美術館展 愛を描く」。所蔵するコレクションから、'愛'をテーマに16世紀から19世紀半ば頃までの西洋絵画の作品を展示。16時からの回に15分過ぎに行ったら長蛇の列、15分も待った〜春休みからかな(45分を過ぎると待ちはなし中は混雑)。中も混んでて人の後ろから見ることになる。絵巻じゃないので単眼鏡があれば鑑賞は出来る。さらっと最後まで歩いて、戻ってまた最後まで歩いただけだけど、サッソフェラート の『眠る幼子イエス』、ジャン=オノレ・フラゴナールの『かんぬき』、ウジェーヌ・ドラクロワ『アビドスの花嫁』ちゃんと見ました(笑)。テーマを決めた展覧会は見やすい。というより私は切手でなじみがある宗教画が好きなのかも。展示では宗教画以外も広く愛を描いているが…。
2023.03.30
コメント(0)
トーハクの後、都美術館のウィーンが生んだ若き天才 エゴン・シーレ展。11時からの事前予約を飛行機が定刻に着いたので1時間早め入場。10時50分という時間区分の最後なのでスムーズに入場。中も混雑してるけど最後の方なので比較的見やすい。ウィーンのレオポルド美術館の所蔵品を中心とした展覧会。45分見るという計画だったが、どれをどう見てよいか分からない。人が多いとこ避け普通に歩いて行ったら20分で見終わった(笑)。風景画のとこでは写真も撮ったし、自画像も裸婦もちゃんと見たはずだけど…リストをいっさい見なかったからだな。目が遠近とも悪くおまけに暗いところは見えにくい私、時間がかかってたのはリストチェックにか(笑)。挑戦的という語で何故か加納典明を思い出す。今、上野の山は桜で満開〜美術館でカットした時間を花見で消費〜。コロナ禍の制限から解き放たれためか平日なのにすごい人出。そうエゴン・シーレはスペイン風邪のため28歳で亡くなったそうな。人類はそんなに進歩はしてない。
2023.03.30
コメント(0)
昨日は朝からトーハク東福寺展の会期を9期に分けた4期目。前回見た1期目から3週間しかたってないのに春が進みソメイヨシノがあちこちで満開。1期目とは微妙な違いだけ。ただ大別すると前・中・後と分けられてるので、ここを見ないと、重文の明兆を全幅見られない。かなり充実してると思うけど上野公園の人に比べて観客が少ないな。やはり地味なのか。国宝は、1期から引き続き展示されてるのの他、禅院額字幷牌字19幅が微妙に展示替え。維那・ 浴司・解空室(張即之)、小参・普説(無準師範)が見られる。平成館の2階の窓からの桜が絵のよう。2回目なので30分くらいで切り上げようと思ってたが、見入ってしまって時間をオーバー。外の上野公園はすごい人出〜。都ぞ春の錦なりける、と言ったところか。
2023.03.30
コメント(0)
南座で歌舞伎を見たあと、京博の特別展『親鸞 生涯と名宝』。昨日から始まった東本願寺の慶讃法要に合わせたように開催。浄土真宗各派では3月から5月にかけて、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年の記念法要が開催される。国宝は、観無量寿経註 親鸞筆(西本願寺)・西方指南抄 親鸞筆 巻上本/巻上末(専修寺)・教行信証 坂東本 親鸞筆(東本願寺)・三帖和讃 親鸞・真仏筆 浄土和讃(専修寺)・三十六人家集 遍照集/朝忠集/元輔集(西本願寺)・類聚古集 巻一二三四(龍谷大学)・国宝附 親鸞聖人影像 安城御影副本(西本願寺)の6件1附。カウント未見はなし。せっかくなので展示品リストと実物を照らし合わせてたら、絵伝がスペースの関係で分散してたり、リストに誤りがあったり、老眼と近眼の私は1時間もかかった。御影堂って真言宗なんかが、みえい堂で、浄土真宗は、ごえい堂って読むものとばかり思ってた。展示パネルに高田派や木辺派では、みえい堂とフリガナがあった。十派のうち調べたところ、東西本願寺や仏光寺、興正寺、毫攝寺、誠照寺、専照寺ではごえい堂。真宗山元派 證誠寺は不明。御・影堂、の「おん」が「ご」になったようで、一般的には「みえい」を安置する、御影・堂らしい。この説なら、木辺派の本山錦織寺は「満足の御影」を持つからの「みえい」かな。親鸞にテーマを当ててるので、親鸞筆との書き物が中心になり、そんなに華やかでない。展示品から判断すると親鸞の教えは弟子の真仏上人が受け継いだと考えるのが素直だと思う。じゃあ今の本願寺の隆盛は?蓮如上人のマーケティングの成功によると考えても罰当たりではないだろう。案の定私が行ったときは待ち時間ゼロ。中も空いていたが、団体が来たのか混雑する場面も。門徒がバスで上京すれば、当然寄るからそれなりの観客は動員出来ることだろう。
2023.03.26
コメント(0)
昨日は朝から春爛漫の上野公園を通って書道博物館へ。ホテル街に場違いな行列〜。特別展 『王羲之と蘭亭序』は40名の団体客とギャラリートークの客で大混雑。この狭い展示スペースにその数の団体客の受入れはいかんやろ。国宝は、3件が展示期間を微妙に変え、今は世説新書 巻第六残巻 ―規箴―(文化庁)・ 巻第六残巻 ―規箴・ 捷 悟―(京博)の2件。でもね、私は3組めで、10人め(団体客はまだ全員は来てない)くらい。団体客とギャラリートークの客の発券の遅さにイライラする。名前を書く必要があるなら事前に書かせろ!まぁ国宝は王羲之じゃないので展示室を15分間ほぼ独占(正確には途中2人来たけど各1分程度で出ていった)鑑賞。前回長めに展示してた文化庁のが短めに、京博のがその場所に長めに展示。目の前に建つ子規庵は3月中はお休み。
2023.03.13
コメント(0)
昨日の国立劇場と歌舞伎座の幕間には、出光美術館の江戸絵画の華の第2部を鑑賞。「京都画壇と江戸琳派」プライス・コレクションから収蔵品に加わった作品の展示。円山応挙と酒井抱一とその弟子たちの作品。先端と様式美、日本画はそういうものかな。若冲展に比べてちょっと目玉が少ない。ごった返すことなく鑑賞出来るけど。源琦の「雪松図屏風」は応挙の作そっくり!でも師匠の画風を受け継ぐだけでは師匠を抜くことは出来ないのか。
2023.03.12
コメント(0)
昨日は金土夜間オープンの六本木のサントリー美術館。木米展の2回目。会員になったので何度も見られる。平日の夕方で人は少なくゆったりと見られる。でも焼物はさっぱり分からない。で、ほぼ歩く速さで眺めながら見ていて、これは好き〜と思ってキャプションを見ると仁清。また歩いててこれも好き〜、道八!意外と見る目が出来てきたのかも(笑)。
2023.03.11
コメント(0)
昨日は大阪から奈良への近鉄も少々遅れ、こんな日もある。奈良博の恒例の特別陳列「お水取り」。只で入館したのに記念の絵葉書もらった。重文はあるが国宝はなし。写真撮影も不可だけど少しだけでも撮らせて欲しいな。特集展示の「新たに修理された文化財では、国宝 飛天像(横笛)金堂天蓋附属(法隆寺)。これって天蓋のどの部分かな?名品展 『珠玉の仏教美術』で国宝は、両界曼荼羅(子嶋寺)・大般涅槃経〈中尊寺経〉(金剛峯寺)・金光明最勝王経〈紫紙金字〉・火焔宝珠形舎利容器・五瓶形外容器〈鉄宝塔内納置〉(西大寺)と国宝附 紺紙金字一切経箱〈展示名:漆塗箱〉(大長寿院)。五瓶形外容器がなかなか面白い。天気予報に反し日射しが強く春らしい日、奈良にも外国人を含む観光客の姿も多くなった。
2023.02.26
コメント(0)
昨日は関西に。高速バスは迂回ルートの六甲山トンネルを通ったがほぼ定刻着。でもJRが一便遅れ藤田美術館に7分遅れ。30分の滞在予定だったのできつい。国宝は既見の玄奘三蔵絵の第12巻・第11巻。玄奘すなわち三蔵法師、夏目雅子である。絵巻は全12巻。12巻の最後は亡くなった場面。一応藤田が改築中の奈良博で全巻見てるはずだけど、改築後の藤田では、1巻→6巻・9巻→12巻・11巻。なぜ順番に見せてくれないのか?オープン直後の賑わいはもうなく落ち着いて見られるけど、展示品リストをどっかに掲載して欲しいな。昔は所狭しと何でも並べてたからワクワク感があったけど今は厳選しただけに、国宝2点に重文2点はちょっとさみしいかも(笑)。
2023.02.26
コメント(0)
仲御徒町駅から六本木駅までメトロで移動。午後からは、サントリー美術館。「没後190年木米」展。等伯ほどじゃないが、日曜だからかそこそこ客がいるなぁ。会員は何回見ても余分にかからないからかも(笑)。同時代では道八が好きだな。文人ってネットワークが張り巡らされてたようだ。頼山陽とも交流があったのか。そう言えば山陽の親族の掛軸持ってたなぁ。
2023.02.13
コメント(0)
鶯谷駅から山手線で有楽町駅まで行き、お堀端に近い出光美術館。江戸絵画の華展の第1部「若冲と江戸絵画」(予約制)。少しだけ余裕があり、予約なしでも待てば空いた時間に入れたみたい。プライス・コレクションから加わった鳥獣花木図屏風が見どころ。人が重なってる。何度見ても古さを感じさせない。文化財指定されるかな。一昨日とは打って変わった良い天気。皇居が模型のように見える。なお、21日から第2部応挙の「京都画壇と江戸琳派」。
2023.02.12
コメント(0)
昨日は築地で朝食のあと、鶯谷駅に向かい書道博物館へ。特別展 『王羲之と蘭亭序』に。漱石の猫の挿絵を描いた中村不折の旧宅跡。今はホテルに囲まれた小さな博物館だけど重文11件も所蔵。意外に人はそこそこいる。王羲之って皇帝が墓に入れたので真筆が残ってないのね。国宝は既見の世説新書 巻第六残巻 ―規箴―(文化庁)。館内撮影禁止だけど、常設展だけここから可という場所が設けられてた。
2023.02.12
コメント(0)
昨日は雨が止まないので、屋根があるとこを求め、夕方、東京駅に。東京ステーションギャラリー「佐伯祐三 自画像としての風景」。郵便配達夫は良いなぁ〜。力強さが感じられる。病床で描かれたとわ…。2フロアに展示がまたがってるけど、階段を降りるとこからはレンガがむき出しに。下の階の展示室はほぼレンガそのまま。何と言ってもここの魅力は建物自体が重要文化財。そのうち間違いなく国宝になる。
2023.02.11
コメント(0)
文楽が跳ねてから、雪じゃなく冷たい雨が降る中、永青文庫。冬季展 『揃い踏み 細川の名刀たち―永青文庫の国宝登場―』(予約制)に。そう言えば昨年も雪が残ってる道を歩いたなぁ。国宝は既見の、刀 金象嵌銘光忠 光徳(花押)生駒讃岐守所持(生駒光忠)・太刀 銘豊後国行平作(古今伝授の太刀)・短刀 無銘正宗(名物庖丁正宗)・短刀 銘則重(日本一則重)の4点。他の刀剣類も含め太刀も刃を上に向けて展示されてるので尋ねたら、刃がよく比較出来るよう照明も考えてのことだそうだ。因みに生駒讃岐守は親正の子の生駒一正のこと。驚いたのは、この国宝の刀剣、先祖伝来じゃなく元総理の祖父さんの16代当主細川護立さんの収集品だそうな。重文の鐔、国宝に昇格しないかな(笑)。別館では物販をしてる。
2023.02.11
コメント(0)
城を巡ってても春の日射しは強く青空は続く。暖かい。ほぼ半周して、ふくやま美術館。福山城築城400年記念協賛事業の特別展 『名刀 江雪左文字―江雪斎、家康、頼宣が愛した刀の物語―』 。この美術館の場所、公園化されてよく分からないが、石垣の具合から考えるとかなりの部分が堀だった?だとしたらもったいないことを、せめて堀を残したまま美術館を建てればよかったのに。小松コレクションの刀剣は撮影可という椀飯振舞。国宝は、短刀 無銘正宗 名物九鬼正宗(林原美術館)・短刀 無銘貞宗 名物寺沢貞宗(文化庁)に加え、小松コレクションの太刀 銘筑州住左 江雪左文字・太刀 銘正恒・太刀 銘国宗・短刀 銘左/筑州住 号じゅらく 太閤左文字・短刀 銘国光 名物会津新藤五・太刀 銘吉房・太刀 銘則房。全9点。すべて既見。刀剣の来歴を詳しく書いてるので面白い。刀剣も茶器も権力や資力があるところに集る。
2023.02.06
コメント(0)
昨日はちょっと時間が出来たのでサントリー美術館。等伯の作品が並んでいる智積院の名宝展の後期。メンバーカードを持ってるので何回見ても只。金曜日だから空いてるとの予測は大ハズレ、混雑。張即之の字は綺麗。「如」良いな。お経の出だしだったけど、前期からページ変わってるのかな?重文の大覚寺伝来とされる孔雀明王像が見られた。未出品の障壁画は国宝、松に立葵図・宸殿三山の間・違棚貼付。重文、松に梅図。
2023.01.14
コメント(0)
昨日は、今年になって初めてのトーハク。昨年の国宝展で1年の展示期間の限度に達した作品が多いのか、国宝は少なめ。正月恒例の松林図屛風。国宝室から移動して普段屏風や襖絵を飾ってる2階の7室で開催。賑わってるが、ちょっと待てば誰もいない写真は撮れる。国宝展に集まった人たちの多くは、トーハク所有の収蔵品を撮れるということ知らないだろうな。他には古今和歌集(元永本) 下帖・線刻蔵王権現像(西新井大師総持寺)・太刀銘久国(文化庁)。平成館と法隆寺はパスした。特別企画「大安寺の仏像」も本館1階の右に入った11室で開催中。重文の木造の仏像がずらっと展示。個人利用は写真撮影可。
2023.01.14
コメント(0)
南座で新喜劇を見たあと、御所の北にある相国寺に向かう。バスが20分ほど遅れて、美術館に16時過ぎには着く予定が受付締切りの16時半に。曝涼展冬を開催中、国宝の展示はなし。京都五山の第二位、萬年山相國承天禅寺。花の御所の隣接地。開山が夢窓疎石、開基が足利義満。相国は大臣の唐名。通常総理大臣のように力を持った大臣のこと。足利義満の左大臣に因んだらしい。義満は太政大臣になってる。創建しようとした時は内大臣だったかも。山外塔頭に金閣寺(鹿苑寺)、銀閣寺(慈照寺)がある。若冲の里帰り展を見て以来だから何年振りかな?かけ足で見ることに。常設展示の鹿苑寺の大書院から障壁画を持ってきたのがすごいなぁ。若冲やし。境内も日が落ちてて散策出来なかったし、残念。時間を気にせずじっくり見ても30分少ししかかからないこと多いけど、この少しと以内というのは大きな違い。
2023.01.09
コメント(0)
昨日は開館と同時に京博。特別展のときは9時オープンだが、普段は9時15分開門。この金属の輪っかは方広寺の回廊と門の柱あと(史跡方広寺の遺構)。9時半まで館内で待機。そこにある綴プロジェクトによるサンフランシスコ・アジア美術館所蔵の複製画、高いんだろうな。3階の名品ギャラリー ・ 特別公開 『熊本・宮崎の古墳文化―石人と貝輪―』に金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県金峯山経塚出土(金峯山寺)。1階の 名品ギャラリー 『京都の仏像と神像』に 四天王立像のうち多聞天立像(浄瑠璃寺)、『墨蹟―禅僧の書』に宗峰妙超墨蹟「関山」道号(妙心寺)、 『化粧道具』に籬菊蒔絵手箱 内容品共・籬菊蒔絵櫛箱(熊野速玉大社)。すべて既見。開館前にちょっと時間があったので豊国神社へ参拝(国宝唐門)。
2023.01.09
コメント(0)
昨日は11時開演の文楽の前に時間があるので四天王寺。お寺の朝は早い。それで宝物館も8時半から開いてる。新春名宝展 『きんきらきん〜日本美術の金銀装飾〜』。国宝はカウント既見の扇面法華経冊子 巻七扇11 市場図・懸守 桜折枝文の2点。桜折枝文はそのものを見てるな!500円の入館料を支払うと紙が厚ければ図録と言えるカラーの小冊子33ページをもらえた。まだ初詣のうちと思うが、朝早いからか境内は閑散としていた。
2023.01.08
コメント(0)
卯年最初の博物館は奈良博。新館の『春日大社若宮国宝展 -祈りの王朝文化-』後期。前期同様春日大社の国宝、義経の鎧と若宮御料古神宝類がずらっと並ぶ。後期のみは若宮御料古神宝類 和琴と春日権現験記絵巻第七(宮内庁三の丸尚蔵館)。どっちもカウント既見。これまで絵巻は前期の巻第十三と芸大での巻第四、五を見てる。重文の義経の太刀も展示。名品展 『珠玉の仏教美術』では、昨年末と同様、金光明最勝王経・賢愚経 巻第十五 (東大寺)・法華経 巻第五(浅草寺)。これらのお経は美しい〜何度見てもそう思う。もっと長く開いて見せて欲しい〜。なら仏像館では既見の薬師如来坐像・薬師如来立像(元興寺)。個人的には平安期の国宝より重文の鎌倉期の興福寺伝来の四天王像2躯が好みかも(笑)。
2023.01.07
コメント(0)
東大寺の秘仏を拝観したあと、奈良博の特別展 『春日大社若宮国宝展 -祈りの王朝文化-』前期。国宝は、カウント既見の春日権現験記絵 巻第十三(宮内庁三の丸尚蔵館)・若宮御料古神宝類 金鶴及銀樹枝 他多数・金地螺鈿毛抜形太刀・本宮御料古神宝類 蒔絵箏・赤糸威大鎧・籠手。若宮御料古神宝類はだいたい見てると思う。巻第十三は初見。名品展『珠玉の仏教美術』で、既見の金光明最勝王経( 紫紙金字)(奈良博)・賢愚経 巻第十五(大聖武)(東大寺)・法華経 巻第五(浅草寺)。これらのお経は字と装飾が美しい。平日の奈良博にしては客が多い。春日若宮おん祭期間だからかな。
2022.12.17
コメント(0)
昨日は朝から六本木のサントリー美術館。『京都・智積院の名宝』展。国宝は、松に秋草図 等伯 二曲一双・桜図 久蔵 五面・楓図 等伯 六面・松に黄蜀葵図 等伯 四面 ・雪松図 長谷川派 四面・金剛経 張即之。展示されてない国宝は、松に立葵と建物に貼られてるもの。4階の障壁画が並ぶ空間は贅沢。可能なら失われたのも含め、かっての姿を復元展示してもらいたいものだ。ミッドタウンは11時から、美術館は10時からなので、一度地上に上がってからエレベータで3階に。開館前に行列。中もそこそこの込み具合。張即之の「如」と「人」こんな風に書きたいな(笑)。
2022.12.12
コメント(0)
昨日の夕方は、トーハクの国宝展4期め。トーハクで常に国宝がかなりの点数見られて、ほぼ独占出来て、写真取り放題なのを知らない層に大人気の国宝展(笑)。会期の延長が行われるそうだ。博物館に縁がなかった層を呼び込むのには成功してると思うけど、さも大層な展覧会と宣伝するのは明らかな誇大広告だ(笑)。平常展には特別展で展示されてない国宝の家形飾環頭大刀(奈良県天理市東大寺山古墳出土)が展示。こちらはいつものように写真取り放題。平常展では寄託品を除くトーハク所有の展示品は原則撮影可。人を集めることが大切なのは理解した上で敢えて言う。トーハクが人を集めるのを目指しなんら関係のないイベントを開催してる史跡とか名勝にならないこと祈りたい。スタンプを押し認定証をもらった。国宝ガードは11種13枚、全種プレゼント抽選に当たるかな?
2022.12.10
コメント(0)
昨日は朝から表参道駅から根津美術館へ。特別展 『将軍家の襖絵』―屏風絵でよみがえる室町の華―。開館30分以上前から人が集まって来る。国宝は鶉図 伝李安忠筆のみ。でも私は、東山御物(ひがしやごもつ/ひがしやまぎょもつ、ぎょぶつと読むと天皇の持ち物の意味で主に使う)が大好き〜。正信も松栄も良いなぁ〜。ここも東京の高低差を利用した庭園がある。敷地は、江戸定府を務めた河内国丹南藩藩主 高木家の江戸下屋敷跡。ちょうど紅葉の季節。斜面を利用して茶室がいくつもあって、お茶会も開かれてる。こんなところでオフ会出来ないかな(笑)。予約優先だけど開館時には50人ほどの列。かなりの人が一目散にカフェを目指してた。
2022.11.21
コメント(0)
昨日は朝から、山種美術館へ。「特別展没後80年記念竹内栖鳳」。近代京都画壇の竹内栖鳳 (1864〜1942)と先人、同時代の交流のあった人、弟子達の作品を集めた展覧会。近いと思って恵比寿駅から歩いたけど、登り坂だった。重文の竹内栖鳳『班猫』(山種美術館)がサービスで撮影可。他に切手にもなってる村上華岳 の 『裸婦図』(重文)も展示。大観、玉堂、菱田春草、小野竹喬とかがあって満足。私はこの時代の風景的な画が好き。小ぢんまりした展示スペース。見る順路が分かりにくいのが難点。そう言えば栖鳳、私の家にも掛軸1軸あったけど…。
2022.11.19
コメント(0)
ラーメンのあと三条通りにある京都文化博物館。元の日銀の建物で金庫でお茶出来る。「近衞家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝12 宮廷行事と宸翰和歌懐紙」。国宝はカウント既見の御堂関白記 自筆本 寛弘九年上巻 藤原道長筆(自筆本全14 巻のうち)、御堂関白記 古写本長和五年巻(古写本全12巻のうち)、後二条殿記 応徳二年春夏巻(古写本全29巻のうち、自筆本は全1巻)(陽明文庫)。歴代の当主が日記を残したのは、儀式・典礼は平安以降貴族社会で重んじられたため。公家とは儀式を正しく行える存在であった。そのために日記が必要だし、その蓄積が高位の証。三条通りは、レトロな建物が点在してる。見つけた建物。中京郵便局。旧不動貯金銀行京都三条支店、大正時代にはもう赤レンガは時代遅れになってたとか。家邊徳時計店(家邊家住宅)。大工さんが造ったらしい。
2022.11.13
コメント(0)
昨日は朝からの京博の特別展 『京に生きる文化 ―茶の湯―』の後期。前期とスペシャルウィークに続き3回目。ただ微妙な展示替えがあるため本当は4回見なければならないのかも。国宝は後期展示が、古林清茂墨跡 月林道号(長福寺)、太平御覧 2冊(東福寺)(帖替)、称名寺聖教・金沢文庫文書 靈波所有軽重物帳・金沢貞顕書状(三月四日付)(称名寺)、東寺百合文書 南大門煎茶商人沙弥浄音条々請文(京都学歴彩館)、林檎花図 伝趙昌筆(畠山記念館)、清澄正澄墨跡 遺偈(棺割の墨跡・毘嵐巻)(常盤山文庫)。通期が、大井戸茶碗 銘喜左衛門(孤蓬庵)、青磁下蕪花瓶(アルカンシエール美術財団)、玳玻天目(相国寺)、志野茶碗 銘卯花墻(三井記念美術館)、青磁鳳凰耳花入 銘万聲(和泉市久保惣記念美術館)。開館20分前に行ったら列が出来てた。修学旅行生もいて賑わってる。私は1階に先に行ったので展示替えの重文も含め1階フロア全部を独り占め状態で観覧。それにしても3回通っても国宝は既見だけだったのは残念というかマニアックなところを見てきてるというか…。
2022.11.13
コメント(0)
藤田美術館へ。新しくなってから3回目かなぁ。国宝は、3件展示。柴門新月図。紫式部日記絵詞。両部大経感得図。平日で人が少なく、3件を独り占め出来る時間があった。博物館・美術館はこんな空間であって欲しい〜。
2022.11.12
コメント(0)
昨日は高速バスで三宮へ。歩いて神戸市立博物館。元々は銀行の建物。平日だけど人がそこそこいる。特別展 『よみがえる川崎美術館―川崎正蔵が守り伝えた美への招待』。昨日は国宝の展示はなかつたが、期間によっては2件展示。応挙の襖絵を使った川崎美術館の再現が良い!人が途切れたとき独占して過去に想いを寄せれる。私は収蔵品には来歴を書くべきだと常々主張している。そこから、権力者の移り変わり、古い文化財が捨てられようとした時代、いろんなことが読み取れるから。その意味では川崎氏から現在の所有者へと移ったことは興味深かった。トーハク国宝すべて展がオタクに不評なのは普段普通に出来てる展示品との対話を人越しのチラ見でほとんど出来ないストレスからだと思う。ブログを始めてちょうど満5年、アクセス数750,000。
2022.11.12
コメント(0)
昨日の午後はもみじの永観堂。禅林寺という浄土宗・西山禅林寺派の総本山。阿弥陀さまがふり返って「永観、遅し」で有名。まだ全山紅葉ではない。私が言うのもなんだがこんな時は切取りと圧縮が出来る望遠レンズが欲しくなる。昔はツァイスの50ミリレンズで京都を撮りに来てたけど、今はスマホで。紅葉だけで拝観料を取るのも悪いと考えてか、古方丈と瑞紫殿で寺宝展を開催してる。国宝の山越阿弥陀図が寄託先の東博から里帰りして展示されている。他に重文2点を含み全10点。お堂は斜面に建っている。阿弥陀堂ってなんであんな高いところにあるの〜昔は回廊を上って行った記憶があるが、エレベータがあった。みかえり阿弥陀を拝観。横に回ってお顔を正面から拝めるようになっている。順路に沿って散策。とても多宝塔まで登る元気はなかった。蹴上駅からの往復を散策。途中の南禅寺。塔頭の天授庵の紅葉。特別公開されてた塔頭の南陽院の庭。私は庭を主に眺めていたが、木島櫻谷(1877-1938)の山水障壁画の特別公開だったよう。琵琶瀬疏水の枝線、南禅寺水路閣。最後にちょっと整理。法然を宗祖とする浄土宗は大別すると、鎮西派と西山派になる。西山派は、浄土宗西山禅林寺派、西山浄土宗、浄土宗西山深草派の三派に分かれる。南禅寺は、臨済宗(禅宗)。歴史的に京都五山および鎌倉五山の上に置かれる別格扱いの寺院。
2022.11.06
コメント(0)
全181件 (181件中 1-50件目)