ええ感じ…。

ええ感じ…。

■クリスティン・ブライス



このワークは、何かを変えようとすることよりも[いま、あるがまま]に出会い、深く耳を傾けることを目的とする。そこには忍耐、やさしさ、好奇心、ユーモアがあり、その過程で、変化が自然に生じてくるようにする。

むしろ、内側と外側の両方でおこる、 人生の浮き沈みの波乗りの方法を学び、やがて、私たちはどんな波が来ても楽しんで乗る事ができるということを発見する実践なのである。

あのヒューマンポテンシャルムーブメントのメッカ、エサレン研究所の講師、クリスティン・プライスの「ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス」を日本で直接受けられる又とないチャンス。

エサレンの創立者であり夫でもあるR・プライス氏とともに彼女が発展させ、エサレンで30年教え続けてきたワークの、待望の日本再上陸!カウンセリングを学ぶ人やセラピストにもおすすめです。

*この「ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス」はアメリカではカリフォルニア州行動科学委員会及び看護委員会によるMFTs(マリッジファミリーセラピスト)、LCSWs(臨床社会福祉士)、看護婦、看護士等のための社会人教育の正式プログラムとして認定され単位取得証明書も発行されているワークです。

<内容>
「ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティスとは(イントロダクション)」
「夢に関するワーク(自分自身を観る)」「オープン・シート」
「身体に関するワーク(呼吸と身体感覚)」
「いま・ここにあることに気づく(気づきのワーク)」
「内的対話と外的対話(ものとの対話、ピロー・ワーク)」
「開くことと表現すること(呼吸、音を出す、体を動かす、言葉にする)」
「オープン・シート」などなど、


■ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティスとは
ゲシュタルト療法に東洋の仏教の実践を取り入れ、リチャード・プライスとクリスティン・プライスが発展させてきたワーク。仏教の研究者であったリチャードは、ゲシュタルト療法の創始者であるフリッツ・パールズに師事し、ゲシュタルトと仏教、エネルギー・ボディー・ワークを統合してこのワークをつくりあげた。

ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティスでは、他人との関係(interpersonal) というよりも、むしろ自分との関係 (intrapersonal) が 強調される。自分自身と自分がいる環境を感じ、十分に経験する。そして、そこから、「あるがままの自分」に気づき、存在することができる能力を伸ばすことを目的としている。それは、気づきそのものが癒しであるというパールズの主張を再確認するものである。

このアプローチは、問題解決やセラピー的な効果を意図するものではない。過去や未来でなく現在、「いま・ここにいる」 ことに注意を向けて、探求、発見、成長を促すものである。分析せず、強要せず、判断をはさまない方法で、古代と現代両方のやり方を統合している。行動より「気づき」が重視され、ある種の瞑想とも深い関わりを持つ。ライヒの手法と同様に、体とエネルギーによる気づきを重要視する。体がもつ知恵を認識し、体の衝動に気づき、ときにはそれに従い、閉じ込めているパターンや感情とエネルギーを解放したり再調整することを可能にし促進する。

このワークショップでは、誰も患者でもなければ医者でもなく、診断も治療もしない。誰も先生ではない。誰もが、人間であるとは何か、人間として生きることの意味は何かをどのように探求していくのかに気づいていく生徒という立場である。これは、現在進行中のスピリチュアルな実践で、誰も専門家になる必要はなく、誰でもがお互いに実践することができる。講師は、この気づきの過程において現れる全てのことを映しだし明白にし尊重する機能を果たす。


■クリスティン・プライス
1953年生まれ カリフォルニア在住17歳のときにエサレンで初めて二週間のグループ・ワークショップを受ける。 それがエサレンをマイケル・マーフィーとともに創立したリチャード(ディック)・プライスによるゲシュタルトと ロルフィングのワークショップだった。リチャードが1985年に落石事故で亡くなるまで、 彼と共にエサレンのリトル・ハウスに住み、ワークショップを行う。リチャードが亡くなってからも、 約30年間変わらずエサレンで教え続け、このゲシュタルト・アウェアネス・プラクティスを発展させ続けている。 いまでもエサレンはもちろん、アメリカ、イギリス、ニュージーランド、ドイツでもワークショップを行っている。 また年に5回、エサレンでの定期的なワークショップとスタッフとのワークショップを行う。 また、長期的なスタディー・グループとして、16-18人のグループで、9ヶ月ごとに、 一週間の自然の中での泊りがけのワークショップを行なっている。これは3-4年続けており、グループとともに、 このアプローチを深めることを行なっている。

2003年8月長野・女神山でのワークショップ終了後、クリスティン・プライスのインタビューが行われ、”amu”ニュースレター(編カンパニー)に掲載されました。朝の森の空気が漂う窓辺のソファーで、クリスは時に熱く、時に懐かしむように、エサレンについて、そして彼女の人生、そのワークについて語ってくれました。

■エサレンという場所
エサレンはいろんなアイデアを持った面白い人たちが集まって情報を交換し、刺激しあう素晴らしい場所よ。エサレンは人間の潜在的可能性を探求する場所として、様々な新しい手法に、それを発展させ、学ぶことのできる場を提供してきたわ。

様々なアプローチの先生がいるから、時に、「私の方法が正しい。そっちは間違っている」なんて、ばからしい口論が起きることもあるけど、私はそういう論争のある環境であるということが、ある意味とても健全なんだと思う。ここにはあらゆる方法論があって、カオスで、はちゃめちゃだけど、だからこそ、私はエサレンを信頼しているの。(・・・・続く)

■クリスの生い立ち
私は生まれつき人そのものと、人との関係というものにとても興味を持ってた。目の前の人に何が起きているのかとても知りたかったし、私自身がとても感情を強く感じる人間だったので、それをどう扱えばいいか知りたかった。ただそれを押し殺すのではなく、この感情を人にも自分にも役立つように使える道を探していたの。
 私が生まれたとき、父がひどいアルコール中毒だったことも確かに大きいと思う。私は小さいころから、人を助けたいと思っていたのよ。(・・・・続く)

■ゲシュタルトとの出逢い
ゲシュタルトのワークを知ったとき、私はまるで心の故郷に帰ったように感じたわ。初めてフリッツパールズの理論とワークの実際を綴った本を読んだとき、理由も分からずただただ涙が止まらなくなってしまったの。そして初めて受けたゲシュタルトのワークがディックのものだったことはとてもラッキーだった。彼は非常に信頼出来る人だったの。最初のゲシュタルトのワークのリーダーと結婚した私にとっては、エサレンはディックであり、ゲシュタルトもディックだった。そしてそれからしばらくの私の人生の全ては、この場所で、この手法を、ディックから学ぶことだった。(・・・・続く)

■ディックのアプローチ
彼はもともと仏教の研究をしていて、仏教の教えの「非暴力」ということを「強制しないこと」と理解して、彼のワークに取り入れてた。ディックはフリッツと違って、これはセラピーじゃなく、(彼も私もセラピストではないし)、これはプラクティス(実践を深めること)なんだと強調していたわ。呼吸に意識を向けること、自分が何を感じているか常に気づいていることがゲシュタルトの基本にあるの。そして気づいているだけでなく、いくらかでもそれを言葉で説明することを練習していくのよ。(・・・・続く)

■ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティスの実際
小さなグループになってワークをするときは、探求者とサポーターの立場を順番に交代していき、生徒どうしで互いに立場を変えて実践していく。そこに患者と医者というような医学的モデルはないの。「あなたがあなたのエキスパートで専門家です。」 私のワークでは、気づきに注意を払うことをみんなに期待しているけど、気づいたかどうか、気づきをどれくらい言うか、何を見せるかは全てあなた次第よ。

私をあなたの家まで連れて帰れないけれど、あなたの呼吸、あなたの優しさ、あなたの気づきは持って帰ることができる。私の中にあるものは全ての人のなかにもあると気づいてもらいたいの。そのためにツールを教えているのよ。

■エサレン研究所
カリフォルニア、ビッグ・サーにある、ヒューマンポテンシャルムーブメントのメッカ。1962年に、「ヒューマンポテンシャル」つまり想像を越えるところにある人間の可能性の領域を探求するための教育研究機関として、マイケル・マーフィーとリチャード・プライスによって設立された。まもなくエサレン(エスリン)は、東洋と西洋の哲学、経験的で理論的なワークショップの融合するところとして知られるようになり、大勢の哲学者、心理学者、芸術家、宗教思想家などを惹きつけた。ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ、欲求の5段階説のアブラハム・マズロー、エンカウンターグループのウイリアム・シュッツ、家族療法のバージニア・サティア、禅のアラン・ワッツ、ロルフィングのアイダ・ロルフ、アレキサンダーテクニックのマシアス・アレキサンダー、ヒューマニスティック心理学のロロ・メイなど、そうそうたるメンバーとワークを輩出し続けている。
ホームページ  http://www.esalen.org/




© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: