続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

PR

×

Profile

mihri-kilim

mihri-kilim

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

November 2, 2020
XML
ブルサの西部にアレビー派の人たちが暮らす村が2つあるそうだ。
そのひとつバドゥルガ村には特徴あるトゥーオヤスカーフがある。
トゥーオヤとはかぎ針で作るオヤのことで、1970年代以降は縫い針で作るイーネオヤに変わってオヤの主流となっている。

トゥーオヤの場合、長い1本の糸が必要で、そのためボビンのナイロン色糸が市場に出回るようになった1972年頃から広く作られるようになった。
もちろんそれ以前にもかぎ針のレース編みが作られていたので、コットン糸で作るオヤというのも存在する。ただオヤ専用に作られた細いボビンの色糸に対して、太めでザラ感のあるコットン糸で作られたオヤは繊細というよりマットな仕上がりになる。

(バドゥルガの大きなオヤと普通サイズのオヤ)

バドゥルガのトゥーオヤは「普通」のトゥーオヤでもモチーフが大きい。
一般的に目にするトゥーオヤの倍の大きさを想像して欲しい。

(右は普通サイズのオヤ)

さらにバドゥルガの「大きな」トゥーオヤになると、1つのモチーフの幅が7cmは裕にある。
アイドゥンの大きめなエフェオヤと十分対抗できるサイズである。

しかも大きなトゥーオヤのスカーフはいずれもキラキラピカピカの華やかなもの。
この大きなオヤに負けないインパクトのあるデザインである必要があったのだろう。
さらにこの大きなオヤが普段使いとは考えにくい。
花嫁のための特別なオヤだったと考えると、スカーフの華やかさも納得できる。

大きなオヤに使用されている糸を見るとナイロン糸もあるが、コットン糸も使われている。
大きなオヤを作るためにコットンの太い糸が必要だったのか、太いコットン糸しか手に入らなかったから大きなオヤを作ったのか・・・。

元々バドゥルガにはシルクで作られた古いイーネオヤや、その次世代のナイロン糸で作られたこれまた巨大なイーネオヤも存在する。
いずれも大きなオヤが特徴である。
材料の有無よりも、その流れでトゥーオヤもこのサイズが好まれたのかもしれない。

モチーフにはお花が多いのだけど、中にはこれはなんだったんだろう・・・と思うものもある。
おさげの女の子? 覆面レスラー?



中央に添えたキラキラ宝石ビーズの使い方も面白い。
オヤというのは既成のイメージで見てしまいがちだけれど、本当は何でもありだったんだな、と思う。
だって、布やスポンジ、植物の実、種、銀紙・・・身の回りで見つかるいろんなものが材料として使われてきた。あるものを使う、ないものは使えない。
そうして工夫してきたものが過去にたくさん残されてきた。

すっごく当たり前のことなんだけど、インターネットで世界どこからでもなんでも手に入るようになった現在では想像すらもしにくいことなのかもしれない。



YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。
トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。
新着のお知らせがいくように、 チャンネル登録 をぜひお願いします❤

ikumi nonaka




ミフリのショッピングサイトはコチラ↓
20151106_b7d37a_Fotor.jpg
ミフリ&アクチェ

にほんブログ村 ハンドメイドブログ トルコ手芸・オヤ・キリムへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村


その他・全般ランキング

PVアクセスランキング にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 3, 2020 12:12:27 AM
[イ―ネオヤ、その他のオヤ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: