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2007.08.14
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カテゴリ: 心象風景



なーちゃんっていう子羊ちゃんが
うちのファームにいた事・・・

なーちゃんは未熟児で生まれて
しかも母親のおっぱいが飲めなくて
哺乳瓶でミルクを飲んでいた子。

それなりに順調に大きくなって
羊の群れの中で生活していた。

でもやっぱり他の子羊たちより
ぜんぜん小さくて か細かった。

そして途中から なーちゃんのお兄ちゃんも
ママのおっぱいが足りなくなって
哺乳瓶から飲むようになった。

なーちゃんとお兄ちゃんの二人で
哺乳瓶で育って行った。

そしてしばらくすると
なーちゃんのママ羊は
何かの病気が原因で
死んでしまった・・・。

ママ羊がいなくなってからも
兄妹は他の子羊達と一緒に
元気そうに生活していた。


ところが数日前から
なーちゃんの様子があまり良くないみたいだった。

ダンナさんがその事に気がついた。

なーちゃんは他の羊たちと
奥の草原にいたんだけど
ダンナさんがそこへ行ってみた時に
なーちゃんのその様子に気がついたのだ。

なーちゃんはフラフラと
足取りも弱かったそうだ。

元気がない・・・。

生気が弱ってる・・・。



そしてなーちゃんを羊小屋に移して
世話をしてあげようという話をして
なーちゃんを羊小屋に移したその日の午後
なーちゃんは安らかに眠ってしまった。


わたしがなーちゃんに会えたのは
羊小屋の藁の上で
横たわって動かなくなっていた時だった。

まだ体が柔らかくて暖かかった・・・。

生命がなーちゃんの体から
出て行ったばかりだった・・・。


なーちゃんの体にわたしの両手を当てたまま
ふと、羊小屋の辺りを振り向いてみたら
なーちゃんがトコトコと歩いているのを見た気がした。

「なーちゃん・・・」

なーちゃんが逝ってしまうのが
寂しく思えたけど でも
「ありがとう」って心の中でつぶやいた。

哺乳瓶を持って行くと
メェエエエエエ~っ
ってトコトコ寄って来たなーちゃん・・・

哺乳瓶でミルクをあげた時の
なーちゃんの顔・・・

なでなでした時の
やわらかいウール・・・

なーちゃんの顔に
ハエがとまった時の様子・・・

ぷるぷるっと振るしっぽ・・・

なーちゃんのくしゃみ・・・


なーちゃんとの日々がもう
去って行ってしまったんだと思うと

「あぁ・・・なんて!あの一瞬一瞬が
幸せなひとときだったんだろう・・・!!」

って思えた・・・。


そしてその幸せを創ってくれたなーちゃんに
こころからの感謝の想いで いっぱいになった。

全てのものは いずれ
姿を変えて 変化して行く。

だから「今」「そのとき」という
一瞬、一瞬のはかなさが
とても美しい・・・。


なーちゃんの光の輝きが
今では目をつぶるとさらに強く輝く。




ありがとネ・・・☆




なーちゃん3

      Run free... in the garden of heaven ☆








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最終更新日  2007.08.15 14:33:00
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