タンタンの部屋　第二写真館

レディースデイを利用して会社が休みの日に映画「僕と妻の1778の物語」を観て来ました。

悲しい話だけれど、ほっこりするラブストーリーでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　癌の妻を笑わせる為に亡くなるまで毎日物語りを書き続けた眉村卓さんの実話。　　　　病院で亡くなるシーンは殆どヒロキチの亡くなったときの事をダブらせていて、涙は出なかったけれど鼻水がとまらなかった。

時間が経ってもあの時の衝撃は鮮明に残っていて、亡くなりましたと言われた時一番パニックになったのは、ヒロキチの声が思い出せなかった事。　　　数時間前まで話していたのに思い出せない、どうしょう・・どうしょうって・・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　暫く後に携帯に偶然残っていた声を見つけた時はあーっ良かったと思ったけれど、未だに普段のヒロキチの声は思い出せないままです。

過呼吸になりそうなほどため息しか出なくって、眠っていても涙が流れていて、朝鏡を見て驚いたのは目の下に出来た皺と8本の白髪が生えていた事。　　ショックで記憶喪失になったり、一日で髪が真っ白になるって本当なんだなぁて思いました。

携帯で亡くなったばかりのヒロキチの写真を取り捲ったのも、無意識に忘れたくない残して置かなきゃと思ったんでしょうね、写真が無かったからね・・・。　　看護士さんはびっくりしていたけれど、どう思われようと撮っていて良かったと思います。　　　

その時の1枚

ヒロキチとはしょっちゅうケンカしていて、仲直りする時は必ずヒロキチが『俺が悪かった。　握手」って手を出して来るんです。　腹の虫が治まらない私は何度無視しても、「これが最後だぞ！5・4・3・2・1」て言われると仕方なく握手してしまう。そうするとヒロキチは「笑え」って言うの、私が引きつった顔で無理して笑ってやるとニヤリとして「あんたの負け」って言うんだなー、くやしい～って思うけれどケンカの怒りは収まっている。この握手作戦は仲直りには効果有りますよ(笑)

私が盛岡に帰る時は必ず握手して出かけ、亡くなる前の夜に「ありがとうな」と言った時も、亡くなる2時間前も後で寄るねとヒロキチと握手をした。　　これが最後の握手です。

色んな出会いがあって、色んなドラマがあって、それぞれの別れがあって今こうして楽しかったと思える自分は幸せ者なんだなぁ・・・と映画を観てそんな事考えちゃいました。

ＴＶで松田由紀が大切な人や、親の愛でも本当の愛を知ったらどうにか生きていけると言っていたけれど、そう思います！

Ｑ＆Ｂの熱々ぶりに触発されて、ついついのろけ話になりましたが、バレンタインも近いので大目に見て下さいね★

先日ヒロキチの心の友、めーぐみさんが結婚されました。　　　　ヒロキチを嫉妬激励し、私も沢山の勇気を貰いました。本当に素敵な女性です！必ず幸せな家庭を築いていかれる事ことでしょうおめでとう！！

しあわせになれよ～！！ 愛情たっぷりの飯ちゃんとつくれよ！

すてさんに先を越されたヒロキチからのメッセージです(笑)