全35件 (35件中 1-35件目)
1
朝市、4ヶ月ぶりだったかな。息子も行きたいと言うので、じゃあ6時前には出発よ!と約束していたのにまさかの二度寝で私の起床は6時過ぎ。適当に化粧して服を着て準備に数分。息子、さらにのんびりで出発の頃にはもう空が明るくなりつつ。もうっ。だから素人は困るのだよ~。店によってはもう長蛇の列。売り切れが出るなんて想像もしてないんだから。急かして6時半には出発。もうチラホラと帰り客も見える会場はすでに大勢の人で賑わっている。息子、かなりびっくり。すぐに「ケイ子の豚まん」の列に並びふたりでほおばる。いつも寄る味噌の店では試食のみそ汁で温まり、いつものとは違う味噌を買う(こっちの方が熟成時間が長いと聞いてそそられました)。野菜や魚には一切興味のない息子の目当ては「食べる」のみ。この朝市、知る人ぞ知る天然酵母パンの名店がいくつも出店するので、私は毎回それを楽しみにしてるのですが、うっかり昨日パンをたくさん買ってしまったので今回はパス。いくつもの店をやり過ごして、息子が吸い込まれた先はこちら。「かっしゃ焼」って何だっけ?聞いたことがあるようなないようなで、買った物をつまませてもらおうとすると……「あーーーっ!!!!オレ、今日はカレー食おうと思ってたの、ころっと忘れてた」。なるほど、その目当てがかっしゃ焼の隣にあったのね。で、すぐにカレー買う息子。それ、うちから自転車圏内の「ガネーシャ」じゃーん(ここで食べなくてもいつでも行けるゾ!!)と内心思うも、おいしそうなのでちょっといただく。ほうれんそうのカレーとナン。あんまり辛くなくて食べやすい。さらに息子、みんなが列をなしている牛串焼ではなく、とりたてて特徴のないイカ焼を買って食べて満足げ。ただの祭り気分を満喫というところか。帰ってから食べた「かっしゃ焼」は、たこやきの具がたこでなくて鶏、そしてカレー味だというようなもの。イケました。次は年末にあるのですね。今度は韓国雑煮を食べよう~っと。
2011年12月04日
沢田マンションに行きたいと言うと、妹に何ソレ?と言われましたが私の方が何ソレ!ですわ。沢田マンションは住居ではありますがアートです。ガウディ並みに増改築に増改築を重ねいまだ未完という、計り知れない可能性を秘めたマンション。その昔、探偵ナイトスクープに取り上げられて「なんじゃこりゃ!!」と興味を抱いてもう20年近くになるのかしら。ようやく念願叶いました。沢田マンションは大家さんである澤田夫妻が手作りで作り上げたマンション。正直なところ違法建築ではありますが、入居者の要望を汲みながら、ひとりひとりが暮らしやすいようにどんどん機能が備わるって素敵じゃないですか。ご主人亡き後もお子さんたちや入居者の手によって大切に成長しており、ま、そこのところは長くなってしまうので興味ある方はこちらにて。この摩訶不思議なマンションで、私が高知に行く一日に限ってイベントが開かれるというのもラッキー。行かない手はないのです。というのでいぶかしがる妹を「まつりがあるから」とか何とか言いくるめてGO!妹==えー?普通のマンションじゃないの???(一見、普通の建築物)私==ほらほら、イベントやってるでしょ。ねっねっ。私==とりあえずカレーなんてどうかな?ココナッツたっぷりの。妹==うわっ、これウマ!!(ひろめ市場で昼食しようと言っていたのを瞬時に忘れる)妹==ギャー!!こんなところで素麺流しやってるよ!!大胆すぎー……と、もうこの頃には沢田マンションの虜。ここは何階になるんじゃー???といいながら入れるところはすべて探険。とにかく増築を重ねすぎて迷路のようでもあります。部屋を開け放してお店開いている人もあれば廊下に模擬店みたいに手作り雑貨を売ってたり。そこは本来ガレージなのか、マンション内に組み込まれたスペースで出店している人たちも。私==見てよ~、ちゃんと作業スペースがあるよ。いやいや、上に行くほどすごいのですよ。マンションなのに池があったり鶏小屋があったり、まるでパラダイス。妹==地下ではライブやってるって。行こ行こ!!私==「多目的ホール」って書いてあったね。妹==ここでみんな集まって食事会とかすんのかな?私==「合気道」って書いてるし竹刀置くようなラックあるから武道場???と、沢マン探険はとっても楽しくて、最初は「何ソレ?」だった妹も大満足。今日は職場で得意げに話していることでしょう。日曜市にも行くことにしていたため、ワハハのコラアゲンはいごうまんのライブ時間までいられなかったのはちと心残り。沢マン、入居者募集の部屋もあったし住んでみてもいいなぁ。
2011年08月29日
妹とふたり、高知を旅してまいりました。日帰りですけど。目当ては先日にも書きました県立美術館。江本創さんの「幻獣標本博物館」です。いやー、もうことばで言い尽くせないほど素晴らしかった!!!この展示は無料だし、10点くらいのものかしら?と踏んでいたら100点ほどあったのですよ。HPで見ていた現物がズラリ。壮観でした。私は原色の世界も好きですが、こうした枯れた感じのものも大好物です。彼はこれらを自分が作ったモノではなくてあくまで収集したものとしてとことん演出しつくす。たとえば作品には材料の表記の代わりにどこで収集されたとか解説が添えられていて、ストーリーを膨らませます。そこがまたアホっぽくて好きです。その後はかねてより念願の「沢田マンション」へ。baberugraphicさん本当にいい情報をありがとうございました。高知にあるとは知っていましたがまさか市内とは思っておらず、先日の書き込みをいただていなかったら見逃すところでした。しかも、今日は沢田マンションを一般に解禁しての「サワソニック」。スタッフの方に聞けば、3年前に一度イベントを開いて以来、初めてのお祭りなんだとか!!!!写真をたくさん撮ってきましたので、こちらは別途ブログネタにさせていただきますね。とにかく楽しかった。ところで。今回の旅はJRを利用しまして、現地での移動も公共機関。姉も姉なら妹も妹。私たちはいつも行きたいところはあってもアクセス方法を一切調べず、現地で行き当たりばったりというのが常。今回も高知駅を出て市街地図を探してキョロキョロしていたところ、なんと親切な高知人!!駅にはアクセスをサポートしてくださるガイドさんがおり、その方が歩み寄って地図はくださる、行き方を教えてくださる!!ほとんど初めての土地で路面電車を乗り継いで県立美術館にスムーズに。乗り継ぎの際にも「ほんとにこれでいいのかな?」と近くのおばさまに声をかけたら、その方も親切に教えてくださる。また、沢田マンションからの移動をどうすればいいかとイベントスタッフの方にうかがったらやはり丁寧。バスはほとんど通っていないというのを覚悟でバス停に行けば、1~2時間に1本という確率なのに5分後には到着というラッキー。で、方向もわからぬままなので歩いている女性に声掛けて聞いたら「私もこのバスに乗るから目的地に行けるか運転者さんに確認してあげますね」って。ありがたやー。もう高知の人、大好き。行く先々で親切にしていただきました。最後はひろめ市場にて。ここは、居酒屋だ中華だうどんだインド料理だと屋台風に店がずらーっと並ぶ横町。その中心にテーブルとベンチが並び、自由に飲食ができるのです。何しろ人が多いので相席は当たり前。たまたま空いた向かい合わせの2席に腰掛けたら相席のおじさんグループがとてもおもしろい方で、おすすめの地酒を教えてくれたり高知人の気質を笑いながら話してくれたり、中のひとりはフィリピン人とのハーフのようで最後は英語で会話(私も妹も簡単な英語を聞く耳は持っていますが一切話せないのでこちらは日本語)。ビール1杯目は藁で焼くかつおのたたき(ほんとは地酒でいきたかったけど帰りの電車で気分悪くなると困るので)。タレと塩があり両方注文。初体験の塩はお肉のようにも感じました。どちらも美味。海苔の唐揚げは四万十出身のおじさんいわく「地元産のは2割くらいしか入ってないはず」って(^_^;)ビール2杯目は鯨の煮物。ゴボウや大根に味が浸みておいしかったぁ。おでんの具に大きな筍は私にはめずらしかったので食べてみました。いける!今度からうちのおでんにも筍入れようっと。このまま帰りの電車に乗り遅れるんじゃないかと思うほど、最後の最後まで楽しめました。高知駅前では龍馬博だったかな、そんな感じのイベント開催中でしたが舞台でライブする程度に見えました。このイベントのせいか駅前にはどーんと幕末の志士。あれれ、シルエットクイズみたくなりました。が、私は日本の歴史に疎くて幕末に誰がどういう働きをして日本はどうなったのかよくわかっていません。当然、誰が誰なのかわかりません(>_
2011年08月28日
日曜日、日帰りで高知に行くことにしました。お目当ては高知県立美術館。メインの横尾忠則展は岡山で2回足を運びましたので、ま、こちらはええかと。見たいのは、これこれ。江本創さんの「幻獣標本博物館」です。日曜なので日曜市にも行こうかな。初めてです。……というか、高知なんて実は30年ぶりですよ、たぶんそうです。朝から18時頃までどーんと遊んでこようと思いますが、何しろ日帰り(日曜市で時間とられるだろうしね)。中心地あたりでちょろっと遊べるスポットとかどなたかご存知ないですかね?絵金の絵が見られる「絵金蔵」に一度は行ってみたいのですが、今回はそこまで足を伸ばす時間はなさそう。残念。カフェ、ギャラリーなどの情報も大歓迎。お勧めの場所教えてくださーい。
2011年08月26日
明け方の京橋界隈。風景が水面にも映って、どっちがリアルかわからないくらい。そんなに透明度は高くない旭川なのにね。ということで京橋朝市でした。家を5時半に出発、こんなに早くから友人と自転車をこぐとはまるで部活の学生。6時前にはすでに大勢の人で、人気店には行列もできています。ホトトギスのハード系パンとシナモンシュガー。いつものお味噌。青梅1キロ。そして、今日の朝ごはん。ルーはクリーミーで優しい甘さ。無農薬野菜がゴロッと入っていて、見た目はそれほど多く見えませんが腹持ちがいいのです。竹を割って作ったお皿も素敵でしょう?朝市に来るたび「次はどれ食べようか」と早くも翌月のことを考えてしまいます(^_^;)
2011年06月05日
2カ月ほど前のことでしたか。ひょっこり「実は結婚」と手紙が届き「だ、だ、だれとーっ?! 」。挙式には来てもらえますか?というので、そりゃもちろんさ、喜んで!と本日がその日。今でこそ直島というと世界から人が訪れる地ですが、それも地中美術館の誕生からしばらく経ってのこと。昨年なんて瀬戸内芸術祭で、現代アートってなんじゃそりゃな人までが「直島、直島」と言うほどでしたが、まだひと握りのアート好きが静かに訪れるものだった頃に島で初めてのカフェを開いたのがルリコさん。開店間もない頃に友人に連れられルリコさんを紹介されましたが、まさかそれからずっとご縁が続くようになろうとは。私たち家族にとっての直島は、草間彌生でも大竹伸朗でも地中美術館でもなく、ルリコさんのお店とこのエリアに住む人々。行くといつも温かく迎えてくださる、そんな島なのです。KAIの個展を何年か続けて開いてくださったおかげひと夏に何度も足を運んできた直島ですが、この3年ばかりは一応「受験生」の名の下に遠出を控え、また去年は瀬戸内芸術祭の人手を避けてとうとう足を運べず。その間にカフェや民宿などが増えて様変わりしたと聞いた直島。さっその行きの高速艇で「船が豪華になっとるー」と実感です。この島で出会ってつながった友人も、ついには居を移して直島でカフェを開店しており、「一体どんなお店なのだ?!」とランチはそこで。直島カフェコンニチハ。本村港からすぐのところにあり、船内から「あ、ここだ」と場所確認。本日のおすすめはとれたてのタコを使ったパスタ。トマトソースで大変美味!!店の前でたこが獲れるとはさすが瀬戸内海です。腹ごしらえして、こんなところにこんな店ができてるーとエリアを偵察。知り合いのおばちゃんに会いに行き「KAIくん、こんなに大きくなったの?!」と大層驚かれた後は、本村ラウンジ&アーカイブで画集をみながらゴロゴロ。そして、いよいよお式の時間。なんと会場は、家プロジェクトの作品のひとつでもある「護王神社」です。島の人や、友だちや、そんな中に混じって作品鑑賞に訪れた人も。たくさんの人に見守られながら、白むく姿のルリコさんは本当にキレイ。厳かでいて温かい、とても素敵なお式でした。遠くから単身島に移り住んで数年。これほど地元の人から愛されるまでになったのねーとなんだか私まで感動しちゃったわ。これからはふたり、ますますお店や地域を盛り立てていかれることでしょう。あぁ、また直島に行く楽しみが増えた!!と、感動のままに帰るつもりが、せっかくなので新しいカフェでスィーツでもと行ってみたら「準備中」。ガーン。気分はもう「あまいもの」だったため、茶寮おおみやけに目的を移してあんみつ。ここはカレーが絶品、古い調度品や器をさりげなく使ったインテリアも素晴らしいのです。あんみつもこの通り。結婚式といいながら、存分に島の空気を楽しませていただきました。来週からはゴールデンウィークでまたすごい人手となるはずです。そういうのを避けて、なんでもない平日にふらっと遊びに行きたいな。どなたか一緒にいかがですか。もちろんルリコさんの「まるや」にも行きますね。
2011年04月23日
昨日の陽気につられて妹から「せっかくだからドライブでも」とお誘い。車に乗ったら「実は行き先決めてないのよ。どこ行こう」と。思いつくところがなかったので適当に「じゃあ日生でも」と車を走らせ岡山ブルーライン。その途中で「イベントのため渋滞」の電光案内で「イベント?どこで?」。渋滞というほどではないにしても普段より多いのかな、もしかして日生でイベント?牡蛎まつりなんて今頃やってる?と「???」のまま車を走らせ、日生で車道を降りたところで「やっぱりそうか」。日生って抜け道ないものね。市街地に入って渋滞に巻き込まれてはどうしようもなくなるので、引き替えして黒井山グリーンパーク。ブルーライン沿いにある道の駅へ。ちょうどお昼時だったので併設のレストラン。食券を買って窓口に持って行き、番号を呼ばれたら半券を持って受け取りに行くセルフのお店です。昔からありましたが、なんと私も妹も初利用!!その窓口のおばちゃんに圧倒されたといいますか、「すごいよね、彼女」。もうおばちゃんの仕事に大絶賛です。お年寄りなどシステムをよく理解していないお客さんにパシッとした口調で説明しつつ、厨房から出された完成品に「133ばーん、141ばーん」と大声でお客を呼ぶ。その合間にソフトクリームの食券には自ら作り、手渡すたびに「横にしちゃダメよ。まっすぐ持って」と指示。返却口のお皿を中へ。とにかく「ひとりでよくこんなことができるなぁ」というほどの働きぶりなんです。しかも、どんなお客にもどんな作業にも顔色ひとつ変えず。誰が相手だってキツイほどの口調は変わりません。こんなにごった返していては混乱しそうなものですが(そして時折、この手のお店ではそういうのを見かけることもありますし、中でおばちゃん同士が混乱して仕事がおそくなってることもありますが)、本当に着々と、すごい人数のお客相手に受け渡しの間違いは一切起きず。最初は地声で番号連呼していたおばちゃん。途中でしんどくなったのかマイクに切り替え、そしたら「135番、どうぞ~」となぜか「どうぞ」がつくあたりにマイクというのはMC気分を盛り上げてくれるもんなのだなと。あ、食事ですか?私はあなご丼にしましたが、それがね意外なほどにおいしかったんですよ。お汁や里芋の煮っころがしもついて、700円ほど。あなどれません。道の駅の外では揚げたての牡蛎フライも購入。6個入って300円は安いでしょ。アツアツ、ウマウマでした。
2011年02月28日
青森旅行のおみやげ。私が行きたい「寺山修司記念館」には立ち寄っていなかったようですが、これを買ってきてくれました。「家出のすすめ」ではなく「家出のするめ」。寺山修司好きの母子にはたまらん逸品です。
2011年01月17日
妹に誘われ、こんなところに行ってきました。湯郷の鷺温泉館です。本日の女風呂は「動」の湯。のんびり露天風呂で手脚を伸ばして、ジャグジーで背中を揉まれまくり、湯上がりにはマッサージチェアで「うぉぉぉぉ」。全身リフレッシュですよ。温泉、たまにはいいもんです。
2010年11月20日
昼ご飯を食べてから「どこかに行こう」となって、じゃあ閑谷学校は?車で1時間程度で行けるから午後からのお出かけには手頃かなーと。と、その考えは甘かった。さすがに紅葉スポット。どっと観光客が押し寄せたようで、目的地近くになって車はノロノロしか進まず(私は途中で寝てしまったのでどれくらいかかったのか???なのですが)。ようやくたどり着いた現地もカメラを抱えた人たちがわんさか。名物のしょうゆソフトクリームを買うにも行列ですよ!!ええ、確かにこれほど見事な紅葉です。人が押しかけるのもうなづけます。門の外からのぞき見た櫂の木も茶室「黄葉亭」と紅葉のコントラストもそこそこに楽しみましたが、足が向くのは人気のない山の方。キノコは生えてないかしらとつい木の根もとばかりが気になります。時期が悪かったのか、いくつかのキノコしか見られませんでしたが、その中にはかわいいキノコ「ツチグリ」も。周囲はせっかくの紅葉ですが、やっぱりキノコの魅力には勝てませんよ。
2010年11月14日
バス+山陽本線にて、ひとりでふらりと倉敷へ。今日の目的は大原美術館の生みの親=大原孫三郎の生誕130年記念特別展を観るため。いやー、実のところあんまり興味はなかったんですけどね。せっかくチケットもらったしーと思って。会場は2つあり、ひとつはこちら。大原美術館と倉敷川をはさんだ向かいに建つ「有隣荘」。ゆうりんそうと読みます。大原氏が奥様のために建てた別邸だそうですが、天皇を迎えるなど迎賓館としての役割も担っていた由緒ある建物。普段は内部公開してませんが、今回のように企画展がちょいちょい開催されているのでその時には入館可。観光だと大原美術館にしか目がいきませんが、ここ、一度は入ってみられることおすすめ。奇をてらわず丁寧に作られたお屋敷という風情で、どっしりとした風格が実に心地よいのです。窓辺ではあらゆる角度から倉敷の町並みが楽しめ、それがどこからのも絵になるんですよ~今回、作品としては点数少なく、応挙の虎の画が目を引いたくらいで軸だの屏風だのに弱い私にはインパクト小。もうひとつの会場、大原美術館分館でも、特にこれといった見応えを感じず(本当にごめんなさい。大原孫三郎が実業家として倉敷のまち作りにどれほど尽力し、貢献してきたかは重々承知してますが、でも興味ないもんは興味ないのよ)、分館の半分でやっていた「大原美術館創立80周年記念特別展・大原BEST」を観るためにチケットを購入。これで本館も工芸・東洋館も、児島虎次郎記念館まで全部観ることができるため、たっぷりアートを堪能。大原美術館の「顔」である収蔵品が勢揃いとあって、この企画は見応えたっぷりです。普段は他の美術館の企画展などに貸し出されることも多くて、せっかく行ったのにモローやゴーギャンやルノアールが観られなかったということもしばしば。入れ替えもあるため、ここの売りの作品が一挙集結ということはなかなかないのです。初めて訪れる人にとっては、これは濃密すぎて酷な企画展ですよ。だってどれもが逸品。時間をかけて観たいモノが、全館に埋め尽くされているという豪華さです。おかげさまで、大原美術館には子どもの頃から親しんでいる上、今でも1年に何度か足を運べる環境にあるため大抵の作品は見飽きるほどに観ています。ですので、そういうのはサラサラッと流しながら観て、「へーこんなもあるんだ」というどちらかというと地味なのを中心にしてましたらあっという間に本館見終えてしまいました。それでもメインディシュが延々と続くフルコースみたいに、もう満腹ゲフッというほど堪能ですよ。現代アート作品もたっぷり。以前、有隣荘の企画展で見逃してた山口晃と会田誠の現物も観られてよかったぁー。いつもは地味に存在している「児島虎次郎記念館」では岸田劉生や児島虎次郎作品を心ゆくまで。ま、これも幾度となく観ているのでささっと鑑賞して隣のオリエント室。子どもの頃は苦痛でしたかなかったこのコーナーも、今見て見るとおもしろいもの。水注や瓶にどうしてこんな動物くっつけちゃうんだかなぁというような出土品の数々には笑いの要素たっぷり。色柄鮮やかな土器の破片もケースにずらっと並べると大変見応えあるもので、あれやこれやをじっくり眺めてきました。大原美術館関連の一番地味なコーナーで一番時間を費やしたのかも。そして、ふらふらと倉敷芸文館前広場で開催の「アートバザール」へ。きよちゃん出展してますよ、明日もだそうです。一輪挿し付き箸置きという、なんとも素敵な作品ができてましたよ。私はteteさんの器を購入。あ、ふたりは今月《ごはんどき》という二人展を開きますのでよろしくね。21~23日、大原美術館の敷地にある「新渓園」という場所です。去年も素晴らしかったので期待してます。美観地区内の「おおにし」にしてぶっかけうどんを食べた後、倉敷駅へ。……の途中でやっぱり買ってしまった、えびす饅頭。倉敷に来たならここに寄らなきゃね。作りたてを1個その場でほおばって、家族にもお土産。という楽しいひとり旅でした。
2010年11月06日
今日は、友人たちとフェリーにて高松。紅茶専門店ルピシアの紅茶イベント「グラン・マルシェ」へ。会場のサンメッセにはルピシアの紅茶がいっぱい。ダージリン、緑茶、烏龍茶、フレーバーティー……各種ブースにはそれぞれに多彩な紅茶が用意してあり、そのほとんどを試飲することができます。全種類試したら大変なことになりそうで、自分に合いそうなのや気になるのを選びつつ、それでも軽く20種類くらいは試したでしょうか。同じ種類でも春摘みと夏摘みではまったく違うし、お茶ってこんなにバリエーションが豊富なの?と驚くばかり。ひとくちずつですが、試飲するうちに自分の好みの傾向も解ってきます。地域限定紅茶も勢揃いで、このイベントのための商品も。とにかくすごい種類なのです。私が購入したのは、香りが気に入った「高輪アールグレイ」とラベルに惹かれた「ロケラニ」、とっても飲みやすかった「焙じ茶フルーツ」。それに、台湾のゴマ菓子。「四谷シモン人形館」にも連れて行ってもらいました。老舗の醤油屋さんが、その敷地にゲストハウスとして建てていたものを人形館として開放しているのです。人形はもちろんですが空間そのものがすばらしい。大正から昭和にかけてのしつらえには、すっかり魅了されてしまいましたよ。床材のこだわり、和風シャンデリアのセンス。建物全体にほどよい風格と品位があって、人形たちの居場所としては最高の環境だと思わせてくれるような場所でした。お誘いくださりありがとうございました。
2010年10月02日
お誘いメールにひょこひょこ乗って、今日お誕生日の彼女とデート。先日行った幻想庭園で、まだ蓮がキレイに咲いていたので行ってみることにしました。わが家から、車で10分程度の「後楽園」です。子どもの頃から何度も行っているところなのに、池田公の大名庭園であること、唯心山からの眺めがいいこと、ここでしか食べられない吉備団子があること……くらいの知識しかない後楽園。入り口で「ボランティアガイドはいかがですか?」と声を掛けていただき、せっかくなのでお願いすることにしました。やー、おもしろかった!!岡山空襲で多くを失った後楽園は復旧されて今も昔の姿を伝えていますが、失ったものは建造物だけでなく、現在正月の放鳥でめでたい姿を見せているあの鶴は中国からの贈り物の子孫であるとか。当時、殿様が出入りしていた門は現在の正門ではなくて、「えっ、ここがそうなの?」というほど目立たない場所にあるとか。後楽園に引き込まれた水は以前は用水からのものだったけれど水の汚れが問題となったので現在は伏流水だとか。弓や馬術の練習場あり、殿様が風景を楽しんだり休憩した場所あり、案内いただくことで昔の姿を思い浮かべながらの園内散策ができました。また、子どもの頃から「なんで?」ととても奇異に映っていたソテツ園の意味や、四季折々の花のスポットも教えてもらいました。今は蓮がキレイ。今年はいつもより開花が早かったのだそうですが、つぼみはまだあったのでもうしばらくは楽しめそうですよ。あっ、後楽園の蓮は1種類ではないのです。そして、蓮の池は1箇所だけではないのです。芝生に寝転がったり冷たいお抹茶をいただいたりしながら2時間近くを散策(ガイドのおじさま、ありがとうございました)。その後、後楽園から旭川を隔てた場所にある出石町へ。前々から気になっていた川縁のカフェへ行き、見晴らしのよい2階席。ここから後楽園の入り口あたりが望めます。出石バーガーを食べました。パリッとしたバンズに照り焼き味のお肉。スープかサラダがついて650円。見た目以上にボリュームあり。後楽園だけではもったいない!!お出かけの方、出石の町もあわせてお楽しみください。この後、知り合いのうつわ屋さんでおしゃべりしたり雑貨店を巡ったり。充実の一日でした。お誘い、ありがとうございました。
2010年08月05日
ダンナの休みは日曜日ではなし、なかなかみんなの時間が合わないためにバラバラのわが家。夏休みの間、今日だけはなんとか都合がつくことになり急遽お出かけ決定!どこ行く?ダンナは姫路城に行きたいらしいけど、私とKAIは2年前に行ったばかり。私はどこか鍾乳洞で涼みたいのにKAIはえーっなんて言う。KAIは買い物に行きたいけど「そんなんいつでも行けるじゃんか」と私が反対。次にKAIが行きたいのは由伽山だというので、ダンナと私が妥協。で、児島方面に向かい、寺と神社巡り。近場の地鶏料理やでランチ。もうこれで今日のお出かけは終了のはずだったのに、久しぶりの家族ドライブで張り切ったか。ダンナ、次々と私らの好きそうなスポットへ。水島でかっこいい工業地帯の風景を楽しみ、玉島の気になってた天然酵母パン屋に立ち寄り、続いて総社。あっ、友人から聞いてた「珈琲と人」が近くにあるよ、行ってみようやと家族でカフェ。「あの店絶対miraicci好きだよ」と言われていた通り!!本のセレクトも抜群。きのこの絵本やみうらじゅん、岡本太郎、アラーキーなどの本を楽しみながらブレンドコーヒー。うまい。のんびり過ごしてさらに北上し、吉備中央町を抜けて津山方面。緑の風景を楽しみ、岡山方面へと帰る。ちょうどいい時間になったので、後楽園の幻想庭園。平日というのに賑わってますよー。焼きそばやおでんをつまみながらビール2杯のんでいい気分。充実の夏休みでした。
2010年08月03日
友人夫婦と一緒に京橋朝市へ。岡山市の中心部を流れる旭川。そこにかかる京橋界隈で開催される月に一度の市です。この周辺に住んでいた10数年前に2度ほど、ふらりと出かけたことはありますが、こんなに大きなイベントではなくて近隣のお年寄りたちが魚や野菜を買いに来るという感じだったはず。とにかく、生鮮品以外に特に買う物はなかった記憶。それ以後、このイベントを活性化させるべくPRも積極的になり、それが実を結んだのでしょう。「こんなに大勢の人?しかも年齢層若っ!!」という盛況ぶりです。おまけに選挙戦スタートのせいで、候補者やその応援政治家、スタッフたちで各陣営賑やかだこと。国会議員も県会議員も、みんな駆り出されて大変です。リーフレットもらうのも握手するのも面倒臭いので極力避けるようにしていたのですが、真っ正面からやってきた今は無職・片山とらのすけ氏は避けることができず。みんな必死。先月、ひとりで訪れていた友人からの「これはおいしかった」「あそこにこんな店があるはず」という情報は非常に助かりました。出店も多いので、私のような欲張りは財布の中身を顧みずあれもこれもと買いすぎてしまうはず。その場で食べられるおいしいものやカフェメニューあり、生鮮品、お花、パン、雑貨……目がうろうろします。まずはその場で焼いてるアナゴ。瀬戸内海はアナゴの産地ですからね。私の実家もそうですが、こちらでは「ウナギよりアナゴ」という人が多いような気がします。丼にしてもいいし、お寿司に混ぜ込んでもいい。ここでは3本が1000円。おっちゃん、ブログに載せてもいいよということで顔もそのまま掲載します(「こんなん撮して明日の山陽新聞に載るんかい?」という会話は地元ならではね)。そして、私のお目当てはホトトギスのパン。来月の朝市はお休みするとのことだったので、いいタイミングでした!!雪boloは行列してましたがなぜかこちらはスムーズに買えました。帰って食べたローズマリーとチーズのパンは濃厚でおいしかったこと!!パン生地にはすべてモルトパウダーが使用してあるようです。しっかりした噛み応えがあるのに、どこかもちっと滑らかな食感。チーズのせいでしょうか、濃厚な味わいも魅力。写真は山型食パンと七穀田舎パン。本当はまだまだ買いたかったのですが、何しろ荷物が重くて。次回はリュックサックを背負っていかねばね。あとは、若観門豆のおあげと、おいしいと聞いた手作りコンニャク、友人絶賛の具ラー油。ラー油は備中松山城あたりのお店のもののようで、ラベルを確認すると材料はすべて自然素材のようにみえます。試食させてもらったらおいしかったので買ってみました。えびを使ってあるため、残念ながらアレルギーのダンナの口には入りません。七夕が近いからでしょうか、笹をひと枝いただきました。今日はこれを豪華に飾って遊ぶことにします。次回は手作り味噌を買わなくちゃ!!●豆情報京橋朝市は車では厳しいと思っていたので遠方の友人には声をかけづらかったのですが、なんとなんと、6時~8時は近くの駐車場が無料で利用できるんですよ。自転車や公共機関を利用するに越したことはありませんし、目と鼻の先の有料パーキングでも構いませんが、これは嬉しいサービス(しかも、ほとんど利用者おらず)。周辺道路に小さく「パーキング無料開放」の案内が出てるので、その矢印に沿って行けます。現場まで徒歩で5分以内の場所ですからね~
2010年07月04日
今月末の私立受験を皮切りにいよいよ受験シーズン。KAIの成績では決して安全圏ではない高校を第一志望にしているため、もはや実力では合格は望めず。だったら、せめて私立高校の受験で上位に入ってくれ!!そしたら授業料も一切要らないんだから。実力にはとうてい期待できないので、今となっては「風邪ひくな」と「自分を信じろ」と「神に祈れ」の3つだけ。日頃は神仏に疎いダンナも、昨日になって「明日、どこかの神社におまいりに」と言い出した。初詣というのもしていないので、まあいい機会だわいと出かけたのは……この石段の先にある……ご存知、吉備津神社です。ダンナ、3000円のでは足りないと思ったか、5000円のお札を頼んで祈祷してもらい…その後、KAIは祈りを込めてこのトンネルへ。うーん、それにしてもたくさんの絵馬です。八百万の神様は呆れておいでかもですが、誰かこの祈りを聞き届けてくれんかいな。●おまけのはなし「ちょっとごめんなさい、お嬢さん」と言うのできょろきょろしたら、どうやら私のことでした。高齢の方からすると、私はまだまだ若い様子。とても上品なおばあちゃんに頼まれ、境内でご家族そろっての写真を撮って差し上げました。カメラをお返しすると、その方が「本当にどうもありがとう。今年がお嬢さんにとって良い年でありますように。お祈りしてますよ」と。なんだか嬉しかったので「皆様にも良い年でありますように」と返しました。帰ったら、友人からどっさりと洋服が届いていました。新品だけどサイズが合わなくて着られないからとのこと。私が好きな色ばかりで思わぬプレゼント!!おまけに、姑ちゃんから上質なすき焼き用のお肉。さっそくいいことが降ってきたー。
2010年01月10日
この連休、ダンナの休みは本日のみ。おかげでゆるゆると過ごせているのですが、たまには家族らしいことをしないとね。というので、本日は東方面へ。備前焼祭り以外では訪れたことのない備前の町へと行ってみた。祭りの時にはほんとにもうすごい人で、備前焼も見飽きるほどなのだけど普段は静かな町並みなのです。ひと昔前まではそれこそ焼き物だけで成り立っているようなところがあったのに、「備前バーガー」とか「備前カレー」で町おこしをする動きもあったりして、おいしいものの楽しみも(私らはご当地ソフトクリーム食べました。私が食べたしょうゆぶっかけソフトはすでにおなじみ。KAIのカレーソフトはスパイシーな香りがピリッと効いて、なかなかクセになる味でした)。その町並みでおもしろかったのはここ。屋根や狛犬も備前焼。地元で活躍の備前焼作家のサインが入った陶板がずらーっと塀を飾っていたりして、なかなかおもしろいのです。そこで見つけた、こんなおみくじ。布製の小さな三角ポーチの中におみくじとパワーストーン(8種類あるみたい)が入っています。私は中吉。パワーストーンは大好きなアメジスト!!ダンナはハワライトトルコという目の醒めるような青い石。仕事運の向上に力を発揮する石だそうで、いいお守りになりそう。さて、お次は日生。ずーっと行ってみたかった「BIZEN中南米美術館」へ。いやー、おもしろい美術館ですよ。規模は小さく展示品もそれほど多くはないですが、お客目線に立った展示のヒントがいっぱい。勉強になりました。たとえば。いつも歴史的な展示の時に、説明書きに紀元前何年頃と書かれているのを見て「これって日本は何時代なのかな?」という疑問がいつも浮かんでいたのです。歴史に詳しくなく、ローマにしても南米にしても、それが「古代」と呼ばれる時代が日本やその他の国々のどういう時代にあたるのかわかりません。だから、展示物を見ても果たしてその文明は進んでいたのかそれなりなのかを図りかねていたのです。ね、これだとよくわかるでしょう?他にも「メディア注目度NO1!!」とか、およそ他の美術館では出さないであろうポップがあったりして、なんかそういうのがあると素直に目が向いちゃうものねぇ(^_^;)。また、お香に関する説明書きの中に「このお香は美術館のあるから試したい人はこっそりスタッフに耳打ちしてね」なんていうのも。説明書きは事実だけをただ書くのではなくて、すごく主観的な目線があります。その目線に従うと、おもしろい見方ができるのですよ。当たり前の解説では「ふーん」で終わっていたかもしれない展示品に、ちょっとはしたひと言で魅力がプラスされたといいますか。スタッフの想いがひしひしと伝わります。とにかくここ、そういう親しみやすい工夫がこらしてあってとっても居心地がいいのです。見張っているスタッフもいません。写真は「フラッシュはだめだけどご自由に(商用目的はNGです)」というような掲示もあり、そればかりか「この美術館のこと、ブログ等でどんどん紹介してね」と。こんなかわいいヤツもいて。BIZEN中南米美術館」、すっかりファンになってしまいました。
2009年09月22日
5日間の夏休みが終わってしまった。締めくくりは金沢1泊旅行へ。1日目の行動。朝6時台の新幹線で出発、金沢へは10時頃到着。21世紀美術館→兼六園→金沢城→ひがし茶屋街etc「すごくよかった」と「あんまりよくなかった」の両感想を聞いて出かけた美術館――は、よくよく下調べもしないで行ったところ、なーんと!!!横尾忠則さんの企画展開催中でラッキーだったのなんの。今年制作のものも多くて、「今」の横尾忠則が堪能できました。兼六園は、後楽園の方がキレイだし手入れも行き届いているよなあと地元の名所を見直すことに。だけど、コケのお庭のあちこちにキノコがはえてて、その観察が楽しすぎ!!行ってよかったす。夜は岩牡蛎の専門店。白ワインで牡蛎を堪能。2日目の行動。忍者寺→近江町市場→市街地お買い物エリアをいろいろ全然期待しないで行った通称忍者寺「妙立寺」はサイコー。忍者とは無関係の寺ながら、建物のあちこちに仕掛けがいっぱい。「敵から攻められた時のために」と用心深いのはいいけれど、実際ここが戦いの舞台になったことはなく、「切腹用に」と部屋まで設けたのに切腹の機会もなく。結局、あちこち落とし穴的なものを作っちゃったのは単なる趣味?アート?笑えるので1度行ってみる価値ありです。金沢駅はでっかいオブジェ。兼六園にたくさん生えてた赤いキノコ。横尾先生の企画展ただ今開催中。
2009年08月17日
もう少し先ですが、夏休みに1泊で金沢にいってきます。21世紀美術館と兼六園はとりあえず行ってみるべか、と。あとはあんまり考えていません。ガイドブックにもまだ目を通していません。「ここに行ったらいいよー」というスポットがありましたら教えてね。初日に美術館。翌日は自由行動する予定です。お薦めのお店(お寿司など海鮮モノ希望)も教えてね。
2009年08月08日
朝、妹から「どこかに行こう」と漠然とした誘いの電話があり、「どこ」にするかネットでイベント情報を検索。明日まであじさい祭が開催されているという真庭の普門寺、ドライブにはちょうどいい距離だしここに決定。妹の車にナビはなく、グーグルで地図を確認するもこれまた大ざっぱ。何十台もとめられる駐車スペースがあるようなことを書いていたので、小さいお寺ではなさそう。ま、近くまで行けば案内標識ぐらいでているだろうと、ほんとにざくっとした情報だけ頭に入れて出発。行ってよかったー車を止めて歩いていたらすぐにこんな景観。この建物はお寺ではなくてあじさい園とお食事どころ。道の両端にはあじさいがいっぱい。緑が多くて、春は桜、秋は紅葉の名所になるとか。そんな中でランチ。普門寺の境内は手入れもよくされていて気持ちのいい場所。「あじさい祭り」の期間だからかお抹茶もいただけます。「お祭り」といってもこじんまりとしていて、お年寄りがご夫婦や2,3人のグループでお花を楽しみに訪れるといった感じ。のんびりゆったりと過ごせる場所。ちょっと解りづらい場所なのが難点かな。初めて行く人はランドマークGCを目指すのがいいかも。道の駅「醍醐の里」近くを脇に入りますが、その小さな標識を見逃すとアウト。山の上の方に位置し、上田小学校が隣接してます。ナビに頼って行ってみて。
2009年06月27日
この記事見た?ディズニーランドもどきの公園より、ずーーっといいと思うんだけどなあ。コンセプトなんてどうでもいいの。こういうのってチープなほど淫靡になるよね。完成させてほしかった。
2009年05月18日
隣県の友人からの「倉敷で講演会があるけど一緒にどう?」とお誘いを受け、アイビースクエアで待ち合わせ。彼女の子どもとKAIは同じ歳で、地域の親子クラブで知り合った。転勤でこちらに来ていた彼女一家は、子どもたちが3歳の時にめでたく地元に帰ることになり、淋しい思いでお別れした。それから何度か行き来はあったものの、最近は年賀状やメール、電話だけのおつきあい。まさか、二人でこうして出かける機会が訪れるなんて!!朝の美観地区、うきうきしながら待ち合わせ場所に向かう。このエリアが観光の中心地で、川沿いには路上にアクセサリー売りの人たちの姿が見えるが、まだ店開きの準備中の時間帯。観光客の姿もまれで静かでのんびりした光景。ぽかぽかと暖かい上に、なんと桜は満開なのだった。こんな時に倉敷に来られるなんて、運のいい彼女。講演会は「指定成分」についてのもの。洗剤や化粧品に記されている表示がどういう内容のものかという専門家のお話。話し上手な講師のおかげで3時間が意外に短く感じられて、「だからどうだ」というのがよくわかりました。が、昨日は夜中まで仕事していたこともあって、途中で頭がガクゥーとなってしまい、学生時代のバツの悪い居眠りを思い出しました。恥ずかしいなあ(^_^;)彼女は無事帰れたかな?今日は楽しかったよ、会えてよかったよ。ありがとう。
2009年04月07日
前々から行きたかった「ルーラルカプリ」へ。ようやく場所を探り当てた。県外の方のために説明しよう。ルーラルカプリは、全国でもめずらしいやぎ農場。岡山市街から車でわずか30分という場所にあり、自由にこやぎたちと触れ合える癒しの空間なのだ。といっても、ここは動物園じゃなくてやぎ農場。やぎ乳を使った加工商品販売も敷地内で行われている。ここの「やぎチーズ」を使ったレアチーズケーキをカフェZで食べたことがあるが、これが絶ウマ!!牛乳よりさっぱりとしているから、ミルクが飲めない人には特にやぎ乳はいいかも。ちなみにやぎ乳って人間の母乳にいちばん近いのだ。←受け売りだけどこんな感じのところです。ああああーん、癒されるぅ。柵を越えて日向ぼっこしているこやぎは、まるでペットの犬みたい。なでると気持ちよさげにごろん。とってもおとなしくて、うちの愛犬なんかより自由にペタペタ触らせてくれる!!農場主によると、最近はやぎをペットとして飼う人も増えているらしく、小型系のなら大人になっても5キロくらいなんだって。室内飼いはできませんよね?と聞くと、実際、そうしている方もおられるようで、トイレのしつけもできるとのこと。そればかりか「おしっこして」「ウンチして」というとすぐに出すというから、人間のことばを理解する頭は持っているのですなあ。すごいぞ、やぎ!!!ぬいぐるみみたいだった黒いこやぎちゃん。わー、私も飼いたい飼いたい!!……けれど、ルーラルカプリでは希望者が多くて予約待ちの状態らしい。全国でもやぎ農場って5つぐらいしかないとのこと。そりゃあ殺到するわね(やぎってパクッてされても甘噛みみたいだから痛くない。始終めえめえ言ってるわけじゃないし、犬より静かに飼えそうな気がする)。農場内でドリンクタイプのヨーグルトとプリンと山羊乳をいただきました。今日はぽかぽかと暖かく、木のベンチの周囲にはアネモネ、ビオラ、梅、タンポポ、スイセン…と花がいっぱい。やぎと言えば「めぇめぇ森のこやぎ……」って歌があったよなあと思い出して調べてみた。タイトルはそのまんま「めえめえこやぎ」というのだと初めて知ったよ(^_^;)藤森秀夫作詞・本居長世作曲めえめえ 森の児山羊(こやぎ) 森の児山羊児山羊走れば 小石にあたるあたりゃ あんよが あ痛(いた)いそこで児山羊は めえと鳴くめえめえ 森の児山羊 森の児山羊児山羊走れば 株(かぶ)こにあたるあたりゃ 頭(あんま)が あ痛(いた)いそこで児山羊は めえと鳴く薮(やぶ)こあたれば 腹(はら)こがちくり朽木(とっこ)あたれば 頚(くび)こが折れる折れりゃ児山羊は めえと鳴く
2009年03月07日
二日目はいよいよお伊勢さん。海鮮物屋と真珠屋に立ち寄るも、なーんも買わずに伊勢神宮へ。食料のことなど日々の糧に関係のある「外宮」に参って、その後メインの「内宮」へというコース。こんな年末、お伊勢参りなんか行く人いるの~???と思ったら。いるのだ。しかもいっぱい。毎年、正月の映像をニュースで見るが、さすが伊勢神宮じゃわな。正月じゃなくても人うじゃうじゃ。私らに許された自由行動時間は2時間半、急ぎ足で境内の社殿を回ってごあいさつ。誰をどういう意味で祀ってあるかは知らないが、とりあえず祈っとけ祈っとけー。商売繁盛、家族みんな健康であれ。神様、2つのお願いそれだけよ。しかし、広い。こんなに広いとは知らなんだ。まるでひとつの森で、木々の生育具合もハンパない。その辺の神社なら「ご神木」クラスの大木がゴロゴロあって、その生命力にあやかろうといくつかの大木をなでてみる。ここだけの話、感じるものは出雲大社の方が大きかったのだけど、規模には圧倒されるものがある。“国家の”お社って感じありありだしね。内宮前にはずらーっと土産物店。「おはらい町」という界隈、これがまた楽しいの。他のツアーメンバーはここらでお食事?と思うも、落ち着く時間が惜しくてとにかく歩いて見て試食して。赤福のぜんざいも、サザエの壺焼きも、伊勢うどんも我慢して(というかすごい人だし)、とにかく歩く歩く。正月準備の風物にも出会う。この時期だからこそのお楽しみね。伊勢方面には一年中、しめ縄とかお飾りみたいなのを玄関に飾ってある家が多いのだとか(それは車中からもよく見えて不思議だなあと思っていたの)。これは「蘇民の森」にまつわる伝説によるもので、厄除けなどの意味もあって飾ってあるとのこと。それを新しくするのがちょうど今の時期。お正月飾りにも「蘇民」の文字が入ってたりして、岡山に住む私にはすごくめずらしいものでした。時間いっぱい堪能して、結局、この旅で私が自分のために買ったのは「きいちのぬりえ」だけ。でーぇ、伊勢とはなんの関係もないじゃんかー!!!!!
2008年12月29日
岡山から兵庫、滋賀を通過して、三重を目指すバス旅行。昼食はなぜか亀山、ドライブインっぽい団体様向けお食事どころは我らの貸し切り状態。で、食事の後は各々、隣接の「冨永一朗漫画館」へ。原画を見たところで特に興味もわかなかった冨永一郎だったけど、お食事どころの外で見つけた看板はかわいかったよ。伊勢に入ってまず向かったのは「賓日館」。皇族ゆかりの宿泊施設で、ある時期は旅館としても使われていたようだけど、設備費がかかりすぎて経営を断念。それを市が譲り受けてNPOが運営という経緯のよう。私たちの見学料金が維持費に充てられているみたい。古い建物は聞けば贅沢な仕様が随所に施されていて、大広間の舞台なんて能舞台だったり、屋久杉の一枚板が使われていたり。昭和40年頃に特注であつらえたシャンデリアもなんだか素敵。賓日館にほど近いところには「二見ケ浦」があり、「夫婦岩」が見えます。ここにはカエルの置物がいっぱい。なんで祀られているのかちゃんと説明聞いてなかったくせに、この「おみくじ」はちゃっかり引いてきました。中吉です。ツアーのタイトルは「伊勢えびづくしの鳥羽1泊とお伊勢さんお礼参り」。伊勢えびづくしですよ。うほほほ。ま、実際のとこ歓声あげるほどの豪華さはなかったものの、お造り、鬼瓦焼き、フライ、赤だし、サラダ仕立てにと伊勢エビたっぷりのメニュー。ホテルの食事って、華やかだけど味はいまいちってのが結構あるけど、ここは逆。奇をてらうのではなくて、おいしく食べられるものをたっぷり用意してくれてて、心づくしのおもてなしって感じ。ぺろり平らげてしまいました。そしてそして!!夕食後に部屋に戻るとお布団の用意とともに、「冷たいお汁粉を用意してますのでどうぞ」ですと。わー、嬉しい!!というホテルは「鳥羽ビューホテル花真珠」。到着したら、部屋には名物の珍味が何種類もお皿に用意されていたり、おまんじゅうが蒸し器の中で温められていたり、お抹茶でおもてなしくださったり、もーサービス満点。浴場もたえず掃除の方が気を配っていて、気持ちよく使えるの。私は到着後、夕食後、2日目の朝と3回温泉を利用したけど、髪の毛一本も落ちていないぐらい清潔。浴場には幼児用のバスチェアやベビーバスまで自由に使えるように置いてあるし、介護用にもぴったりの滑り止め付き椅子も完備。こんな気遣いができるなんて。浴衣を着るのに手間取っている人にはスタッフの方がささっと手伝ってるし、小さな子どもにサイズが合わないと判断したら入浴の間に新しいのを持ってきてるし、こうした心遣いができる人が集まったのかスタッフ教育がいいのか、とにかく感心だらけでしたよ。気持ちよく一晩寝て、二日目へ旅は続く。
2008年12月29日
ちょんまげ好きな男としては、江戸っ子たちがこぞって目指した「お伊勢さん」ははずせない観光地であったのだ。「初詣には早すぎる!!」つか「なんでこの時期に?!」と言うなかれ。甲斐性のある妹が「KAIがそこに行きたいというならば」と手頃なツアーを探してきてくれた上、旅費まで出してくれるというもんだから「行く行く、連れてってくださーい」となったのだ。仕事納めの後の今ならば「この日は出張で」なんて言わなくていいし、お互いの都合がつきやすいというのでちゃちゃっと決めてしまったのだ。さて。地元の「両備バス」が企画したこのツアー。果たして年末の忙しい時期に旅行なんてする人いるのかしら?と思ったら、40人弱が参加。カラダの不自由な両親を伴う家族連れや、田舎暮らしで退屈してそうなお年寄り家族、のんびり骨休めでもというようなご夫婦など。高校生や小学校低学年ぐらいに見える子もいたけど、ほとんどがお年寄り。こりゃあトイレ休憩に時間とられるツアーになるぞと予想していたら………いやいやいや!!!!これがびっくり、優等生ばかりのメンバー。ガイドさん(←若いのにものすごい博学。バスが通過するその土地土地の人口から見どころ、名物、文化、産業、豆知識、はては道路の雑学までずーっとしゃべりっぱなしで、しかもどれもがおもしろくて飽きない)が、トイレ休憩は何時何分までと伝えると、その10分前には全員集合という具合。バス内のがやがやザワザワもなく、盛り上がりには欠けるけどガイドさんの案内もよーく耳に入るの。全員のマナーがいいから気持ちよく旅が続けられて、それぞれの観光ポイントでの集合時間もやっぱり10分ぐらい早かったおかげでホテル到着は予定より30分以上早いというスピーディーな旅。ホテルはアルカリ泉の温泉で、(ホテルの宿泊者は私たちのグループ以外で1組見た程度だから)は1人でのんびり入浴できる状態。女性の露天風呂は切ったばかりのバラで満たされているという、なんとも贅沢な!!という旅でした。内容はまた後ほど。
2008年12月29日
妹と墓参りに行き、天気もいいのでそのままドライブ。といっても特別行きたいところもなし、なんとなく買い物がてら津山を目指す。ここは岡山県北の要。城下町としても栄えたまち。鶴山公園(かくざんこうえん)は桜の名所としても有名だ。車の中で、まだ一度も行ったことのないイオン津山店を目指そうということになったのだけど、津山の中心地に入ってもそれらしい案内看板なし。仕方なく(笑)天満屋とその周辺の商店街をブラブラするも、休眠状態というかシャッターを下ろした店舗が目立つこと!!津山の案内パンフもまったく見あたらず、書店で地図本を探ってようやくイオン発見!!…………といっても期待していたほどのものではなく、遅い昼食とって初めてのスクラッチ宝くじを買った程度で終了。津山、こんなに淋しいまちだったっけなぁ?観光立県とかなんとか言うけれど、それならまず中国のように表向きからでも整えていかないとイメージ悪いよね。一度商業都市として構築しちゃったんだからその部分だけでも取り繕っていかないと、まち全体が渇いてしまいそう。そして私は、アレルギー薬の副作用でひたすら眠く、帰りの車では頭痛が酷くてダウン。夕方から地域のお祭りに友人と参加する予定を急遽キャンセルということになったのでした。ごめんなさい。
2008年10月04日
あれほどキモイ言われて、反対派が「あんなんダメじゃー」と声を大きくしてきた平城遷都キャラだが、時間が経つにつれて「あれもありかも?」になり、この頃は特徴もなく平凡でかわいいだけの後発キャラを押しのけた感あり。あのインパクトにして「せんとくん」などというフツーの名前も、こうしてみると「覚えやすいし、ま、いいか」と。私、これが発表された日から、せんとくんファンですよ。いいじゃないですか、全然っかわいくないの。ゆるキャラの新しい可能性を開いたというか、行政の企画に風穴あけたというか、とにかく私たちの常識の中になかったからバッシング受けたんだよね。あれが誰からも親しまれて、ありがちなかわいさを持っていたならば、「公募でないのが許せん!!」などとイチャモンつけられんかったはずでしょ。がんばれよー、せんとくん。という気持ちで、奈良県が実施していたアンケートに答えていた。そんなのすっかり忘れていた本日。き、きたーーーーーーーーー\(^O^)/なんと抽選で当たってしまった。ありがとう奈良県。ありがとうせんとくん。使うのもったいないと友人は言うけど、今使わないとただのガラクタ。シールも貼っちゃうぜ。ストラップも付けちゃうぜ。
2008年09月18日
ようやく家族の休みが合ったので、さーてどこに行こうか?と。明日は搬出で直島だから疲れないよう県内で軽くドライブね――といったってメジャーなところは大体行ってるから、行き先で悩みつつネットをチェックよ。で、見つけたのはこちら。岡山市街からそう遠くない場所にある「まつだ牧場」で、ここでは絞りたて牛乳から作った手作りジェラートが食べられるのだと。“絞りたての”とか“ナントカ牧場の”というと濃厚なイメージがあるけど、ここのジェラートは意外にさっぱり。良質で上品な口当たりで、スイスイと2種類を食べてしまったわ。ダンナはストロベリーと塩、KAIは日本酒風味のと白桃、私はミルクとチーズクリーム。どれもあっさりしていて風味もほどほど。そのほどほどさが返って上質さを高めてる感じ、インパクトはないけどおいしいの。そういえば、昔ながらの放牧で自然派の酪農を目指している人が、牛は草をはむ生き物なのだから、それが“濃厚な”ミルクを出すという発想自体間違っているというようなことをテレビで話していたなあ。飼料に何かを加えるから出すお乳も濃くなるわけで、自然にこだわればすっきりとした牛乳になるのはごく当たり前のこと、と。ここで感じた「さっぱり」「あっさり」はそういうことなのかな。後付の味も濃厚にしてないところに好感。牧場を見ながら食べるってのもなかなかいいもんです。あとは牧舎までぽてぽてと散策。たっくさんの牛たちを近くで見てきました。
2008年08月30日
1年ぶりの直島。平日だし、まだ一般の人は夏休みでなく…というので、あの驚異的な混雑ぶりはなし。車もスムーズにフェリーに乗り込むことができた。皆さん、今が狙い目ですよ(笑)本村にしか行ってないけど、家プロジェクトも待ち時間なくスムーズに楽しめそうな雰囲気。着いた早々、KAIは知り合いのお宅へ。「空き缶アート」の制作&販売ですっかり新たな島の名店になった「よいちざ」は、ケナフ屋さんの看板おばちゃんが自宅を開放して始めたもの。そこにも顔を出したKAIは、新作だというメタリックカラーの空き缶人形をもらっていた。かわいい。直島でお土産をお求めなら宮浦のフェリー待合室もいいけど、この「よいちざ」はおすすめ。農協の近く、海の方に抜ける路地沿いにあります。陽気なおばちゃんとの会話も旅の思い出のひとつにどうぞ。無事に搬入を終わらせて19時2分のフェリー乗り場。混雑がないから草間彌生の赤カボチャも独り占めできるほど。が、今さら直島の名所はいいのだ。なんの色気もない空をバックに、オトコマエの息子を激写。いよいよ個展、明日からですよ。
2008年07月31日
サービス業のダンナ、GWといえど子どもと一緒の日に休めるのは今日のみ。昨日学校を早退したKAIは病院で薬をもらい、ぐっすりと寝て早くも回復。私は本調子ではないけれど、頭痛を薬で紛らわせてお出かけした。高知のギャラリーに行こうか奈良で仏閣巡りしようかと考えてもみたけれど、今の体調ではなるべく移動時間の少ないところがいいなぁ…と、以前取材に行って感動した姫路の書写山へ。ここのお寺(圓教寺)、ヤバイよー。摩尼殿は清水寺のような建築で、これを見るだけでも価値あるというもの。その奥にある大講堂・食堂・常行堂はいずれも国の重要文化財。ラストサムライのロケ地としてもスポットを浴びることになったけど、ほんとに絵になるお寺なのだ。書写山山頂へはロープウェイで約4分。取材の時はそこからバスで山道を5分弱でお寺まで行ったのだけど、今日は参道をテクテクと。道の両サイドには仏像が点在して(信者さんが奉納したものみたいだから比較的新しいと思う)、もうそれだけでKAIのテンションアップ。千手観音系の手がいっぱいとか頭がいっぱいみたいなデコレートなのは見ていておもしろいもんなあ。奥の院から周辺も散策。クズキリ食べたり写経したりして、たっぷり3時間。その近くに、前々から行ってみたかった「太陽公園」があるとわかり、そちらへも。入り口の“なんちゃって凱旋門”をくぐると、まさに……うわさ通りに……つか、うわさ以上に、ヘンテコな石アートのパラダイス!モアイ像あり万里の長城ありピラミッドあり。自由の女神はいるは小便小僧はいるは、天安門までどーんと建つ、なんでもありの公園よ。西安で実際見たことのある私も「おおっ」と思うような兵馬俑坑を再現する一方で、アバウトなのか精巧なのかわかんないような作品も多数。とにかく笑える。特にメキシコなど南アメリカのものは「この現物見てみたい」と思わせるおもしろさ。マチュピチュなんて行かなくても、ここですごい文明の遺物を見ることができるからお得よ~。私は男性器を両手で持ち上げてる、変な石像と写真撮りました。ははは、南アメリカのってこんなんばっかだから恥ずかしくないのだ。日本のものとしてはうそ臭い五百羅漢ぐらいかな。その向こうにお寺があって、こわごわ近づくとそこの住職さんに呼び止められて「ここ、パビリオンと思われる方もおいでですが、正真正銘のお寺(鶏足寺)です」と歴史を説明されました(桂小枝がナイトスクープの取材でついこの前来たとか、今度変なスポットを紹介する本に載るとかも…)。なんでも千数百年の歴史を誇る古刹らしく、秀吉時代に焼き討ちに遭って再建されたとのこと。そういえば前に圓教寺でもそんな話を…。鶏足寺からのぞむ正面の山がちょうど書写山になるそうで、ここら一帯は多くのお寺が焼き討ちという哀しい運命に遭っていたのだねー。……という太陽公園。ただ今、ノイシュバンシュタイン城をモデルにした巨大な建物を建築中で、来春にはドイツ旅行が体感できるらしい。どんな財力じゃいと思えば、こちらは福祉グループの運営。税金対策云々の生臭さはあるのだろうけれど、公園内は老人ホームや障害者施設等があって、そこの入居者と思しき方々が車椅子で散歩していたり仕事をしていたり――自分がそういう施設の利用者として考えると、この公園のあり方はとてもユニークで刺激があって、新しい福祉のモデルとしていいんじゃないの?と思えたわ。
2008年04月29日
……といえば、後楽園一帯。春休み最終日になってようやくKAIの宿題が終わり、午後から二人で繰り出す。満開、ぽかぽか陽気。これ以上にないほどの花見日和だ。そして現地はすごい人出。みんな浮かれてやって来たんだね。外国人がブルーシートの上で輪になって踊る一団を物珍しそうに眺めている。ほほほ、これが日本の花見ですよ。どこに遊びに行くわけでもなかった春休み。少しぐらい楽しい思い出をあげましょうという私の“優しい”母ごころで、さあ屋台で好きなモノ買ってきなさいと財布を渡すと、たこやき、ポテト、イカ焼き、豚串焼きを買ってきた。それをつまみに桜を堪能。が、缶ビール500円はさすがに高くて1本で終了(涙)。そんな花見の最中すごいもんも見た。全身黄色づくめの二人連れ。少々コワモテのおじさんは鮮やかな黄色のスーツに薄い卵色の靴。私は気付かなかったけど、KAIは靴下も黄色だったと言っていたわ。おばさんの方はおじさんのと同色のワンピース。靴は黄色混じりのアイボリー。ななな、なんじゃこりゃー!!!とケータイで撮りたかったんだけど、あまりにコワモテで、躊躇している間に通り過ぎちゃった。何者だったのでしょう。あ、私が酔ってたわけじゃないですよ(なにしろ1本ですから~)。この樹の下でお花見しました。↓
2008年04月06日
初詣客獲得のためか、年末にやたらと多くなる神社仏閣CM。…の中で、由加山に行けば「日本一大きい不動明王」が見られると心躍らせていたKAIの願いをかなえてやる。行ってきましたよ、由加の蓮台寺。四国の金比羅と両詣りをする場所、ここの「あんころ餅」がうまいという程度しか知識がない由加山。が、この周囲では厚い信仰を集めているのか大勢の参拝者。規模も大きく、“厄除け総本山”の由加神社の一角に蓮台寺があり(神社もお寺もあんまり詳しくないからちゃんと説明できないけど)、不動明王はここにいるらしい。参道まで500mばかり離れた場所にある駐車場にも行列の末やっと入れられ、しばらく歩いてやっと鳥居の見えるスポットに。そこからヒーヒー言いながら階段を上がりたどり着いた境内よ。不動明王だけ見て「はい、終わり」も辛いので、まずは神社参拝の列の最後尾に。一帯には備前焼の狛犬など興味深いものも多く、人の波をぬって見て歩く。蓮台寺では普段は有料らしい客殿が無料で公開されているとのこと。なのに、だーれも入る様子がないのは…。係の人に聞いたら「ここからどうぞ」と言われたので靴を脱いで入ると続いてゾロゾロ。な~んだ!!みんな遠慮していたの(笑)これが素晴らしいものでね、豪華な狩野派のふすま絵が間近に見られ、中には円山応挙の作も。庭園も実に見事。岡山にこんなところがあるの、知らなかった!!不動明王は昨年できたばかりのようで、色鮮やかな青が印象的。仏像は古ぼけているとなんでも御利益ありのように映るけど、新しいとヤバイ新興宗教のように見える…というのが私の正直な感想。は、置いといて~(笑)その大きさからくる迫力は確かに。2階に上がれば(ほとんど上がってなかったけど…)どーんと正面からお顔を拝める仕組みで、蓮華というのかな?花びらのような紙をここから投下できるようにもなっている。一枚事に願いを込めて蒔き、それで厄を祓うのらしい。1階では坊さんたちがお経を上げている。大満足のKAIは不動明王Tシャツを購入。私は今日もおみくじをふたつ。ひとつは『風水おみくじ』で、それらよると今年は改革の時で変動の運気を大いに活用しなさい、と。仕事運は「新しいことならたいていうまくいく」。“たいてい”って……(笑)。ちなみに私のラッキーカラーは「緑」だそうです。もうひとつは『七福神おみくじ』。金運よ、仕事運よと念じつつ引いたら、出てきたのは福禄寿。とほほ、長寿の神さんじゃ…と読んでみると福禄寿は「幸運・財運・長寿」の三徳を合わせ持つ方なのね。長寿はどうでもいいけど、幸運・財運は素直に嬉しいぞ。
2008年01月03日
ずっと以前にここでも書いたのだけど、KAIは「ご当地ヒーロー」モノのストラップをコレクションしている。去年の夏、家族旅行で行った長崎でこの類のストラップを見つけたのがそもそものきっかけ。それ以来、家族の旅行土産はこのストラップが定番に。なんだかんだで30体ぐらいがKAIの手元に集まった。出張で金沢に向かった妹は、今回3体をお土産に。「異国情緒戦隊・神戸レンジャー」の中華マンレディ、「なにわ戦隊・オオサカレンジャー」のオバハンレンジャー(←こいつはオバハンの髪が上下に動くというヅラタイプの異色モノだ!!)、「忍・北陸三県隊」の金箔ゴールド。こうした戦隊モノはひとつのシリーズで3~5隊員を設定して作っているものが多く、全部を揃えて買って帰ろうとすると結構な金額になっちゃうのだ(笑)。おそるべし。30体ぐらいあると、なかなか見応えがある。GUTSさんがプレゼントしてくれた「飛騨・ザ・サルボボマン」はヒーローモノにしてはあり得ないゆるーいキャラ。取材先で見つけて私が買ってきたのもいくつかあり、「平和戦隊・ヒロシマン」のオコノミイエローもそのひとつ。キャラと一緒に名物の鯛までくっついた変な仕様だ。わかりやすいのは高知の「はりまやマン」で頭に名所のはりまや橋を乗っけているだけのひねりのないヤツ。岡山は「桃太郎戦隊」のモモタロウレッドとサルゴールド。別種のヒーローで「仮面モモダー」というのもあり、プリティな配色のこっちの方が“ゆる度”は増。「東京戦隊みやげんジャー」は雷門を背中に背負った雷門イエロー。KAIは、都庁を背負った“都庁ブルー”を買ってこなかったのをいまだに悔やんでいるので、どなたかお土産にください(笑)お気に入りは「小豆島戦隊みやげんジャー」で、これだけは4体すべてを揃えている。一番好きなのはソウメンホワイト。んー。私はなんのへんてつもないキャラだと思うけど、どこが気に入っているのやら。私が気になっているのは「忍・北陸戦隊」の敵キャラとして売り出されているらしい「エチゼンクラゲー」。この現物、見てみたいわー。
2007年11月18日
GUTSさんが「画材がいっぱーい、一日遊べちゃう」と大絶賛のホームセンタームサシへ。ええっ、岡山からホームセンターのためにわざわざ姫路へ?というアナタ。いやいやいやいや、百聞は一見に如かずよ。だまされたと思って行ってみなはれ。どこから見ようか迷っちゃうから(笑)なにしろワンフロアにどーんだから余計ボリュームがあって見えるのよね。クラフトならなんでもござれ的なラインナップも素晴らしい。しかもハンズなんかより断然安い!!なにしろここはホームセンターなんだもん。あぁー、私は作家でなくてよかったよ。こんなところに連れて行かれたら破産するまで買いまくってしまいそう。結局、私は切手型のクラフトパンチと紙と、詰め放題300円の木片を買っただけ。KAIはピンクの絵の具(またしてもアクリル絵の具がピンチです。眠っている絵の具ございましたら寄付してやってくださーい)や豆電球やスケッチブックや、それからわけのわかんないシールなんかを購入。おほほ、2人ともほとんど買っちゃいないのに2時間ぐらいブラブラとしましたよ。もっともっとここで遊ぶことができたのだけど、ま、せっかく姫路に来たことだしと……………行ってきました国宝姫路城。姫路城は小学生の時、遠足で行ったんだよなー。それから1度行ったことがあるぐらい。あまり馴染みがないので、姫路城といえば「国宝」とか「世界文化遺産」とかよりも、お菊の井戸の伝説(播州皿屋敷)の印象の方が強かったりして。別名を白鷺城という白いお城は遠くからみると実にエレガント。が、天守閣へ向かう道をたどるだけで運動不足にはちとキツイ。さらに地上6階の天守閣は階段は急勾配。昔はこんな手すりもなかったはずだよねーと、城に暮らした人々の苦労を思いやる。しかも暗い。お城というと窓をぱーっと開け放つような造りではないもんね。昼間でこれぐらいだもの、夜ともなればどんな暗さよ。蝋燭の灯りぐらいでどこまで照らせていたのかなあ。階段落ちた人もいたろうなあ(笑)時間も時間だったので、足早にお城を散策して門前界隈のお店へ。KAIは外国人観光客に混じって、日本のヘンテコTシャツを選ぶ。歌舞伎の役者絵や寿司ネタの漢字、舞妓さんのイラストなんかがついた爆笑モノTシャツ。KAIが自分のために選んだのは、化粧まわしが微妙にラメっぽい相撲取りのイラスト付き。いやあ、インパクト大ですよ。「横綱」なんて文字も入ってるしー。
2007年11月11日
全35件 (35件中 1-35件目)
1