○○○な中国生活　From Dalian

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ジェズグ

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Comments

ジェズグ@ Re[1]:寒くなりつつな中国生活(10/21) ｊｉａさんへ一緒に食べるのはいいんです…

ｊｉａ @ Re:寒くなりつつな中国生活(10/21) もういいや。の、気持ちがわかる。

chibimao @ Re:日本め！な大連生活(08/25) 既に日本のコロナは、東京型っていう新し…

ジェズグ@ Re:ぶちゅーじゃなく…な大連生活(08/13) 偉くなったら責任だけ取ればいいんでない…

ｊｉａ @ Re:ぶちゅーじゃなく…な大連生活(08/13) 経験あります。管理職になったとたん、手…

ふとしたことで西湖の話。

白蛇伝と言うドラマがあるんですが、これは中国では神話と呼ばれ
日本の古事記みたいな伝記の一つで「白素貞」と言うのが入水した
といわれる白堤があったり、中国四大美女の西施が入水したと言われるのもこの西湖。

どっちかというと後者が有名で、杭州の西湖を有名にしたようですね。
施夷光と言うのが西施の本名。

そういえば、中国四大美女って言えます？
僕は楊貴妃と貂蝉と西施しかしりません。。。

越と呉はかつてより仲が悪かったんですよね。呉越同舟って言葉もありますし。

時は春秋戦国時代。
呉は強国でした。何と言っても孫武が居ましたからね。
この孫武が「孫子の兵法」の著者です。後に諸葛亮や武田信玄も傾倒してます。

破竹の勢いの後は楚を滅亡寸前まで追い込み、
秦の手助けで持ちこたえてはいたが、越と図り呉を挟み打ちしようとした。
呉はいち早く引き返し、越を打ち倒します。
しかしその代償に呉王は負傷し死亡してしまいます。
後を継いだ呉王・夫差は、越王・句践を憎み薪の上で寝ることで

その恨み忘れまじ！

として軍事強化に励んだようです。
その後、その思いは見事遂げられ、越を属国にしました。
恥を忍び越王・句践とその参謀の範レイは謝して生き残ります。
越は、肝を嘗めてその苦さを味わって居たと言われ「嘗胆」することで，
夫差への復讐を忘れないようにしていたといわれてます。。これが臥薪嘗胆の語源。

日本では日清戦争に勝利した日本軍が下関条約で、
清から割譲した領土を返還するように言われ、
泣き寝入り（三国干渉）をし、後に日露戦争に勝利した時に
使われたので有名です。

でも暴力は恨みしか生まないってのは間違いじゃないのかも知れませんね。

その後、呉王夫差は、越を弱体させるために貢物として美女軍団を送ることを考えます。
呉国中から美女を選りすぐりますが、まだ見つかりません。
そこで見出されたのが、田舎娘の西施です。

彼女は「越」と言う国の貧しい薪売りの家に生まれ育ったんですが、ある日、
役人の目に留まり王宮へ召し出されます。
そこで、宮廷作法や踊りや芸などを存分にしこまれ、
「あずみ」みたいに男を誑かす刺客として教育されます。
その後、「呉」と言うライバル国へある謀計の一環として送り込まれます。
西施は謀略の道具となって自国のために呉王を上手くたぶらかし、
離宮を造ったり、他国を攻めさせたりと国を滅亡へ導きます。
何時の時代も女の力ってのは恐ろしいモンですわな。

謀計は、万事上手く行き、越は呉を倒します。
越王は呉に降らず自害して果てます。

三国志で王允が董卓の元へ貂蝉を繰り込んだ美女連環の計そのもの。
こちらは呂布さんが見事やり遂げてくれましたけどね。
歴史は繰り返すんでしょうか。

しかし貂蝉は死んでしまいましたが、西施は無事国へ戻ります。
でも彼女の運命は儚いものに。

越国民も強国の越を瞬く間に滅ぼした彼女の美貌を妖怪として恐れるようになります。
彼女の美貌に、周囲、特に第一夫人が恐れるようになります。

我が王も呉のようになったら･･･

と思うのは表向きで、西施に自分の立場を取られると恐れたんでしょうか。
と思うのが普通と思いますが…
しかし傾国の美女と言うのは、悪女的イメージがありますよね。
日本でも茶々かなぁ。秀吉の死後、淀君として君臨。ねね様を追いやってしまったし。

どっちにしても、この西施は国のために全力で呉を衰退させ、
越に本願を達成せしめたにも関わらず、それが最後は恐れられてしまったんですね。

なんと西施は生きたままフクロに入れられ、西湖（史書には長江とも）に投げ入れられるのです。
これが西湖を有名にした故事とのことですが。。。
こんな悲しい話を思って西湖を見ると面白いかも知れませんね。

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