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神坂俊一郎

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Dec 29, 2020
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カテゴリ: 人生について
今朝は、割とあたたかでしたが、お山は雪化粧の那須です。
さて、続きです。

事故後3週間で退院させてもらえた一郎君でしたが、直ぐフルに働くことは、彼自身は可能だと思っていましたが、病院も会社も許してくれませんでした。
とりあえず、会社に迷惑をかけたと挨拶しに行きましたが、2時間かけて東京に出て来たことだけで、総務の担当者は驚いていました。
その時、「初めて年次休暇一年分の20日を全部使いましたよ。たまにはいいものですね。」と話すと、総務課長は、「いくら休めても、大怪我してまで年次を使う気にはならないなあ。」と笑っていました。
しかしその年次休暇、持ち越し分を含めると40日ありますから、20日使ってもまだ残っています。
そこで、結局更に2週間静養してから仕事に復帰することになったのですが、最初の仕事が、穴を開けた岐阜出張でした。
2週間にわたる出張でしたから、半分まで無事こなした中二日の土日を利用して、最初の5日間入院した南丹市の鍼灸大学病院から借りていたレントゲン写真を返しに行きました。
岐阜からレンタカーで行ったのですが、入院中、片肺ながら酸素供給量が正常で普通に歩き回っていた彼に興味を持って暇があれば様子を見に来ていた外科部長に挨拶しに行きました。
外科部長、難しい癌の手術の打ち合わせをしていましたから、一郎君は少し離れた位置からしばらくそれを見ていたのですが、打ち合わせが終わって外科部長、彼に気付くと、容態を尋ねました。
もう普通に仕事をしていますよと彼が答えると、本当に驚いていました。
この時笑えたのは、彼から頼まれたことで、実は、中継ぎになった丹波の病院の支払いがされていないから、できればしてあげて欲しいというものでした。
あの時一郎君、まず自分で運転して京丹波町の診療所を訪ねたのですが、診療所がCTもないしとても手に負えないと救急要請して丹波の病院に運ばれ、そこでCT撮影して、内臓損傷の恐れもあるからと鍼灸大学病院に転送されたのです。
そのため、レンタカーを置きっぱなしにしていた診療所の支払いは大阪に居た次女が既に済ませてくれていたものの、丹波の病院の請求自体、一郎君には届いていなかったのでした。
そんなことがあるんですね、と笑いながら聞くと、一郎君のように5日で更に転院すると、請求した時にはもうその病院には居ないため、そこで止まってしまうことが多いとのことでした。
そして、彼のように生きていればよいのですが、死んでしまうと請求しようにもできなくなることが多いとのことでした。
京丹波の家に寄るついでに、丹波の病院に寄って支払って来ましたが、7千円近い金額でしたから、彼がちゃんと手続きしないと、病院側は健保からの支払いも受けられないわけで、十倍近い損失になるおそれもあったわけです。
20分も居なかった丹波の病院ですが、支払った後、お世話になりましたと丁重にお礼を言って帰ってきました。

そして、岐阜に戻ったら、何と2日後に台風が東海地方を直撃したのです。
台風自体は未明に通り過ぎたのですが、交通機関がみんな止まってしまったため、仕事は中止になりました。
しかし、台風一過まだ強風ながらとてもいいお天気になっていましたから、一郎君、岐阜駅で自転車を借りて市内を走り回ったのです。
大怪我してから1か月半で、右の肺はまだ半分は死んでる状態なのですから、普通の人間ならありえないところですが、元は6リットルを超えていた人並み外れて大きい肺活量のお陰か、強風に逆らっても普通に自転車で走り回っていました。

実はこの年は、17年前に美奈子さんが死にかけた時に、イギギさまに自分の寿命を彼女に与えてくれとお願いしたのですから、彼の寿命が何歳だったかは不明ですが、単純にタイムリミットにされて死んでいてもおかしくなかったのです。
そのことに関係するのか、事故に続いて一郎君は不運に見舞われました。
まず、入院中に投資していたマンションの管理会社が倒産し、200万近い損害が生じました。
そして、大阪に居た次女が結婚すると言い出したのですが、相手が生まれも育ちも違う相手でしたから、どうもうまく行くとは思えませんでした。
それでも、京都の病院まで二人で面会に来てくれたのですが、こりゃ、遅かれ早かれ駄目になるぞと思っていると、1年後に結婚式は挙げたものの、直ぐ別居、更に1年後には離婚していました。
そして、不運とは言えませんでしたが、3年後には母の高子さんが亡くなりました。
それでも神坂家の生活は崩れませんでしたから、一郎君は、むしろこれらがすべて一種の厄払いになって自分と美奈子さんは生かされたのだろうと考えることにしました。

続く。

画像は、我が家に居ついていると思われるガビチョウと、狙ったものの失敗して逃げられ、残念がっている野良猫です。










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Last updated  Aug 8, 2023 10:29:05 PM
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Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞1(09/21) ずうずうしくリクエストをしたYokoです。 …
Yoko@ Re:ヤマトタケル?2(04/19) 21日のご返信に気が付かず、ご返信せずに…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ アメーバブログも確認したら全…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ 既に発見されたかも知れません…

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