1
動物病院は、動物がいっぱいでウンチもいっぱい・・・。 ホテルでお預かりしていると、朝は大忙しです。 そんなときに、殺菌・消臭ともに優れ、安価なのが、「ピューラックス」という消毒薬。 薄めて使うんですが、強アルカリなので皮膚が溶けます(ぬるぬるしてくるのは溶けている証拠・・)ので、手袋使用。 しかし、近年発がん性があるという話があり、あまりメインではつかっていません。 でも、効果抜群なので使ってはいますが・・・。 この強力な消毒薬の内容は「次亜塩素酸ナトリウム」という成分。 ・・・実は、身の回りに普通にあるんですよね。 キッチンハイターは、これが希釈されたものに洗浄剤が入っています。 あれも、なんか手につくとぬるぬるしますよね。 ・・・溶けてます^^: 代表なのは「カビキラー」です。 ためしに、キッチンハイターを霧吹きにいれ、タイルに吹き付けてしばらく置くと、カビキラーなみにきれいになります。 先述のように、強アルカリなので、「酸性の洗剤と混ぜないでください。危険!」って書いてあります。 うちは、ミルトンを使っています。専用の洗浄槽にいれ、1日一回洗浄液交換。 ふと、成分を見ると、「次亜塩酸ナトリウム」オンリー・・。 ・・・?。 なのに、「洗い流さず、そのままお使いください」って書いています。 急性毒性の報告がされている横浜市衛生研究所の記述では「ddY系マウス(5週齢)雌 LD50(50%が死ぬ量のこと) 5.8ml/kg(原液)」となっています。 マウスから人への種の差を考慮し、100倍と仮定すると、体重10kgの小児においては、10%原液約 0.6mlを摂取すると、LD50となることになります。 次亜塩素酸ナトリウムの殺菌の機序が「細菌の細胞膜を透過して菌体成分を酸化破壊すること」によるモノであるため、DNAに損傷を与える可能性は、否定できないとされてはいます。しかし、「防菌防黴ハンドブック」では、発ガン性・慢性毒性共に「無し」と判断されています。存在を否定できないが、限りなく少ないということでしょう。 上記の濃度は、通常の使用ではまず考えられない濃さなので、結局こういう危険性よりもメリットがずっと上回るのでしょうね。 病院では、まずこれを使っているところが多いのではないでしょうか。 ウイルスに対しても強力な効果を発揮するので、感染予防という点では良いと思います。 最初に戻りますが、ミルトンは非常に薄い薬液にはなっています。 が、洗ったほうが良いですよね。 ネズミの実験結果だけで、安全なんて決して断言できませんから。 ちなみに、一番良くない(危険な?)使用方法は、霧吹きの散布です。 口腔粘膜、目の角膜等が溶けます(刺激が強いです)。 自覚症状がないからといって、マスクなどをしないと、後できそうです^^:。
2007/12/11
閲覧総数 528