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今日は「アレセイア湘南中学・高校」の説明会に行ってきました。この時期は中高一貫校の説明会が続きます。すべてに行くわけにもいかないので、来春の受験生が受験しそうなところや、校長先生が代わるなど学校の体制が変わったところを中心にうかがうことにしています。「アレセイア湘南中学・高校」は、JRの辻堂駅から海側にバスで10分ほど行った場所にあります。茅ヶ崎市になります。キリスト教主義の学校で、校内にりっぱな礼拝堂もあります。毎日の授業前には礼拝からはじまるというように、学校の隅々にキリスト教主義が息づいています。中学は30人前後のクラスが2クラス編成。ひじょうにこじんまりとした学校です。私はどちらかというとせっかく私立中学に進むのであれば、大規模校ではなくこうした小さな学校をお薦めしています。きちんとひとりひとりを面倒みてくれる学校を選ぶ方が良いと思うからです。今春の大学入試の結果です。国公立大/2、海外の国公立大/3、国際基督教大/1、早稲田/1、東京理科大/2、立教大/5、明治大/6、青山学院大/4、学習院大/3、法政大/6、明治学院大/10、北里大/5などです。この実績はここ5年間の中ではかなりの伸びになっています。アレセイア湘南というとどちらかというと進学よりも心の教育、といったイメージが強かったのが、今では学力の面でも実績を出しつつあります。とくに英語の教育については計画的に進めているようです。詳しくは http://www.aletheia.ac.jp/jr/education/english.html をご覧になって下さい。国際英語塾という取り組みは他の私学にもないユニークな取り組みです。本当の意味でのグローバルな人材育成を目指しています。そうした学校の姿勢が実を結びはじめているように感じられました。まだまだ偏差値的には低い学校ですが、これからを考えるとお薦めだと思います。とくに英語を活かして何かをしたい、と考えている生徒には良いはずです。ご興味のある方は是非とも学校を訪ねてみてください。
2014.06.12
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今日の午前中は「戸板女子中学・高等学校」の説明会にうかがってきました。学校のある場所は、東急田園都市線の用賀駅を下りて5分ほどのところです。中央林間からだと二子多摩川駅で各駅停車に乗り換える必要はありますが一本でいけます。電車に乗っている時間は25分ほどです。駅からも近いので十分に通学圏内です。きれいな学校です。閑静な住宅街の中にコンパクトにまとまった校舎があります。大きな木が何本もあって、学習環境は文句なしです。下の写真でわかるように、芝生の中庭を囲むようにして教室が配置されています。1階の教室からはそのまま中庭に出られるようです。図書館もきれいでした。同時にとても機能的に作ってあり、たくさんの生徒たちが日常的に利用している様子でした。理科実験教室も週に1度は何らかの実験で利用しているとのこと。すれ違う生徒たちも明るく挨拶もしっかりとできていました。そんな戸板女子ですが、昨年の12月に痛ましい事件がありました。こうしたことは私立の学校にとっては死活問題になります。ただ、私見ですが、事件が起こった後の学校側の様々な対応はかなりしっかりしたものだったと思います。その後の生徒たちへのケアもふくめて、学校がどうなっていくのかを知りたかったのが今回の説明会参加の理由でもありました。説明会で何度も繰り返されていたのが「NEW TOITA」という言葉でした。外部の知恵も借りて、新しい出発をしよう、という意気込みはかなり伝わった来ました。そうした取り組みが実を結ぶのは数年後になるのでしょうが、先生たちの危機感と、一丸になって「変えていこう」という雰囲気は察することが出来ました。ただ、あまりに漠然とした話が多く、やろうとしていることの焦点が多少ぼけてしまっていたことも確かです。なぜ私立中学受験なのか、どうして戸板女子なのか、という親の疑問に答えることが出来るのか、という点では弱かったと思います。今後もどうなっていくのかを注目していきたいと思っています。やはり、足を使って学校に行き、自分の目で見て空気を感じてくる大切さを今日も実感してきました。
2013.06.12
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発売中の「週刊東洋経済」の特集が「大学より濃い 校風と人脈 高校力 公立校の逆襲 http://www.zassi.net/detail.cgi?gouno=50592&tpl=img_000 」というものです。神奈川県も4ページにわたって特集がされていました。『近年、神奈川県の公立トップクラスの高校は「SSKH」と称される』と記事にあり、えっ、SSKHってどこ、と私でさえも初耳の内容などちょっと「・・・」の部分もありましたが、それなりに近年の神奈川県の高校事情をまとめていると思います。ちなみに、「SSKH」とは「翠嵐、湘南、川和、柏陽」の4校をいうようです。記事の中心は、翠嵐高校と湘南高校の比較です。これは昔からの伝統みたいなもので、翠嵐は徹底的に学校主導で勉強をさせる体制、湘南は徹底的に生徒の自主性に任せる体制、というものです。『翠嵐の特長は、冒頭のプリントが示すように、入学直後から勉強する環境に置かれることだ。進路の7割は1年生で決まる。残りの2割は2年生で決まり、3年生は1割でしかない、と佐藤到校長はいう。予習と復習が毎日指示され、尋常ではない量の宿題が出される。学習時間を確保するため部活動は平日1日、土日のどちらか1日は休み。土曜日の講習はもちろんのこと、夏期講習や冬期講習も1年生から受けさせる。学習時間の調査をおこない、それをもとにした管理も徹底している。さして翠嵐名物となっているのが試験の多さだ。年5回〜6回実施される全国模試のほかに、1月には「お年玉テスト」と称した独自の記述模試もおこなわれ、生徒たちは息つく暇がない。』『湘南の生徒はとにかく忙しい。まだす「対組」と呼ばれる全クラスによる対抗戦だ。4月から11月まで月替わりで何らかのスポーツ競技のトーナメント戦がおこなわれている。それに陸上競技大会、文化祭、合唱コンクールなどが加わる。最大のイベントは「日本一」との呼び声も高いクラス対抗の体育祭だ。仮装ダンスやバックボードと呼ばれる強大な絵画などもクラス対抗の採点対象となる。驚くのはその準備期間が1年に及ぶことだ。つまり対組などと並行して進めているのである。それだけではない。運動部加入率は75%、文化部125%。2つ以上を兼部している生徒も多い。早朝に登校して朝練をして授業を受け、昼休みにクラス対抗の運動競技をおこない、放課後は体育祭の準備をする。夜の7時過ぎに下校し、帰宅後は自宅学習、というのが多くの湘南生の1日になる。』記事の一部です。付け加えると、こうした湘南生の行事は、私が在校していた40年ほど前と全くかわっていません。70分の授業も、湘南体操も、体育の縄跳びも、ずっとかわらず続いています。たぶん、翠嵐も同じなのでしょう。公立高校のすごいところはそこにあるのではないでしょうか。ただし、復活したとはいえ、翠嵐と湘南の進学実績を加えても、たとえば神奈川県の私学の男子御三家(栄光、聖光、浅野)にはまったく歯がたたないことも事実です。今回の記事ではそうしたところには全くふれていません。そうしたところは割り引いて読まねばいけませんね。
2016.10.15
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受験学年の土曜日の授業に追われ、さらに、今日は数学検定試験も実施。明日は漢字検定試験です。中3生にとっては、こうした検定試験の結果が、私立高校の打診基準に自分の学校成績が届かなかったときのプラスαになるわけですから真剣です。今日の高3の国語であつかった明治大学の経営学部の現代文の文章がよかったです。河野哲也「道徳を問い直す リベラリズムと教育のゆくえ」の「第4章 道徳には哲学が効く」からの出題です。道徳性とは、単に方を当てはめ判決を示す裁判のような行為ではなく、個別的な人間関係の持続性のある発展と修復に関わっている。そうであるならば、道徳性とは、医学や経営学や生態学、とりわけ、教育に近い分野なのである。道徳性とは、相手理ニーズに対して共感的にケアする態度をとり、必要であるならば、そのために社会制度の改革に着手する過程の中に表現される。・・・道徳教育が哲学都市宇科目でなされなければならないのたろうか。それは、道徳性の教育に必要な二つのこと、すなわち、批判的思考力と生活統合を養うことができるからである。哲学とは、自分の生の基盤を問い、よりよき生を求める態度である。ここでの「生の基盤」とは、自分の行動や思考が基づいているところの常識、認識的パラダイム、思考パターン、社会制度、文化的規範を指している。この部分を読んだだけでも、なるほどなぁ、と納得することばかりです。生活統合。人生の断片的な出来事を、より広い文脈の中で意味づけること。そうすることで、私たちは、自分のニーズとともに、他者のニーズも理解できるようになるのです。それこそが道徳性だと筆者は言っています。あたりまえですが、GMARCHあたりの私大の入試問題は読み応えがあります。今日の明治大の問題は、設問そのものも難しく、miyajuku高3生たちも手こずっていたようでした。
2013.10.26
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昨日は英作文について分析をしてみました。今日は英文読解の問題についてです。新しい入試問題では、出題が重層構造になっている、ということを書きました。たとえば、「源頼朝によって幕府がおかれたのはどこか?」という出題は単層構造です。それに対して、「年表の(ア)の時期に幕府がおかれた場所を地図中の(1)〜(5)の中から選んで答えなさい」という出題が重層構造です。まず、年表の(ア)の時期がいつなのかを考えて鎌倉幕府のことだなと理解し、つぎにその場所を地図の中から探すのです。ステップ数が多い。問題と解答の距離が長い。解くのに手間がかかる。そんなふうに言い換えても良いでしょう。英文読解の問題もそんな出題ばかりになっています。次の問題を見てみましょう。英文から状況を読み取る問題です。それほど難しい英文ではないのでみなさんも解いてみてください。この問題の正答率は19.7%でしかありませんでした。英文から読み取らなければいけないことがいくつもあるのです。*本のリクエストを出したのが6月3日(水曜日)だということ。*リクエストをしてから本を受け取れるまで7日かかること。*ただし、新刊書の場合はさらに5日かかること。*日数はリクエストをした翌日からかぞえること。*月曜日は1日と数えること。ここまで情報を読み取って丁寧に数えていくと6月15日というのがわかります。しかし、ここにワナが仕掛けられていて、15日は月曜日なので休館日なのですね。したがって本を受け取ることは不可能です。ですから解答は6月16日ということになります。まぁ、こんな意地悪な出題そのものがかつての神奈川県の高校入試ではあり得ませんでした。選択問題ですが、問題から解答までの距離が本当に遠いです。というよりも、ここまで問題の中から情報を取り出さないと解答できない問題を生徒たちはほとんどやったことがないはずです。学校の定期試験の問題はほとんどがステップが1つしかありません。丁寧に書かれていることを箇条書きでメモし、できれば簡単なカレンダーを書き、根気よく条件にあわせて解いていく、そんなことが出来る生徒はそれほどいるものではありません。何が難しいのかおわかりでしょうか。英文そのものが難しいのでは決してないのです。ざっくりといってしまえば「根気よく問題に対するチカラ」とでもいってよいものをもっているかどうか、それが神奈川県の高校入試問題を解く鍵なのです。そしておかりですね。そうしたチカラが今のこどもたちには最も欠けているということを。じっくりと正座して問題を解く。それができるようにしていくことがゼッタイに必要なのです。そうした学習というか、訓練をしないとダメなのです。
2015.05.12
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春から、中3生と私立中受験クラスの生徒には必修として作文添削の講座をとってもらっている。とくに中3生は、元朝日新聞の記者の方で、論説も書かれていた白△さんという方に継続的に添削をしていただいている。とにかくこの添削指導がすごい。ここまでの方に、ここまで労力を使っていただいての添削は、正直、彼ら、彼女らにとっては一生の宝物といっても良いだろう。びっしりとコメント、というか、文章作法についてメッセージが寄せられる。たとえば、ある生徒に対するコメントの一部です。今回の書き方は、課題分の内容の繰り返しがかなりの部分をしめています。課題文の引用でないところはA、B、C(本人の作文の中に印がついている)の田△さんの意見が書かれているところだけです。この方法で皆が書くと、結論は賛成や反対に分かれても、途中のデータは同じで、全員が似た文章になります。それでは発想の豊かさや視野の広さを作品に出したことにならないし、田△さんの独自性がうかがえないので、その鴎税の中に埋もれてしまいます。前回、田△さんは課題の文におばあさんのエピソードを書きました。それがとても新鮮で、しかも考え方の原点になっていました。課題分を読んで感想を書く場合、自分の考えがまず必要ですね。それを表現するのに、できるだけ課題分にないエビソートを使って書くことが大切です。言い方を変えます。これからの時代に皆さんに望まれていることは、あるデータ(課題)をもとに、どりだけ豊かな発想と検討ができて、自分の考えを表明できるか、ということです。すごいでしょ。こんなコメントがこの数倍続きます。しかも、前回のこの生徒の作文の内容を覚えていてくださって、それとの比較で文章の書き方を指南してくれているのです。頭が下がります。これだけ具体的に自分の文章のどこをいじればよくなるのか、を指摘してもらって、文章がうまくならないはずがありません。また、その指摘をしっかりと受けとめることで、文章の構造が少しずつわかってくるはずです。そうすれば、国語の読解にも活かせていけます。自分がこう述べたいことをどう書けば良いか、を知ることは、そのまま著者の意見をどう読み取るかにつながるからです。6月で3回目ですが、このまま来春までこの作文講座を受講した生徒たちがどう伸びていくのか、本当に楽しみになってきました。それと、まだきちんとお話しできませんが、秋に作文指導のイベントを企画中です。期待していてください。
2015.07.17
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高3生は大学入試センター試験まで1ヶ月を切った。中3生も本番までちょうど2ヶ月となった。ドタバタしたところでしかたがないが、もう一度、毎日の学習を見直すことをしたい。何よりも重要なのは「時間の管理」だ。スマホアプリには、そうした時間管理を有効におこなうためのものがいくつかある。「コソ勉」 http://studyhacker.net/interview/kosoben-interview方眼紙のマス目を色鉛筆で塗っていくだけのアプリ。たったそれだけのことだが、自分の学習が可視化されることで、何が足りないかがしっかりと見えてくる。また、モチベーションアップにも役立つ。著者は「塗り絵勉強法」といっている。なにもアプリをダウンロードしなくても、この勉強法は今日からでも実践できる。miyajukuまの中3生は「合格手帳」をつけている。この手帳には、1日の学習を記録する部分がある。そこを「英語/赤色、数学/黄色、社会/緑色、理科/青色、国語/茶色」などと決めて、寝る前にやった時間分のマスを塗れば良いだけだ。そんなことしたって何の意味があるの?そうじゃんないんです。こうして色を塗っていくことで、自分の学習が「見える化」するんです。試しに1週間やってみてごらん。「あっ。今週は数学ばかりやって社会や理科が少なかった」と気づくだけでもおっきな収穫なんです。何度も繰り返しますが、勉強というのは、「やる前」と「やった後」が最も大切です。ここをしっかりとしておかないと。穴が空いたバケツみたいになってしまい、たくさん勉強時間をとってもムダが多くて実を結ばない学習になってしまいます。「塗り絵学習法」すぐにでも実戦しましょう。
2017.12.15
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午前中、息子の三者面談に学校まで出かけてきた。妻は仕事だし、受験のことはわからないという理由で行かない。三者面談スタート。机の上にはパソコンが置いてあり、息子の成績が河合塾の私大模試やセンター模試をふくめてすべて入力してある。また、志望校ごとに日程が記入された表があり、当たり前だがクリック一つでそれぞれの予想ボーダーと本人の位置が確認できる。やっぱり私立の進学校は違うなぁ、の印象。てきぱきと日程が組まれていく。1時間ほど話し合いをし、とにかくセンター試験で平均80%以上をとれるようあと30日ちょっと集中しよう。理系科目は満点近くとるしかない。その自己採点の結果でもう一度受験日程を見直そう、ということになった。さて、実は今日は先日受験した国立大の公募推薦の発表日だ。10時30分にネットで発表されているはず、ということで担任の先生がパソコンのある部屋まで行ってくれて確認した。どうせダメだろうと思っていたのだが・・・・・息子の受験番号があるじゃないですか。これって合格したってことですね。狐につままれたような感じ。息子と担任は固い握手を交わしていた。「これでオレの大学受験は終わりか」という息子の言葉が印象的だった。いずれにしても拍手です。お前、けっこう親孝行じゃん。私大の受検料3.5万円×6で21万円。一時金として納める入学金30万円。などなど、すべて出さなくて良くなった。同時に国立だから授業料も年間58万円ですむ。うん、うん、この勢いで「中学受験」「高校受験」「大学受験」とうちの塾生も全員志望校に合格させるぞぉ!!
2006.12.15
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今日は「県立厚木高校 http://www.atsugi-h.pen-kanagawa.ed.jp」を訪問してきました。対応していただいた副校長の樋口先生、校務多忙の中、詳しく学校のことをご説明いただきありがとございました。厚木高校は116年の歴史を持つ伝統ある学校で、平成30年4月には県内4校の「学力向上進学重点校」のひとつに指定されています。今春の大学進学実績は以下の写真資料の通りです。国公立大への進学者の伸びがすごいですね。平成27年にくらべて+50%。人数としては「横浜国立大/28名」「首都大学東京/24名」と地元の国公立大の数が多いです。中堅の国公立大に進学する生徒の層が厚いのが厚木高校の最大の特長だといって良いかもしれません。今日の副校長先生のお話でも強調されていましたが・・・つづきは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/201811220/
2018.11.20
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今日の午前中は「洗足学園中・高校」の説明会に行ってきました。田園都市線の溝の口駅、JR南部線の武蔵溝ノ口の駅から8分という立地です。miyajuku周辺からは電車一本で通学できる好立地です。首都圏模試の80%合格ラインがSS63ですから、そう簡単に合格できる学校ではありません。ある程度の覚悟を決めて受験勉強をしないと合格できない高い偏差値です。といっても、この学校は二十数年前はSS40にも達しない下位校だったのです。まぁ、よくもここまで難しくなったものだと感心してしまいます。私立学校は校長先生の話を聞けばその学校の良し悪しがわかる、といつも書いています。この学校の前田校長先生というのは強烈な個性を持った方です。ちょっとお話しをうかがえばそのことに肯かれると思います。そして、この洗足学園の個性は、この校長先生の個性そのものだと思います。また、ちょっと前のインフル事件の時の対応などをみても、学校運営者としての手腕も確かなものだと感じます。どこかの国の首相よりよっぽどリーダーシップがあるはずです。「自分のチカラで人生を切り開いていける女性を育てたい」という校長はおっしゃいます。確かに、女子校として、昨年は東大に5名、毎年のように多数の医学部への進学者、海外の著名大学への進学など、多彩な人材を育成していることは間違いありません。今春の大学進学実績は、「国公立大/50名、早慶上智/117名、MARCH/199名、理科大+ICU/16名、医学部/18名」などです。卒業生数は243名ですから立派な結果です。今日は授業見学もしてきました。中1の社会など、高校生の世界史の授業じゃないの? といったものでした。ちょっと圧倒されましたね。それでも、文系、理系問わず高3まで5教科必修でカリキュラムを進めています。文系だからって数学が出来なくて良い、ということはない。正論ですが、なかなか実践できないことです。このレベルの中学に進学する生徒は、公立中学に進学したとしても、3年後には湘南や翠嵐を受験して合格できるチカラを持っているはずです。そのぐらいの地頭を持っていないと合格は出来ません。でも、ご家庭に経済的な余裕があるのであれば、こうした恵まれた環境と、切磋琢磨できる友達の中で「自分のチカラで人生を切り開いていける女性」を目指して、中・高6ヶ年の教育を学校に託すのも良いかと思います。一昨日、どの私立学校も受験生を減らしている、と書きましたが、今春入試で洗足学園は減らしていません。このレベルを受験してくるご家庭は、覚悟が定まっているのでしょうね。「すごいオーラ」の出ている学校に久しぶりにおじゃました1日でした。ここよりすごい女子学院なんて学校はどんな生徒が集まってくるんですかねさて、ここを希望している△△ちゃんを何とか合格させてあげたいですね。私も気持ちを引き締めました。しっかりと引っ張っていきます。問題は素直な出題が多い、というのも好感が持てます。
2011.06.27
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