全1128件 (1128件中 1-50件目)
miyajukuの道を隔てた向かい側に新しく塾ができたようです。当教室から徒歩数分以内に、大手塾、個別指導のFC塾などなど20塾ぐらいは学習塾があるでしょうか。いや、もっとあるかもしれません。また、新学期に際して、進△ゼミや○会などといった通信添削の案内も、それこそ山のように自宅に届いていることと思います。そんな中で、どうやって塾や学習法を選んでいくのか、本当に難しいかと思います。わたしはこんなふうに考えています。塾選びは恋愛のようなものです。相性がすべてです。最初の出会いの瞬間ですべてが決まるといっても良いかもしれません。基本的にそう思っています。当教室はこうしてプログを通じて様々に塾の毎日を発信しています。まずはそこで当塾との相性をご判断ください。個人塾です。miyajukuは私の色で染まっています。講師もチューターもほとんどが当塾の卒塾生です。そうした意味でも私と保護者の方、生徒との相性がすべてです。また、miyajukuは一斉授業にこだわっていますが、何もひとりひとりに対応していない、ということではありません。成績を上げるためには、心の問題、学習姿勢の問題、そもそもの勉強のしかた、などなど、目先の「わかるわからない」よりも大切なファクターがたくさんあります。そんなトータルな意味での「学習」を指導するのが当教室の指導の柱です。ですから、英語だけ、数学だけ、といった指導は承っていません。そんな指導で生徒の本当の意味での「成長」をうながすことはできないと考えているからです。とくに中学生の指導は、最終的には志望の高校への合格に導くことです。高校入試が5教科トータルでの合否判定ならば、塾での指導もそれに対応するのが当然です。高校生についても同じです。高校生はともするとオトナとして扱われ、自己責任の下でほっておかれることがままあります。でも、今の時代は昔と違い、あふれるほどの情報の中、進路選択はかえって難しいものになってしまっています。情報を取捨選択し、きちんとフィルターにかけて生徒に示すことができる指導者が必要です。新学期です。様々に問い合わせがあり、体験があり、入塾される方、されない方がいらっしゃいます。できれば、miyajukuに少しでも興味をいただいた方には皆さんに入塾していただき、いっしょにゴールを目指して頑張っていきたいと願っています。よろしくお願いいたします。
2019.03.06
山に興味のある方はもちろんですが、山などまったく興味がない方にもお薦めの番組です。http://www4.nhk.or.jp/P5092/富山湾を出発して、北アルプス、中央アルプス、南アルプスを激走、駿河湾までを走る山岳レースの記録です。今年の8月、たまたま北アルプスでこのレースに出合い、選手たちと身近に接することが出来ました。子どもの名前を足に書き込んで走る選手、58歳での挑戦をする選手・・・様々な人間模様があるのだろうなぁ、と思いました。山は自己と向き合わされる場です。そんな山での限りなく自己完結したスタイルのレース。山岳、気象、装備、危機管理、体調管理など様々な面において、非常に高いレベルの知識と経験を求められるレースです。究極の自分との闘いのドラマが映像化されているはずです。子どもたちにも見せたいけれど、このドラマを理解するには人生経験がないとダメかな、とも思います。大人の皆さんに見ていただきたいです。
2018.10.25
テレビのニュース番組を見るのがつらいです。出来れば子どもたちに見せたくないですね。いつの頃からかテレビのニュース番組は、情報を伝えるための役割を忘れ、ただただ、視聴率が上がりそうな、劇的な、ニュース映えしそうなとがった話題だけに注力していくようになっています。たとえば、ここのところのパワハラの問題。痛すぎます。問題の本質にせまるのではなく、かわいそう、頑張ってるのに、ひどい、などといった感情に訴える部分だけを大きく取り上げる。と同時に、ちょっとした権力を持っている人たちへの徹底的な攻撃。絶対に子どもたちには見せたくないです。この問題に関していえば、次の2点が問題だと思っています。1 暴力をともなった指導は絶対にダメ2 巨人の星世代の指導は絶対にダメ結果につながれば指導法は問わない、時に暴力も必要なことがある、というのは時代遅れもはなはだだしいですが、そうした指導がまだ残され、それを容認する空気も残っている、ということです。あの18歳の体操選手の言葉の端々にそれを感じさせられるし、そんな言葉をしゃべらせている空気がとてもいやです。誰かが、あなたの言っていることは間違っています、たとえオリンピックに出られたとしても、それが暴力的な指導の結果なのであればなんの意味もないんですよ、と教えてあげてください。あなたの姿を見て、子どもたちが「オリンピックに出られるなら理不尽な指導もがまんしなくちゃいけないんだ」と思ったりしたら大変です。そんなことは百も承知で、視聴率がとれるように番組をつくっていく。そんなニュースはお払い箱です。そして、巨人の星世代の指導。根性論。もうダメダメです。これは今の部活動にもつながることです。筑波大教授で柔道選手だった山口香さんが「巨人の星に感動した世代は指導や組織の要職から外れるべき。これからはキャプテン翼でサッカーの楽しさを知った世代が現場で活躍しないといけない」と言っています。その通りだと思います。せつかくの機会なので、そうした議論を深めるべきなのかマスコミの役割なのでしょうが・・・ そして、わたし自身も巨人の星世代(といっても当時から根性論には違和感を持っていましたが)なので、自分自身を戒めながら子どもたちの学習指導に取り組んでいきたいと思っています。
2018.09.08
このブログではできるだけセンシティブな問題については書かないようにしているが、今回はちょっとだけそんな問題にふれてみたい。高校野球についてだ。まず、今回の決勝を戦った2校をはじめ、すべての高校球児をリスペクトしていることを言っておきたい。さて・・・今回の決勝は見るにたえなかった。何で決勝戦をあの日にやらなければいけないのか、ということだ。ひとりの才能豊かな男の子の未来をダメにしてしまうかもしれないことと引き換えに、マスコミがこぞって盛り上がっている様子は醜悪だった。あえて良かったことといえば、早めに打ち込まれて降板したことぐらいだ。高校野球って誰のためにやっているのだろう。高校球児のため? いや絶対に違う。朝日新聞をはじめとした新聞、雑誌、テレビなどのためであり、高校野球というコンテンツで利益を上げているすべてのメディアのためだ。もっというと、そこにドラマを見て悦になっているわたしたちすべてのためだ。決して彼らのためではない。高校球児たちは甲子園をめざす。しかも、それは「負けたら終わり」のドラマチックなものだ。ドラマに飢えている現代人は、その悲喜こもごもの高校球児たちの一挙手一投足にわくわくする。でも、それと引き換えに彼らが失っているものを考えてあげるべきではないか。それが「オトナ」っていうものではないだろうか。甲子園を目指して何が悪い、と彼らは言うだろう。わるいことなどない。彼らは純粋だろうし、若い力はすばらしい。問題は、その将来のある彼らの芽をつぶしかねないことを平気でオトナたちがやっていることであり、その犠牲に目をつぶって盛り上がっていることだ。高校野球に今の中高生が直面している部活動の問題のすべてが凝縮されていると思う。勝利至上主義、行動の一律化、個性の埋没、果てしない練習時間・・・ 何よりも部活動に時間だけでなく心がすべて奪われてしまい知らず知らずに自由をなくしていることだ。本人たちは自由でないことにすら気づいていないことが多い。一所懸命に部活動に打ち込むことが悪い、といっているのでは決してない。問題は、そこにルールがないことだし、子どもたちの個性もなにもなく、勝つことが至上命題となっていることだ。高校野球が変わらないと部活動の問題は何も解決しないと思う。まずはわたしたち「オトナ」が「おかしいよ」という感覚を持つことではないだろうか。
2018.08.23
先日の「読書作文コンクール」の作品を読んで感じたことです。小学生の作文はバラエティに富んでいておもしろかったです。家族のこと、習い事のこと、友だちのこと、学校のこと、趣味のこと・・・ 具体的にいろんなことを例に出して自分の言いたいことを書いていました。それぞれの主張も様々で、読んでいてとてもおもしろかったです。それに対して、中高生のほとんどが部活動のことに話題がいってしまいます。作者はこう言っている。わたしはこう思う。先日も部活動で△△なことがあって、という展開での文章になっていくのです。それだけ部活動が彼ら、彼女らの中に占めているものが大きいのはわかります。それを良くないと言っているのではありません。部活動を引き合いに出し、その後の展開も決まった流れになっていることです。みんな「仲間と一緒に成長したい」という主張ばかりになっているのです。中学生だけでなく、高校生もほとんど同じような展開での文章になっているのにはとてもがっかりでした。つづきは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180821/
2018.08.21
「沖縄慰霊の日」に朗読された中3の相良倫子さんの「生きる」という詩がすばらしいです。朗読を聞いていて自然と涙があふれてきます。それほど「言葉の力」が強いです。https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180626/ に詩の全文があります。動画は https://mainichi.jp/movie/video/?id=5801003430001 です。
2018.06.26
「万引き家族 http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/」を観てきました。ちょっと退屈するかな、と思っていたのですが、最初から最後まで引きこまれ続けました。樹木希林、安藤サクラ、松岡茉優といった女優陣の演技のすごさもあるでしょうが、是枝監督の絵の作り方のうまさの所為だったのかな、と思います。題名が「万引き家族」という挑戦的なものですし、物語の設定も、今の日本がふたをし続けているものに光をあてたものです。そして、そうしたことが世界的に評価されてバルム・ドールを獲得したわけで、社会派の映画みたいに、そっちの方に目がいきがちです。でも、この物語は「生きるってこと」を徹底的に追った映画だと思いました。それも「今」わたしたちが生きている日本の中でです。観たあとのすっきり感はまったくありませんが、じわじわと「自分が生きることの意味」を観たものすべてに問いかける作品だということです。ぜひとも「ひとり」で観るべきかと。ひとりで観て、是枝監督のメッセージをきちんと受けとめることが良いかと。そして、そうした人たちが集まって、この映画についてのディスカッションをしたいですね。とくに高校生にはそんな時間をぜひとも持って欲しいとつよく思いました。あえて映画の中で「絆」という言葉が何度か使われていますが、その「絆」は、この難しい時代の中で生きているわたしたちひとりひとりの日本人への問題提起だったのかと思えました。「お前にとっての絆ってなんなんだ」と。
2018.06.13
昨日の日大アメフト部の若者の会見は立派でした。それに対して、マスコミの「憎しみ」をあおるような誘導質問には、怒りさえおぼえます。この人たちは視聴率や部数がすべてなのでしょう。それでは勝利のためには個を犠牲にさせる日大のアメフト部と同じじゃないですか。 https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180523/
2018.05.23
私事ですが、昨日は誕生日でした。多くの友だちが、来年度中に定年をむかえる年齢になりました。中央林間でmiyajukuを立ち上げて30年が過ぎています。それ以前の教員時代を含めるともう40年近くの歳月が経とうとしています。ありがたいことに、卒塾生の子どもさんたちに通っていただき、教えている先生たちもみんな卒塾生たちです。年長さんから高3生まで、様々な子どもたちが、それぞれの目標を達成するために集ってきてくれます。ほんとうにれしいことです。今は、高3生と中3生の受験対応におわれ、ゆっくりと先のことを考えている時間はありません。こうして塾を、わたしを頼ってくれる生徒たちと一緒に過ごす時間は、わたしにとっては仕事というよりも、キラキラと輝く何ものにも代えがたい時間です。小室哲哉さんが引退するとのこと。ひとつ年上ですが同年代です。会ったことはありませんが、同じ大学のキャンパスで学んでいたはずです。小室さんが「世の中に自分が必要とされなくなった」とおっしゃってました。そうですね。わたしもそうなるまでは頑張ろうかと思っています。まずは、目の前の受験生たちの希望を達成させるお手伝いです。さて、今日も22時までびっしりと授業がつまっています。もちろん、明日の日曜日も朝から授業です。でも、キラキラ輝く目でわたしの授業を受ける子どもたちはほんとうにかわいいんですよ。わたしは本当に授業が好きなんだな、と思います。これからもしばらくはmiyajukuをよろしくお願いいたします。miyajukuを、少しでもこの地域の子どもたちの「ためになる」場所にしていけるように精進を続けます。
2018.01.20
皆さんのところは台風の影響はいかがてしたか? 今朝は登校はできたのでしょうか? 多くの高校は休校か昼からの登校になったようですが。衆議院議員の総選挙も終わりました。さて、このあと、憲法改正をふくめてどんな動きになっていくのでしょうか。願わくば、戦争ができる国には絶対になって欲しくない、と思うのですが。どうも、そんな願いはむなしく消えてしまいそうです。嵐の中、習字の典子先生の結婚式でした。典子先生はmiyajukuの卒塾生でもあります。おめでたいことです。もちろん、わたしもお祝いにかけつけ。ご挨拶もさせていただきました。良い結婚式でした。典子先生、オメデトウ!ケーキカットではなく、ダルマのケーキに、筆にチョコをつけて目入れをする、という典子先生らしいものでした。習字の筆っこの生徒たちは、今週のお稽古の時に、みんなで「オメデトー」と言ってあげて下さい。結婚式にはカノンも出席してくれていて、歌も披露してくれました。彼女たちは来月に解散する予定です。これからの頑張りを念じて、しっかりと握手をして別れました。みんな、新しい一歩をしっかりと踏み出していって欲しいです。
2017.10.23
突然ですが、次の問題に答えてみてください。【問】9月28日に臨時国会が開かれ、憲法7条に基づき衆議院が解散されたが、この衆議院解散を安倍晋三首相はどのように名付けたか答えなさい。(ア)困難突破解散 (イ)困難解決解散 (ウ)困難山積解散 (エ)困難払拭解散どの程度の正答率だったでしょうか。これ何の問題かわかりますか? とある中学校の今回の中間試験の時事問題の出題です。他にもこんな出題も上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃんの名前は次のどれに決定したか。(ア)キャンキャン (イ)シャンシャン (ウ)ニャンニャン (エ)ピョンピョンこれらは生徒のどんな力を試そうとしてて出題しているのかわたしにはわかりません。まぁ、常識的な国語力があれば、前の問題は「突破」か「払拭」のどちらかにしぼれるし、後ろの問題も「シャンシャン」は選択できるでしょう。おまけみたいな出題といってしまえばそれまでなんですが。前にも時事問題について書いたことがあります。https://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201706140000/確かに、社会科という教科は、生徒が社会に興味や関心を持つことをひとつの目的としているのでしょう。でも、定期試験に「時事問題」を出題することが、その目的と合致しているのでしょうか。今回の「悲しい試験範囲表」のように、新聞やテレビをよくみておいてください、その中からニュースを出題します、みたいな試験のやり方は、「生徒が社会に興味・関心を持つ」ことにはまったくつながらないと思うのです。パンダについていえば、それをきっかけに日中平和友好条約の時のパンダと今のパンダとの違いを聞くとか、衆議院の解散についても、そこから憲法7条のなかみを問うとか、いくらでも「社会科」としての力を試す出題はできると思います。社会科での時事問題。もうやめにしませんか?
2017.10.19
ひとり言です(^_-)「ひよっこ」が終わってしまいました。来週から、何を支えにしていきましょう(笑´∀`)それほど楽しい毎日の15分間でした。「あまちゃん」にも「悪者」は登場してきませんでした。「ひよっこ」も同じです。ひとりひとりのキャラも立っていました。なにしろ薬局の前の首振り人形の「いちこ」さえも濃いキャラを持っていたのですから。外から見るとなんてことのない日常。でも、そのウラ側にはさまざまにいろんなことがあって・・・ 「ふつう」ってなに? というテーマだったのかなぁ。最後に、タヌキさんチームには笑えたなぁ。もう、あの「タヌキ顔」を毎日のように見ることができないんだなぁオオシカケンイチさんのイラストサイコー https://twitter.com/Shikachan_twアニメーションもあるよ → https://youtu.be/EiL4o0KVFMU
2017.09.30
午後までは雨は降らないようです。なんとか周辺地域の中学校の体育祭はできそうな天気ですね。たぶん、プログラムを短縮して、午後の早い時間までに終わらせるようにするのでしょう。くれぐれも御安全に。湘南高校 http://www.shonan-h.pen-kanagawa.ed.jp/zennichi/index.html の体育祭は早々に19日の火曜日に延期になったようです。たくさんのお客さんが来られる行事なのでそうした措置をとったのでしょう。この高校の体育祭は、各学年を縦割りの色別にして競います。湘南の卒業、というと必ず「何色だった?」という問いかけからはじまるほど、この色別の行事への愛着が強いものです。わたしが在籍していたはるか昔、そして、そのまた昔からずっと続く伝統です。9月の時期に高3生が中心となって全力でおこなう体育祭。当然、大学入試のことを考えれば、この行事を夏前に移すべき、という議論がおこります。このところ、大学進学実績では、横浜翠嵐高校に抜かれてしまってもいます。わたしもどちらかというと、この体育祭にとりつかれてしまい、切り替えもうくまくできずに大学入試に失敗した方です。でも、そんなこと以上に、こうした行事を通して身につけたものは大きかったです。効率ばかりを口にすることの多い昨今ですが、役に立たない何かに時間を使えること、そうしたことに夢中になれる時間、それが高校生でもあるはずです。そんな「ムダ」な時間だけれども「宝物」の時間を大切にもしたいですね。塾の先生が言うことではないでしょうか(^_-)それと、湘南高校で小学生対象の説明会があるようですよ。
2017.09.16
昨日の授業でも何人かの生徒のお休みがありました。今週末に体育祭が予定されていて、その練習で疲れてしまい、発熱したり、軽い熱中症になってしまったりしているようです。昨日も書きましたが、夏休み明けで、身体の面でも気持ちの面でも難しい9月です。その上、体育祭や文化祭などの学校行事も重なり、いろんな意味でバランスを壊しやすい時です。保護者の方も、いつも以上に子どもさんの「変化」に注意をしたいですね。お昼のニュースでは、横浜の金井高校の校舎内で転落死(自殺?)があったというニュースも流れてきました。何が原因かわかりませんが、自分が通っていた学校で命を絶つ。よっぽどのことがあったのかと思われます。何よりも普通のペースを取りもどすことを最優先としたい9月です。そんな週末ですが、台風が直撃しそうです。土曜日の体育祭が日曜、月曜と順延中止され、結果的に来週に、なんて最悪の事態もあり得そうな様子です。関係者の方はさぞややきもきされているのでしょう。また、生徒も保護者の方も、予定が立てられずに大変でしょう。とはいっても、天気のことはどうしようもありませんね。また、朝からのJアラート。それに洪水のような報道。なんだか、あんなテレビばかりを見ていると、今にも戦争がはじまりそうな錯覚に陥ります。何度も何度もミサイルの発射映像を垂れ流す。やっぱり、テレビのスイッチは切っておくべきですね。と同時に、あくまでも戦争にならない道を選択して欲しいですし、世論としてもそんな声を大にしていくべきではないでしょうか。子どもたちの未来のためにも
2017.09.15
昨日、「じんじん 其の2 http://www.jinjin2.jp」という映画を観てきました。困難に立ち向かうことの意味を描き、「一歩を踏み出す勇気」にエールを送る応援歌として紡がれます。と映画紹介にあります。丹沢の森と秦野が舞台になっています。笑って、泣ける映画です。今時のスリルとサスペンスといったストーリーではなく、ブラックバイト、仕事とは、といった今時のテーマを縦糸に、親子の絆、林業を通しての環境保護、というのが横糸のテーマになっています。スローシネマと銘打っているように、ゆっくりと時間をかけて育てていく映画というつくりです。丹沢山麓のあちこちの絵もきれいでした。それだけでもこの映画を観る価値はあると思います。物語は、陳腐といってしまえばそれまでですが、十分に観ているものの心に響くものを持っていました。ぜひとも、親子で観て欲しいな、と思います。この映画に登場してくる人たちのように「良い人」ばかりがいる世の中ではないことも確かです。でも、映画の世界ぐらいはそれで良いのではないでしょうか。間違いなく、見終わったあとには「あったかいなにか」が身体中を満たしてくれるはずです。お薦めの映画です。
2017.09.04
部活動のことが世間でも話題になっています。ためしに検索サイトで「ブラック部活動」と入力してみてください。さまざまな意見が飛び交っています。私の部活動に対する基本スタンスです。部活動はすばらしいもの。だからこそ、これからも中学や高校で部活動が、子どもたちのために継続できるような手立てを、オトナたちは真剣に考えなければいけない。ということです。部活動は良いものです。授業や学校行事とはまた違った意味で、子どもたちが人間関係をつくり、教師とも結びつき、その関係は学校を卒業したあともずっと続きます。はるか昔にわたしが教師をしていた頃に顧問をしていた部活動の生徒たちが、いまでもわたしを呑み会などに誘ってくれます。三年間、試合に向けて切磋琢磨した日々は、消えない時間として残り続けるのですね。そんな部活動ですが、私から見ても様々に問題が吹き出しています。何よりも大きいのは「極端な成果至上主義」ではないでしょうか。その最たるものが、連日のように報道される高校野球ではないでしょうか。もう高校野球は部活動ではありません。ショー化してしまい、学校教育の一環としておこなわれているとは言いがたいものになっています。高校野球は部活動はありません。たくさんのお金が動いていることは、どの選手もグローブなど真新しい道具を使っていることからもうかがえますし、上位に残っていくチームは野球留学生ばかりで構成されています。もちろん、高校野球がお金をうむ競技なので特別なのでしょうが、そこに象徴される「勝利至上主義」と「コマーシャリズム」が、少なからず今の部活動を浸食していることは間違いないでしょう。高校野球は決して美しくはないんです。美しいのは、せいぜい、地方大会の1、2回戦までなんです。子どもたちを見ていても、大会などの試合が多すぎます。中学生の部活動では、全国大会は必要ないのではと考えます。県大会までで十分かと思います。まずは、部活動の本来の姿である、学校の教育活動の一環、という立ち位置にもどって、試合に勝つことを目的化した活動を整理することが急務かと思います。
2017.08.22
私事ですが、昨日は娘の Wedding Party でした。式は先月、身内だけで挙げていたので、昨日は会社の上司、同僚、友だち、親族などを招待しての宴でした。二人が今までに出会い、お世話になり、支えていただいた方々に出席いただき、たくさんの愛をいただけた式になりました。宴そのものも、友人たちが手作りでウェルカムボードなどを作ってくれたり、会社の方からの温かいメッセージがあったり、私の弟の子たち、娘のいとこのタップのパフォーマンスあり、と二人が様々に支えられている様子がよくわかるものでした。先月の結婚式で娘とバージンロードを歩き、感極まってしまっていたので、昨日は涙はないだろうと思っていたのですが・・・ 最後の「父と母への感謝の挨拶」では、やっぱり涙があふれ出してしまいました。娘と過ごした二十数年間が頭の中をぐるぐるとかけめぐりました。保護者の皆さまも、こどもさんとの毎日を大切にお過ごしください。いつかくるだろう「良き日」の際に、どんな思い出が浮かんでくるのか・・・ わたしは、本当に大切な毎日だったんだな、とあらためて感じています。幸せな1日を与えてくれたことに心から感謝の1日でした。
2017.08.21
テレビで「Light up NIPPON」のCMが流れていました。「Light up NIPPON https://lightupnippon.jp」は、「東北を、日本を、花火で、元気に」と、東日本大震災被災地の太平洋沿岸十数カ所で、8月11日の震災月命日に、鎮魂と復興の祈りをこめた花火を一斉に打ち上げる活動です。2011年から毎年おこなわれています。「Light Up Nippon〜空に花、大地に花〜」という歌がテーマ曲になっています。様々な歌手が協力しています。ぜひ、下のリンクをたどってこの曲を聴いてみてください。https://www.youtube.com/watch?v=x6Nbv-oj9rw空を見上げよう 皆で今年も夜空に夏の花、咲いた君の笑顔を照らすのは決して諦めなかった誰かの勇気そう 生きることは生き続けることは時々、難しいでも 上を向いて涙を拭いて立ち上がっていくことを忘れられないと嘆くより忘れない強さを誇りに笑おう君の笑顔を照らすのは大丈夫、大丈夫って歌う 花火の音色あれから7年目の夏を迎えます。花火の募金をできる方は東北の元気のためになさってはいかがでしょうか。また、募金をしないまでも、「Light up NIPPON」の歌を聴いて、あの震災のことを忘れずに、震災で亡くなった方々のご冥福を祈るだけでもよいと思います。2013年にボランティアに行ったときの写真をリンクしておきます。http://30d.jp/tomoki77/3目をつむると、閖上中学校の震災の時間で止まった時計や、大川小の津波で壊された教室の跡が浮かんできます。今、町はどう復興したのでしょうか。
2017.08.02
一部の部活動がつらい。とくに高校生の部活動の中には、夏休み中に1日練習が続くものがあり、それも朝から夜までというとんでもないものまである。いったい部活動ってなんなんだろう、と立ち止まって考えることもできない。高校野球の神奈川県大会が終わった。夏の高校野球、というコンテンツは、人々の関心をひき、それなりに商売になる。テレビも新聞もネットも、高校野球というコンテンツを利用して利益を上げている。高校側も、良い宣伝になるので、良い選手を集めて力を入れている。当然、新聞やテレビで見る限り、美談というか、白球を追う高校球児たちの友情や団結なんてことに焦点を合わせた報道ばかりをする。その実際を知らせる記事なんてものは一切ない。今年も神奈川県大会のベスト16に進んだ高校は、公立高校2校をのぞいてすべてが私立校になった。ベスト8はすべて私立校。これらの学校の多くは、部員を百数十人かかえる大所帯。ほとんどの生徒が、スポーツクラスという普通の生徒たちとは別のクラスに所属していて、午前中の授業が終わると、午後からは“部活動”という練習が夜まで続く。そんな毎日を過ごしている。普通の高校生が野球という部活動をやって全国大会を目指して、といったものとはかなりかけ離れたものになっていて、そのことを多くの方が知らずにいるわけだ。メディアもそんなことは伝えはしない。野球、サッカー、柔道、アメフト、水泳、テニス・・・ などなど、ほとんどプロといって良いほどの高校生がいるのは事実だ。わたしはそれを悪い、というつもりはない。いろんな高校生がいて、いろんな毎日があってよい。ただ、高校生の競技スポーツのひとつの側面が“プロ”化していて、普通の高校生はそれを真似てはいけないし、真似るべきでもない。端っから“プロ部活”集団に勝てるわけもない。普通の高校生にとって、部活動というのは、本来、高校生の様々な毎日の「ひとつ」であるはずで、それによって毎日が塗りつぶされるものではないはずだ。一部の“プロ部活”を真似ることは、普通の高校生はするべきではないし、指導者もそんなことをさせるべきではないのではないか。夏休みを朝から晩まで部活で塗りつぶすのは異常としかいいようがない。普通の高校生に、創造的で自由な夏休みを与えて欲しい。
2017.08.01
こんな記事が目にとまった夏休みが忙しい。 小学生の親たちがプランニングに奔走する理由https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170725-00010000-bfj-soci朝はスカイプで英会話、夕方からはタブレット学習。その後、ピアノの訪問レッスン。そして、プログラミング教室、サマーキャンプ・・・ 今時の子どもたちの夏休みの過ごし方だという。確かに、miyajukuで学んでいる小学生たちも、自宅でタブレット学習をしたり、塾で付プログラミングを学んだりしているので、この記事に出てくる小学生たちは想像できる。それにしても「すき間なく予定を詰めるのは、子どもを一人にさせる時間をなるべく減らしたいという、切実な思いから」というお母さんの気持ちを読むと、大変だなぁ、と正直な感想を持たざる得ない。しかも、そうした「時間つぶし」のために10万円からの費用をかけるとなると・・・小学校の授業が、英語やプログラミングの導入、各教科の学習内容の厚みが増す、などといったことから大変になることは間違いない。どこかの自治体がすでにはじめたと聞くが、思い切って夏休みを2週間ぐらいに短縮して、その分を毎日の授業に余裕を持たせる、という使い方にしてはどうだろう。そうすれば「すき間なく予定を詰める」といったお母さんの苦労も軽減するのではなかろうか。とはいっても、都会と地方ではまた違うだろうし・・・ 夏休みも難しいものになってしまった。
2017.07.25
ネット、テレビなど、最近のニュースはそのまま受け取ってしまうと大変なことになってしまう。ひとつの例が、ここのところテレビなどで大きく取り上げられたというニュースだ。http://www.news24.jp/articles/2017/07/17/07367217.html所沢市立山口小学校の40代の男性教師は今月12日、鉛筆削りの貸し借りを巡って言い争っていた小学4年の男子児童に、「今すぐ窓から飛び降りろ」「命が惜しいのか。早く飛び降りろ」などと3階の教室から飛び降りるよう何度も迫ったという。また、男性教師はさらに「このクラスは34人だったがあすからは33人でやっていこう」などと話したほか、以前、この男子児童の背中を蹴るなどの暴行をしていたという。このニュースをそのまま受け取ると、とんでもない教師がいたものだ、と誰もが思ってしまう。だが、実際は前後の脈絡があったようだ。まず、飛び降りろ、についてだ。次の投稿は報道のあったクラスの保護者のもの娘のクラスの事らしい。娘曰く、その児童は頻繁に友達に嫌がらせをしていた。先生は言葉で怒る、暴力はやった事がない。「飛び降りろ」については、その児童が新聞を破り、それを他のクラスの子にやれと言われたからと言ったのを、先生が「やれと言われたら何でもやるのか?飛び降りろと言われたらやるのか?やらないだろ、やったらいけない事をやれと言われてもやらないんだよ」という話らしいです。同じく、33人でやっていこう、についてその児童が後ろの席の子の鉛筆削りをとったらしく、帰りの会で話をしたらしいです。娘曰く、「お友達の物を取らない、それをやめないとクラスの一員になれません。直るまで33人でやっていきます。きちんと直してから、戻ってきてください」とのお話があったそうです。マスコミの「偏向報道」は、先生が「やれと言われたら何でもやるのか?飛び降りろと言われたらやるのか?やらないだろ、やったらいけない事をやれと言われてもやらないんだよ」→「飛び降りろと言われた」となってしまう。ある発言だけを部分的に切り抜いて、一方の主張だけを拡大解釈して垂れ流す、といったものになってる。難しい時代です。大量の情報を受け取ることができるようになっているのに、より真実は見えにくくなってしまっている。私たちは「受け取った情報」に対して、それを鵜呑みにせず、ちょっと立ち止まって判断を保留するクセをつけなければならない。twitterやLINEなどでも、短絡的に「ひどいね」や「困ったやつだ」なんてコメントを即座につけるのは絶対にやめるべき。とくに子どもたちは「生まれながらにツイッターやLINE」に接している世代。そうしたものに対する時の「姿勢」をしっかりと教えるべきだ。どんな情報も「いったん立ち止まって見直す」クセをつけさせたい。これは親の役割です。学校を含めてどこもそれを教えてはくれません。
2017.07.24
北海道に来ています。私事ですが、わたしの娘が結婚式を挙げました。トマムの「水の教会 https://tomamu-wedding.com/waterchapel/」というところです。良い結婚式でした。新郎と新婦の希望でしたが、日常から隔絶された幻想的な雰囲気の中、水、風、光、緑を感じながらの式でした。こうした式を挙げてくれた娘へ、そして、様々な「縁」に感謝の瞬間でした。ありがとう。
2017.07.16
九州北部地域の豪雨災害。今日も雨が降っていて、二次災害が心配です。長いこと学習塾をやっているので、全国にも親しくさせていただいているお仲間がたくさんいらっしゃいます。今回の災害で毎日のように地名が出てくる「大分県日田市」にも、湯浅先生という「秀英館」という学習塾を経営されているお仲間がいらっしゃいます。この春にも、長崎でお目にかかって様々にお話をしたばかりでした。湯浅先生は「日田の祇園祭は日本で一番美しいです。ミヤザキ先生、ぜひ1度日田にいらっしゃってください」とおっしゃっていました。江戸時代は天領で、水の豊かな歴史の町、といったイメージをわたしは勝手にもっていました。そんな美しい町が豪雨災害で苦しんでいます。また、湯浅先生と熊本地震の折、一緒になって支援活動をされたお仲間が、消防団の活動中にお亡くなりになっています。そんな湯浅先生が、災害復興を支援するたるのクラウドファンディングをつくられました。もちろんできる範囲でかまいません。少しでも支援をしていただければありがたいです。とくに、このブログを読まれている学習塾関係者の皆さん。同じ学習塾仲間として、少しでも大分の支援をしていただければ、と心からお願いをいたします。また、twitterやFacebook、LINE、InstagramなどなどのSNSで、このことを拡散していただければありがたいです。なにとぞよろしくお願いいたします。日田市・豪雨災害(7/5)被災者復興支援金【全額寄付】https://faavo.jp/oita/project/2168
2017.07.12
何度も書いていることですが、また、試験範囲があちこちで縮まりはじめています。確かに、修学旅行などもあり、予定通りに授業が進まないこともわかります。でも、当たり前のように、△△係、試験範囲が○○ページまでに縮まったからみんなに伝えておいて、といった軽いもので良いのでしょうか。こんなニュースが入ってきました。英語の授業時間確保で小学校の夏休み短縮 静岡 吉田町http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170623/k10011027451000.html夏休みを短縮して、その分を増えたカリキュラムを消化するために授業時間の確保にあてる、というものです。英語、プログラミング、道徳・・・と、何もかも学校に押しつける流れの中で、学校の先生たちは限界にきているのでしょう。もちろん、部活動という魔物もいます。そうした先生方の繁忙解消もこの施策の目的なのでしょう。思い切ったことをする自治体ですね。確かに、子どもたちにとっては「自由」に時間を使える夏休みです。それが短縮されるのはいやでしょう。でも、一方では、やらなければいけないことだけが増えて、授業時間が増えないという現実もあるわけです。変えなければいけないとなると、土曜日の授業を再開するか、長期休暇を短くするか、のどちらかの選択しかないのです。とにかく先生方は忙しいのでしょう。でも、学校の先生方には、もう少し「評価をする側」としての責任感をもって欲しいです。忙しい、ということを理由にはして欲しくないです。たかが「定期テストの範囲表」ですが、されど「定期テストの範囲表」なんです。成績をつける側が、試験の範囲という約束事を簡単に変えてしまっては、成績そのものの権威も失われてしまいます。お願いします。
2017.06.23
もしも、本当に子どもたちに社会に対して興味・関心を喚起したいのであれば、前もってニュースを選択し、それについてのコメントを記述で書かせる、なんて出題にすれば良いはずです。定期試験に出題されるニュースとして「将棋でデビュー戦から連勝記録を伸ばしている中学生棋士の名前を答えなさい」なんていう出題は、社会に関心を向けていることとは無関係ですし、それによって社会に生徒たちが目を向けるとも思えません。いつものことですが、中学校の試験範囲表が出る度にいろいろと悲しくなってしまいます。今回は「△△中の1年生の社会科」です。範囲 ニュース(4〜6月) 新聞やテレビをよく見ておいてください。これって、何を生徒に伝えようとしているのでしょうか。また、何を意図しての出題範囲なのでしょうか。わたしには全く理解できません。どなたかに翻訳してもらいたいぐらいです。最近の中学校の社会科の定期試験には「時事問題」というか「ニュース」が毎回のように出題されます。わたしは中学校の定期試験に時事問題を出題することは無意味なのでは、と思っているひとりです。そんなことをいうと、生徒が社会に対して興味や関心を持つことは大切なことだ、といった反論が聞こえてきそうです。確かに、社会科という教科は、生徒が社会に興味や関心を持つことをひとつの目的としているのでしょう。でも、定期試験に「時事問題」を出題することが、その目的と合致しているのでしょうか。今回の「悲しい試験範囲表」のように、新聞やテレビをよくみておいてください、その中からニュースを出題します、みたいな試験のやり方は、「生徒が社会に興味・関心を持つ」ことにはまったくつながらないと思うのです。そもそも新聞をとっている家庭が何割なのか、この学校の先生はご存じなんでしょうか。新聞の購読率はとっくの昔に5割を切っています。テレビのニュースにしても、ワイドショーのようになってしまい、大事なニュースというよりも、視聴率のかせげるニュースばかり。少なくとも、わたしは、子どもたちに見て欲しいとは思いません。
2017.06.14
たまには吹奏楽はどうですか(^^)2017年6月4日(日) 神奈川県立音楽堂(神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘9-2)開場13:00 開演13:30 全席自由500円指揮: 清水誠 波の見える風景「改定新版」(真島俊夫)三つのジャポニスム(真島俊夫)バッハザイツ(J.シュテルト) ほかhttp://www.grandship.com/doku.php?id=トップわたしの娘が所属している社会人の吹奏楽団の定期演奏会です(^^)
2017.05.23
5月18日のニュースです。中学校部活動土日も 改善方針 厚木市教委http://www.kanaloco.jp/article/251664海老名市もすでに検討をしているとのこと。先日、中3の△△子が、大事な大会があるから試験前も練習がある、といっていました。この「大事な大会」という意識がそもそも今の部活動の問題点だと思います。「大事な大会」って年に何回あるんですか? わたしは、中学生の部活動の大会は、県大会までで良いのでは、と考えます。どうして中学生が、関東大会や全国大会といった上部大会を目指して「勝つこと」を目的として部活動をしなければいけないのでしょうか。中学生の部活動は、義務教育の中でおこなうのが原則ではないでしょうか。義務教育というのは「子どもに受けさせなければいけない教育」であって、その範疇の中に「試合に勝つことを目的としての部活動」は入らないと考えます。歴史を調べてみると、前回の東京オリンピックまでは、中学生の部活動に全国大会はなかったようです。東京オリンピックの強化策として生まれた中学生の全国大会。そろそろ変えるべき時かと思います。次回の東京オリンピックを目指すような中学生がいたとします。その生徒については、別枠で強化をすればいいわけで、同じ部活に所属しているからといって、部員全員が「大事な大会だから試験前も練習」といったことをする必要はないでしょう。したいものはやる、したくないものはしない、といった仕組みができないものか、と思います。多様な価値観を認め合う、ということが、学校教育の基本にあるはずです。それと、誰もが同じ方向を向いて試合に勝つための練習をする、という様子は折り合いません。どなたか、そうした問題提起を大和市でもしてくれる人はいないものでしょうか。
2017.05.20
難しい問題ですし、様々な意見があることは承知の上で、部活動のことをちょっと書かせてください。先日、中3のM子が疲れ切った様子で授業に遅れてやってきました。定期試験5日前の土曜日の夜の授業です。とても真面目でしっかりとした生徒ですし、わたしはてっきり公式戦だったのだと思い、「お疲れ様、試合はどうだったの?」といった声をかけました。すると、ふつうに練習と練習試合だったらしく、それも1日練習とのこと。なんのための練習なのでしょう。なんのために1日練習なのでしょう。そこが全く理解できません。また、部活動は顧問が決定権のすべてを持っています。生徒は顧問の決めたことに「否」を言うことは出来ません。定期試験前に勉強をしたくとも、百歩譲って練習をやるにしても半日にして欲しい、と思っても、そんなことをいえるはずもないのです。こんなことは枚挙に暇はありません。高校生のS子は、連休中も朝の6時前に家を出て、夜までの練習が続いたようです。どうしてそんなに長時間にわたってまで練習をする必要があるのでしょう。高校生で部活動を一所懸命にやっている学校は、どちらかというと中堅、上位校です。下位校になると「かったるい病」にかかった無気力な生徒が多く、部活動そのものが成り立ちません。中堅、上位校の生徒たちですから、いろんなことに一所懸命に取り組みます。そのエネルギーを部活動だけに消費して欲しくありません。やっぱりおかしいと思います。部活動が悪い、というのではなく、こうした部活動のあり方というか、顧問をふくめた部活動に関わるすべての人たちの感覚が、世間の感覚と乖離しているように思えてならないのです。同時に、最大の被害者は子どもたちです。見ていてかわいそうです。様々な価値観がおり混ざった時代です。部活動のあり方も、根本的に見直すべき時だと思います。顧問の先生も、部活動から離れて、自分の時間を持ちましょうよ。
2017.05.15
楽しい時間は「あっ」という間に過ぎていきます。わたしの年に2回の長期休暇(ゴールデンウィークとお盆休み)のひとつは残すところあと1日。みなさんは楽しい時間を過ごしましたか? まさか、部活ですべてつぶれた、なんてバカなことはしてませんよね。1日練習なんてくだらないことをする部活動はさっさと辞めてしまいましょう。集中して練習できるのは3時間です。今日のわたしは、ジムにていつものように1.2kmのスイムトレをしてあとはのんびりとしています。あと1日の休み。明日も天気は良さそうなので1人ででかけますか(^^)北八ヶ岳のアルバムが ここ にあります。山の空気を感じてください。
2017.05.06
詩人の大岡信さんが亡くなられたとのこと。皆さんは中学校の教科書で次のような文章を読まれたことはありませんか?大岡信 「言葉の力」人はよく美しい言葉、正しい言葉について語る。しかし、私たちが用いる言葉のどれをとってみても、単独にそれだけで美しいと決まっている言葉、正しいと決まっている言葉はない。ある人があるとき発した言葉がどんなに美しかったとしても、別の人がそれを用いたとき同じように美しいとは限らない。それは、言葉というものの本質が、口先だけのもの、語彙だけのものだはなくて、それを発している人間全体の世界をいやおうなしに背負ってしまうところにあるからである。人間全体が、ささやかな言葉の一つ一つに反映してしまうからである。京都の嵯峨に住む染織家志村ふくみさんの仕事場で話していたおり、志村さんがなんとも美しい桜色に染まった糸で織った着物を見せてくれた。そのピンクは淡いようでいて、しかも燃えるような強さを内に秘め、はなやかで、しかも深く落ち着いている色だった。その美しさは目と心を吸い込むように感じられた。「この色は何から取り出したんですか」「桜からです」と志村さんは答えた。素人の気安さで、私はすぐに桜の色びらを煮詰めて色を取り出したものだろうと思った。実際は、これは桜の皮から取り出した色なのだった。あの黒っぽいゴツゴツした桜の皮から、この美しいピンクの色がとれるのだという。志村さんは続けてこう教えてくれた。この桜色は、一年中どの季節でもとれるわけではない。桜の花が咲く直前のころ、山の桜の皮をもらってきて染めると、こんな、上気したような、えもいわれぬ色が取り出せるのだ、と。私はその話を聞いて、体が一瞬ゆらぐような不思議な感じにおそわれた。春先、もうまもなく花となって咲き出ようとしている桜の木が、花びらだけでなく、木全体で懸命になって最上のピンクの色になろうとしている姿が、私の脳裡にゆらめいたからである。花びらのピンクは、幹のピンクであり、樹皮のピンクであり、樹液のピンクであった。桜は全身で春のピンクに色づいていて、花びらはいわばそれらのピンクが、ほんの尖端だけ姿を出したものにすぎなかった。 続くこの話しは、長い間、中学校の国語の教科書に掲載されていたのでご存じの方も多いかと思います。言葉の持っている力をわかりやすく、しかも説得力をもって書いた文章でした。「言葉というものの本質が、口先だけのもの、語彙だけのものだはなくて、それを発している人間全体の世界をいやおうなしに背負ってしまう」という部分は、何度読み返しても迫力を持ってせまってきます。わたしは学生時代に何度か大岡さんのセミナーに足を運びました。わたしの二十代の感性は、大岡さんの詩によって磨かれた部分が少なからずあります。中でも「春 少女に」という詩集は、何度も読み返した記憶があります。その書き出しの部分を読み返しただけで、今でも「ぞくぞく」としてしまいます。ごらん 火を腹にためて山が歓喜のうなりをあげ数億のドラムをどっととたたくとき 人は蒼ざめ逃げまどふでも知っておきたまへ 春の齢の頂きにきみを押しあげる力こそ氾濫する秋の川を動かして人の堤をうち砕く力なのだわたしに「言葉」というものを教えていただいた大岡さん。安らかにねむってください。ただ、その言葉たちは、別の生命をもってここから生きていくのだと思います。みなさんも、大岡さんの詩にこれを機会にふれてみてはどうでしょう。少なくとも、もう一度、「言葉の力」を読み返して、言葉というものを考え直してみるきっかけにしてはいかがでしょうか。
2017.04.06
昨日、今日のニュースで新入社員の入社式の様子が流れています。さて、この若者たちの中で定年まで同じ会社で働いているものはどのぐらいの割合でしょうか? 親としては、せっかく就職したのだからずっとその会社で働いていて欲しい、という気持ちもあるので、かなりの割合で定年まで勤めるのだろう、と考えがちです。そうなんです、3年以内の離職率は3割を越えているんですね。5割をこえる業種もあります。どんな業種が離職率が高いかというと、下の表のような様子です。教育・学習支援などは2人に1人が3年以内にやめていきます。確かにこの業界はブラックばかりですからね(^^;)教育・学習支援事業をはじめ、離職率の高い業種は、供与の水準が低く、休日も少ないことが特徴です。20歳~24歳までの平均年収は教育・学習支援業が284万円、宿泊業・飲食サービス業は242万円、生活関連サービス業・娯楽業は251万円。教育・学習支援業では、休みが週に1回しかないのはふつうにあります。もうひとつ。優秀な人材が定着率が良いかというと、そうともいえない時代です。転職の需要は大きく、転職専門の紹介会社も多数存在しています。公務員試験を受験する若者は、20代後半が多いのも確かです。金融や保険などの業界に就職したものの、給与は高くても自分の時間は持てないし、仕事の中身にも疑問符がつく、もっと誰かのためになるような仕事をしたいと、転職をしていくんですね。変化の激しい時代です。3年離職率が高いことを批判的にみるのではなく、そうした時代なんだと受け入れる姿勢も大切なのではと思います。と同時に、そうした時に自分を高く売れる「武器」を持つことこそ最も重要なのではないでしょうか。そり「武器」は、中学、高校、大学でも身につけられます。そんな観点から「勉強」というものをとらえてみてはどうでしょう。
2017.04.04
とても悲しい事故が起こってしまいました。塾に通ってきている生徒たちと同じ年代の子どもたちです。とても残念です。亡くなられた高校生と顧問の先生に合掌です。心からご冥福をお祈りいたします。また、病院で手当を受けている方々は早く回復されることを祈っています。高校生7人と教員1人の死亡確認 栃木の雪崩事故http://digital.asahi.com/articles/ASK3W5F5ZK3WUTIL02L.html?ref=yahooわたしも山に登ります。厳冬期の山は登りませんが、先日も八ヶ岳に登ってきました。そうした中で危なかった場面は何度かあります。誰にも話さないだけです。その時の一瞬を分けたのは「運」でしかなかったと思っています。それでも、山と対話したいために登っています。厳しいほど山は話しかけに応えてくれます。若い高校生たちには、これからもずっと山と会話をして欲しかったです。どうしてそんな青年たちの生命を山は奪ってしまったのでしょうか。それが山だといってしまえばそれまでですが・・・ 無念でなりません。報道の映像からの情報だけですが、ああしたまばらな樹林帯では雪崩が起きやすいことは確かです。スキー場の上級コースというと斜度で35度前後。これも雪崩の起きやすい角度です。今回のような表層雪崩は、時速100km以上のスピードでおそってきます。ほとんどが圧死の状態でしょう。確かにあとから考えれば「起きて当然」ともいえます。誰かが予想できなかったのか、という方もいるしょう。でも、すべては結果論です。結果論で何人もの若い生命が奪われたことを片づけることはできないかもしれません。とはいっても、現場の先生方を責めるのは違うと思います。最も悔しい思いをされているのがその先生方でしょうから。祈るだけです
2017.03.28
天気が良ければ春を探しに散歩に行こうと思っていた日曜日、残念ながら冷たい雨でした。そこで「LA LA LAND http://gaga.ne.jp/lalaland」を観てきました。映画館はぴっしりと満員でした。ミュージカルは好きですが、映像で観てもそれほど気持ちは動かないだろう、なんて思って見はじめたのですが、いやいや良かったですね。ストーリーは、夢を追いかける2人の男女の恋愛ドラマ、といってしまえばそれまでですが、ミュージカルのストーリーはシンプルに限ります。音楽は良かったです。早速サントラ盤をAmazonでポチッとしてしまいました。2人の主役はさすがですね。最後の方でエマ・ストーンが、1人で女優への想いをパリの情景にからめて歌う場面では完全にやられてしまいました。さらに、ラストの1シーンで、道を違えた2人が遠くでちょっと微笑む場面。いやぁ、良かったです(^^)春休みの1日、新学期を前に時間のある新大学生、新高1生のみんな、そして、新高2や新高3の君も、部活ばかりやってないで、映画館に足を運んでみてはどうですか? 夢ってなんなんだろう、ってことも考えるきっかけにもなりますよ。何よりも、気持ちが「スー」っとする時間がもてます。
2017.03.26
皇太子の長女、愛子様が中学校を卒業されるにあたって書かれた文章が秀逸です。週刊誌などで流れてくるうわさは良いものはあまりなかった愛子様ですが、この文章を読むかぎりは、まっすぐに育っているひとりの女の子を想像させます。しかも、純粋なまっさらな心の持ち主なんだろうなぁ、と心洗われる文章でした。このところのニュースといえば、スプーン一杯の給食しか出さずにもうけていた保育園の話しとか、家族愛とか郷土愛とかいいながら自分は“我欲”しかない大阪の方とか、心寂しくなるものばかり。口に出して言っていることが、その言葉が、まったく「たましい」をもっていない方たちです。そんな中、中学3年生ながら「言葉にいのちがこもった」文章だと思います。文章の最後の方で「他の人を思いやるところから「平和」は始まるのではないだろうか」とあり、その後で、「「平和」は、人任せにするのではなく、一人ひとりの思いや責任ある行動で築きあげていくものだから」と書いています。心にズンと響きました。著作権がどうなのかわかりませんが、それほど長い文章ではないので全文を転載しておきます。読んでみてください。世界の平和を願って 敬宮 愛子卒業をひかえた冬の朝、急ぎ足で学校の門をくぐり、ふと空を見上げた。雲一つない澄み渡った空がそこにあった。家族に見守られ、毎日学校で学べること、友達が待っていてくれること…なんて幸せなのだろう。なんて平和なのだろう。青い空を見て、そんなことを心の中でつぶやいた。このように私の意識が大きく変わったのは、中三の五月に修学旅行で広島を訪れてからである。原爆ドームを目の前にした私は、突然足が動かなくなった。まるで、七十一年前の八月六日、その日その場に自分がいるように思えた。ドーム型の鉄骨と外壁の一部だけが今も残っている原爆ドーム。写真で見たことはあったが、ここまで悲惨な状態であることに衝撃を受けた。平和記念資料館には、焼け焦げた姿で亡くなっている子供が抱えていたお弁当箱、熱線や放射能による人体への被害、後遺症など様々な展示があった。これが実際に起きたことなのか、と私は目を疑った。平常心で見ることはできなかった。そして、何よりも、原爆が何十万人という人の命を奪ったことに、怒りと悲しみを覚えた。命が助かっても、家族を失い、支えてくれる人も失い、生きていく希望も失い、人々はどのような気持ちで毎日を過ごしていたのだろうか。私には想像もつかなかった。最初に七十一年前の八月六日に自分がいるように思えたのは、被害にあった人々の苦しみ、無念さが伝わってきたからに違いない。これは、本当に原爆が落ちた場所を実際に見なければ感じることのできない貴重な体験であった。その二週間後、アメリカのオバマ大統領も広島を訪問され、「共に、平和を広め、核兵器のない世界を追求する勇気を持とう」と説いた。オバマ大統領は、自らの手で折った二羽の折り鶴に、その思いを込めて、平和記念資料館にそっと置いていかれたそうだ。私たちも皆で折ってつなげた千羽鶴を手向けた。私たちの千羽鶴の他、この地を訪れた多くの人々が捧げた千羽鶴、世界中から届けられた千羽鶴、沢山の折り鶴を見たときに、皆の思いは一つであることに改めて気づかされた。平和記念公園の中で、ずっと燃え続けている「平和の灯」。これには、核兵器が地球上から姿を消す日まで燃やし続けようという願いが込められている。この灯は、平和のシンボルとして様々な行事で採火されている。原爆死没者慰霊碑の前に立ったとき、平和の灯の向こうに原爆ドームが見えた。間近で見た悲惨な原爆ドームとは違って、皆の深い願いや思いがアーチの中に包まれ、原爆ドームが守られているように思われた。「平和とは何か」ということを考える原点がここにあった。平和を願わない人はいない。だから、私たちは度々「平和」「平和」と口に出して言う。しかし、世界の平和の実現は容易ではない。今でも世界の各地で紛争に苦しむ人々が大勢いる。では、どうやって平和を実現したらよいのだろうか。何気なく見た青い空。しかし、空が青いのは当たり前ではない。毎日不自由なく生活ができること、争いごとなく安心して暮らせることも、当たり前だと思ってはいけない。なぜなら、戦時中の人々は、それが当たり前にできなかったのだから。日常の世界の一つひとつ、他の人からの親切一つひとつに感謝し、他の人を思いやるところから「平和」は始まるのではないだろうか。そして、唯一の被爆国に生まれた私たち日本人は、自分の目で見て、感じたことを世界に広く発信していく必要があると思う。「平和」は、人任せにするのではなく、一人ひとりの思いや責任ある行動で築きあげていくものだから。「平和」についてさらに考えを深めたいときには、また広島を訪れたい。きっと答えの手がかりが何か見つかるだろう。そして、いつか、そう遠くない将来に、核兵器のない世の中が実現し、広島の「平和の灯」の灯が消されることを心から願っている。「毎日新聞ニュース」より転載http://mainichi.jp/articles/20170323/k00/00m/040/040000c
2017.03.25
新学期の募集チラシが毎日のように入ってきています。「おっきな塾」と「個別指導塾」のチラシばかりです。たぶん、ご家庭には、新聞折り込み以外にポスティングでもチラシが入ってくるのでしょう。うちは新学期のチラシは折り込みもポスティングもやりませんでした。それだけ生徒が集まっているわけではなく、この時期にチラシを入れても、そうした塾と同じ土俵でたたかうことになり、私の思いとはちょっと違ってしまうからです。たとえば「個別指導」という言葉。今は「個別指導」なら成績は伸びると「魔法のことば」として使われています。でも、よく考えてみると「個別指導」ってどんな指導なんでしょうか。少なくとも、保護者や生徒さんは「個別指導」という言葉にどんなイメージを持っているのでしょう。たとえば「完全個別指導」をうたう塾があります。「個別指導」に「完全」までついてしまうんですね。「完全」の逆は「不完全」ですから、「個別指導」には「完全」なものと「不完全」なものがあるんですか? もう何だかまったくわかりません。多くの「個別指導」って、こんな感じではないでしょうか。あくまでわたしの私見ですよ(^_-)先生1名に対して生徒数名が同時に指導をうける。教えている先生はほとんどすべてがアルバイトの大学生。時給は1,000円ほどでしょう。生徒たちは質問もせずにひたすらに問題を解いたり、単語の練習をしたりしている。アルバイトの先生は黙ってそれをみていて、たまに「できた?」と問いを発する。いわゆる「解説」みたいなことはほとんどおこなわれない。教えるというよりも自習しているといった様子です。もちろん継続的な指導ではなく、その日、その場に応じた指導になっています。そんな教室風景です。どうも「個別」という言葉だけが1人歩きしてしまい、「個別」でなければ生徒一人一人にあった指導はできないかのようにいわれてしまっているようです。「個別」の反対は「集団」ですが、本当に「集団指導」は生徒個々に対応できないのでしょうか? 絶対にそんなことはありません。私は「個別指導」を否定しているのでは決してありません。「個別指導」にケンカを売っているわけでもありません。「個別指導」という言葉が何だかフワフワとひとり歩きし、それを逆手にとって「個別指導」で生徒集めをしている塾業界に「違うんじゃないのかな」と意見を言いたいということです。保護者の皆さんも、「個別指導」という言葉に惹かれるのではなく、塾そのものの指導をしっかりとみてから塾選びをした方がよいですよ。
2017.03.23
土曜日の午前中の授業を終えて、福岡、佐賀、長崎と行ってきました。九州の学習塾の先生方と、楽しく、気持ちよく、ふれあう旅でした。学習塾って、人と人が出会う場所だと思っています。ですから、わたし自身も、いろんな塾の先生方とふれあうことが自分のパワーの源になっています。今回も、福岡、熊本、長崎、大分、北九州の先生方と、福岡と長崎で夜を徹して呑んで、笑って、気持ちよい時間を過ごしてきました。初めての出会いもありましたし、2回目、数回目の出会いもありました。でも、そのひとつひとつの出会いがわたしにとってはとても貴重なものなのです。と同時に、どの先生も、しっかりと子どもたちと向き合い、日々に格闘しています。わたしも負けられないなぁ、と気持ちに火がつきました。九州の先生方。ほんとうにお世話になりました。九州のおいしいものをたくさんいただき、元気もいただき、また明日から子どもたちのためにがんばるパワーがみなぎっています(^^)
2017.03.21
ブログを開設したのは2006年です。基本的に「毎日」更新してきました。数日。更新が滞ります。それほど「痛手」を被っています。申し訳ありません<(_ _)>
2017.03.01
何も書けません<(_ _)>合格させてあげられなかったこと。ほんとうにゴメンなさい。
2017.02.28
突然ですが、冬は太りやすいです。そりゃそうですね。寒いですから温かいところでじっとしている機会が増えますから。必然的に動く量が減ります。わたしも、冬期講習後に2kgほど体重が増えていました。日常的に、午前中は週に2回ほどジムでトレーニングをしています。それを冬の間は3回に増やしています。2回は陸トレで1回はスイミング。昨日は陸トレ。30分間走で5kmほど走った後に、筋トレを40分ほど。つぎの山行にそなえて下半身中心でした。今日は25メートルプールを22往復1,1kmほど泳いできました。何といっても体力勝負の仕事です。ここから、中学入試、大学入試、高校入試と、2月15日まで緊張する毎日が続きます。子どもたちも、学校での体育の授業など、身体を動かすことをしないと頭もしっかりとはたらきません。積極的に運動をとり入れるようにしなさい、と声かけはしています。ぬくぬくとするだけでなく、汗をかくことも時には必要です。
2017.01.25
地元のニュースをひとつ。おやじ達の「どんど焼き」 子供に伝統伝承朝日新聞の記事です。http://www.asahi.com/articles/ASK1G4SDGK1GULOB00G.html?iref=line神奈川新聞の記事です。http://www.kanaloco.jp/sp/article/224924miyajukuのある中央林間地区は、新宿や渋谷まで私鉄で通勤通学に便利な場所でもあり、このところ大規模マンションがどんどん立っているところです。新しい住民は地域に対する愛着は薄く、どちらかというと「神奈川都民」といった感覚の方が多いのは確かです。そんな中、地域のお父さんたちが、子どもたちと地域をつなげる活動をしている様子はすばらしいです。このおやじの会の会長の田久保さんは、むすめさんがmiyajukuの塾生です。田久保さんが記事の中でこんなことをいっています。どんど焼きは11回目。会長の田久保直人さん(45)は「伝統とともに体験も大切に考えています。親が『危ない』といって色んな環境から遠ざけ、火を使ったことがない子も多い。ゲームでなく、現実の炎を体感してほしい」と話す。えらいですね。最近の子どもたちは本当の「火」にあたった体験も希薄でしょう。はぜる炎を身をもって体験してこその「なにか」を見につける貴重な機会になったはずです。その場、その場で、オトナとして地域に何ができるかを考えること。ひとりひとりが考えたいことですね。
2017.01.17
正月2日です。やっと「君の名は」を観ることができました。 「とりかへばや物語」という平安期の物語があります。男と女が入れ替わって生きていくお話。唐十郎の「唐版とりかへばや物語」というのを観たこともあります。 今日の映画も物語性という意味ではとても響きました。素直に気持ちにくるものがありました。同時に、3.11の津波にのみこまれていく街の映像もかぶさったりして。いろいろあるでしょうが、アニメでなければ表現できない世界観なので「よし」です。劇場は老若男女でいっぱい。みんな何を感じ、何を伝えあっているのでしょう。 明日から授業が再開です。冬期講習の後半から勉強合宿へと続きます。そのままひたすらに受験生の背中を押し続けます。つぎの休日は2月26日の予定。 月と金星が並んでいました。
2017.01.02
あけましておめでとうございます。今年も良い年にしましょう。まずは14日の大学入試センター試験、2月1日の中学入試、そして15日の県立高校入試です。昨日の大晦日はのんびりと過ごしました。日没にあわせて江ノ島に夕日を撮りに行ってきました。ついでに、湘南の宝石というライトアップも。ここ http://30d.jp/tomoki77/109 に写真があります。
2017.01.01
今日もいろいろと事務仕事がたまっていたのですが・・・・パソコンがネットワークにつながりません。メインに使っているMacはつながるのに、Win10がネットワークにつながらなくなってしまいました。Win10の、しかもInternetExplorerでなければ、銀行のネットワークに入って授業料の請求データの作成はできません。高校生の映像授業の登録も同じです。まいった・・・PCの再起動、ルーターの再起動・・・ いくつか試した後、いつものようにK君に電話をしたのですが、ルーターの故障ではないか、ということで根本的な解決にならず。つぎにプロバイダーのサポートに電話をしたら・・・ なんとこの1週間ほど、日本国中で起こっている現象だということでした。対処方を教えてもらいなんとか復旧。ここまで3時間ほどの時間を費やしました。ここ http://freesoft.tvbok.com/web/network/windows10_cant_connect_internet.html に対処方がまとめてありますので、同じような現象が起こってしまった方は参考にしてみてください。今日、マイクロソフトから修正のプログラムが出ているそうなので、K君がわざわざ塾に来てくれて、Win10のPCすべてにその修正パッチをあててくれています。感謝です。ということで、今日の仕事はまったくできないままPCに振り回されて終わってしまいました(;。;)本当にWin10は嫌いです。というよりも、Windowsそのものが大嫌いです。とはいっても、業務上はWindowsでなければダメなことも多く・・・ いやいや、どれだけムダな時間をPCにとられているか。すいません。今日はグチで終わってしまいました。
2016.12.15
今日もパソコンと格闘でした。最近は、ブラウザ上で動くアプリが多くなってきています。今日、格闘していたのは、ヤマト運輸の送り状作成システムです。久しぶりにDMを出す予定なので、ヤマト運輸のビジネスサポートというサービスを使って、excelのデータを読み込んで送り状を印刷しようとしたわけです。まぁ、いっぱつでうまくいくとは思っていませんでしたが、やっぱり・・・ただ、さすがに大手の宅配業者です。電話サポートセンターがあり、しっかりと対応してくれます。とはいっても、電話口にでる人によってはなかなか先に進みません。こちらもある程度の知識はあるので、ブラウザはCromeを使っているんだけど大丈夫なの? 、などと問いかけつつ進めていきます。最終的にはIEでなければダメで、しかも、Flashの設定がいろいろとあって・・・ と、2時間近くかけてやっと印刷できるまでこぎつけました。最後に電話口に出た女性が「とてもできる人」だったのがポイントでした。PCについてはいつもこんな感じです。こうしたある意味では「ムダ」な時間をPCにどれだけとられているかと思うと・・・な気持ちになります。WindowsもいつのまにかIEがなくなってEdgeになっています。生徒たちが学習するアプリで、ブラウザで動作するものはほとんどCromeを使っているので良いのですが、IEでしか動かない、というものもまだポツポツと残っています。最近では、模試の申し込みや、その結果の提出、授業料の請求などなど、ネットを通しての仕事が増えています。ほとんどの業務がネットを使ってといって良いかもしれません。ストレスがたまります(>_<)
2016.11.28
いつものことですが腹が立ちます。△△中の理科の範囲から「天体」の部分が消えるようです。来週の金曜から試験なのに、まだどのクラスも天体の単元に入ってなかったので、どうせまた減るのだろうと予測はしていました。それでも塾では授業を組んでしっかりと学習を終わらせてはいます。そんな予測をしなければいけないことだけでも「怒り」なのに、範囲が減ることを昨日段階で知らせているクラスと知らせていないクラスがあるのです。えっ、そうなの。今日、理科の授業があったけど何も言われなかったよ。という子どもの言葉。皆さん、信じられますか? そもそも範囲表っていうのは先生と生徒の約束事のはずです。その範囲にそって子どもたちは学習をし、そのチカラを試験ではかって先生は成績をつける。その約束事の根本をこんなに軽く見て良いのでしょうか。学校の先生方の気持ちのどこかには、生徒のことを「たかがこどもだから」といった意識があるとしか思えません。子どもたちにとっては、高校受験に向けての最後の定期試験です。その意味でも、先生方にはもう少し緊張感を持って欲しいと心から願います。
2016.11.12
今日というよりもすでに日付が変わってしまっていますが・・・なんとなくドタバタとした一日となり、ブログの更新をしていないことに先ほど気づきました。自宅前は畑なのですが、農家のかたからのプレゼンとです。間引いた大根です。葉っぱは、味噌汁の具にしたり、胡麻油で炒めたり。ちくわと玉子と一緒に炒めるのもあり。若い大根の方は、皮をむいてやっぱり味噌汁の具でしょうか。煮るのもありでしょう。すべて妻の受け売りですが(^○^)こんな更新もたまには良いでしょう。
2016.10.27
昨日の午後は高校の同窓会でした。卒業して40年近く経っています。それでも、200名ほどの同窓生たちが集まり、楽しい時間を過ごしました。15歳から18歳までの高校生活は、たった3年間の時間ですが、いろんな意味でその後の自分を作る「根っこ」になったと思います。あの高校に進学しなかったら、きっと今の自分はなかったでしょう。受験勉強もしました。合格したときの喜びと、その後の晴れ晴れしさは、自分にとっての最初の成功体験でもあり、その後の自信の源にもなりました。miyajukuの生徒たちにも、ぜひともそんな高校受験をしてもらいたいです。できれば、40年経っても皆が集まって当時の思い出を楽しく語り合えるような、そんな高校を選択してもらいたいです。
2016.10.03
休日でした。にもかかわらず今日も雨でした。今年は残暑もなく、そのまま梅雨のような秋が続いています。萩も彼岸花も咲いているのですが、ゆっくりと愛でる前に散ってしまいそうです。なんとかならないもんでしょうか(^_^;)そんな雨の中、以前から予約をしていた江ノ島の「ちょっとヨットビーチハウス」へ。わたしは二十代のはじめ頃にディンギーという小さなヨットを趣味にしていました。三浦海岸の三戸浜というところに艇をおいて海に出ていました。それから二十数年。途中で息子や娘を連れて親子ヨットスクールなども楽しみましたが、しばらくは離れていました。シーカヤックなんかも楽しいのですが、あの風をつかまえてヨットを走らせる楽しさには及びません。そんなこんなで、本当に久しぶりのヨットでした。しかも、雨の中、風もあって最悪のコンディション。小学校低学年の子どもたちに混ぜてもらっての再挑戦でした。案の定、数十回は「沈」をし、結局はほとんど艇を走らせることもできず・・・頑張ります。子どもたちにはびっくりです。海といっしょになって、悪天候なんかも全く関係なく、楽しそうにヨットを走らせていました。いいですねぇ。雨だからってスマホやゲームをして家の中で過ごすのではなく、ああして海と遊ぶのは。あの子たちはきっと「かっこいいオトナ」になりますよ。ちょっとビーチハウス http://chotto-yacht.com
2016.09.22
雨の日が続いています。明日は、miyajuku周辺の各中学校は体育祭のようです。なんとか実施できるといいですね。雨さえふらなければ、かえって涼しい中での運動会で良いのでしょうが。昨日は「十五夜」でした。旧暦の8月15日の満月です。したがって、今の暦でいうと今日が満月のようです。いずれにしても、月を愛でると同時に、秋の様々な作物の収穫への感謝の意味もこめられています。ちなみに「十五夜」は、新月から満月までがおよそ15日かかることに由来しています。ススキをかざるのは、神様に来ていただくためだそうです。お団子を食べるのは、月のパワーをいただく、ということのようです。昨晩、23時過ぎに帰宅すると、思いもかけずに「仲秋の月」が煌々と照り輝いていました。三脚とカメラを出して写真を撮りました。
2016.09.16
日曜日に「シン・ゴジラ http://www.shin-godzilla.jp/index.html」を見てきました。興味はなかったのですが、いろんな方の感想が「見た方が良いよ」といったものだったこともあり、足を運んだしだいです。結論からいうと、久しぶりにおもしろい日本映画を見せてもらいました。皆さんもぜひとも劇場に足を運んで見て下さい。できたらIMAXの劇場が良いです。もともとゴジラというのは、水爆実験が生み出した怪獣で、初期の頃から反核思想が映画のテーマとしてあるわけです。今回の「シン・ゴジラ」にもそうした核問題は強く表現されています。ゴジラそのものが核で動いている。ゴジラが通過した場所の除染の問題。国連安保理が決議をしてゴジラに核兵器を使うことに・・・ などなど様々に核があつかわれています。さらに今の日本における自衛隊の位置づけ。自衛隊が兵器をつかう際の手続きの問題などなど、政治的な部分についても描かれ、怪獣が来た、それ自衛隊をつかって攻撃しろ、といった単純なストーリーにはなっていないのです。この映画では「対ゴジラ」ということになっていますが、今の日本で危機が起こったときの危機管理はどのように進んでいくのか、といったこともある程度のリアリティを持って描かれています。そうした意味では子ども向けの映画では無いのかも知れません。それでも、久しぶりに映画館が様々な年齢の人たちで満員になっている様子を見ました。どの年代の人が見ても、それなりに楽しめる映画になっていると思います。親子で見て、日本がかかえている様々な問題について語り合うきっかけになる映画かもしれません。「シン・ゴジラ」はエンターテイメントであり、社会性のある映画でもありました。変に家族愛や友情、絆、みたいなものが描かれていなかったのも良かったです。お薦めです。
2016.09.08
全1128件 (1128件中 1-50件目)