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2024.11.03
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テーマ: 読書(8637)
カテゴリ: 読書



久しぶりです。
20年ぶりによしもとばななさんの作品を読みました。
優しいばななさんワールドが健在です。

ばななさんの作品には“死”が身近にあります。
それは特別なことではなく当たり前のことで静かに存在します。
大切な人の“死”をどう受け止め、どう乗り越えるか。
それは人それぞれで、いろいろな寂しさがある。
短編小説でいろんな“死”の世界がありました。

激しい怒りや悲しみではなく、静かにふっと襲ってくる辛さ。
実際に私は親が亡くなった時にそんな悲しみがありました。
普段はなんともなくても、ふと思い出す寂しさ。
それがなかなか癒えない辛さでした。

作品には
あがきもがいて、その人の姿を存在を探しまわる
そんな悲しみもありました。

“死”はみんなに平等に来る悲しみのように思います。

読み終えてあとがきを読むと、ばななさんの言葉がしっくりきます。

そうして私はすべてはこれで良かったのだと、
嫌いになりそうな弱い自分も自然のことに思えて、
静かに受け入れられそうな気持ちになります。
誰も、私も悪くない。
この状況を受け入れるしかない。
すべてはこれで良かったのだ。
少しだけ前向きな気持ちになりました。
私はやっと自分がかけた呪いが解けそうです。

よしもとばななさんの本、一度手に取ってみてください😊


ミトンとふびん [ 吉本 ばなな ]


ミトンとふびん (幻冬舎文庫) [ 吉本 ばなな ]

電子書籍もあるんですね😊

ミトンとふびん【電子書籍】[ 吉本ばなな ]

最後まで読んでくれてありがとうございます😊
また遊びに来てください🎵







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最終更新日  2024.11.04 16:31:18
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