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2010年02月21日
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カテゴリ: 着物情報
昨日は、awaiさん主催セミナー「着物の仕事で飯が食えるか?」に行きました。
菱屋さんの専務がいらっしゃるということで、楽しみに行ってきました。
セミナーは貴重なお話を聞かせていただいたり、その後の懇親会では、 山田屋千 さんと偶然お会いできたり、紬の織り手さんや染織で着物を作られている方とお話できたり、とても濃い時間が過ごせました。

強烈に心に残ったのは、着物を実際に織ったり染めたりしている現場の人の大変さ。
私たちが買える着物は手が届かないくらいに高くても、実際にそれを織っている人は生活ギリギリか、それ以下の賃金しかもらっていないそう。
これまで、着物は高くても、織り手の方にはあんまりお金が行ってない、ということは何となく聞いたことがありました。
でも、実際に目の前で「せめて社会保険に入りたい」とか「今月の家賃どうしよう」と、あまり年も違わないと思われる織り手さんが言ってらっしゃるのを聞くのは、かなり心に刺さるものがありました。

苦労して生み出している人に、ちゃんとお金が回るようにするにはどうしたら良いのでしょうね。
着物に限らないことですが、製造業の賃金や労働環境は一般的に低いですね。作る人がいなくなったら、売ることもできないのに。
作っても売ってもないコンサルやマーケや流通の方が、金儲けしているのはどういう仕組みなんでしょうか。(着物業界の話じゃないですよ。一般的にです。)

複雑な流通システムを変えたり、ばんばん着物を買えたり、といったことができたら一番良いのでしょうが、力もお金も持ってない私ができるのは、せめて着物の敷居を下げることくらいでしょうか。。。
いろんな入り口があって、皆が着物を気軽に楽しめるようになってほしい、と思うばかりです。

初心者にとって必要な着物と、ある程度自分の好みがはっきりして、見る目が肥えた人が欲しい着物は、違うと思うし。
自分の着物歴(と言えるほど長くはないが)を振り返って、これからどんなシーンでどれだけ着るようになるか分からない着物始めたばかりの人は、気軽に買える価格(数千円とか)の、手入れが簡単な着物が必要。
一方で、着物3年目に達してようやく欲しいと思うようになったのは、手入れは多少大変でも頑張って買う値段でも、これ!と思うお気に入りを、少しだけ持ちたいもの。

また、ファッションとして着たい人と、伝統文化として着たい人も、欲しい着物は違うから。
さらに、一言でファッションと言っても、いろんな好みやテイストの違いがあるし。。。

消費者として、またごくごく小さな規模で売り手ともなった私にとって、考えさせられることがたくさんありました。
いまだ消化不良気味になるほど濃い時間でしたが、少なくとも、着物を金儲けのタネにしたいと思っている人には無理な業界だ、ということが一つ確かに分かったセミナーでした。

そうそう、そんなセミナーにあまりに馬鹿な私は財布忘れていったのだーーー
飲み代借りるなんて最悪だ~~~

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Last updated  2010年02月21日 22時23分19秒
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