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2003.11.24

　クリスマスまで１ヶ月となり、街中がクリスマス一色になってきました。

　何気なく見たり、飾ったりしているクリスマスの飾りですが、
　そのひとつひとつには、意味合いがあります。

　そんなクリスマスの植物や飾り物が象徴するものについて。

　（フラワーデザインのレッスンのための資料として作ったものですが、
　ご興味があれば、読んでくださいね。）

　クリスマスは、もともと、冬至祭、収穫祭であったところから、
　それらの飾り物は、
　きびしい冬に、春を待ちわびる人々の気持ちをなごませたり、
　収穫への感謝、神への供物、
　キリスト降誕を祝う　　などの目的があります。

　＜常緑樹＞
　モミ、マツ、スギなど、一年中緑を保っている常緑樹は、強い生命力を表し、
　神の永遠の愛、キリストが与えた永遠の命のシンボルです。

　＜ヒイラギ＞
　そのとがった葉が幼子イエスを守る、
　または、キリストが被ったイバラの冠を表すともいわれ、
　赤い実はキリストが十字架で流した血を表します。

　＜やどり木＞
　古代信仰で神の宿る木とされた。
　また、やどり木は男性、　ヒイラギの赤い実は女性を表し、
　新しい生命の誕生への願いが込められている。
　クリスマスの日に、やどり木の下でキスをした男女は結ばれるという
　やどり木伝説は、ここからきている。

　＜クリスマスツリー＞
　１６世紀、宗教改革のころ、ルターが、モミの木の林の間から見える星に感銘し、
　その枝を切って、星をつけて飾ったのが広まったとされる。
　モミの木を広め、宗教改革に利用したともいわれる。

　＜りんご＞
　エデンの園のアダムイヴの話から、原罪、愛の原点を表す。
　色とりどりのクリスマスボールも、リンゴからきている。

　＜木の実＞
　まつぼっくり、くるみ、など
　収穫の喜び、　種子＝子宝　を表す。

　＜ポインセチア＞
　その形からベツレヘムの星を表す。

　＜赤いバラ＞
　愛と受難、　キリストが十字架で流した血を表す。

　＜白いユリ＞
　聖母マリアの純潔を表す。
　結婚式にユリが使われることが多いのもこのため。

　＜星＞
　救い主イエスキリストの誕生を知らせるベツレヘムの大きな星。
　３人の博士をキリストのもとへ導いたといわれる。

　＜ベル＞
　キリスト誕生の喜びの訪れを告げるベル。

　＜ロウソク＞
　世を照らす光、星輝く天、を表す。
　自らが十字架の犠牲となったキリストの象徴。
　白いロウソクは聖母マリアを表すともいわれる。

　＜プレゼント＞
　３人の博士が、キリストの誕生に際し、
　黄金、乳香、没薬などの贈り物をしたところから。
　神の愛、キリストの愛を人々に分け与える意。

　＜クリスマスカラー＞
　「赤」　　愛、キリストが十字架で流した血
　「緑」　　常緑樹、永遠
　「白」　　雪、清浄
　「金銀」　高貴、博士等の贈り物

　サンタさんについては、歴史は以外と浅いようです。
　また、別に触れますね。

　歴史や意味合いを知っていると、
　フラワーアレンジする時の思い入れも違ってきますし、
　同じものを見ていても、感じるものが違って楽しいですね！

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