もえうぉっち

もえうぉっち

2010.12.07
XML
カテゴリ: 活字主体の本
現代の日本で

僕たち兄妹だけだろう



 東京の下町。
 父と母と姉と妹とぼくは、貧しくもたくましく暮らしている。
 否応なしにたくましく暮らしている。
 元学生運動の闘士だったという父。
 「国民をやめる」と言って税務署を追い払うような人物だ。
 法秩序に従わない父に苦労する小学生二郎のお話。


前半は二郎がエキセントリックな父に辟易しながらも
普通の小学生生活を送る様子の描写です。
手のつけられない乱暴者の中学生から脅され続けたりします。
暴力に屈したり抗ったりしながら二郎は友人たちと過ごします。
後半はすったもんだのあげく二郎たちの一家が沖縄で暮らす様子です。
電力にまったく頼らない生活。
自給自足の生活。
円を稼ぐことを考えないのなら可能そうです。
こういう生活も開放的でよいな、なんて思ってしまいます。

なんでもかんでもルールをびっちり決めると
うまくいくところもいかなくなるのかなーなんて。
後半とても清々しくて、また二郎の淡々とした様子も笑いを誘います。

これは中学生くらいの人に薦めたいなぁ。
君らが当然のように享受しているのは平和とともに不自由なのだよ、と。
だから、考えろよ、と言いたい。

ぼくらはもう、考えるのをやめてしまったから。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.12.07 20:13:14
コメント(0) | コメントを書く
[活字主体の本] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: