モモクリ(きのこ&ダックス)
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震災でレジャーは自粛雰囲気の日本。日光で地域講座があるというので奥さんと二人で行ってきた。JR鹿沼駅から途中杉山が花粉で煙っている景色を見ながら、終点の日光駅に到着。レトロな雰囲気の駅舎ですが、駅員さんも昔の服装でちょっとタイムスリップした感じ。 この駅の二階にあるホワイトルームが今日の講座の開催場所。到着が早すぎたので、約1km歩いて「湯沢屋」に行って酒饅頭買ってきた。講座の前に駅長から、「震災自粛で観光客は激減し、日光の春の祭りも次々に中止になってしまった」「日光学講座は内容の主旨からも継続させていただいている」旨の説明があった。 今日の講座の正式名は「日光学講座」、今回のテーマは「日光羊羹の由来」で、講師は「三ツ山羊羹本舗」の三代目「三ツ山一明」社長。レジュメには・羊羹の歴史・羊羹の材料・羊羹の種類・製造方法・日光での羊羹の歴史・日光羊羹の特徴と書いてあった。印象に残ったのは・栃木県の消費量は全国2位(1位は佐賀県)。日光は門前町で、東照宮に大名が参拝した時の土産として買っていった・全国で一番古い羊羹屋は和歌山の駿河屋と言われている・水羊羹は関西の一部では丁稚羊羹と呼ばれている・材料の基本は、小豆、砂糖、寒天だけなのに店によって味が異なる・寒天は融点が高いので、ゼラチンと異なり夏場の高い温度でもくずれない・洋菓子の材料は砂糖のほかに、バター、ミルク等カロリーがあるものを使っているが、羊羹は砂糖だけなのでヘルシーで、最近は女性に人気最後に、日光羊羹の特徴は「材料は三種類しかないので他とは変わらないが、しいて言えば水が綺麗なことですね。煮るにもさらすにも大量の水を使い、その綺麗な水を使うことで美味い羊羹ができると思います。」...と言うことでした。途中、一口羊羹も配られて..この竹皮に包むのは一個一個手作業で行うとのこと。最後に質問コーナーがあって、約一時間半はあっという間だったが、広い部屋にストーブ一個は寒かった。この、日光学講座。この後は日光下駄(下駄の上が藁で編んである)、海老屋の湯波、東照宮平成の大修理等、興味があるものが予定されている。スケジュールが合えばまた参加したいなあ。あっ、最後に....ささげと小豆は見た目は同じだが、ささげは煮ても皮が破れないので餡には向かないのだそう。そして赤飯に小豆を使わないのは、豆が割れてしまうのは腹が割れるにつながり縁起が悪いからだそうだ。
2011.03.26
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