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先日ある雑誌で会津藩の幼年者に教えられた「什の掟」(じゅうのおきて)というものがあることを知りました。
「什」とは六歳になると入る十名ほどの子供達のグループで、毎日一緒に遊び、また武士の子としての心構えを学ぶ。そして、一日の終わりに集まって唱えるのが以下の「什の掟」なのだそうです。
一、 年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二、 年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
三、 嘘言(うそ)をいう事はなりませぬ
四、 卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
五、 弱い者をいじめてはなりませぬ
六、 戸外で物を食べてはなりませぬ
七、 戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
そして一日の終わりに皆で什の掟を唱えて仲間の行動や言語を話し合い、年長者である什長が掟に反した者がいないかを問いただす。
掟に背いた子供は「無念でありまする」と反省の言葉を述べるとともに、什の仲間から程度に応じて叱咤、しっぺいなどのお仕置きを受けたそうです。
最近の子供の犯罪(殺人など)の多さを聞いているとルールというもの。それ違反することへの罪悪感の希薄さ・・・
昔の武士道の教えには、教えに違反したときは自己申告し、それに対してペナルティーを受けるというものが存在していた。
いつからだろう・・・
子供に悪と善を長々と言い聞かせるようになったのは・・・
何故、人を殺しちゃいけないの???・・・なんて質問にまともに答えるようになったのは・・・
ならぬことはならぬものです
じゃないの???
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