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今日は暖かかったのでヒートテックをまだ着ている私は、さすがに汗をかいてしまいました。
さくらの小学校では卒業式イベントに向けて、練習中心の日々のようです。6年間、長かったような、短かったような・・・
小学校時代って不思議です。入学するときには幼児にしか見えなかった子が思春期の入り口に立って巣立つのです。
本当なら初等部時代と名付けて4年生までで一区切りのようにも思います。この頃までは本当に幼い気がします。外国では、4年生までを一区切りにしている国もあるようですから、ある意味理に叶っているのでは。
小学校6年間、親として一番不安を感じたのも高学年、うちの場合は5年生の時でした。担任と折り合いが悪く、私はすごく悩みました。
勉強についても、ゆとり教育だの学力低下だのと騒がれ、どのように対処していいのか悩みました。本来なら学校の指示通りにやるべきなのに、学習に関しては塾に頼る親子のなんと多いこと。
いろんな体験をさせてあげたいと思い、できる限り、出かけるようにしたり、キャンプに参加させたり、と試行錯誤しました。無駄なことをたくさんさせたのかも知れません。でも、どこでどう結果が出るのか、今はわかりません。
勉強は学校を中心にしてスポーツ、あるいは音楽などのお稽古中心の生活をする。こんな方法もあったのかも知れません。
私も、本当はさくらに何か打ち込めるものを用意したかったのですが、どうも、さくらはおなかいっぱい状態だったような気がします。いろんな意味で詰め込んでしまいました。私は欲張っていたのだと思います。
勉強も、スポーツも、音楽も、絵画もできるようにしてあげたかった。
結果、どれも中途半端だったかなあ。さくらはある程度はなんでもこなしますが、本人が強く望んだものではないためか、はたまた、あまり粘り強くないのか、いや、子どもってそんなものなのか・・・とにかく、どれもモノにはならなかった。
身の回りのことをきちんとするとか、行儀作法とか、そういうものに大きく欠けていたという点では反省ですね。
だいたい、親の私が日々あくせくしている割には家事もはかどらず、「疲れた~」とへばっているだけだったんですから。
可哀想な思いもたくさんさせました。
さくらは1年生から昔でいう「かぎっ子」状態でした。学童クラブには行くものの、それでは追いつかず、さくらは暗い家に一人で帰る毎日でした。
熱を出したり、病気もしました。私はいつも休めるわけではありません。熱があるのに、出勤していることもありました。今、思うとあんなに幼かったのに可哀想だったなと思いますが、当時は、仕事と両立させることに必死でした。生活していかなくてはならないからです。出世とか、そんなものには縁もなく、ただ、生活していくために必死だったのです。それはこれからもそうでしょう。ただ、私は好きな仕事をさせていただいているので感謝していますが、さくらにとってはいい迷惑だったかな。
この6年間にいろんなことに巻き込まれ、辛い思いも私生活の中でたくさんして、そのたびにさくらも巻き込んでしまいました。
こんな中で、さくらは・・・当然のようにたくましく育ちました。一人っ子って私の見ている限り、おっとりした子が多いのですが、さくらは寂しかったのでしょう。いつも友達と群れて、大騒ぎ状態でした。そして、家の中では、早くからパソコンもやっていたし、勝手に変な料理もしていたし、まあ、それなりに読書もしていたのかな。でも、まあ、夕焼けチャイムなんて無視して出歩いていることも多かったようです。学童クラブのなくなった4年生以降は自転車でかなり遠出をして飛び回っていました。
そんな中で塾は、放課後対策でもあったのです。塾があって助かる反面、塾代が高くて閉口しました。
受験に関しては、最後まで私はほとんどフォローしてやれませんでした。親のフォローなく、さくらは一人でよく頑張ったと思っています。でも、真っ先に手の抜き方を覚えていたようですけど。
さくらはお稽古事は好きではありませんでしたが、塾を嫌がることはありませんでした。今思うと、先生と1対1のお稽古ごとより、友達が大勢いる塾の方が居心地が良かったのでしょう。寂しがりやのさくらは、一人で私の帰りを待つ家より、塾に行く忙しい日々の方が安心できたのかも知れません。
結局、「勉強は塾で」が身に付いてしまい、家庭学習ができなくなるのではと心配しましたが、今それなりにZ会の勉強もやっているところを見ると多少は習慣付いたのかも知れません。もちろん、今、家庭学習なんて、1時間もやっていませんけど、やらないよりましと思っています。
こんな環境で育ったから親離れが早いのは覚悟していましたが、やはり、もう、友達と過ごすほうがずっと楽しいらしいです。寂しいけれど、かまってあげられる時期にできなかったのだから、さくらのせいにはできません。
さくらが中学に入学したら、PTA活動にも関わろうかなと思っています。小学校では平日のものに参加できないのであきらめていました。保育園時代は、一応やっていました。みんな働いているので、同じような条件で、参加しやすかったからです。やはり、役員でも委員でも引き受けていると、風通しが良くなります。小学校時代は大変風通しが悪く感じました。
中学では土曜日の活動が多いと聞いているし、まあ、私は土曜日にも仕事が入ることはありますけど、お手伝い程度のことは出来るかな。
さくらは保育園が大好きで、小学校は「行きたくない・・・」という日々もあり、困りましたが、最終的には「学校、楽しい」と言って喜んで登校できるようになりました。地元に友達がたくさんできたのは一生の財産です。私も、地元の友達大好きなので、さくらもそうなってくれて良かったです。小学校、やはり、勉強しにいくところですが、歌の通り、「ともだち100人できるかな」♪で、友達を作るところです。友達は、今後、幅を広げて欲しい。男女を問わず、国籍を問わず、年齢を問わず、たくさん作って欲しいのですが、それは要するにコミュニケーション能力が育っていないとどこでもできないことになるので、その基本は幼児期、学童期に喧嘩したり、もまれたりしながら身につけていくことです。そういう意味では、さくらの小学校生活、充実していました。
今度の6年間も楽しい日々になるように願っています。