Crescent moonshine

Crescent moonshine

PR

×

プロフィール

perro_vet

perro_vet

カレンダー

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

コメント新着

みーちゃん918 @ Re:新年(01/06) あけましておめでとうございます(^^) そ…
みーちゃん918 @ Re:誕生日(01/03) 遅くなりましたが、お誕生日おめでとうご…
perro_vet @ Re[1]:新しい職場に来て、一週間たちました。(12/08) みーちゃん918さん 応援ありがとうござい…
みーちゃん918 @ Re:新しい職場に来て、一週間たちました。(12/08) こんばんは(*^o^*) 新しい環境には、少し…
perro_vet @ Re[1]:野口英世博士を訪ねる(11/26) みーちゃん918さん ありがとうございます…
2006年03月12日
XML
カテゴリ: 感じるままに。
 私は大学時代、獣医公衆衛生学研究室というところに所属していて、そこで食品衛生や環境衛生、人獣共通感染症について学んできました。興味を持っている動物介在活動や動物介在療法を行う際には、動物から人は感染する病気を防ぐこと、また逆に人から動物への感染を防ぐことが必要とされます。
国立感染症研究所 のwebサイトでは、 鳥インフルエンザ に関する情報を提供しているので、折に触れて確認をしています。
 インフルエンザウイルスは、ウイルスの分類上、オルトミクソウイルスというタイプのものです。ウイルスは細胞にとりつくときに、細胞の受容体であるN-アセチルノイラミン酸に吸着した後に侵入します。ウイルスは自分自身の遺伝情報をとりついた細胞の核の中で合成を行い、細胞質内で蛋白の合成を行います。インフルエンザウイルスは直径80~120nmの球状や紐状などいろんな形をしていて、そのウイルス表面には、HA素とNAという2つの糖たんぱく質からなる10~14nmの棘(スパイク)を持っています。この棘は、HAで14種類、NAは9種類の抗原亜型があります。これを分類に使ってます。鳥インフルエンザはH5N1というタイプなので、HAが5番目、NAが1番目という分類のものという意味です。
 H5N1の型は鳥に発生していたのですが、近年、鳥以外の動物でも見つかっていて、鳥から人への感染、鳥から他の動物への感染と広がってきています。ドイツではテンといういたちの仲間や飼い猫からの見つかったという報告もあります。6月には、ワールドカップドイツ大会もひかえていますが、大流行が起これば、人の移動も制限され、大会そのものが成り立たなくなる懸念さえあります。
 国立感染症研究所の谷口清洲・感染症対策計画室長のお話によると、「ウイルスの遺伝子情報がヒトに感染しやすいように変異していることが確認されました。さらに、これまで42度以上でなければ増殖しなかったウイルスがヒトの体温に近い36度前後で増殖し始めていることも分かっている。どちらもヒトからヒトへの感染に迫る危険な兆候です」と指摘しています。ヒトーヒト感染の危険性は確実に迫っていると言えます。
 厚生労働省では、日本では64万人が亡くなると予測しているようですが、海外のシンクタンクは、210万人死亡という、厚生労働省の3倍の数の死者を予測しています。
 動物の過密飼育も然り、人が集団でいる満員電車や学校といった場所然り、インフルエンザの発生が懸念される場所です。感染している人が、日常生活の中で、こうした場で伝播していくことが感染拡大につながっていくわけです。どうも、厚生労働省の試算は、この移動や集団でいることの因子を考慮して試算していないというお話も聞きます。そして、もし起こってしまったときの医療機関の整備や特効薬であるタミフルの備蓄もできていない状態です。備蓄に関しては都道府県に丸投げしてる感もあります。 インフルエンザ・パンデミック を起こしてしまった場合、本当に大丈夫なんでしょうか?また、起こらないようにするための対策はできてるんでしょうか?
 また、厚生労働省の取り組み(人の感染症対策)と農林水産省の取り組み(動物の感染症対策)という点で、同じ高病原性鳥インフルエンザというものを対象にしていながら、バラバラの対応をしている感じがします。
 正確な情報収集と国民への正確な情報伝達を行い、安心して暮らせるようにして欲しいです。私も正確な情報を得るように努め、ブログに折に触れて書いていこうと思っています。動物はもちろん、動物飼っている人や、動物が飼われている、生きている環境まで診ていく、という想いはこんなところにも息づいています。
 知ることも大事なワクチンとなります。皆さんも、知らなかった、と後悔するよりも、自身で積極的な情報収集を行い、活用していってほしいと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年03月12日 15時45分43秒
コメント(0) | コメントを書く
[感じるままに。] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: