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Dear My Honey, 12月27日から1月4日までの日程を終え、honey は1月5日にアメリカへと先に帰っていった。honey を交えて家族とともにとても素敵な時間を過ごすことが出来、思い出深い冬休みを日本で過ごす事が出来た。3日(土)夕食が終わり、後片付けも済んで、皆で楽しく世間話をしていた時の事だった。明日、私たちの友人が朝早くこの家を出発するということもあってか、honey は何かを考えていたらしい。その場の空気を読んだ上での判断なのか、みんなの前でこう言った。“あのぉ~~~、皆さん。僕に少し時間を下さい。”一瞬、部屋の空気がぴぃ~~んと張り詰めて、みんながhoney に注目した。“僕の話を聞いてください。”私にも彼が何を話し始めるのか、知らされていなかったので、両親や妹達に説明のしようがなかったが、honey と友人の間では何かもう話し合いが済んでいたような雰囲気で、友人がhoney の背中をポンポンと軽くたたいた。“僕は、今までいろいろな女性に出会い、いろいろな女性と恋をしてきました。どの女性も一人一人が本当に素敵な人たちでした。彼女もその中の一人でした。出会った時にはそれ程意識はしていませんでしたが、本当に素敵な女性なんです。一緒にいる時は本当に楽で、僕自身、心から素っ裸になれるという事にも気づきました。彼女といる時には自分を飾らずにいつも自然体でいられるんです。そしていつからか僕の心の中にはいつも彼女がいて、今では僕の方がもう彼女なしでは生きていけなくなっているくらいなんです。そして自分には世界でたったひとり、この女性しかいないと真剣に彼女の事を考えるようになりました。どんな人にもいつも優しくて、自分のことよりも他人のことを真っ先に考える彼女・・・。そんな優しさに僕は心惹かれましたし、何度も救われました。こんなに広い心を持った思いやりのある女性に出会って、人を愛するということ、大切なものを守り抜くという事も学びました。そしてどんな時も笑顔を忘れないで、沢山の人から慕われ、愛されている彼女を見ていると、心からこの女性と一緒にいたい、そしてこれからの僕の人生を彼女と一緒に歩きたいと思うようになったんです。お父さん、お母さん、僕はどんな事があっても一生かけてでも彼女を守ってみせます。今、皆さんの前でお約束します。ですからお願いです。どうか・・・。どうか彼女と結婚させてください、娘さんを僕に下さい。お願いします・・・。”Honey がそんなことを考えていたなんて、そんなことをうちの両親に言うつもりでいたなんて、全く考えていなかったので、うちの家族は私以上にびっくりしたのではないかと思う。Honey が自分の言葉でそう伝えながら、友人が彼の言葉を日本語で訳している間も、家族は黙って彼の言葉に耳を傾け、涙を流しながら一生懸命聞いてくれていたのは本当に嬉しかったし、心打たれた。決していい加減なものではなく、軽はずみなその場しのぎの言葉でもなく、本当に私の事を誰よりも大切に、そして真剣に考えていてくれたんだ。そしてそれを、そこまできちんと家族の前で、態度で示してくれたんだと思うと、私の目からも友人の目からも大きな大きな涙がポロポロと溢れ出した。そんな中、しばらくしてから父が静かに口を開き、こう言った。“お前たち2人がきちんと話し合いをした上で決めたことなんだろうから、私がいまさらとやかく言う事ではないし、私の出る幕ではないように思うよ。お互いが尊敬しあい、そして愛し合い、幸せになれると思って決めたことなら、結婚に関してはもう何も言わないよ。結婚して幸せになりなさい。心から祝福するよ。ただね。ただ、どうしてもこれだけはお願いしておくよ。これだけはやっぱり娘の父親として言わせてください。どうか、うちの娘を幸せにしてやってください。うちの娘の事をどうか最後までよろしくお願いします。”そう言って父と母はhoney に深々と頭を下げた。それに続いて、妹達も頭を下げた。すると彼はひと言力強くこういった。“一生かけて彼女を幸せにし、守ります。”友人は涙を流しながら私を抱きしめた。そしてこう言った。“お前は幸せ者だ。世界一の幸せ者だ。いいやつに出会えてよかったな。2度とやつから離れるなよ。しっかりついていけば、やつはお前のことを一生かけてでも守ってくれるから・・・。やつはそんな男だから・・・。”嬉しかった。本当に嬉しかった。言葉に出来ないくらい嬉しかった。Honey を思い切って家族に紹介してよかったと心から思えた瞬間だった・・・。父はそれを正直どう受け止めたのかは私には知る由もないが、母はその日からいろいろな人にそのことを話すたびに目に涙を一杯ためて話してくれる。嬉しいんだろうなぁ~と思う反面、やっぱり寂しいんだろうなぁ~~~と、両親の気持ちを考えると胸が詰まる思いで一杯だ。この話も後少し・・・。次回をお楽しみに・・・。Love and miss you so much,
2004年01月12日
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Dear My Honey, 12月27日から1月4日までの日程を終え、honey は1月5日にアメリカへと先に帰っていった。honey を交えて家族とともにとても素敵な時間を過ごすことが出来、思い出深い冬休みを日本で過ごす事が出来た。1日(木)年が変わって2004年。お寺で除夜の鐘をついた後、今度は初詣へと、近くのお宮を参拝した。今年も幸せな年でありますように、そして何よりも健康でありますように・・・。そう願いながら、手をあわせた。さて、honey はいったい何をお願いしたのだろう。そして、家路に着き、眠りについた。**************************************その数時間後、私たち女性陣はいつもより早めに起きて、先日作っておいた御節を重箱に盛り付けしたり、食卓をお正月風に飾りつけたりして忙しくしていた。そうしているうちに、男性陣が次々と起きてきた。そして、皆がそろったところでうちのお正月行事が始った。まず最初に床の間のまえに全員正座し、大黒柱である父がお神酒をあげて、今年の無病息災に一同手を合わせる。それがすみ、しばらくしてから床の間にあげてあったお神酒をさげ、それを皆に振舞い、杯でお正月の挨拶を交わす。父が号令をかける。“新年明けましておめでとうございます。今年一年が皆さんにとって健康で、そして幸せな年になりますように・・・。今年もどうぞよろしくお願いします。”今度は互いに新年の挨拶を交わす。“おめでとうございます。”“今年もどうぞよろしくお願いします。”そして、御節を頂きながら1人ずつ今年1年の抱負を述べていく。私の今年の抱負は“色々な事に挑戦し、常に前向きでいる事。”ちなみにhoney は、日本語がうまく話せるように頑張る事と誓いを立てた。そしてみんなの誓いを聞いた後、女性人が何日も時間をかけて作った御節をじっくりと頂いた。酢バスに数の子、たづくりや黒豆・・・。数あるおかずのうち、代表的なおせち料理の品をhoney に説明した後、彼はその話をノートに書きとめながら、食卓をカメラに収めていた。そしてみんなでゆっくりと1月1日を過ごした。2日(金)私が夕方頃から高校の同窓会の新年会があるということもあって、遠出が出来なかったので、honey はアメリカ人の友人と、日帰り旅行へ行くと言って出かけていった。私のほうは、4時から始まった新年会に参加したが、高校卒業以来、会っていない友人達がほとんどだったので、飲み食いというよりもむしろ話に花が咲いた。思い出話や、近況の情報交換など、全ての人と話しきれないくらいに沢山の人と話が出来て、時間が経つのを忘れるくらいにとても楽しい時を過ごす事が出来た。中には当時、話す事の出来なかった男の子ともいろいろな話をする事が出来て、本当に楽しいひと時だった。時々思いもよらぬ思い出話にはっとしたり、顔を赤らめたり、大笑いする場面もあって、話してみると皆昔と何も変わっておらず、本当にいい思い出になった。その後結局2次会3次会と参加して、いや、させられて、家に帰宅したのは、400AM だった。また会う約束ができたし、長い年月がたっても、日本を離れていても、私はまだこの学年のメンバーの1人だったんだぁ~~~という事を再認識できたとってもいい機会でもあった。3日(土)正月早々あれやこれやと忙しい時間を過ごしていたので、もう少し私の故郷をhoney に見せてあげたいと思い、ゆっくりと時間をかけて城下町の中を歩きながら、お土産探しに付き合った。そして彼らは夕方から、うちの父と裸の付き合いをしに、近くにある温泉に行ったようだ。帰ってきてhoney はしきりに、よかったよかったと喜んでいた。病み付きになりそうだとまで言っていたのには本当に驚いた。そしてそしてなんとこの日の夜に予期せぬ事が起こった。なんでしょう???4日(日)いよいよ私たちの友人と妹が帰る日が来た。妹も、友人も、とても楽しく思い出深い冬休みだったといって、帰るときには目に涙をためていたのがとても印象的だった。また会おうねと皆で抱き合い、感極まって涙してしまった。こんな冬休みはひょっとすると生まれて初めてかもしれない。でもよかったぁ~。私だけじゃなく、皆にとてもそんな素敵な思い出が出来たのなら、honey をこの家へ連れてきた甲斐があったし、とにかく大収穫の冬休みだった。そうして、妹と友人はまたそれぞれの場所へと帰っていった。その後の家は何となく寂しくなってしまったが・・・。その夜、honey は寂しそうにスーツケースに自分の荷物を遅くまで詰めていた。5日(月)今日は今度は honey がアメリカに帰る日・・・。朝食を食べた後、私はhoney を空港まで送っていかないといけなかったので、朝早めに家を出た。玄関で、妹と父がhoney を見送ってくれた。妹:“また来てね。”父:“いつでも帰ってこいな。”妹:“皆待ってるからね。”父:“もう家族だからな・・・。”妹:“元気でね!”父:“風邪ひくなよ。”その会話のやり取りを聞いているとこっちまでもらい泣きしそうになってしまう程、何か胸に詰まるものがあった。母は案の定、目に沢山の涙を浮かべていた。日本語があまり上手でないhoney だったけれども、その心は私たちに十分伝わった。Honey は、一生懸命心を込めて、何度も何度も頭を下げて、ありがとうを繰り返していた。そしてたどたどしい日本語だったけれど、“本当にありがとう。とっても楽しかったです。この思い出は一生忘れません。本当にありがとう。ありがとう。”そして父が、“さようなら”と付け加えると、“さよならじゃないです。また会いましょうです。僕はまたここに帰ってきます。約束します。”Honey はそう返した。そして、一人一人を心からしっかりと抱きしめていた。妹が最後に、“待ってるからまた帰ってきてね。”と目に涙を沢山ためてそう付け加えた。そして私たちは、車に乗り込んだ。それでも、父と妹はhoney が見えなくなるまでずっと手を振り続け、honey もそれに答えるかのように、車の中から彼らの姿が見えなくなるまでずっと手を振り続けていた。このお話はまだまだ続きます。楽しみにしていてください。Love and miss you so much,
2004年01月08日
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Dear My Honey, 12月27日から1月4日までの日本での滞在を無事に終え、honey は1月5日にアメリカへと私よりもひと足先に帰っていった。honey を交えて家族とともにとても素敵な時間を過ごすことが出来、私にとっても思い出深い冬休みを過ごす事が出来た。28日(日)午前中より、honey を連れて母と妹と3人で、母方の祖母の家へ行き、お墓参りへ行く。その後、祖母のお正月の準備の買出しや手伝いで、忙しくなる。祖母がそのお礼にと、私たちをお魚屋さんが経営しているという回転寿司屋に連れて行ってくれた。回転寿司というものを見るのも体験するのも初めてのhoney は、その回るテーブルとそれにのって運ばれてくる様々なお寿司やおかずを珍しそうに、そして興味深そうにしばらく眺めていた。そして、時より口へ運ぶお寿司に“おいしい!”“おいしい!”の連発で、舌鼓を打っていた。そして、祖母と別れた後、今度は明日のお餅つきのお米や道具の準備をするために、父方の祖父母の家に立ち寄った。29日(月)朝ごはんを食べた後、私とhoney のアメリカからの友人が、今日から1月4日までうちに遊びに来るというので、その用意を済ませた後、父方の祖父母の家に行き、お墓参りを済ませて、お餅つきの支度をした。そして、いよいよお餅つき・・・。色々なところから、親戚がこの日のために帰ってきた。うちのお餅は杵でつくので、当然の事ながら、honey にとっても友人にとっても珍しかっただろう。そのせいもあってか、彼ら2人でお餅を全てついてしまうほどの始末だった。もちろん、つきたてのお餅を丸めることも教えた(うちの地方ではお餅は丸餅なんです)。これまたとっても珍しい体験だったみたいで、終わった後で聞いてみると、なんでもお持ちつきだけで30枚近い写真を撮ったという。親戚はもちろんお餅なんかどっちでもよく、むしろ私とhoney のことのほうに興味津々で、私はまるで、まな板の上の鯉状態だった。その日の夕方からは、家族親戚一同が集まっての大忘年会。そこへまた、新婚旅行から帰ってきたばかりのいとこが成田からそのままうちに飛び入り参加でやってきたから、これまたびっくり!とにかく話題の欠かない大盛り上がりの忘年会だった。30日(火)来て早々忙しい時間を過ごしていたので、やっと私の故郷をhoney に見せてあげられる時間が出来た。私のまちは城下町なので、その静かな町並みをひとつひとつじっくりと丁寧に説明しながら歩いてみて回った。私にとっても久しぶりの町並みだったので、時間が過ぎるのを忘れて歴史と昔の思い出に酔いしれていた。“今まで自分が見たことも聞いたこともない言葉では言い表せない不思議な時空にいる。まるで昔の日本にタイムスリップしたみたい。白壁の影から今にも侍が出てきそうな気配がする。”と、honey がしきりにそう繰り返していたのがとても印象的だった。31日(水)いよいよ2003年もこの日が最後。朝からの御節の準備と年越しそばの準備で、家の中はごった返していた。もちろんhoney にも手伝ってもらった。そして午後からは、台所のほうは母達に任せ、私たちは昨日の観光の続きへと出かけた。夕食には、親戚からもらったぶりとふぐの刺身が今年最後のテーブルに花を添えた。ふぐなんぞ食べた事のないhoney. 食べられる魚ではない。毒をもっているので食べると死んでしまう。そう教えられてきたhoney は恐る恐るふぐを口にしたが、こんなに美味しい魚とはと驚いていたのが印象的だった。皆で紅白を見ながら夕食を頂き、その後、除夜の鐘を突きに近くのお寺へ行った。Honey は、鐘をつき、その音色をじっと聞きながら、厳かに2003年に別れを告げていた。今日はここまで。この続きはまた次回のお楽しみです。さて今度は何が起こることやら・・・。Love and miss you so much,
2004年01月07日
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Dear My Honey, 先日、仕事が終わった後に彼と一緒に“ラストサムライ”を見に行った。前評判が格好よかったので、また裏切られるんじゃないかしらと、半信半疑だった。ところが終わってみるとそうでもなかった。それどころかすばらしかった。2人して感動してしまった。それはまさに滅びの美学の追求だった。失われつつある日本古来の武士道精神を最後までまっとうしようとする男達と、アメリカ人士官との間の人間模様を描いた映画だった。次の世代へ彼らの持つ武士道精神を伝える事がかなわなかった最後のサムライが、アメリカ人に後を託そうとするその姿は実に美しかった。古くから守られてきたものや精神が新しい波動に飲み込まれていこうとする中で、小銃や大砲、機関銃といった近代化された装備の正規軍に対し、刀と弓矢だけで死をも省みずに立ち向かう武士達の勇敢な姿には特に心打たれるものがあった。オールグレン大尉(トム・クルーズ)が日本陸軍の近代化のために明治政府から招かれ来日するが、朝敵である勝元(渡辺 謙)に囚われの身となり、彼の元で軟禁生活を送っていくうちに武士道とは何か、その真髄を知り、次第に勝元に惹かれていく。そして最終的には明治政府を裏切り、勝元とともに戦う決意をする。オールグレン大尉もまた、武士道に通じる精神の持ち主である。インディアン討伐で、無抵抗の非戦闘員を残虐した事を常に悔い、その結果、酒びたりの日々を送っていたが、勝元と配下の日本人達と触れ合っていくうちに、自分を浄化させていく。死ぬべき時に死ぬ事ができず、最後の死に場所を捜し求めていたオールグレン大尉には、武士道の精神に殉じる勝元の戦いこそが自分の死を飾るにふさわしいという事を悟っていく。そしてそのオールグレン大尉の目に映ったもの、それは、「いかに武士らしく死ねるか」を常に考え、名誉ある死を遂げるために日々の生活を大切にして生きていく日本人の姿だった。オールグレン大尉はその考え方を奇異に感じ、キリスト教の観点からは同意できないものの、異文化に対する尊厳は覚える。勝元の亡き後、オールグレン大尉は天皇に、勝元の死よりも彼がどう生きたかを語ろうとする。どう死んだかよりもどう生きたかを・・・。オールグレン大尉の言葉は最後の侍=勝元亡き後の日本人全てに対するメッセージだった。人の死はその人の人生を語るのと同じでことであると、天皇の前で、全ての日本人にそう伝えようとするオールグレン大尉・・・。私には、この作品が、武士道を通じて、もっと自分らしく、自分の人生に誇りを持って生きよ。そして何よりも日本人魂を忘れるな、というアメリカからの熱いメッセージであるような気がしてならなかった。今も日本人の心には武士道という古くからのすばらしい道徳が脈々と受け継がれ、それが土台となって今日の日本を作り上げてきている。そう信じていたい。海に浮かぶ小さな島国、日本・・・。これからも日本の外からこのちいさな母国を見守りながら、“日本人”として、プライドと誇りをもって生きていきたい。そう感じさせてくれる一作品でした。頑張れ日本、負けるな日本!Love and miss you so much,
2003年12月12日
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Dear My Honey, どうやら母は友達と旅行へ行っていたようで、昨日帰宅し、あの日の電話の後に母に宛てたメールの返事をよこしてきた。****************************************旅行から帰ってきたら、パソコンにメールが入っていました。ありがとう。何もかも忘れて本当に楽しい日々を過ごさせてもらいました。お父さんに感謝です。と、そんなことは今はどうでもよかった!メール、ありがとう。あなたのメールを読みながら嬉しくて嬉しくて、いっぺんにいろんな不安が吹き飛びました。お母さん以上に今一番喜んでいるのはほかならぬあなたでしょうね、きっと・・・。どう言葉で表現したらいいのかうまく言葉が見つからないけれど、ただ嬉しくて嬉しくて・・・。心の広い男性に巡り会えて、今、心の底から幸せなんじゃないかと、あなたのうれしさが伝わってきます。彼の耳が片方聞こえない事は聞いていましたし、そんなのお母さん達にとっても別に気にもなりませんし、たいした問題ではありません。それよりも何よりもご両親も含め、皆さんがあなたのことを引き受けてくださると聞き、本当にありがたいな~と思っています。あなたは、あなたをここまで大切にし、愛してくださっている彼とみなさんに感謝し、今のその気持ちをいつまでも忘れずにいる事よ。それだけはお母さんと約束してください。それだけはどんな時も忘れないでいてね・・・。大切な事だから・・・。過去に色々な辛い事があって苦しんでいるのをただじっとそばで見守ってあげる事しか出来なかった時、出来る事なら変わってあげたいとずっと心を痛めてきました。そんな時、あなたがもう誰からも愛されなくてもいい、誰も愛さないとお母さんたちの前できっぱりと言い切った時、母親として、あなたにはこれまでいろいろな事を教えてきたつもりだったけれど、幸せという事だけはもうこれから先、教えてあげることが出来ないんだろうなぁ~と思い、親として失格だとずいぶん自分を責めた時期もありました。でも、いつかきっと、いつかきっと親が教えなくても、自分で幸せを見つけて自分で幸せになって欲しい、この思いがあなたに届くようにとそう願わなかった日は一日もありませんでした。これだけはお手伝いをすることが出来ないので、親として、遠くで見守る事しかできなかったものね・・・。でも、あなたはその幸せを自分で見つけたね。辛かったね・・・。苦しかったでしょう。そんなあなたの上にこんなに大きな幸せを神様が授けてくださって、今は本当に感謝しています。嬉しくて嬉しくて、このメールを書きながらも涙が止まりません。過去が過去だっただけに本当に勇気がいった事でしょう。でも、よかったね。そんな彼の手を離しちゃだめよ・・・。離さないでしっかりと握っていてね。そして今よりももっと幸せになれるようにこれからも2人一緒に頑張ってね。長い人生まだまだ色々な事があると思うけれど、あなたたち2人ならきっと大丈夫・・・。やっていけるから・・・。そう信じています。本当におめでとう!!本当に良かったね。Love and miss you so much,
2003年12月04日
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Dear My Honey, 私はこの数日間眠れないでいた。想像していなかったことが次から次へと起きたため、何をどう処理していいのか分からなくなっていた。彼と一緒に住みたいという思い・・・。それをあの恐ろしい父へどう伝えたらいいのか・・・。どうすれば解ってもらえるのか、どう説明したら許してもらえるのかという悩み・・・。そこへ持ってきて、皮肉にも時期を同じにしてうちの両親が彼の両親に会いにきたいというのだから、気がどうにかなりそうだった・・・。そこで色々な方から頂いた書き込みに一つ一つ目を通しながら考えてみることにした。何が一番大切で、何を一番に優先するべきなのか。考えに考えた。胃に穴がうずきそうなくらい考えた。もちろん彼にも相談してみた。“Honey, 私、考えてみたんだけどね、私ね、うちの父にとりあえず正直に話してみようと思うの。一緒に住む事も、これからの自分たちのこともとにかく全部正直に・・・。それでも父が許してくれなかったら、残念だけど、今の私が住んでいるアパートを更新しようかと思っているの。それでもいいかなぁ~, honey? 分かってくっ・・・”“しぃ~~~~~~~~~~~~~。”“お願いだか・・・”“しぃ~~~~~~~~~~~~~。”彼は私の会話を止めた。“俺の考えを言うから黙って聞けよ。何も言うなよ。いいかぁ~。黙って聞けよ、黙って・・・。約束だぞ, baby!確かにお前と住めなくなるのは正直残念だよなぁ~。長い間そう願ってきたし、来年の夏まで後半年くらいしかないからなぁ~。でもなっ,baby. それよりももっと大事な事は、この2人がいずれ一緒になって幸せになりたいというその思いをお前のお父さんに分かってもらう事だ。だからそのために我慢しないといけない事はこれから沢山出てくるかもしれない。でも、同じ一緒になるのなら、皆から祝福されて一緒になりたいし、皆にもそれを喜んでもらいたいと思わないか?それにもう一つ・・・。親だけは絶対に悲しませたらだめだと思うんだ、俺は・・・。どんな事があっても親だけはなっ・・・。だから俺は、お前の意見に賛成で、俺もお前のお父さんが俺達が一緒に住む事に反対するのなら、俺はお前が俺の妻になるその日までずっと待とうと思う。何年でも待とうと思う。だから大丈夫だよ,baby. それよりも、お前が自分の幸せだけじゃなくて、ちゃんとみんなのことも考えて、順番を踏んで俺と一緒になろうとしていることが俺は嬉しかったよ。やっぱり俺が選んだ最愛の女性だったって今そう思ったよ。ありがとう,baby.”“じゃあ分かってくれるのね、私が今回 honey と一緒に住めなくなったとしても・・・。”“あたりまえじゃないかぁ~。ゆったろ!俺はいつまででもお前のそばにいるしお前を独りにはしないって・・・。”“分かった。じゃあ、私、これからアパートに帰ってうちの両親に連絡してくるね。ありがとう, honey.”“しておいで。俺の言ったことも忘れずにちゃんと伝えるんだぞ,baby!”私はアパートに帰ってうちの両親に今度は全てを電話で報告した。そしてその後すぐに父から一通のメールが届いた。***************************“さっきも話したように、お前が自分の人生を自分で切り開こうとしている姿を父親としてとても嬉しく思います。お父さんの背中が大好きで、どこへ行くにも背中に負ぶっていたあの小さな甘えん坊の女の子が今、こうして自分の幸せを見つけ、ひとりの男性と出会い、一緒に歩こうとしているその姿を娘の父として応援しています。お前が決めたことにお父さんは反対するつもりはないよ。それはお前をずっと見てきたし、お前なら大丈夫と信じているから、お前と彼が一緒に住む事の意味もよく理解できたし、それがだらしのないことだとは全く思っていないよ。それよりも、自分のことをちゃんと考えて自分で決めれるようになったことをお父さんもお母さんもとても喜んでいます。それにしても、本当にいい人に出会えてよかったね。お父さんもお母さんも心から喜んでいます。お前の彼への思い、そして彼へのお前に対する愛情、言葉では言い尽くせませんが、親として本当によかったと思っています。すばらしい男性と御家族の皆さんに出会えてよかったですね。どうか彼のご両親にはくれぐれも宜しくお伝えください。英語で書けませんのでこのような時は悔しいね・・・。お前が一人の女性として幸せになっていく姿を心から喜んでいます。と同時に、そんなお前を愛してくれる彼に心から感謝しています。お父さんからのメッセージとしてどうか彼に伝えてください。Congratulations! From bottom of my heart. そして父は、追伸の欄にこう書き加えていた。本当にごめんね。今まであまりにも厳しくしつけ過ぎてしまったから、怖かったのかなぁ~。言いたい事や、やりたいことを自由に言えなくしてしまったのはお父さんのせいだと今更ながら反省しています。お願いですがあなたの妹達にもお父さんのこの思いを伝えてくれませんか?自分で決めたことには何も怖がらずに自信を持って、お父さんやお母さんにいつでも相談や報告してくださいと・・・。それを願っているのですが・・・。やっぱり今までが厳しかったので怖がっていると思います。本当はそうではないのですが・・・。御免ね。自分で伝えているつもりですがどう伝えていいのか分かりません。こんなお父さんを許してください。***************************私は嬉しかった。心から嬉しかった。まさかあの恐ろしい父からこのような返事が返ってくるとは思っても見なかったので、言葉では言い表せないくらいに本当に嬉しかった。大粒の涙がポロポロとこぼれ始めた。私は溢れる涙をぬぐう事もなく、父にメールでメッセージを送った。なぜか今回は父にだけこのメッセージを送りたかった。“父さん、本当にありがとう。私のことを理解してくれてありがとう。父さんにこのことをどう伝えよう。もしも言ったとしたら、きっと怒鳴られるよなぁ~~~。今まで好きな事をさせてもらって、散々心配をかけてきたから、ましてや同棲なんて、許してもらえるわけないよなぁ~~~って・・・。父さんの本位とするところじゃなかったかもしれない。本当はこういうことが起こって欲しくなかったのかもしれない。でもそこを理解してくれてありがとう。分かってくれてありがとう。彼と2人して本当に感謝しています。ありがとう、父さん。本当にありがとう。I love you, daddy. ”最後になりましたが、みなさんからも沢山の励ましのメッセージをいただき、本当にありがとうございました。沢山の書き込みにも本当に励まされ、ヒントを頂きました。これからまたどんな事が私たち2人を待ち受けているか、分かりませんが、とりあえず、彼の両親と私の両親からのお許しを頂いたので、彼のアパートに今月末、クリスマス前に引っ越す事にしました。残念ながらうちの両親と彼の両親との面会は延期になってしまいましたが、またいつかそういう機会を持てたらなぁ~と思っています。本当にありがとうございました。この場をお借りしてお礼の言葉を述べさせてください。そしてこれからもまた私たち2人をどうかよろしくお願いします。Love and miss you so much,
2003年12月01日
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Dear My Honey, 先週末の話になってしまうけれど、こちらではThanksgiving でいつもよりちょっと長めの週末だった。私は彼のおじいさんおばあさん夫婦から親戚約30人が集まるディナーに招待されて彼と出かけた。Thanksgiving の当日、私たち女性陣は、ディナーの準備で台所でごった返していた。彼はというと、特に何をするわけでもなく、カウンターに座って、時折私たちに話しかけては、皆が忙しくしているのを尻目に、ジュエリーのカタログを見ていた。そんな時、突然彼が思い立ったように私を呼んだ。私に連れて行きたいところがあると言うのだ。まぁ~~~たはじまったぞぉ~~。今度はなんだ、なんだぁ~~~~。私は彼に尋ねた。“連れて行きたいところってぇ, honey?”“いいから・・・。”“いいからってなによぉ~~~, honey.”“そのうち分かるから・・・。”そう言って彼は私の手を取り、皆に行き先らしき場所の名前を告げて、玄関を出た。“私、今晩のディナーの夕食のお手伝いしないといけないのに、こんな忙しい時に抜け出したら、皆に悪いよぉ~~~。”“皆もう知ってるから大丈夫だよ、俺がどこへ行くのか・・・。”“じゃあ、どこよぉ~~~, honey.”“どこでもいいよ, baby.”そう言っている間にスーパーマーケットに着いた。そして彼はその中にある花屋さんへ立ち寄って花束を買った。私にはますます彼が何処へ何をしにいくのか分からなくなってしまった。“ねぇ~~。どこに行くの?何でお花がいるの, honey?”“もうすぐ分かるよ!”“ふぅ~~~ん”何処へ連れて行かれるんだろうとあれこれ考えている間に目的地に着いたと彼が言い出した。あたりを見渡してみるとそこは墓地・・・。“なんでここに来たの?”そう言って彼に問いただすと、彼は車を止め、私の手を引いてある墓石の前まで私を連れて行った。“ん?”私はその墓石に刻まれている名前を読んでみた。“あっ。”そう・・・。彼が私を連れていきたかった所というのは亡くなった彼のお父さんのお墓だった。彼は彼のお父さんのお墓をきれいに掃除し、枯葉や雑草を取り除き、買ってきた花束を捧げ、そっと墓石に手を当てて、しばらくの間、祈りをささげていた。“これが俺の亡くなった親父の墓なんだ・・・。”その言葉から始まり、彼は私に彼のお父さんのことや彼との思い出を約20分くらい、色々と話してくれた。そしてその終わりに彼は再びお父さんの墓石に手を当て、話しかけた。“残念ながら親父に会わせることは出来なかったけれど、この女性が俺の最愛の女性なんだ。俺はこの女性と一緒に残りの人生、親父が生きれなかった分まで生きて行こうと思う。そして幸せになろうと思う・・・。ありがとう、親父・・・。ありがとう・・・。アーメン。”私は涙がこぼれそうになるのを必死でこらえた。そうだったんだぁ~~。彼は亡くなったお父さんに私と一緒に報告に来たかったんだぁ~~。そんな彼の思いを初めて知った。その彼の思いが嬉しかった。心から嬉しかった。それと同時に、彼の幸せな姿をお父さんにも見せてあげたかった・・・。そう思うと心が締め付けられる思いで一杯だった。私も彼に続いて墓石に手を合わせた。そんな私を彼はしばらく抱きしめていてくれた。彼と一緒にならせてください、お父さん・・・。Love and miss you so much,
2003年11月29日
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Dear My Honey, 忙しかった1日が無事終わり、私は帰宅の途についた。その後に予期せぬ事が起ころうなんてこれっぽっちも考えず、彼に会いに行く事だけを考えながら車を走らせた。そして、駐車場に車を止め、書類の入ったかばんを抱え、冷たい風が吹く中、急いでアパートへと駆け込んだ。そして暖房をつけ、コーヒーをたてながら、PC が立ち上がるのを待っていた。この待っている数分の間、コーヒーの香りが今日も一日お疲れ様と言わんばかりに私の疲れた身体を癒してくれる・・・。そして、PC が立ち上がり、メールをチェックする。これが私が帰宅してから最初にまずやることである。いつもと変わらぬ事をただいつもと変わらぬように・・・。ところがその後に全く予期せぬ事が起こったのである。母からの一通のメールが届いていた。それが事の始まりである。その内容はと言うと、父が母と一緒にhoney の両親に会いにたずねて来たいというのだ。それは一向に構わないし、何の不都合もない。ただ、そうなると私は彼のアパートに今すぐ引っ越すわけにはいかなくなる・・・。もちろん私はまだ、彼のアパートに引っ越すということは両親には話をしていないし、私たちの間では、honey がこの冬日本の私の実家に来たときに、その前できちんと話をしようという段取りでいたからだ。それに、うちの父は頭の固い典型的日本男児・・・。このようなことを電話やメールで簡単に済ませてしまうと、後で何を言われるか分かったものではない。うちの家での決まりごととして、大事な事を相談したり話したりするときは、両親の前できちんと正座をして話をし、お願い事があるときにはきちんと頭を下げてお願いすることという、父の作ったルールがある。それを破ればただではすまない。そのルールを破ってしまったばかりに許してもらえるはずの事さえも許してもらえなくなる事などざらである。さぁ~~困った。とりあえず私は今引っ越すべきではないという事だけは分かった。今、ここで父を振り切って引っ越してしまえば、私はおろか、せっかくのhoney の印象が悪くなり、将来を許してもらえる可能性さえも無きにしも非ずだ。私は仕事を持ったいち社会人であるから自分の人生は自分で切り開いていかなければいけないし、自分で歩いていかなければいけない。けれども、やはり私にとって親は親・・・。ここまで育てくれた以上、両親を飛び越える訳にはいかない。Honey がこの事態をどう処理するか、どう考えているか、私にとっても彼にとっても重大な決断を迫られている時期にあるのかもしれない。それとももしかして・・・?私たち2人が結婚できる要素が知らず知らずの間に先に勝手に整ってきてるのかしら? Love and miss you so much,
2003年11月26日
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Dear My Honey, 彼が彼のアパートに引っ越してこいといい始めてから、1日が経った。私は、彼の一時的な感情でそういったのか、それとも本当にそう思って言ったのか、もう一度問いただしてみた。“ねぇ, honey.”“ん?なにぃ, baby.”“私、本当にここに引っ越してきても大丈夫なの?ほんとぉ~~~~~に、ほんとぉ~~~~~に大丈夫なの?ねぇ~, honey. 何もかも正直に教えて・・・。お願いだから・・・。”“俺は、ただお前の顔を見ながら最後の半年間、お前と離れ離れになる前に一緒に生活したいから、ここに引っ越してきて欲しいと思っているだけだよ。他にはないもないよ, baby.”“ほんとぉ~?honey.”“あぁ、ほんとだよ。俺を信じてここに引っ越してきても大丈夫だよ。俺はお前の今までの生活を変えるつもりもないし、お前に依存するつもりもない。もちろんお前にそうして欲しくもないしなっ!ここは寝室とダイニングキッチンとリビングしかないけど、お前のいいようにしていいよ。お前が仕事をするのに机がいるのなら、俺の今使ってる寝室にある机をお前にやってもいいしな・・・。俺は何処でも仕事が出来るから・・・。それにな, baby. 俺はな、3年の任期を終えてお前のところに帰ってきた時は、今度はそれぞれの部屋、リビング、そしてダイニングキッチンのあるアパートにお前と一緒に引っ越そうとも考えているんだよ。そのためにも、俺たちは資金が必要だし、もちろん本当に一緒になるのならそのための資金だって馬鹿にはならないだろ!そういう色々な要素もあって、たった6ヶ月間だけどここに引っ越してきたらどうかって言ってるんだぞ, baby.”彼の言っている事はとってもよく分かる。ただ私と住みたいと言っているのではなく、私の今現在のことを尊重し、そして私たちの将来のことをきちんと計画に入れて考えた上で引っ越してこいと言ってくれているのが手に取るように分かる。彼がわたしを大切に思い、真剣に将来のことを考えてくれていることだって理解できる。そこまで彼が将来設計をしていたとは話を聞くまで正直知らなかった。これなら、彼のところに引っ越していっても大丈夫かなぁ~~とも思い始めた。“大丈夫だよ, baby. 俺のところに越してこい。何にも心配は要らないから・・・。 Please stay with my forever, baby. Because I do love you always and forever.”そう言って彼は私をいつもよりも力強くギュッとしばらく抱きしめていてくれた。私は彼の腕に抱かれながら、どこにも行かないで!私のそばにずっといて!と呪文のように何度も何度も繰り返した。Love and miss you so much,
2003年11月24日
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Dear My Honey, またまた何か風向きが変わりそうな予感がする今日この頃・・・。週末は2人でゆっくりしていたその時のこと。何からそんな話になったのかは定かではないが、またまた思いもよらぬことが・・・。彼の口からこんな言葉が飛び出した。“お前、来年の1月でアパートの契約切れるんじゃなかったかぁ?”“そうだよ!なんでぇ~, honey?”“いや、もしも契約が切れるんなら、ここに来て俺と一緒にすまないかなぁ~と思ったんだ!”“ここにぃ?”“そうすれば経済的にもお互い楽だろぉ~!”“そうだけど・・・。”“それに俺達がこうして一緒にいられるのも後半年・・・。そうしたら嫌でも最低3年間は離れ離れに暮らさないといけないんだぞ!だからそうなる前に、俺はお前と出来るだけ一緒にいたいんだ!”“じゃあその後、私はここにすみ続けないといけないの?”“それでもいいなぁ!”“そんなのいやよぉ~。だって長い間ずっとここでいろいろな事をしてきたじゃない!喧嘩もしたし、仕事もここでしたし、お互いの仕事の事だってここで議論したし・・・。”“忘れんなよ!くすぐり合いもしてきたよな!結構やったよなぁ~~。(笑)”“そんな思い出の詰まった部屋に私1人を残していくわけぇ~, honey. やめてよぉ~。そんなの私に出来るわけないじゃないよぉ~。辛すぎるもん!この部屋で3年間よ!嫌だそんなの!私絶対に嫌だからね, honey!”“じゃあ分かった!ここには住まなくてもいい。半年だけでもいいから俺と一緒にここに住んでみないか!いや、一緒に住んで欲しいんだ!その後は、俺がこの国を出る前にお前に違うアパートを探してやる。そして契約の時にはお前の保証人になってやるから・・・。一生の保証人になってやるから・・・。”“・・・”“だから一緒に住まないか?”“・・・”“それだけじゃないんだ, baby. 俺は今までずっとお前と一緒に住みたいと思ってきた。でも、お前の色々な事情や理由があったから・・・。でも、本当は俺の中では、いつもお前の寝顔におはようってキスをして、俺の一日が始まる。そして、お休みのキスで一日が終わる。そういう生活がお前と出来たらどんなに幸せだろうって思ってきたんだ。お前の顔を毎日ずっと見ながら生活がしたいんだ。それが今の俺のささやかな幸せなんだ。分かるか, baby.”“分かるよ。でもね, honey. 私思うの。あんまりそうやって私に愛してるとか、私とずっと一緒にいたいって言い続けたり、強い思いをずっと持ち続けてると、いつかきっとそんな自分に疲れる日が来るよ!そして、その疲れた時に私を愛する気持ちや、私に対する思いがきっと一気にさめるよ。その時が来たら今度こそ、私たちのこの関係はきっと終わるよ。そして別れがやって来るよ。だから今の距離くらいがちょうどいいんだって私は思うんだけど・・・。3年たってから一緒に住み始めても遅くはないんじゃないかなぁ, honey?”“たしかにお前の言う事は正しいと思うし、そういうカップルを俺も何組か知っている。でも、俺は違う。俺の今のこの気持ちは変わらないし、お前を幸せな気分にしたいからI love you って言ってるわけじゃない!本当に心の底から俺はお前を愛しているから、俺のその心が自然に言わせているんだ。言わずにはいられないんだ。それに、お前と一緒に同じ時間を過ごしたいと思うからこそ、ここに引っ越してきてほしい、6ヶ月だけでいいから俺と同じ時を一緒に過ごして欲しいってそう願っているんだ!俺はお前の横を今も昔もそしてこれからもずっと変わらず気持ちで一緒に歩いて行ける自信だけはある!この気持ちは絶対に変わらない!俺が死ぬまで変わらない!何があっても俺はお前を独りにしないし、お前から絶対に離れない。3年という時が俺達を離れ離れにする前に、俺の脳裏にお前の全てをしっかりと焼き付けておきたいんだ!そしてその同じ女性のところへ俺はまた戻って来たいんだ!だから・・・”“ふぅ~~~ん。でも、今度喧嘩したら、私、逃げ道ないし・・・!”“その時は、今度はお互い一つ屋根の下に住むわけだからしっかり話し合おう。俺達はそれが出来るカップルじゃないのか, baby. 今までだってそうしてきたはずだぞ!そしていろいろな事を乗り越えてきたはずだぞ!だから逃げ道がないなんて心配しなくていい!きっとうまくいくから・・・, baby.”“かなぁ~~???”“大丈夫だよ, baby. 何も心配しなくていいから、俺のところへ引っ越してきてくれないか?そして6ヶ月一緒に俺と住んでくれないか!それだけ俺にはお前が必要なんだ!俺はお前とそれだけずっと一緒にいたいんだ!お前のためにこのアパートに毎日おまえの顔を見に帰って来たいんだ。6ヶ月間だけでいいんだ!俺のそばにずっといてくれないか, my beautiful baby.”私は考えた。これで6ヶ月一緒に住んでみて、だめならまだやり直しがきくし、後戻りも出来る。けれどももし、一緒に住まずに結婚をして、その後で受け入れられないいろいろな現実を見てしまった時には、ひょっとすると修復不可能かもしれない。そう思うと、6ヶ月間だけならお試し期間で住んでみても悪くはないかなぁ~と思った。それにその後私はここに住み続けなくてもいいわけだし、新しいところをまた探してくれるって言ってるわけだし・・・。それに私が彼のアパートに遊びに行っている時は例え彼女でも、私はいつもゲスト気分でいるけれど、それが一緒に住み始めればもう私はゲストではなくなるわけだし、好きなようにも出来る・・・。そう考えると6ヶ月間、彼という人間を彼氏としてではなく、ひとりの人間としていいところも悪いところも全てじっくりと観察出来るいいチャンスでもあるし、2人の間に色々と細かな決まりごとを作っていったり、将来のことをいろいろと話し合ったりするのにはちょうどいい機会でもあるのかもしれない・・・。そして何よりも、飾らない自分をそのまま彼の前にさらけ出し、それによって彼がどう反応するのか、それでもこんな私でも受け入れてくれるのか。それを見てみるのもいいかもしれない。そう思いながらいるが、でも本当のところはどうすれば一番いいんだろうか。短い間だけれど一緒に住むという事が本当にいいことなのだろうか。自分に何度も何度も問いただしてみるが、心は揺れに揺れ、まだ悩んでいる。そうしている間に契約の更新日、12月20日がやってくる。Love and miss you so much,
2003年11月23日
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Dear My Honey, “洗濯物、手伝ってあげようかぁ?”私は忙しそうにしていた彼にそう言って声をかけた。“お前が手伝ってくれるならそれでもいいよ!でも、無理にとはいわない・・・。”“ん?それってどういうこと?”“お前が手伝ってくれるならありがたいけど、それを義務のように感じて手伝おうとしているのならゆっくりしてていいよってこと・・・。”“ん?じゃあ、本当はどっちなの?して欲しいの、して欲しくないの?”“だから、お前がしてくれるのならそれはそれで嬉しいけど、でも無理には頼まないよって事!”“じゃあ、自分の本当の気持ちはぁ?”“だから言ったろぉ。俺はどっちでもいいよって・・・。”“ねぇ、ねぇ, honey. 本当はいつもそうやって自分のいいたいことをお腹の中にしまってるでしょう!違う?”“いや?しまってないよ!俺はいつもちゃんと正直に全てを言ってるよ!”“私はそうは思えない時があるんだけどなぁ~。だって, honeyは優しすぎるんだもん! ”“そうかなぁ?”そんなこんな言っているうちに彼の洗濯物は全て片付いていった。そして私たちはソファーに座って続きを話し始めた。“Honey, 言っとくよ。我慢と妥協は違うからね!2人の間に妥協は必要でも我慢は必要ないからね!それをずっとやってると、いつか必ずストレスが溜まっていって別れが来るからね!それだけは私は嫌だからね!”“分かってるよ!でも、それは違うんだ!お前が幸せなら、俺は少しの我慢ならしてもいいと思ってるんだ!例えばなっ、いいかぁ!俺が今日はメキシカンフードが食べたいなぁ~~~と思っていたとする。それを俺がお前に言う前にお前が中華が食べたいといったとする。そういう時は、俺は自分にとってメキシカンがそんなに重要なチョイスじゃないんだ!どうでもいいチョイスなんだ!たまたま、メキシカンでもいいかなぁ~と思って口をついて出た程度のものなんだ!だから別に中華でもいいんだ!それに俺は中華も好きだしな!それよりもお前が、中華を食べたいって言ったその気持ちを汲んでやるほうが、お前にとっても幸せだし、そんなお前の顔を見ているほうがもっと俺を幸せにしてくれるんだ!分かるかぁ~, baby. ”“ふぅ~~~ん。じゃあ, honey は全然私がやることには反対しないわけだぁ~!”“そうじゃぁ~ないんだなぁ~、これが・・・。いいかぁ~, baby. 例えばなっ、お前が今からどうしても日本に帰りたいから、日本に帰る準備をしてよぉ~ってダダをこねて俺に頼んできたら、それはちょっと待てって反対する。どんなにお前がかわいい顔して泣いて頼んできても、そこは絶対に俺の意見は曲げないし、許さない!第一それはどうでもいい事ではないし、筋が通っていないから・・・。そこまで俺の意見を曲げてまでお前に合わせて我慢をしようとは思わないしな!”“ふぅ~~~ん”“俺の言ってることが分かるかぁ, baby? 俺にとってどうでもいい事なら、俺はむしろ、お前を幸せな気分にするためにお前の意見を出来るだけ優先してやりたいんだ!でも、俺にとって大事な事や、譲れない事は譲れないし、もしかしたら、お互い妥協をしないかってお前に頼むかもしれない!”“それでhoney はストレスがたまらないの?満足してるの?何のわだかまりもないの?”“ないな、今のところ・・・!ずっとそうやって来たけど、お前にそう聞かれるまで気づかなかったし、そんなこと考えた事もなかったなぁ~!”“ふぅ~~~ん”“何も考えずに、ただお前が幸せそうにしているその顔が見たくて無意識のうちにやってきたのかもしれないなぁ~~。不思議だよなぁ~~。”“不思議?”“おぉ~。お前に出会ってから、仕事場でどんなにつらい事があっても、どんなに仕事で疲れてへとへとになって帰って来ても、お前の顔を見たら、その次に日にはもう何もなかったように元気になってるんだよなぁ~~。今までの俺だったら、うつ状態になってそれが2週間はゆうに続いていたからなぁ~~~。”“2週間???”“そうだよ。それが、お前と出会ってからすっかりなくなったのに今気が付いたよ!そう言えば・・・。”“でも私、特に何もしてないよ!”“だからいいんだよ、baby. そのままのお前でありのままのお前を俺に見せてくれるから、だから、俺も何も飾らないで、背伸びすることなく、安心してお前の前で全てをさらけ出せるんだろうな!仕事ではそうはいかないからなぁ~~~。”“喧嘩や言い合いしても?”“だから、いいんだよ!喧嘩や言い合いがなかったら、それは俺やお前がお互いの前で本当の自分を出し切ってないって事じゃないかな?”“なのかなぁ?”“だと思うよ、俺は・・・。”“じゃあ、私に対しては我慢もしてなければ、隠し事もないのね。いつも心地よく素のままの自分でいられるのね。”“そうだよ, baby!”“それならいいんだけど・・・。ちょっとそれが気になっただけ・・・。”“お前が今のままでいてくれれば俺は、それが一番俺にとってベストな状態だよ, baby!だから何も心配しなくていいよ!言いたい事があるときにはちゃんと言うし、怒らないといけない時にはお前が怖気づいて、もうこのアパートに帰ってこないくらいの大声を出して怒鳴ってやるから心配するな!”“フンだ!分かってるくせに!”そう言いながら彼は私にウィンクをして、抱きしめてくれた。Love and miss you so much,
2003年11月17日
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Dear My Honey, “私、やっぱり才能ないかもしれない・・・。”私はそう呟いたけれど、本当は悔しかった。言葉には言い表せないくらい、悔しかった。2年間かけて書き上げた約30ページの論文。企画から調査まで、とにかく自分ひとりで仕上げたプロジェクト。それが会議にかけられ、その結果、1日にして、ただの紙切れの束となってしまったからだ。今まで背負っていたものすごいプレッシャーと疲労で、言葉も涙も全て失ってしまい、送られてきた書面をただじっと見つめるだけだった。“最初からそんなに期待はしていなかったけどねぇ・・・。でも、それよりも何よりも2年間、がんばったのにぃ・・・。世の中ってやっぱりそんなに甘くはないね・・・。努力したものよりも、才能ある者が成功するのかなぁ~・・・。”この企画は私にとって、新しいポジションを得るための絶好のチャンスだった。そのために2年前から私は自分の生活までもをすべてそれにあわせて生きてきた。なのに、私はそれを逃してしまった・・・。そのショックは大きかった。どんな形容詞を並べても表現できないくらいに大きかった。計り知れないくらいに・・・。“一生懸命やったのになぁ~~。”“知ってるよ。お前が休日返上で頑張ってたのも、俺はずっと見てきたからな・・・。寝ずに夜中じゅう起きて仕事していた日も、俺は見てきたしなぁ・・・。だから、お前のその気持ちは俺の事のように分かるよ・・・。”“情けないよなぁ~~。やっぱり才能ないのかなぁ~~、私って・・・。”“才能がないわけじゃないよ、お前は・・・。”“だってもしも才能があったら今回のプロジェクトだって、成功してたかもしれないんだよぉ~。なのに・・・。”“皆どんな人間だって才能は持ってるんだよ, baby. ただ何が違うかっていうと、みんなそれぞれがそれぞれに情報を持っていて、その情報をどう使うかなんだよ。それを生かすも殺すもその人間次第・・・。そしてそれを使いながら、今度はそれを自分の中に取りいれて、考え、表現し、そしてどこまで今度はそれを自分のものとして新しいものに出来るか。それを絶え間ない努力によって、見つけ出した人間こそが、才能がある人間だと言えると俺は思うんだ!たとえば、それが陸上選手なら、走るための色々なテクニックを色々な選手の走りを見て得る。そしてそこで得た他人のフォームを今度は自分のフォームに取り入れ、自己ベストを更新するための練習を日々重ねる。自己の記録を一秒でも更新するために・・・。だからそこで記録を出した彼らは才能があると言われて、スポットライトが当たるんだ!コンピューターを扱う技術屋だって同じだ。彼らもコンピューターの仕組みを誰よりも深く理解し、その情報を利用して、より新しいものを開発し、よりいい製品を世に送り出すために日々研究している。だからそれをしている技術者は才能があると言われ続けるんだろうなぁ・・・。”“ふぅ~~~ん。”“主婦だってそうだぞ!才能がないと主婦なんてやっていけないからな!たいしたもんだよな、彼らは・・・。” ”じゃあ、あたしは今回その部分の努力が足りなかったんだ!だから、例え私が才能を持っていたとしてもそれを発揮できなくて、認めてもらえなかったんだね。” ”それがそうでもないんだよ, baby!いいかぁ~。こっからがトリックなんだ!残念ながら人生にはもう一つの歯車があるんだ・・・。それは”運“という歯車なんだ。”“運という歯車?” “そうだ!運という歯車と、才能という歯車は必ずしもかみ合うわけではないんだ。かみ合う時とかみ合わない時とがあるんだ。そのかみ合った時には、物事がうまくいくんだ。だから、お前は才能がないないっていうけれど、それは違うんだ!今回たまたま、お前の場合、お前の才能という歯車と、運という歯車がうまく噛み合う時期じゃなかったんだ。だからうまくいかなかっただけなんだ。でも、忘れるなぁ~。いいかぁ~。大事な事は、お前がお前の才能という歯車をまわし続けていれば、いつか運という歯車と噛み合う日がまたやって来るからその日まであきらめるなってことなんだ。それを俺は今回お前に言いたかったんだ。分かるか?お前は決して才能がないわけじゃないんだ。それに、お前のその2年間という時間は決して無駄ではなかったはずだぞぉ~。今回のプロジェクトを通じて、お前はいろいろな事を学んだはずだぞぉ~。それは、お前の血となり肉となり、そしてお前のこれからの自信に繋がるから大丈夫だ・・・。安心しろ!足元だけをみるな, baby. もっと遠くを見据えて歩いてみろ。そうすれば、今のそのショックも乗り越えられるから・・・。そしてそれを踏み台にして、またひと回りもふた回りも大きい人間に成長できるから・・・。”そう言って彼は私を抱きしめてくれた。“どんな時も俺はお前のそばにいるし、お前をサポートしてやるから自信を持って人生歩いていけ!お前は、才能のあるすばらしい人間だから、そんなことで自分を責めるな。俺は逆に良くやったと褒めてやりたいくらいなんだぞ。”“そうかなぁ~。”“そうだよ!”“こんな私でもぉ?”“こんな私でもじゃなくて、2年という歳月を費やして1つの事に尽力したお前を俺は、自分の最愛の人としてとっても誇りに思うよ。そういうお前だからこれが俺の最愛の人だってみんなの前でも自信を持っていえるんだよ, baby. 分かるかぁ?”“こんな私でも, honey?”“そんなお前が好きなんだよ俺は・・・。だからこれからもずっとお前のそばにいてお前を応援してやりたいと思っているんだよ!負けるな, baby!お前ならきっと出来るから!がんばれ, baby! いつかまたチャンスはきっと巡ってくるから・・・。俺がついてるから大丈夫・・・。”Love and miss you so much,
2003年11月14日
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Dear My Honey, 私は今まで彼に対して散々な事をしてきた。彼の友達との関係をぶち壊して彼を精神的にボロボロにしてしまったり、彼の大切な人を傷つけてしまったり・・・。それでも彼は私のそばから去ろうとはしない。同じ質問を何度繰り返してみても、同じ答えしか返ってこない。それは彼が本当に望んで私のそばにいるのだろうか?それとも、その後に襲い掛かってくるであろう孤独を避けるために私のそばにいるのだろうか?私には分からなくなっていた。そんなことをして彼をボロボロにしてしまい、ひょっとするとこれからの彼の人生を更にめちゃくちゃにしてしまうかもしれない女性のそばに何故、そうやってずっといっしょにいると言えるのだろうか?好きだと言い続けられるのだろうか?いったい彼の中の何がそうさせているのだろうか?私は彼の本当の心が知りたかった。彼を信じるためにも彼の本当の心のうちを知りたかった。そこで私は彼に提案した。“ねぇhoney. 私ね、honey と一緒にカウンセリングを受けたいと思うんだけど・・・?”“なんのや?”“誤解しないでね。私、決してhoney を疑っているわけじゃないのよ。ただ、honey が本当は何を考えているかが知りたいの。どうして私のそばにそうやってずっといられるかが知りたいの。こんな私を何故好きでいられるかが知りたいの。自分の中でその答えを見つけようとするんだけれど、見つからないの!だから・・・。”“いいよ。俺は一向に構わないよ!俺は誰が何を聞いたって本当のことしか言わないから・・・。お前がそれで気が済むなら一緒に行くよ!”“ありがとう, honey. ”そうしてその日の夜、仕事が終わってから、私たちはカウンセリングを受ける事にした。*******************************************************カウンセリングは約1時間くらいだった。“あなたの悩み、聞かせて?”“私は彼に会うまで、色々な恋愛をし、傷つき、そして最愛の人を亡くし、こんな事が次から次へと起こるのなら、もう恋愛なんて2度としないし、もう誰も愛さないと決めて、自分の殻の中に長い間ずっと閉じこもっていました。どのくらいの期間かは覚えていませんが、当然のことながら、結婚なんて考えられないし、考えたくもないと思っていました。そんな時に私の前に、1人の男性が現れて、その硬い殻を来る日も来る日もぶち破り続けたのです。その男性というのが、この彼なんです。彼は私がこの殻の中から出てくるまで私にメッセージを送り続けて、私がその殻の中から出てくるのをただずっと待っていました。そしてある日、私は勇気を出してその殻から出みたんです。そうすると彼はまだ私を待っていました。私は、こんな人も世の中にはいるんだぁ~と思いましたが、それでも過去の傷は消し去る事が出来ず、彼とはしばらく友達でいました。それがこの恋の始まりです。そしていつしか私たちは、同じ時を過ごすようになり、いつとなく彼氏彼女の関係になっていきました。けれども、私たちが素敵な時間を過ごすようになったその反面、彼の周りにそれを快く思わない人が出てき始めたんです。そのひとりが彼の高校からの幼馴染でもあり、もとの彼女でもある女性だったんです。”“その時あなたはどうしましたか?”“私は、彼の幼馴染だからと思って全てを受け入れてきました。彼女は彼に色々な事でしょっちゅう電話をかけてきていました。それは私にとって快い事ではありませんでした。それでも、何も言わず私は目をつぶってきました。”“それは今はどうなっていますか?”“もう彼女からは連絡は来なくなりました。”“それは何故ですか?あなたからそうしたのですか?”“いいえ、彼が彼女にもう連絡をしてこないようにって電話で伝えたのです。”“そうした事に対してあなた(honey)はどう思いますか?それは正しい選択だったと思いますか?”“いいえ、僕は正直それは正しい選択だったとは思いませんし、今でも僕のしたことで幼馴染を傷つけてしまったと、心が痛みます。ただ、その時にはこうするしか方法がありませんでした。自分がしなければいけないこと、それは友達を守る事ではなく、愛する彼女を守る事だと思っていましたから・・・。ですから、傷つけてしまった幼馴染は僕が時間をかけて修復して行こうと思っています。だからこのことは決して彼女(あおい)のせいではありません。”“では、今、あなたの彼が言った事についてどう思いますか?”“例え、彼(honey)が友情関係を修復するとは言ってくれても、その原因を作ってしまったのはこの私です。私がある日突然彼の前に現れて、一緒に時間を過ごすようになってしまったから、それを快く思わない人が出始めて、その結果、最悪な事に彼の友情までもをぶち壊しにしてしまったんです。それは紛れもなくこの私です。”“で、あなたはどうしたいのですか?”“私は彼が大好きですし、彼を愛しています。でも、彼が私と一緒にいれば、私はまた彼の人生をぶち壊しにしてしまうかもしれません。それが怖いのです。それに、もう彼をそんな事に巻き込みたくないんです。だから、私は彼から去った方がいいのかもしれない。残念ながら私は彼と一緒にいるべき人間ではないのかもしれないとそう思うのです。”“あなた(honey) はそれでいいですか?”“いいえ、彼女(あおい)が、僕から離れていくことの方が僕にとってはもっともっと辛く悲しい事です。彼女が僕のところに来てから、僕の世界は変わりましたし、それは僕の周りにいる人間も口々にそういいます。僕の表情が明るくなったと!そして元気で満ち溢れていると!それだけ彼女は僕にとってかけがえのない女性で、もう2度とこのような素敵な女性に一生出会えないとそう思っています。それくらいに僕にとって彼女は大事な存在なんです。”“あなたは彼が言っている事についてどう思いますか?”“それでも、私は彼の友人を傷つけてしまいました。もしも私が、彼とこのまま一緒になれば、次は私たち2人は空中分解してしまいます。そしてお互いがお互いの人生を今以上にボロボロにしてしまうかもしれません。それだけは避けたいと思っています。私は彼を心の底から愛しています。本当に愛しています。だから、彼を鳥かごの中の鳥にはしたくないんです。鳥かごの扉をあけて、自由に大空へ羽ばたかせてあげたいんです。”“それは、僕にとって、自由を得た事にはなりませんし、僕は鳥かごの中の鳥だとは思っていません。僕はむしろ、翼の折れた飛べない鳥だったのが、新しい翼を得て、こうして鳥かごから新しい世界へと自由に羽ばたけるようになったとそう思っています。その羽はこの彼女です。僕は、この彼女なしでは大空を飛ぶ事が出来ません。この彼女がいなくなってしまったら鳥かごの中でまた生活をしなくてはなりません。それくらいに彼女が僕を変えてくれたんです。だから彼女が僕の幼馴染を傷つけたって、それでも僕はこうして彼女のそばにいられるんです。それくらいに僕は彼女を愛していますし、これからも愛し続けられる自信があるんです。”“あなた(あおい)はこの言葉を聞いてどう思いますか?”“私はそのような女性ではないかもしれませんし、彼の期待には答えられないかもしれません。けれども、これだけの言葉をいただけたことはとても嬉しく思いますし、何とかして彼を信じ、期待に答えられるように努力はしてみようと思います。”“あなたの彼のあなたに対する愛は、私は本物だと思うわよ!第一、他人の前でこれだけの事を何の迷いもなしに堂々と自信を持って言えるんですもの・・・。それにあなたは彼の幼馴染との友情を壊してしまったかもしれない!それでも彼はあなたと一緒にいたい。あなたがかけがえのない女性だって言い続けてるんですもの。あなたが彼に行ってもいいよって言ったって彼、今まで一度もあなたのそばを離れなかったでしょ。それは彼にとってそれだけあなたが大切な存在だって事じゃないのかしら?もしも、彼の幼馴染との友情関係を壊してしまって、あなたの彼がそれに本当に腹を立ててしまったのなら、その時点であなたと彼との関係は終わると思うわよ。違うかしら?冷静に考えて御覧なさい!”“付け加えさせてください。僕には過去に何人か彼女がいましたけれど、僕の性格上、今までの彼女達には、正直、心を許していない部分がありました。けれども、僕はなぜか分からないですけれど、彼女(あおい)といると、素の自分になれるんです。身も心も全てを彼女にゆだねる事が出来るんです。僕もどうしてなのか分かりませんが・・・。それに、仕事で一日でも彼女に会えない日があると、心にぽっかり穴が開いたようになってしまうんです。僕の残りの人生をずっと彼女のそばで彼女と過ごしていたいんです。彼女の怒った顔、笑った顔、拗ねた顔、全てをみながら生きて生きたいんです。それが僕の今の彼女に対する正直な気持ちなんです。”“でも、私(あおい)は、そんなに完璧な人間ではありません。彼は、私の悪いところを全く指摘してくれません。それがとても不安で、彼は本当に優しい人なので、私を傷つけないように、お腹の中に隠しているんじゃないかって時々思うんです。”“あのね、人間はね、完璧な人なんていないのよ。期待に答えようとしなくてもいいの。そうじゃなくて、彼にとってあなたは翼の折れた鳥の翼なんだって!いいじゃないそれで!一緒に彼と大空を飛んであげなさいよ!そして、2人で新しい世界を旅してみるのもいいんじゃないのかしら?彼は、そんなあなたが好きなのよ、きっと・・・。あなたは彼が期待するほどの人間じゃないって言うけれど、今のそのままのあなたが彼は好きなのよ。分かるかしら?あなたは彼をこの先また困らせるかもしれないし、彼を悩ませるかもしれない。それでも、そんな時も彼はあなたと一緒に歩きたいのよ。全てをともにしたいのよ。ここで言ってる彼の言葉にウソ偽りはないと思うわよ。だから彼を信じてあげなさいよ。そしてあなたは今のままのあなたで、彼のそばにいればいいのよ。トラブルメーカーでもいいじゃない!彼がちゃんと処理してくれるから・・・。その時にはありがとうって言えばそれでいいじゃない!彼もあなたを悩ませたりしてるんだから・・・。あなただけが自分を責めることはないのよ。愛する人が今のあなたがいいって言ってるんだもの。変わらなくてもいいと思うわよ!そのままのあなたで彼のそばにいてあげたらどうかしら?私(あおい)のそばを離れてもいいよなんて言ったら、彼がかわいそうよ。彼の気持ちも分かってあげないと・・・。大丈夫よ。この彼ならあなたのそばをしっかり歩いてくれるわよ!繋いだ手はちょっとやそっとでは離しはしない彼みたいだから・・・。ね!でしょ!また何かあったらたずねていらっしゃい!”そう言って、カウンセラーは部屋を出て行った・・・。少し落ち着いたような気もするが・・・。翼の折れた鳥の翼かぁ~~。Love and miss you so much,
2003年11月07日
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Dear My Honey, 彼のお母様が、亡くなられたご主人から頂いた結婚指輪を私たちにくれてから、彼は肩の荷が下りたのか、堂々と結婚に関する色々な話を私や彼の妹、そして、彼の母親ともするようになった。そして彼の口からこんな言葉までもが飛び出し始めた。“今年の冬、日本に行った時にはやっぱり俺達の事を俺の口からちゃんと説明しておかないといけないだろうなぁ~~。”“俺達の事って・・・?”“将来一緒になりたいってこと・・・。”“でも、突然うちに来てそんな事はなしたらきっとHoney の第一印象、悪くなるよ!”“だよなぁ~~。問題はそこなんだよなぁ~~。”“そうだぁ~!私にいい考えがある, honey! 私からプロミスリングの話や、お母様から頂いた結婚指輪の話なんかをそれとなぁ~~く話しておいたらどうかなぁ~~。そして、土台を先に作っておいたら・・・。”“俺が冬、お前のご両親に会いに行って将来的なことを話す話さないは別にして、少しずついろいろな事を報告しておいてもらえると、それがヒントになって、俺のほうも助かるけどな・・・。いずれにしてもいきなりは絶対にまずいからなっ・・・!”“じゃあ、私、うちの母に最近あったことを簡単にメールで説明しておくね。”“そうしてもらえると助かるよ, baby.”そう言って私は、早速母にメールを書いた。*******************************************************こんにちは、母さん。元気ですか?風邪など引いていませんか?季節の変わり目なので気をつけてくださいね。今日は、母さんにだけは、包み隠さず全てを話しておこうと思って、メールを書きます。本当は、手紙できちんと書かないといけないのかもしれませんが、色々事情もあるということで、そこのところはどうか許してください。先日といっても3週間くらい前でしょうか?私、彼氏から、プロミスリングをもらいました。あちらの習慣では、プロミスリングというのは、男性が、この人だって決めた女性に将来いつか一緒になろうという思いを込めて贈るリングなんだそうです。それは、もちろんエンゲージリングとは全く違うし、それほどの深い意味はありません。そして、そのあと、それを知った彼のお母様が、亡くなったご主人から頂いたという結婚指輪を見せてくださいました。彼のお母様がデザインされたのを彼のおじいさまが作ってくださったとか・・・。それを私のエンゲージリングにと彼のお母様が私たちに下さいました。彼のお母様と、親戚の方には、家族のように本当によくしていただき、特に彼のお母様からは、うちにぜひ来て欲しいというお言葉までいただきました。でも、だからといって、今すぐに一緒になるわけではありません。私たちにはそれぞれ果たさなければいけない夢があるし、それが最優先なので、2人の間ではそういう話は時々するけれど、今すぐに結婚ということは全く考えていません。それに、彼は結婚するに当たって、踏まなければいけない手順があるということもきちんと分かっているし、きちんと考えている人です。お互いそこまで子供ではないので、その辺は心配しなくて大丈夫だと思っています。私と彼との間には8歳というの年の差があります。けれども、長い間、彼と一緒にいて、もちろん色々な事はあるけれど、それでも、彼ならきっと私を一生大事にしてくれると思えるし、私の一番の理解者・・・。そしてどんな小さなことでもお腹にためず嫌な事は嫌だと正直に言えるし、思ったことはお互いが納得いくまで何日かかってでも話し合えるし、そして何よりも一緒にいてとても楽しいし、素の自分でいられるし・・・。彼は私にとって、自己発展できる良き友達でもあり、なんでも相談できる良きパートナーだということに気が付きました。将来はどうなるかはまだまだ分かりませんし、誰にも予測はつきませんが、この先ずっと一緒にいてもいいかなぁ~~~と、結婚しないと言い張っていたあの私が、やっとそう思える人に出会えたかなぁ~~と思っている今日この頃です。彼は彼なりに色々と考えているみたいです。この冬、彼と一緒に家に帰った時に、もしかすると、彼が何か考えているのかもしれません。けれども、それだけは私にも分かりませんし、彼が考えている事だから聞く必要もないし、ここは彼に任せようと思って、あえて彼には私から問いたださないことにします。ただ、いきなり何もないところに、彼がそれをしたのでは、せっかくの彼の素敵な印象が父さんと母さんの中で、悪くなってしまうので、そう思って、私が母さんにそっとヒントを与えておけば、母さんが父さんに話してくれて、皆がびっくりしないで済むし、彼にとってもそのほうがいいんじゃないのかなぁ?と思って、このメールを書くことにしました。長いメールになってしまってごめんなさい。本当はこういうことはきちんと手紙にしないといけないということは重々承知の上です。けれども、手紙にすると、どうしても母さんにワンクッション置く前に、父さんの目に触れてしまって、父さんをびっくりさせてしまうと思ったので、メールで書くことにしました。どうか許してください。母さんの意見や、父さんの反応をまた聞かせて頂けると嬉しいです。また何かあったときには連絡します。*******************************************************その次の日の朝、母から早速、メールが届いていた。さてうれしいビッグニュース!!やったね。大切に、大切にお付き合いしてきてよかったじゃない!そう~。あなたの事を皆さんがそんなに大切にしてくださっていたのね。親としては、子供が知らないところで、沢山の方から大切にしてもらえているという事ほど嬉しいことはないのよ。やっぱりうちの子だ!私の娘だと思いましたよ!でもね、人生って何が起こるかわからないし、何処で何が起きるかは誰にも分かりっこないのよねぇ~。時には本当に高い高いハードルを乗り越えなくてはいけない時もあるかもしれないの。今まで以上に辛いかもしれないの。でもね、お母さんは思ったの。きっと今の彼ならあなたを助けてくれる。そしてどんなときにもあなたと一緒にそのハードルを乗り越えてくれるって・・・。お母さんにはあなたの彼がそんな男性のような気がします。お会いした事はないからまだよくは分からないけれどね・・・。これは長年の女としての勘みたいなものかしらね・・・。もしも、彼があなたのすべてを本当に受け入れて下さるのなら、もうそこはお母さんの出る幕ではないわね。あとはあなたたち2人が決めていくことだものね。親がしゃしゃり出ていって、品定めをするようなことはお父さんもお母さんもするつもりはありませんよ。あなたが掴んだ幸せですもの。あなたを信じていますよ。だから、愛する人の所へ勇気を持って飛び込んでいきなさい。何も恐れる事はないと思います。あなたなら大丈夫!きっとやっていけるから・・・。お父さんたちにも話しておきます。もしもあなたの選んだ彼とあなたが本当に一緒になれたら夢のようね。結婚なんてもう絶対にしないって言ってたあなたが、ひとりの男性のもとへ嫁いでいくんですものね。そして、結婚式ではあのバージンロードを最後、お父さんが父親最後の儀式として、あなたと一緒に歩き、彼のもとへあなたを送り出すのねぇ~。考えるとちょっと寂しいような気もするけれど、それが子別れの儀式だもん・・・。そして、むこうの風習だと、結婚式の後のパーティーでは、花嫁さんになったあなたとお父さんがラストダンスを踊るんですものね。素敵じゃない!そんな日が来る事を心から祈っています。どうか、幸せになってね。母よりLove and miss you so much,
2003年11月05日
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Dear My Honey, 今週末は金曜日、土曜日、そして日曜日といつもより一日多い三連休ということで、2人して久しぶりに休みも取れてのんびりすることが出来た。今日は中日の土曜日。私は日ごろ出来なかった買い物を午前中に済ませ、午後からは、彼の買い物に付き合った。その時の出来事だった。彼が私を連れて行きたいところがあると言って、車を走らせた。どこに行くのかと何度かたずねてみたが、その行き先は教えてくれなかった。“ねぇ~~。どこに行くの?”“今に分かるよ。”“今に分かるって、言えないところなの?”“着いたら分かるから大丈夫だよ、そんなに心配しなくても・・・。”“なんなのよぉ~~~。教えてくれたっていいじゃないよぉ~~~。もぉ~~、いじわる!”“そのうち着くから・・・。”そう言って、2人でごたごた言ってる間にどうやら目的地に着いたようだ。そして彼に手を引かれて入ったお店というのは、宝石店だった。“・・・”彼は、私の背中をぽぉ~んとついた。“どれでも好きなのを見てごらん!”“ん?どれでも好きなのを見てごらんってぇ?”“エンゲージリングだよ。”“エンゲージリング?”“そうだよ!”“どうして今なの?”“俺がお前と離れないといけない時に、渡そうと思って・・・。それまでにお前の好みを色々知っておきたいと思って・・・。だから、好きなデザインを選んで良いよ。お前の欲しいのを・・・。これが指に似合うかなっていうのを・・・。俺は、お前が選ぶのを横で見てるから・・・。”“・・・”私はあまりの現実的な話に言葉を失ってしまった。彼がここまで私のことを本気で考えてくれているとは思っていなかったからだ・・・。“それにしても、やっぱすごい値段するなぁ~~~。給料の三か月分とはよく言ったもんだよなぁ~~~。”“でもまだ逃げ道はあるよ。結婚しなかったらいいじゃない!それか、他の女性のところへ行けば良いじゃない!選択肢は色々あるよ!”“お前も意地悪だな!俺がお前から逃げられないっていうのを知っていながら・・・。”“私は止めはしないから、いつでも好きなときに私のそばからいなくなってもいいよ!”“ばかだなぁ~~~。なわけないじゃんよぉ~~~。俺は、お前からこの先ずっと離れないし、ずっとずっと死ぬまで一緒だよ・・・。何度もそう言ってきたろう!だからそんな事は気にしなくてもいいよ!だから、好きなのを選んでいいよ・・・。今回は目をつぶろう・・・。その代わり、毎日身につけられるようなデザインを選べよぉ~。せっかく高いお金を出して買うんだから・・・。それにその指を俺も毎日見ていたいしな・・・。““はぁ~~~い!”どうやら彼には、色々な計算があるらしい・・・。“でも、その前に、うちの両親にもお願いしないとね・・・。私からは頼めないから・・・。”“その時期もちゃんと頭の中に入ってるから心配しなくて良いよ、お前は・・・。”“それよりも一番の問題は、俺がお前にこの指輪を渡したときに受取ってくれるかどうかだよなぁ~~。それが俺にとっては一番の恐怖かもなぁ~・・・。”“どうかな?ごめんなさいって言ったりして・・・。”“それだけはさけたいなぁ~~~。”そう言って彼は、いつものように耳元で囁いた。“I love you so much! Always and forever, my beautiful baby!”そして、おでこにキスをしてくれた。彼がいつ、私を驚かせるのか、いつ、そのような事をするのか、私には全く想像もつかないし、もちろん聞いたって教えてはくれない!楽しみなような、でも、こんな私で本当にいいのだろうかと不安なような・・・。目の前にある愛が大きすぎて、私にはまだ実感がわかない・・・。今までに経験した事のないような何かが今、動き出そうとしている・・・。そして今日も、左手の薬指にいつか違うリングに変わるであろうプロミスリングが輝いている。Love and miss you so much,
2003年11月01日
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Dear My Honey, 私はこれでいいのか、ほんとうにこれでいいのかと、プロミスリングを見つめながら自問自答していた。人を傷つけたうえに、彼の人生までめちゃめちゃにしてしまいそうな気がしてならなかった。出来る事なら、彼を自由にしてあげたいと思った。それが出来ないなら、私から去ってもいいとさえ、思うこともあった。そんな中、先週末、私たちは、彼のお母さんの誕生日という事もあって、彼の家に2人で呼ばれることになった。その席での出来事・・・。私が左の薬指にはめているリングを見逃さないわけがない・・・。来る人来る人皆が私のそばに寄ってくる・・・。そして、私の左手の薬指を覗き込むようにしてリングを見るその目は鋭い・・・。私は、自分の指からそのリングをはずして彼に渡すと、そのリングは次々と人の手へと渡って行った。“どうしたの、これぇ、J(私の彼)。”“どうしたのってプロミスリングだよ!”“あんた、これ自分で買ったの?”“そうだよ!”“プロミスリングってどういう意味があるの?”“エンゲージリングの前・・・。つまり、いつか結婚しようなっていう約束のリング・・・。”“じゃあ、あんた達結婚するつもりなの?”“そのつもりだよ!”“じゃあ、彼女にお給料3か月分の婚約指輪も買う予定でいるんだ!”“そのために今働いてんじゃんよぉ~~~。”“そうなんだぁ!”“そうだよ!”そんな話が私の目の前で冗談交じりで弾んでいたが、私の耳にはそんな話題など止まる事もなく、それとは反対に、心の中がざわついていた。どうやったら、彼のこの言葉を、彼の言葉として受け止められるのだろうか。全く自信のない自分・・・。彼の人生をめちゃめちゃにしてしまうかもしれない自分・・・。私には彼のパートナーになる資格などないし、私じゃない人がもっと他にいるはずだ。そう思うと、彼や、彼の家族に対して申し訳ない気持ちで一杯になり、みんなの輪の中になかなか入ることが出来なかった。そこへお母さんが、何やら小さな引き出しを持ってダイニングテーブルのところにやってきた。“J!これ、亡くなったあなたのお父さんからもらった結婚指輪・・・。あなたが結婚する時に、相手の人に指輪をプレゼントする時にでも、使ってくれればと思って、ずっとしまっておいたの。”“これ、貰ってくれるかしら?”“おふくろ、まだ早いからぁ~~~。しまっておいてくれよぉ~~。いるときにはまた頼むからぁ・・・”“分かったわ。じゃあ、その時まであなたの寝室のたんすの引き出しにしまっておくから・・・。”そんなこんながありながら、時間が経つのは早く、私たちは帰路についた。“今日ね、皆が私のリングを見て、冗談を飛ばしたり、きれいねぇ~~~って言ってくれたり、お母さんがリングを見せてくれたりしてたでしょ!でも、本当は皆、どう思ってると思う?”“おふくろは、いつだったか忘れたけど、俺にちゃんと言ったよ。今までの彼女の中で、お前と俺のカップルが一番お似合いで、一番幸せそうに見えるって・・・。”“そうかなぁ~~~。こんな私でも?トラブルをいつも引き起こしてあなたを困らせるような女でも・・・?”“俺もびっくりしたんだけれど、お袋は今まで、俺にすら、亡くなった親父からのリングを見せた事がなかったんだぞ!それをお前にって差し出したんだぞ!っていう事はそういうことなんじゃないんかぁ?俺の家族はお前をもう家族と思って、受け入れてくれてると思うよ、俺は・・・。。だからそんなに気にしなくても大丈夫だよ!もしも、お袋がお前を受け入れていないとしたら、とっくに俺のところに言ってきてるよ!やめた方いいよって・・・。お袋の性格上な・・・。”“そうかなぁ~~。でも私は、全然自信がないんだもん、あなたのパートナーとして生きていく・・・。”“人間誰しも完璧じゃないよ!だから今のままのお前でいいよ。そのままのお前が俺は好きだから・・・。ほかの事は気にしなくてもいいから、そのままのお前で、俺のそばにいつもいてくれたらいいよ!分かるかぁ?俺の言ってる事が?”“分かるよ。でも、こんな女だよ!それでもいいの?そうだと知ったら、家族の皆がっかりするよ!”“お前は、そんな女じゃないよ!心配するな・・・。”“やっぱり私には自信がないよぉ~~~。”“そのままのお前でいいよ。何も変わらなくていい。そのままのお前で充分だよ。だから、俺はお前にプロミスリングを渡す決心がついたんだよ。いつも誰よりも人のことを思うその思いやりと、素敵な笑顔、そしてそのきれいな心。それだけを持って俺のそばにいてくれればそれでいいよ!”“ふぅ~~~ん。よく分からないけど・・・。”そこまで言われてもまだ、私には彼の言葉を信じることが出来なかった。それは、自分に全くと言っていいほど自信がないからだということも分かっていたし、そんなに皆から言われ、思われるほどの女性ではないということも、分かっていたからだ。この先どうしたらいいのだろう。私の中での結論はまだはっきりとは出ていないまま、今日も、左手の薬指にプロミスリングだけが輝いていた。Love and miss you so much,
2003年10月27日
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Dear My Honey, 私のまだ悩んでいた。人を傷つけておきながら、そ知らぬ振りして自分だけが幸せになる事がいいことなのかどうなのか・・・?何度も何度も自分に問いかけてみたが、その答えは見つからなかった。そんなある時、彼が私に飛行機のチケットを渡した。彼が出張へ行くからその時に私も連れて行くというのだ。3泊4日の小旅行・・・。”ここ最近お前を取り巻く環境がお前を疲れさせてしまって、見ているだけでも、かわいそうになるくらいに元気がなくなっていくのを見て、俺に何か出来ないかなぁ?してやれないかなぁ?と思って、お前を俺と一緒に旅行に連れて行ってやろうと考えたんだ。お金の事は心配しなくてもいい。俺が全部面倒を見てやるから・・・。お前にはずいぶん苦労をかけたし、その時に俺はお前を守ってやれなかったから・・・。””ふぅ~~~ん。それで自分のお財布の中は大丈夫なの?別に無理しなくてもいいからね・・・。””お前こそそんな心配をしなくてもいいよ。それよりも俺と一緒に旅行に行って一緒に楽しんで欲しいんだ。何もかも忘れて・・・。””ふぅ~~ん。連れて行ってくれるなら・・・。”そう言って私たちは、旅行に行く事になった。***************************その旅行は本当に楽しかった。何もかも忘れて、二人だけの時間を堪能できた。それが、私にとってとてもいい気分転換になった。誰にも邪魔される事のない2人だけの時間・・・。これが私が欲しかったものだった。他には何もいらなかった。2人で、夕食を楽しんでいる時だった。彼は、例のリングを持ってきていたのだった。そして、すぅ~っとテーブルの上にその小箱を差し出した。”受取って欲しい。もう一度、受取って欲しい。他の誰が、なんと言おうと、俺はお前をこれから先ずっと、守ることを約束する。そのためのプロミスリングだ。お前の左の薬指に、ずっとはめていて欲しい。俺の愛の証だ。これが俺のお前への全てなんだ。””これ、自分で選んだの?””そうだよ。””お店の定員さんにお手伝いしてもらって選んだの?””いや、俺が独りでお前のために選んだんだよ。心を込めてお前のために・・・。””私がこれを受取ってもいいの?””受取って欲しい。そしていつの日か、このリングが、他のリングに変わる日を待っていて欲しい。その日まで俺の事を信じ続けていて欲しい。例え、どんな事があっても俺はお前のところに必ず帰ってくると約束するから・・・。だから、もう一度受取ってくれないか、このリングを・・・。”それでも私の心の中はまだ複雑だった。自分だけが幸せになってもいいのかと・・・。そうしている間に彼が、私の左の薬指にそのリングをはめてくれた。それが不思議なことに、なぜか、サイズがぴったりだった。”私のサイズ、何で分かったの?私、リングしたことがなかったし、私ですらサイズ、もよく分からないのに・・・。””俺の手の感触が、お前の指のサイズを覚えていたんだろうな・・・。このくらいの太さかなってやって見せて、店員さんに伝えたんだ。だいたいこのくらいって・・・。””ふぅ~~~ん。すごいね・・・。””見てないようで、俺はお前をいつも見ているよ。何処からでもお前のことを見ているし、全身全霊でお前のことを本当に愛しているんだよ。分かってくれるか?””ふぅ~~~~ん。”またこの先、どうなるか分からないが、今のところ、その指輪は、私の左の薬指におさまっている。彼の愛の証でこれがいつか、他のリングに変わる日を夢見ながら、また新たに歩き始めた私たちだった。Love and miss you so much,
2003年10月25日
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Dear My Honey, 私の心はそれでもざわざわしていた。理由は分からないけれど、落ち着かなかった。その落ち着かない気持ちのまま、彼のアパートへと向かった。“元気?じゃないかぁ~。”“だなぁ~。お前は・・・。”“なんだか分からないけど、心がざわついてて・・・。”“俺も、Tにあんなひどい電話をしなきゃよかったと思うと、心が痛んで、今日一日中そのことばかり考えてた。”“どういうこと?”“高校からずっと一緒だったのに、そんなやつに電話で、ひどいことをいってしまったなぁ~~。かわいそうなことをしてしまったなぁ~って・・・。”“ふぅ~~~ん。”“で、謝ろうと思って電話をしてみたんだけど、とってもらえなかったし、メールを送っても返事は返ってこなくなったし・・・。本当にかわいそうなことをしたよ、彼女には・・・。”“そうなんだぁ~。”私には言葉がなかったし、反論するエネルギーも残っていなかった。“私が彼女を傷つけてしまったのね。私がこんな喧嘩をしてしまったから、こんなことになったのね。”“いや、それは違うけど・・・。”“でも、皆から祝福されない幸せなんて幸せじゃないから・・・。1人でも悲しむ人がいれば、それは間違った幸せの形だよ, honey!”“今日ね、私のところにも、あなたの友達からメールが来たのよ。私たちが別れてくれて、これであなたの彼(honey)とまた遊べる時間が出来るって・・・。だから私はあなたのそばにいてはいけない女性なのよ。あなたのそばにいることを快く思っていない人がいるのよ、分かってくれるかしら, honey? だから私、やっぱりあなたから去ろうと思うの。そうすれば、あなたの周りにいる皆が幸せになれると思うの。そして今までどおりの、私があなたの前に現れる前のように、皆がまたあなたと楽しめると思うの。あなたのこと、決して嫌いじゃないのよ。今でも愛しているし、どれだけあなたが私のことを愛していてくれたのかもよく分かったわ。私はそれで充分・・・。それ以上は望まない・・・。それだけで充分よ, honey. ”そう言って私は、ダイヤのリングの入った小箱をそっと彼に返した。“おまえ、自分で何を言ってるのか、分かってるのか?お前が去ったら、誰が一番悲しむか考えた事あるのか?俺はどうなるのか?俺のこの悲しみ、お前に分かるかぁ?周りのやつらは幸せかもしれないけれど、じゃあ、俺はどうなるんだ!”そう言って彼は私の目をにらみつけた。“分からない。私にはどうしていいのか分からない。ただこれ以上あなたと一緒にいると、次から次へと傷ついたり、悲しんだりする人が出てくるのが嫌なの・・・。”“お前が行ってしまえば、誰よりも傷つき悲しむのはこの俺なんだ。分かるか, baby? 俺が、どれだけお前を愛しているか、お前なしではもう生きてはいけないか、ずっとずっと伝えてきたつもりだぞ、俺は・・・。”“分かってるよ。充分それは分かってるし、受け止めてるよ。幸せすぎるほどの幸せをもらったし・・・。でも、私は、幸せになってはいけない女なの、やっぱり・・・。私が幸せになろうとすると、何かが起こるの。だから・・・。だから、あなたと幸せになるのが怖いの・・・。”私の目からは大粒の涙がポロポロとこぼれ始め、自分でもどうしていいのか分からなくなってしまった。“このリング、もう一度受取ってくれないか?”“一人だけ幸せになるわけにはいかないから・・・。”私はそう言って、その夜はそっと彼の部屋を出て行った。Love and miss you so much,
2003年10月14日
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Dear My Honey, 昨日の大喧嘩から、ほぼ一日がたとうとしている。私の中では、彼と別れるべきかどうか、まだ結論が出ていなかった。ただ、残りの1%を信じて願うことしか出来なかった・・・。気づいて欲しい、分かって欲しい、私の悲しみを、そして心の痛みを・・・。私が愛した人だから、そういう人であって欲しいと・・・。そしてまた、ドアをノックする音が聞こえた。私は、自分の中で気持ちの整理をつけ、ドアを開ける決心をした。“どうしたの。”“話を聞いて欲しい。5分でいいから俺の話を聞いて欲しい。”“5分で何が話せるって言うのよぉ~。分かってるぅ~、私がどれだけの長い時間、苦しんできたのか・・・。それを5分で片付けようっていうのぉ~?ねぇ~?それっておかしいんじゃない!”“とにかく聞いて欲しい。それでも許してもらえないなら、お前の前にはもう2度と現れないって約束するから・・・。だからラストチャンスを俺にくれないか・・・?”私は、話だけは聞いてあげても悪くないかなぁ~と思い、ドアを開けて、彼を部屋の中に入れてあげた。“聞いてるから、言いたいことがあるなら何でもどうぞ。”“俺はここに来る前に、前の彼女に電話をしたんだ。2度と電話をかけてくるな。俺はもう2度とお前と会う気はないし、お前ももう俺を頼ってくるなと・・・。それくらいに俺にはお前が必要だし、お前を失いたくないんだ。お前を失うくらいなら、友達ひとり失っても惜しくはないと思ったんだ。それくらいに俺はお前のことを愛しているんだ。それをあの夜、繰り返し繰り返し、お前に伝えたんだ。信じて欲しい、どこにも行かないでほしいという願いと、1%の望みを託して、俺は必死だったんだ。分かってくれないか、俺のこの愛を・・・。お前への俺の愛を・・・。だからお願いだ、行かないで欲しい。お前のためにお前のそばでこれからもずっとお前と一緒に歩いていきたいんだ。そして俺の残りの人生をお前と一緒に生きていきたいんだ。俺の横を歩くのは、他の女性じゃだめなんだ。お前じゃないとだめなんだ。分かって欲しい、この俺の愛を・・・。”彼の眼が涙で一杯になり、声がかすれていくのが分かった。“それでも2回目なのよ、わかってるぅ~”“分かってる。よく分かってる。俺がお前を長い間苦しめていたのに気づいてやれなかった事も、お前を守ってやれなかった事も、全て俺の責任だという事も、分かっている。だから、もう一度、もう一度だけラストチャンスをくれないか。俺は、これから先、どんな事があってもお前を守ってみせる。俺の息が耐えるまで、お前を守ってみせる。だから、お願いだ。俺のところに戻ってきて欲しい。俺はお前じゃなきゃだめなんだ。お前なしではもう生きてはいけないんだ。”“その言葉に嘘偽りはないのね。”“ない。”そう言って、彼は私の前に膝まずいた。“神の前でそう誓うよ。そしてもしも次に同じ過ちを繰り返す事があったなら、この自分の心臓を自分で突き刺してもいい。”彼は、膝まずいたまま、私の手をギュッと強く握り締め、私の手には、彼の涙がぽたぽたとこぼれ落ちているのが分かった。けれども、私の中ではまだ迷っていた。答えが出せなかった。と、その時、彼は何やらジャケットのポケットから小さな箱を取り出した。“これがその証だ。お前が言葉だけでは信じられないというのなら、これは俺の全てだ。”彼がそう言って小箱のふたを開けた。するとその中には、ダイヤのリングが入っていた。 “どうしたの、これ?”“本当は、今年のクリスマスに渡そうかと思っていたんだけど、今になってしまった。”“プロミスリング”“プロミスリング?”“俺はどんな事があっても必ずお前のところへ帰ってくる、そしてどんな事があってもお前を一生かけて守り通す。その約束のリングだ。だから、受取って欲しい。これが俺の全てなんだ。”私はあまりの早い展開に、言葉を失ってしまった。まさかの喧嘩がこんな結末を迎えるとは思ってもいなかったので、自分でも訳が分からなくなってしまった。“分かったよ。貴方の気持ちはよく分かったわ。でもこれだけは覚えてて。もう次はないからね。これで2度目だから、次に同じ事をやったときには、言い訳無用だからね。”“もう2度としない。もう2度とこんなことは起こらないから・・・。”彼の涙が全てを正直に語ってくれたような気がした。彼には“心”があったことをその涙を見て、再認識できた。私は彼を優しく抱きしめた。そしてもう一度、もう一度だけ、彼を受け入れる事にした。この結論が、そしてやり方が正しかったのかどうなのかは、私にも分からないけれど・・・。帰ってきてくれてありがとう。そして、私を守ってくれてありがとう・・・。Love and miss you so much,
2003年10月13日
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Dear My Honey, このところずっと忙しくて、お互いゆっくり出来る時間がなかったので、今週末は、彼がりんご狩りを計画してくれた。“今週末のりんご狩り、他の皆も誘おうかぁ~?”“いいね、それ!うん、そうしよう, honey!”という事で、いつものメンバーを含め、車一台5人でいく事になった。久しぶりの小旅行という事もあって私はとても楽しみにしていた。と、そこまではよかった。ところがその前日、例の彼女(彼の中学校からの友人で、5年前の彼女)が来る事を突然知らされた。”明日、Tも来るから6人になるぞ!””えぇ?6人””そうだ、6人だ!””・・・”まさかまたよりによってあの問題児の昔の彼女が、やっと取れた週末の小旅行にくるなんて・・・。私は嫌な予感がしたけれど、友達だから、友達なんだよと、必死で自分に言い聞かせて、笑顔で言葉を返した。そして当日の朝、私たちは、集合場所に集まり、2台の車に別れて目的地へと向かった。”Jちゃん(昔の彼女Tさんが彼を呼ぶ呼び方)、ちょっと車とめて・・・。””なにぃ?””私、乗り物酔がひどいでしょ。で、酔いそうなの。だから助手席に乗せてもらってもいいかな?”Tさんはそう言って彼に車を止めさせ、彼は私にTさんと席を交代するように私に告げた。もちろんその時は状況が状況だったので、私も快く了承した。けれどもそれから彼女は調子がよくなったのかどうかは定かではないけれど、車酔いどころか、目的地へ着くまでずっと彼と喋りっぱなしで、帰りもそうだった。(別に、助手席は必ずしも彼氏や彼女が乗らなければいけない席だとは決まっていないからいいけどね・・・。)それだけではなく、目的地へついた後は、Tさんは彼にぴったりで、ハグをしてみたり、彼の頭を撫でてみたりで、私は2人の後ろをただ、ひょこひょことまるで金魚の糞のようにただ付いて歩くだけだった。時々honeyが気にして後ろを振り向くが、彼女もその時一緒に振り向くだけ・・・。今までにも何度かこの日記に彼女の事について、書いたことはあるが、彼の友達という事で、ずっとずっとずっと、本当に胃に穴が開きそうなほどTさんのことを私なりに受け入れてきたつもりだったし、開けて通してきた。けれど、私も生身の人間・・・。仏の顔も3度まで・・・。我慢も限界に達してしまい、とうとう堪忍袋の緒が切れてしまった。皆と別れてアパートに帰った後、いつもとはちょっと違う大喧嘩が始まった。”何でそんなにTさんをかばうの?助けるの?友達でいたいの?彼女には彼氏もいるのに・・・。ねぇ~。なんで?なんでなの?教えてよぉ~?そんなに心配なら、大切に思うなら、いっそのこと彼女とよりを戻せばいいじゃない!私は構わないから・・・。””いいか, baby. 彼女は俺の友達かもしれないけれど、俺は誰よりもお前を愛しているんだよ。”“何にも分かってないのね、あなたって・・・。女って生き物はねぇ~、男が考えてる以上にスマートなのよ。あなたが友達だって言い張っても、彼女の心の中にはhoneyが住んでいる事、気づかなかった?だから、私の前で、彼女がいる前で、私のことを考えずに、自分の立場もわきまえずに、あなたの横を何食わぬ顔して堂々と、一緒に歩けるんじゃない!それに、あなたは彼女を見捨てはしないし、否定はしない。必ず受け入れてくれるっていう事を計算した上で、いろいろとしてくるんじゃじゃないよぉ~~!わかってよぉ~~~!”“あのなぁ~,baby. いいかぁ~。いつも言うように、たとえ、彼女がいろいろな事を俺にしてきたって、俺に助けを求めてきたって、そんなの俺には関係ない!俺は誰よりもお前が好きで、お前だけを愛しているんだ!その言葉を信じて欲しい!”“また都合のいいきれいなことを言うなぁ~~。自分を正当化してるつもり?じゃあ、こうしよう。Tさんには彼氏がいる。でもその彼はそうそう彼女に会いに来るわけでもなく、Tさんはいつも寂しい思いをしている。それなら、私とTさんと、2人でhoney の彼女というのはどう?私は全然構わないよ。そうすれば私も自分の時間が出来るから、私が忙しい時に、Tさんに電話して、ここに来てもらって私は自分の仕事をしたり、友達とあったり出来る。こういうのはどう?”“お前、それ本気で言ってる?なぁ?”“本気で言ってるよ!だって私、全然構わないもん!それでhoney の友達のTさんが幸せになれるのなら、それでもいいじゃない!あなたも遠いところからTさんのことを心配していちいち駆けつけなくてもいいしね・・・。そうしたら? ”“おれはぁ~、あいつじゃなくて、お前が好きなんだ!お前のことを愛しているんだ。今俺の目の前に座っているこの女性を世界一愛しているんだ。Tもそのことは知っているんだよ!”“じゃあ、なんで、私たちが付き合い始めてからも、Tさんはあなたに新しい洋服を買ったから、見に来て欲しいとか、コンピューターを修理して欲しいとか、料理を作ったから、食べに来て欲しいとか、本をプレゼントしたいから取りに来て欲しいとか、自転車がパンクしたから、会社まで迎えに来て欲しいとかって、Tさんの彼氏じゃなくて、honey に電話してくるわけ?ねぇ?教えてよ!何でなの?”“それは、Tの彼氏があまりTのところへ寄り付かないから、助けてもらえる人がTにはいないんだ!でも、俺はTの友達だから、それを助けないで無視するわけにはいかないんだ!もしも、Tに何かあったらどうするんだ?だろ?”“じゃあ、毎晩のTさんからの留守電メッセージで、私がどんなに傷ついていようが、あなたには関係ないんだ。それでも寂しい思いをしている友達のTさんのほうが、その電話のメッセージを聞きながら傷ついている私よりも大切なんだ。ふぅ~~ん。いいわね、2人の女性から愛されて・・・。カッコいいじゃない!”“じゃあ、お前は何が必要なんだ。俺はお前にどうしてやったらいいんだ。”“何もしてくれなくてもいいよ。ただ、Tさんのそばにいてあげて・・・。私はもう疲れたから・・・。私はたった一人の男性からただ愛されたかっただけなの。だからまたそういう人を探すわ・・・。”“俺がここまで言ってもお前は俺を信じてはくれないんだ。”“信じようと努力はしたけれど、信じられないし、信じたくはない。もう信じられない。毎回毎回、同じ過ちを繰り返して、馬鹿みたいにI’m sorry と、I love you の繰り返し・・・。 いい加減にしてよね、ガキじゃないんだから・・・。おんなじことの繰り返しに時間を費やすくらいなら、いっそのこと、Tさんのそばにいけば・・・。今日、あなたのそばにいる彼女を見て、そう思ったの。Tさん、まだあなたのことが好きなんだ、忘れられないんだって・・・。2人とっても仲よさそうで、本当のカップルのように見えたもの。だからもうあなたに私は必要ないんだってそう思ったの。だから、あなたのアパートの合鍵も、あなたのお父さんの形見の指輪も、全てあなたに返すから、Tさんに渡してあげて・・・。”そう言って私は自分のキーホルダーから彼のアパートの鍵をそっとはずし、財布と一緒にいつも持ち歩いていた彼のお父さんの形見の指輪をそっと彼に返して、旅行で買ったお土産をまとめて帰る準備を始めた。と、その時、私の背後からすごい怒鳴り声が聞こえた。“Go hoooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooome!”彼がすごい剣幕で、私に向かってそう怒鳴った。けれど、私はその言葉に別にびっくりするわけでもなく、ただたんたんと荷物をまとめ、アパートに帰るをした。“言われなくても帰るよ。だって、ここには私の居場所はもうないもの。”“お前、昨日までここで笑ってたじゃないかぁ~”“あら、忘れたの, honey?人の人生はいつも一緒じゃない!時間の流れとともに移り変わるんだって・・・。だから今日の俺と明日の俺はまた違うって私に言ったでしょ!自分の言った言葉には責任もてばぁ~。人一人守りきれない人がぬけぬけと偉そうな事、言うんじゃないよ!”そう言って私はドアを開け、彼のアパートを出た瞬間、バァ~~~~~~~~~~~~ンとものすごいドアの閉まる音がした。”Tが俺の事をなんと言おうと俺はおまえのことが大好きで誰よりもお前を愛しているんだ。””俺はお前と本当に結婚して、残りの人生を共にしたいんだ!”どうやってこの言葉を信じればいいのか?バラを見つめながらそんなことを考える・・・。そして、この日記をタイプしている今も、何度も何度もドアをノックする音と、携帯の呼び出し音が交互に部屋中に響いている・・・。Love and miss you so much,
2003年10月12日
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Dear My Honey, ♪コンコココンコン、コンコン♪私は、仕事を終えて、いつものように彼のアパートへと向かった。今日こそは買い物へ行かないと冷蔵庫が空っぽの状態だったので、どうしても行きたかった。”ねぇ、honey.””なにぃ~, baby?””私、今日買い物へ行きたいんだけど、連れて行ってくれないかしら?””俺も行かないといけないから、連れて行くよ, baby.””ありがとう, honey”そして私たちは、行きつけのスーパーマーケットへと向かった。いつものようにごちゃごちゃいいながら、そして2人で騒ぎながら笑いながらの買い物が始まった。いつも決まって私が彼のメモを読み上げて、彼が品物を探しながら、ワゴンの中に入れていく。”牛乳””牛乳・・・””カッテージチーズ””カッテージチーズ・・・””ベーコン””ベーコン・・・””トイレットペーパーは?ここには書いてないけど、もう残りがなかったと思ったよ、たしか・・・。””おぉ~~~~~、そうそう。トイレットペーパーだよな, baby. ありがとう。””コーヒー豆””コーヒー豆””パン””パン”とこんな具合に続いて行くけれど、早々順調に行かないのが私たちの買い物・・・。読み上げるのが私の役目ならこんな事だってできる・・・。”パスタ””パスタ。ん、パスタァ~, baby. ””うん、パスタ, honey.””どこにぃ~~~, baby.””書いてあるよ、パスタって・・・””その紙見せてみぃ~~””書いてあるってばぁ~~, honey.””いや、書いてなかったはずだぞぉ~、今回は・・・, baby.””書いてあるってばぁ~~,honey.””よぉ~~し、じゃあ、もしもそれがウソだったらするぞぉ~~, baby.””・・・””いいかぁ, baby?””・・・”実は私、くすぐられるのが大の苦手で、それを彼はよぉ~~く知っている。もちろん私も負けじと彼に抵抗はするものの(彼もくすぐられるのが苦手だから・・・)、彼の方が断然、腕が太くてでっかいので、一度捕まったらもう逃げられない。どんなに抵抗しても絶対に勝ち目はない。いつか勝ってやろうと思って今まで何度負けたことか・・・。 私がそんなことを考えているうちに、私のほうをにたにたと笑いながら嬉しそうにジィ~~~と見ている彼・・・。そして私は蛇ににらまれたカエル状態・・・。”ははぁ~~ん。書いてなかったんだよな、その顔は, baby.””・・・”その瞬間、彼が私を右肩の上に大工さん担ぎで、ひょいと抱えた。”あぁ~~~ん。降ろしてよぉ~~, honey. 恥ずかしいから降ろしてよぉ~~~。。゜゜(>ヘ<)゜ ゜。”彼は私を担いだまま、買い物カゴを押して買い物を続けていた。”おろしてぇ~~~。”私はまるで小さな子供のように足をバタバタさせて抵抗するので必死だった。”おろしてったらぁ~~~~, honey.”しばらくして彼は私を降ろしてくれたが、私は恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなかった。”もぉ~~~, honey.””お前がやり始めたんだろがぁ~~, baby.””そうだけどぉ~~~。なにもこんなところで抱えなくてもぉ~~~””誰もみちゃいないから大丈夫だよ, baby.””そうだけどぉ~~~, honey.”そう言って彼はいつものように私をギュッと抱きしめてキスをした。そんなこんなしているうちに2人の買い物も無事に終わった。ところが、車に荷物を全部詰め込んだ後、彼が忘れ物をしたと言い出した。”あっ、俺買い忘れたものがあった・・・。””買い忘れたもの?何を買い忘れたの,honey?””すぐ戻ってくるから待ってろよ, baby.””わかったぁ!”そう言って彼は私に車の鍵を渡して、またスーパーマーケットへと戻っていった。そして10分もしないうちに戻ってきた。”何を忘れたの, honey?” 彼の手には1ダースの赤い花束があった・・・。”どうしたの、これ・・・, honey? 明日誰かにあげるの?””お前にだよ, baby.””私に?””そう、お前にだよ, baby.””でも、今日は何の日でもないよ, honey.””知ってるよ,baby. 好きな女性に花束をプレゼントしてなにが悪いかぁ~~~。アメリカでは彼氏や旦那が仕事の帰りに彼女や奥さんに花束を買って帰ったりって日常よくある事だぞ, baby・・・。だからびっくりしなくてもいいよ!ただあまりにもバラがきれいだったから、お前にプレゼントしてやろうってここへ来るたびにずっと前から思っていたから・・・。たまたまそれが今日だっただけだよ, baby.””ありがとう, honey.””それに、お前の部屋に、俺がお前と一緒になって初めて迎えたバレンタインディーのときの赤いバラの花束のドライフラワーが今でも大事に飾ってあったのを覚えていたから・・・。””うん、だってあれは本当に特別なんだもん。あれをしまうための木箱も私作ったんだから・・・””そっかぁ~。それは知らなかったな・・・。”買ってもらったバラは、大変だけど、毎日水切りをしているお陰で、元気に咲いてくれています。そのうちの一本だけドライフラワー用に壁にかけて干してあります。残りは今回は花瓶に入れて花を楽しむことにし、咲き終わる前に、どれかを挿し木にしようと今考え中です。私個人的には、カサブランカが好きなんですが、それでもやっぱり赤いバラは、いつ誰からもらっても嬉しいものですね。女性にとって永遠の憧れの花なのかもしれませんね。 心を込めて、花束を・・・。 Love and miss you so much,
2003年10月11日
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Dear My Honey,色々な方からうちのトトロっていったい何者なのかっていうメッセージをいただくので今日は、ここのトップページの動物についてお話したいと思います。 ≪総論≫チンチラは他のげっ歯類と同様に野生下ではワシやキツネや他の肉食動物に捕食される被捕食動物であることから、用心深く、驚きやすい動物です。しかし一方でとても賢くて、好奇心が強く、きれい好きで臭いもほとんどなく、また大きさも手頃なことから都会派のペットとも言われています。幼い頃からうまく慣らすことにより、手の上に乗って遊んでみたり、そこから餌をもらうようになってみたりと、面白いくらいに人によくなつくようになります。≪分類≫げっし歯類(Rodentia) |- チンチラ科(Chinchillidae) | |- チンチラ属 (Chinchilla) | | |- チンチラ (Chinchilla laniger) | | |- チビオチンチラ (Chinchilla brevicaudata) | | | |- ビスカチャ属 (Lagostomus) | |- マウテンビスカチャ属 (Lagidium) | |- マウス科(ハムスターやラットなど) ≪チンチラの生態及び特徴≫チンチラは海抜18,000フィートのアンデス山脈西側、ボリビア、チリ、ペルー、アルゼンチンの山と峠に囲まれた砂漠のような場所に生息しています。大きな岩に囲まれているおかげで敵から身を守ることが出来、日中と夜の温度差により草木につく夜露で水分も得る事が出来る動物です。寒く乾燥した地域にすむ動物ですので、それに耐えられるように進化しています。あの豊かな毛はその厳しい気候に耐えるために作られてきたのです。チンチラは体長約25~35cm(尻尾15~20cmを含む)の小動物です。大型の鳥などはチンチラをエサとしていたりしますので、捕まらないようにと岩の間などの狭いところにいたり、夜活動したりしています。なので、ペットとして飼っていても、夜、私たちが帰ってきた頃に起き始め、夜中じゅうひとりで遊んでいます。そして、日中、家に誰もいない時間帯は寝ています。(たぶん・・・)≪チンチラの飼育環境と設備≫上にも述べたようにチンチラはもともと山岳地帯に住んでいる動物で、暑さ・湿気には弱いです。そんなチンチラの理想的な飼育環境は、温度は17~21度。湿度は少なければ少ないだけチンチラにとっては快適です。けれども徐々に馴らしていけば、ある程度の暑さには耐えてくれます。チンチラはとにかくすごい。何がすごいってあのジャンプ力・・・。とにかくピョンピョン飛ぶ飛ぶ・・・。もともと樹や岩に登ったりもする動物なので、飼育施設には、チンチラの行動を考え横に広いものよりも高さのあるものがいいんです。それで、日記にも書いているように、トトロのケージはみかん箱5個くらいの大きさなのです。これはトトロのケージではありませんが、例えばこんな感じです。 そしてもう一つのチンチラの特徴として、頑健な歯があります。彼らは何でもかじります。とにかくかじるかじる・・・。プラスチックはもちろんの事、木だってガジガジと、とにかくかじります。なので、餌箱や、給水ボトルなど、彼らが口にできるものは全て噛まれると考えておいてもいいでしょう。チンチラはとても清潔な動物です。彼等は砂浴びにより毛についた分泌物(ラノリンという脂質)を落とします。砂浴びは毎日または週に1~3回程度でしょうか(個体により適切な回数は違いますが・・・)。砂浴びは砂を容器(12cm×20cm、深さが10~12cm程度のトレーや梅酒等に使う口の広い瓶等)に入れ、30分程度ケージ内に入れておくとチンチラが自分からやります。≪餌≫チンチラはエサとなる動物の少ない環境に暮らしているため、草や葉・根っこなどの植物がメインです。なので、普段はチンチラ用のフードや牧草を与え、後は敷材に食べられる草を敷いてあげれば、それらを食べてますね。少量の果物(リンゴなど)やヒマワリの種、レーズンなどはおやつとして与えます。ちなみにうちのトトロはりんごやドライフルーツが大好物ですね。(これ、一応私のおやつなんだけど、分かってるのかなぁ?だって私が食べてるのを見つけると、暴れ始めるんだもん、くれくれってケージによじ登って鼻を出して・・・。)とこんなところでしょうか?お分かりいただけましたでしょうか?簡単ですが、これがチンチラという動物で、うちにいるトトロなんです。Love and miss you so much,
2003年10月02日
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私の日記を首をながぁ~~~~~~~くして待っていてくださった方、本当にごめんなさい。それでも懲りずに遊びに来てくださった方や、メッセージを残していってくださった方、本当にありがとうございます。心から感謝しています。とにかく仕事が忙しくて、なかなか自分の時間がないというのが今の現状なんです。時間は作るものだという事もよぉ~~~~~~く分かってはいるんですけど、何せ不器用な私ですから・・・。という事で多めにみていただけたら嬉しいです。Dear My Honey, ♪コンコココンコン、コンコン♪私は、仕事を終えて、トトロに会いにいつものように彼のアパートへと向かった(トトロに会いにというところがポイント=*^-^*=・・・)。“Hello, honey. トトロは元気?”最近ではすっかりこれが挨拶になってしまった。“元気だよ、彼はいつもどおり・・・。ほら・・・。”トトロが彼の家に来てから、早いもので3週間が経とうとしている。トトロもすっかりこの環境に慣れた様子・・・。みかん箱5個分くらい(?) の大きさのカゴが彼の住処・・・。その中には、ビーチボールくらいの大きさで4つ穴の開いたボールがあって、彼はその中で寝てみたり、出たり入ったりして遊んでみたり、時には顔を覗けて外の様子を伺ってみたりしている。そして太り過ぎないようにとチンチラ用のウィールも置いてやった。それがどうやら彼のお気に入りらしく、今では結構長い時間、その中でピョンピョン飛び跳ねながら、走っている。時々疲れないのかしらとみている方が心配するくらい・・・。チンチラは歯がとっても鋭くて、どんな硬いモノでもかじってしまうので、その鋭い歯を削る意味も含めて、握りこぶし2個くらいの大きさの木製の家の形をしたおもちゃも置いてやることにした。それをよくかじって遊んでいるけれど、疲れたときは、その屋根の上でも寝ている事が時々あったりする。その寝顔がまたかわいくて・・・。とにかくかわいい・・・。この言葉が全て・・・。チンチラは、夜行性なので、昼間私たちが、仕事で家を留守にしている時は、寝ているので(おそらく・・・)、夜、私たちが仕事から帰ってきた頃、だいたい1000PM くらいに活動し始めるので、その頃に、一度彼をかごから出してやって、ビーチボールよりも2回りくらい大きめのボールに移してやり、しばらく遊んでやるのが日課となっている。ネコ2匹を追い掛け回してみたり、部屋のあちこちを駆け回ってみたり・・・。結構好きみたいで(ちなみに彼のお気に入りの場所は、台所となぜか、honey のデスクの下・・・。)、かごに戻した後も、鼻をカゴから突き出して、“出してくれぇ~~~~。”といわんばかりのしぐさを覚えてしまったみたい。。そんな彼のかわいくてどうしようもないしぐさを見ながらだめだめって葛藤している私がいるんだんなぁ~~~。彼の主食はチンチラ用の餌と干草。でも、今彼を手に乗せる訓練をしているので、その御褒美に、時々私のりんごやドライフルーツを1㎝角に切っておすそ分けしてやったりすることもある。最近、ようやく手のひらに乗ることを恐れなくなり、手を出せば、ちょこちょこと歩いてきて、手のひらにのってみたり、その上でえさをもらって食べたり、時々眠ってみたり・・・。指や手のひらをガジガジっとかじるまねをしてみたりすることもある・・・。もう少し彼が周りの環境に慣れてきたら、今度はカゴの外に彼を出してやって、ボールに入れずに遊ばせてやろうかと思っているんだけどなぁ~~。トトロの基本的な世話はhoney がしているので、私がトトロの世話でそんなに忙しいというわけではないけれど、ただ、私の方は今の時期、なんだか知らないけれどとにかく”仕事”が忙しくて・・・。でも、疲れきって帰ってきても、トトロのあの愛くるしいなんとも言えないしぐさや表情を見ていると、とっても癒されることを覚えてしまって、つい仕事の帰りに、彼にではなくトトロに会い行くのが最近では私の日課になってきつつある。“お前、最近俺のそばにいるよりも、トトロのカゴの前にいるほうが長くないかぁ~~~。椅子、持ってきてやろうかぁ, baby.”“いいってばぁ~。それにそんなことないからぁ~, honey! ”“まあいいけどな・・・。気づいたらそんなお前を俺もソファーに座って見ている時があるからな・・・。(笑) でも、お前がトトロのカゴの前にいるのも分かるような気がするな・・・。こいつを見ているだけで本当に癒されるもんなぁ~~~。”“でしょぉ~~~, honey. ”“でも、たまには俺の事もかまってくれよなぁ~~~, baby! ”“かまってるよぉ~~~私, honey!”“ほぉ~~~ら、怒った・・・, baby. しばらくその顔を見ていなかったからちょっとからかっただけだよ, baby. 大丈夫だよ。そんなことで俺はすねたりはしないから・・・!冗談だよ、冗談, baby. ”トトロは私たちの疲れを癒してくれる、そして何よりも私たちを楽しませてくれる新しい住人であり、大切な友達でもある。私たちにとって、なくてはならない存在になりつつある・・・。来年の夏、honey がいなくなった後も、トトロが私たち2人を繋ぎとめていてくれる大切な使者だったのかもしれない・・・。そのために彼は私たち2人の間にやってきたのかもしれない・・・。そう思えて仕方のない今日この頃だった・・・。Love and miss you so much,
2003年09月23日
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Dear My Honey, ♪コンコココンコン、コンコン♪私は、仕事を終えて、いつものように彼のアパートへと向かった。ドアが開いたその瞬間、彼が私に目をつぶるように言った。“Baby, 絶対に目を開けるなよ!”“わかったけどなぁ~にぃ~, honey?”“いいから俺の手をしっかり握って俺についてこいよ!”“わかったよぉ~~。”そして私は、彼のベットの上に座らされた。“まだ目をつぶったままでいろよ, baby! 開けるなよ! ”“わかったってばぁ~, honey!”そして彼は私に両手を出すように言った。“両手を出してみぃ~, baby!”“なんなのぉ~, honey. へんなものだったら嫌だからねぇ~。”“大丈夫だから心配するな, baby.”そう言われて、両手を出したまましばらく眼をつぶって静かにしていた。なんだろうとドキドキしながらそれでいて、少し怖くて、そんな複雑な思いでいた。すると、何か手のひらに、ふあふあとしたやわらかい毛のようなものを感じた。そして、そのなんだか分からないものが手のひらの上でごそごそと動き始めた。時々何か冷たいものが手のひらに当たったりもした。私はそれがなんなのか、ますます分からなくなった。“これなぁ~~~んだ, baby?”“分からないよぉ~, honey. これなぁ~~に?”眼をつぶったまま、会話をしている間もその物体はごそごそと私の手の上で動いていた。“でも、これ、さっきからごそごそ動いてるんだけど・・・。”“だよなぁ~~~。動いてるよ, baby.”“じゃあ、これ、なにか生き物?”“だな・・・。”私は、色々と想像をめぐらし、考えるだけ考えてみたが、さっぱりだった。“分からないよぉ~~, honey. これなぁ~に?””お前が長い間ずっと欲しがっていたものだよ, baby.””えぇ~、私が長い間欲しがっていたものぉ?””これをぉ~~~, honey?””そうだよ。ずっと長い間欲しがっていたと思うよ、baby.””いつごろからぁ, honey?””もうずいぶんなるかな、そいつにお前が出会って恋をし始めてから・・・。そいつの事をお前はいつも、子犬のような目で見てたのを俺は今でも覚えているよ。帰るぞぉって言っても、後もう少しって言ってそこから立ち去ろうとしないんだからな、お前は・・・。こういう時って、ほんとにずるいよな、女は・・・。””えぇ~~~。ずるいってなんなのそれ, honey?私、何にもしてないよ。””まあいいや、なんだか当ててみぃ~, baby.””後もう少しって言ってそこから立ち去ろうとはしなかったんでしょぉ~、私・・・。””だなぁ~。それが一番のヒントだろうな・・・。””・・・”私は、想像をめぐらせ、そういう場所を片っ端から探し始めた。するとその時、ある場所が私の頭の中に浮かんだ。それはいつも彼がネコの餌を飼いに行くペットショップだった。そこで、私が彼に付いて行くたびに、必ず会いに行っていた動物の事を思い出した。”あぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。それってhoney もしかして・・・。””そのもしかしてかもしれないな・・・, baby. 答えを言ってみぃ~~。””頭文字に「チ」が付くよね!””付くなぁ!””分かったぁ~~~~~~~~。分かったよぉ~~, honey. この動物ってチンチラでしょぉ~~~。ペットショップでいつも見てたぁ~~~。””眼を開けていいよ, baby.”そう言われて、恐る恐る眼を開けてみると、私の手のひらには、ソフトボールくらいの大きさのねずみ色した、かわいいチンチラがいた。まんまるい、くりっとした愛くるしい目で私のことを不思議そうに見ていた。“わぁ~~~、かわいぃ~~~~。”“でも、なんで買ってきたのぉ, honey?”“お前があまりにも欲しそうだったからだよ・・・。”“でも、私、家にずっといないからかわいそうだし、飼わないよって言ったよ!”“大丈夫だよ, baby. こいつは夜行性動物だから、昼間は寝てるんだよ。だから心配しなくていいよ。仕事から帰った頃に、遊んでやったぐらいがちょうどいいんだよ。それに、来年の夏、俺がいなくなっても、このチンチラを残していけば、お前が寂しい思いをしなくてすむだろう!そう思って、買ってきたんだ。いけなかったかぁ~, baby?”“ううん、すっごく嬉しいよ!だって欲しかったんだもん、チンチラ・・・。それにそうよね、彼がいてくれれば、honey がいなくなっても寂しくないもんね、たぶん!”“ちなみにこいつの名前は、トトロ・・・!”“トトロ?”“そう、トトロ。お前がいつか言ったろぉ~。トトロが家にいてくれたらなぁ~って・・・。それに、こいつの体の色もトトロみたいな色だし、そう思って帰り道、車の中で名前を考えてたんだ。”“ふぅ~~ん。それにしてもかわいいねぇ~~~。目がくりっとしてて・・・。見てて飽きないねぇ~~。かわいぃ~~~。ありがとう, honey.”この夜私たちは、ソファーに座ってしばらく新しいこの家の住人、そして新しい私たちの友達、トトロを見ながら、過ごした。Love and miss you so much,
2003年09月06日
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Dear My Honey, お互いの仕事が忙しくなってしまい、26日から会えなくなっていた。実際にはそんなに日数は経っていないのだが、私にとっても彼にとっても、今週は特に長い長い週だった。私は週末まで、電話をしないでおこう。彼の仕事の邪魔をしないでおこうと、我慢をしていたが、本当は気が狂いそうなくらいに会いたくて会いたくて仕方がなかった。“会いたい”という言葉では表現できないくらいに、とにかく会いたかった。そう思っていた矢先、携帯に一本の電話がかかってきた。それは紛れもなく、彼からだった。私は嬉しくて嬉しくて仕方がなった。今までずっと我慢をしていた心が躍った。“Honey?”“お前、今何してる?”“仕事が終わって家に帰るところよ。どうしたのぉ, honey? ”“お前、火星見たか?” ”昨日見たよぉ?” ”ちゃんと見たかぁ, baby?” ”ちゃんとってぇ, honey?” ”天体望遠鏡でって事だよ, baby?” ”そんなの持ってるわけないでしょう, honey!” ”じゃあ、今から俺が今夜、天体望遠鏡で見せてやるからこいよ, baby!”“ほんとぉ~, honey!”“ホントだよ, baby! だから電話してるんだよ!”“わかったぁ~。じゃあ、アパートに着いたら、すぐhoney のアパートに行くね。”“おお!”そう言って私は電話を切った。この声がどれほど聞きたかったか。どれほど電話をかけようかと思ったか・・・。だからこそ余計に嬉しかった。電話を切った後、思わず受話器を抱きしめたくらいだった。しばらくして、私はアパートに戻り、彼のアパートへ向かった。そしていつものようにドアをノックした。“I really missed you so much, baby.”今日の彼の最初の言葉は“I love you”ではなかった。そして彼は私を何度も何度も撫でながら、キスをしながら、“I missed you”を繰り返した。何度繰り返しただろうか?数知れないほどに何度も繰り返した。“お前がいないこの部屋に独りでいる事が、どれだけ俺を苦しめた事か・・・。気が狂いそうだったよ。今まで何人の女性とも同じような事をしてきたけれど、こんなに自分の心が落ち着かなくて、心が締め付けられるように寂しくて、今すぐにでもお前のアパートに走って行こうかと思うくらいにお前に会いたくてっていう思いをしたのは生まれて初めてだったよ。この一週間が本当に長くてそして辛かったんだ・・・。寂しかったよ, baby. ”“私もそうだったの, honey. 何度か受話器を取ってみては、置いて・・・。また取ってみては置いて・・・。この繰り返し・・・。私もhoney のアパートまで走っていきたかったの、本当は・・・。でも、邪魔しちゃいけないって自分に言い聞かせてた・・・。心とは裏腹に・・・。”“お前を毎日でも見ていたい。俺が来年の夏、お前と離れ離れになるまで毎日一緒にいたいほど、お前と離れたくないんだ。ずっとずっと今からでも一緒に住めたらいいとそう思っているくらいなんだ。それくらいにお前と離れると俺は、すごく寂しくなるんだ。俺はもうお前なしでは生きていけないということが、本当に分かったんだ。”“私も同じよ, honey. 出来る事ならこれから先、一つ屋根の下でずぅ~~~と暮らせたらいいなぁ~って思ってるもん。”“俺も同じだよ, baby. Always and forever. だからお前にその証として、これをやるよ。”“なにぃ, honey?”“合鍵・・・。俺のアパートの合鍵・・・。いつでもお前の好きなときに出入りしていいよ。もちろん今日からお前と一緒に住んだっていいけどな, baby.”“・・・”“でも、強制はしない・・・。”“それは出来ないかも, honey. だって、そうなるとhoney が来年の夏ここを出て行った後も私、ここに住み続けないといけないでしょ!ここには思い出がたくさんありすぎるもん!今よりももっと辛く寂しくなって、耐えられないかもしれないから、私・・・!一緒には住みたいけれど、後のことを考えると、それはしないほうがいいかもって私、思うんだけど、分かってくれるかしら, honey. ”“お前がそういうなら、受け入れるよ、俺は・・・。”“分かってくれてありがとう, honey. でも、いつか一緒に住める日が来るといいね。”“心配するな, baby. 絶対に一緒に住もうな。そのためにも俺は絶対にお前のところに帰ってくるから・・・。いや、もう俺はお前のところにしか帰れないんだ, baby. 俺の帰るところは、お前のところしかないんだ, baby.”この言葉を聞くまでのこの一週間が私にとって、本当に長かった。信じられないくらいに長かった。彼は私をいつもよりも強く強く抱きしめてくれた。息が止まりそうなくらいに抱きしめてくれた。そして、何度も何度も“I missed you.”を繰り返した。そしてこの夜、私たちは、天体観測を楽しんだ。きれいだったなぁ~~~。Love and miss you so much,
2003年08月28日
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Dear My Honey, 私は、今日はいつもよりも少し遅く、仕事から帰ってきた。階段を駆け上がり、ドアノブに手をかけようとしたその時、買い物袋に入った何かを見つけた。”なんだろう?”私にはまったくここらあたりがなく、中をそぉ~~と覗いてみると、見覚えのあるデカT - シャツ。サイズはXL。どう見たって彼のである。それが何故ここに・・・。私は、彼に電話で聞いてみることにした。 ”Honey?””どうしたぁ, baby?””私ねぇ~、今仕事から帰ってきたんだけどねぇ~、honey のT - シャツが私のアパートのドアノブにかけてあったよぉ~。なんでぇ~? ””みつけたかぁ~, baby.””ん?どういうことぉ, honey?””忘れ物だよ、お前の・・・。””忘れものぉ?””そう、忘れ物だよ, baby.””ちがうよ, honey. あれは私のじゃないよ。あんなデカいT - シャツ、どうみたってhoney のだよ!””お前がこの夏、ずっとパジャマにしてつかってたろぉ~、あのT - シャツ。だから、お前にやってもいいなぁ~と思って・・・。使っていいぞ, baby. そう思ってドアノブにかけておいたんだから・・・。””Honey, 着ないの?””俺、あんまりあの色、好きなじゃないからなぁ~。だからいいよ。お前にやるよ, baby.””ふぅ~~ん。でも、本当にいいの, honey?後悔しない?””しないよ。だから着てていいよ, baby.””じゃあ、もらうよ, honey.””いいよ, baby.””ありがとう, honey.””I love you so much, baby.””I love you too, honey.””Chu!”この夏ずっと借りていた彼のデカT - シャツ。彼のいない部屋で袖を通したとき、なぜか夏の思い出と一緒に、彼がそばにいるような気がした。彼に抱きしめられた時と同じ香りがしたからだろうか・・・。これからまたお互い忙しくて会えない日が続くけれど、このT - シャツがあれば、会えない夜も、寂しくないような気がしてきた。Honey, もしかしてそれが目的だったのかしら?Love and miss you so much,
2003年08月26日
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Dear My Honey, 私は、仕事を終えて、いつものように彼のアパートへと向かった。彼はいつものように自分の部屋で何か忙しそうにしていたので、私はソファーに座って本を読んでいた。“Baby?”“なにぃ, honey?”呼ばれて彼の部屋へ行ってみると、この夏に取った写真をCDに焼きながら整理をしていた。私たちはその一枚一枚を見ては、色々と、この夏の思い出話をしながら、楽しかった日々をしばらくの間、振り返った。“そうそう、ここにも行ったよねぇ~。で、私、この時に生まれて初めてスカンクの匂いを嗅いで、死にそうになったんだよいねぇ~。あまりの臭さに・・・(笑)” “このキャンプの時に、お袋が隠しカメラで俺達の写真を初めて撮ったんだよなぁ~~。あの写真そういえばまだ、お袋が持ったままなんだよなぁ~~。どうするんだろうかぁ?お前の親父さんにいつか渡すんかぁ?だとしたら殺されるなぁ~~、俺は・・・。(笑)”“ここのキャンプの時に、BBQ の代わりに焼き鳥パーティーをやったんだよねぇ~。私がタレをまかされて、超緊張したんだよねぇ~。だって、家族と親戚とみんなの夕食を任されてるようなモンだったんだもん!気が付かなかったでしょう、私がどれだけ緊張してたか・・・, honey?”“そうそう、この真っ赤な顔した写真。Honey がブルーベリーのジュースを私の顔に塗ったんだよね・・・。私を羽交い絞めにして・・・。ひどいよねぇ~~。もぉ~~。あの後のけるのに苦労したんだから・・・。(笑)”そんなこんなで色々と尽きる事のない思い出話をしているうちに、CD が焼きあがった。“ほれ、baby. 出来たぞ。夏の思い出だ!”嬉しかった。確かに嬉しかった。けれどもそれと同時に何かどこか心に穴がぽっかり開いてしまったかのように寂しかった。どう表現していいのか適切な言葉が見つからないけれど、寂しさで一杯だった。“どしたぁ, baby.”“ううん。なんでもないよ。ありがとう。”“なんか、嬉しそうじゃないなぁ~。”“嬉しいよ。嬉しいけど・・・。でもぉ~~~。なんとなく寂しいかなぁ?もうこの夏が来年はないんだなぁと思ったら・・・。” ”・・・”そう言いながら、私の目は涙で一杯になった。本当に楽しくて、すばらしくて、そして思い出深い、忘れられない夏を過ごしたので、それと同じほどの寂しさが突然私を襲った。“大丈夫だよ, baby. いつも言うように、俺は必ずお前のところに帰ってくるよ。この夏の思い出が最後じゃないんだよ。この夏の思い出が俺達2人のスタートなんだよ。だから、寂しがる事じゃないんだよ。分かるかぁ, baby. ”そう言って彼が私を強く抱きしめてくれている間に、私の中で彼がどれほど大きな存在なのかという事に改めて気づいた。何となくそばにいてくれた彼。気が付けばいつも一緒にいた私たち。そして挨拶のようにキスを交わし、抱きしめ合い、愛し合い・・・。当たり前のように、彼がいつでもどんな時でもそばにいてくれた。けれども、気が付けば、もうそれだけではなくなっていた。いつの間にか彼が私の中に、私が彼の中に住み始めていることにお互い気づいた。“でもお前が何となく寂しいっていうのは分かるような気がするよ。お前のここのアパートの出入りが減ってからは、独りでいる時間が多くなったから、ふとした時になんかこのアパート、広いなぁ~って気がするんだよなぁ~。もともとは独りで住んでいたはずなのになぁ~。で、そのうちどっかからまたお前が笑いながら出てくるんじゃないかって気がして・・・。不思議だよなぁ~。” ”私も、自分のアパートに戻ったときに、静かだなぁ~って思ってしまうの。” ”でも、大丈夫だよ, baby. これで終わりじゃないから・・・。まだまだ来年の夏まで一緒に過ごせる時間は沢山あるからなっ・・・。そしてそのうち、必ず一緒に住める日が来るからな・・・。”そう言って彼はまた私をいつものように強く抱きしめて、何度もキスをしてくれた。“まだ時間、あるよね, honey. ”“あるよ, baby. これから一緒にいる時間のほうが数倍も長いんだよ, baby! お前、明日は朝が早いんだろう?だから今日は、帰ってゆっくり寝ないと・・・。いいか、しっかり寝るんだぞ。いい夢をみるんだぞ!俺と別れただのっていう夢は見なくていいからな・・・。”“分かったよ, honey. じゃあ、また・・・”“金曜日かな?”“金曜日なのね・・・。”“金曜日だな、たぶん!またメールを書くから、それまで元気でいろよ。いいかぁ, my beautiful baby. ”“Honey もね・・・。気をつけてね。何かあったらいつでも連絡してね。それじゃ、またね。”彼は最後にもう一度私を抱き寄せて、私に行くなと言っているかのように強く抱きしめてくれた。“I love you, baby.”“I love you too, honey. ”最後の別れのキスをしてから、私は歩き出した。しばらくして後ろを振り返った時、彼はまだ私の後姿を見つめていた。Love and miss you so much,
2003年08月25日
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Dear My Honey, 実は私は今のこの恋がここまで発展するとは思ってもいなかったし、期待もしていなかったから、近しい友人以外は、誰にも話をしていなかった。けれども、彼がこの冬に、私の実家へ来る事になった以上、両親には話さないわけにはいかなくなった。そこで、一家の大黒柱でもある父に話を通す前に、母に先にメールを書き、その返事を先日受取った。***************************嬉しい知らせをありがとう。メールをもらった時には、自分のことのように思わず”やったね!!うれしいぃ~。”って叫んでしまったのよ。でもね、本当はお母さん、何となく気づいていました。覚えてるかしら?貴女が去年、日本に帰ってきた時に、彼からもらったんだってクリスマスプレセントをもって帰ってきたでしょ。貴女は友達だって言い張っていたけれど、あの時から、2人がいつかはこういう関係になるんじゃないかしらって・・・。おかしいもので、その時以来、彼の名前だけは、なぜかずっとお母さんの頭の中にあったの!不思議よね・・・。赤い糸で結ばれていたのかもしれないね・・・。切れてなくてよかったね。仕事の方はあなたが一生懸命がんばっているのをよく分かってるし、自分の中で常に目標を持ってやっていることも充分理解しているから大丈夫よ!心配しないで・・・。それにもう、親がとやかく言う年齢でもないからね。色々な事があった20代、回り道もして、相当の覚悟をして渡米し、それからもかなりの苦労をして、やっと捕まえた幸せだもの、それでいいと思うよ、お母さんは・・・。それよりも何よりも嬉しいのは、人として、誰かを愛することが出来るようになった貴女の事がとても嬉しくて、喜んでいます。お母さんは、あの日以来、貴女は人を愛する事、愛される事を恐れたままの人生を送るんじゃないのかしらって、本当に心配していたから余計に嬉しかったよ。だから、今度こそ貴女を大事にしてるださる方なら、お母さんはどんな方でも大賛成よ。お母さんも貴女の幸せのためなら、出来る限りのことをしてあげるし、そのためなら盾にでも矛にでもなってあげるから心配しないで・・・。これから先、色々な事でまた苦労があるとは思うけれど、今度こそ幸せになろうね!どんな事があっても負けないで!一緒に歩いてくれる彼がいるから大丈夫よ!その日が来るまで、大切にお付き合いしていけばいいと思うよ。がんばってね。やっぱりせっかく女に生まれたんだもん!一度は愛されないとね・・・。メール読んでて嬉しくて、涙が止まりませんでした。皆でお餅つきして新年をお祝いする、そんな素朴な我が家の正月でよければ何時でもどうぞって是非、彼にそう伝えておいてください。大歓迎ですよ。待ってますよ。今年は楽しみだな~!はぁ~やぁ~くぅ~こいこい、お正月・・・。任せといて!そのうち帰国するまでにはお父さんに、ちらっとそれとなく話しておきますから・・・。大事にお付き合いしてくださいね。素敵なメールをありがとうね。幸せになぁ~~~れ!***************************ありがとう、母さん。Love and miss you so much,
2003年08月24日
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Dear My Honey, ♪コンコココンコン、コンコン♪私は、仕事を終えて、いつものように彼のアパートへと向かった。彼がまた何か自分の部屋で忙しそうにしていたので、私は邪魔をしないように、隣の部屋でソファーに座って本を読んでいた。“baby?”“ん?honey? 何か呼んだぁ?”“こっちきてみぃ~, baby.”そう言われて私は、彼の部屋へ行ってみた。彼は、旅行会社のWeb ページを眺めていた。“何してるの, honey?” “俺、考えたんだ。クリスマスは俺の家族と過ごして、その後お前と一緒に26日にから1月5日まで日本で過ごせたらいいなぁ~って・・・。それで今、チケットを見てるんだ。”“えっ。今年のお正月、私と日本に来てくれるのぉ, honey?”“そうだよ, baby. 俺、そう思ってるんだけどなぁ~。お前と一緒に日本に行ってもいいなぁ~って・・・。”“それ、ホントにホントなのぉ, honey?”“おお、ホントにそう思ってるけどな, baby!”“わぁ~~~~~~~い。やったぁ~~~~, honey. ヾ(〃^▽^)ノ♪”私は、キャンプが終わってから、なんとなく腑抜けになってしまって、心にぽっかり穴が開いたような気分になっていたので、余計に嬉しかった。これでまた、今年の冬のイベントまでがんばれると思ったら心が弾んだ。“これで予約入れてもいいかぁ~, baby?”“じゃあ, honey. 本当にうちの家に来てくれるの?ねぇ~, honey?”“俺の気が変わらないうちに予約を入れておいた方がいいと思うけどなっ, baby!”“わかった。じゃあ、一緒にクリスマスを過ごしてから私と日本に帰ろう, honey. うれしぃ~~~。夢みたい。でも、夢じゃないよねっ, honey? 本当に一緒に日本のうちの実家に来てくれるのよね, honey!”そう尋ねると、彼は私の頬をつねった。“痛いかぁ, baby?”“痛いよぉ~, honey! 何するのよぉ~~。もぉ~~~~。”“なっ、痛かっただろ!だから夢じゃないよ, baby. この冬は、お前と一緒に日本へ行こうな。”私はそれでもまだ信じられなかった。“ありがとう, honey. ”そう言って私は彼に飛びつき、何度も何度もキスをした。“だから言ったろう!俺達はいつでもどこでもこれからもずっと一緒だって・・・。”“だね, honey.”という事で今年の冬は私たちは、クリスマスを彼の家族と、そしてお正月を日本で私の家族と過ごす事になった。また、新しい素敵な思い出が出来そうで、今から楽しみです。Love and miss you so much,
2003年08月21日
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Dear My Honey, 彼には父親がいない。彼が4歳になる前に白血病で亡くなっているから、彼は本当の父親というものを知らずに育っている。彼の母親は、彼の父親が亡くなった後、再婚しているが、彼はいつも言う。“やつはいいやつで、俺も大好きだし、尊敬しているんだよ。俺のいい話し相手でもあるし、時には人生の相談相手でもあるからな・・・。それでも、俺の親父はこの世にたった1人しかいないんだ。だからこういう言い方は好きじゃないけど、彼は俺の親父じゃないんだ。”2日目は、彼は私をその亡くなった彼の父親との思い出の地へ私を案内してくれた。自分の記憶をたどりながら・・・。最初に彼が連れて行ってくれたところは、彼の父親が彼を連れてよく来たという灯台だった。久しぶりに嗅ぐ磯の匂いが私にはとても懐かしかったが、彼も感慨深そうに、父親とのわずかな記憶をたどりながら遠くを見つめていた。なぜかその横顔が今でも私の心に焼き付いている。私達はしばらくあたりを散策しながら過ごした。 次に彼が私を案内してくれたのは、今でも彼が必ず訪れるというナショナルバークだった。大人約15人から20人がやっと手を繋いで一周できるというくらいの巨大な杉の木の群集・・・。あまりにも大きすぎて、出るのはため息ばかり・・・。もちろん木のてっぺんなんて見える訳がない。 どれだけ大きいか分かっていただけましたでしょうか?私は未だにピンと来ませんが・・・。木々や草木の香りがとっても新鮮で、時間もゆっくりと流れ、田舎育ちの私にはたまらなく心地いい森林浴でした。そしてなんと私たちは、こんな光景にも出くわしました。きれいでしたよ、花嫁さん。彼はしばらく見ていましたが、あえて何も尋ねませんでした。 そして最後に彼はもう一箇所、私を連れて行きたいお気に入りの場所があると言って車を走らせました。それは太平洋でした。 心地いい波の音と、磯の香りの中で、私たちは波と戯れていたが、しばらくして、彼は私の背中を抱きしめ、海を見つめていた。”ねぇ~, honey.””ん?baby?””この向こうに日本があるのよねぇ~。””そうだよ!””ふぅ~ん。””・・・”実際に太平洋を目の当たりにしてみて、この海が私たちを来年の夏、離れ離れにしてしまうんだと思ったら、ちょっと辛かった・・・。私はその先の会話に詰まってしまった。彼もしばらく黙っていた・・・。”・・・””この海の向こうにhoney は行くのよねぇ~。遠いねぇ~。””確かに遠いなぁ~。うん・・・。遠いなぁ~。でもな,baby. 遠いけど、今はそう思うだけだから・・・。言ったろぉ~. baby. 俺は必ずお前のところに帰ってくるって・・・。俺とお前の間に、この海があったって、俺達は一生離れ離れになるわけじゃないって・・・。お互いのやりたい事のためにどうしても、離れないといけないだけで、それで全てが終わるわけじゃないんだよ。この海のこの距離を俺達の愛はずっとずっと繋いでいてくれるから大丈夫だよ, baby. これからもずっとな・・・。””分かってるけどでもやっぱり寂しいよぉ~~, honey.””大丈夫, baby. 俺がいつも言うように俺は例え、どんな事があってもお前のところに必ず帰ってくるから・・・。そして俺がこの国に帰ってきたら、もう一度この地を訪れよう。お前と一緒に・・・。そして俺の家族や親戚とまたキャンプをしよう・・・。だから終わりじゃないんだよ。今日この瞬間からが俺達の始まりなんだよ, baby.””Welcome to my family, baby. I really love you, always and forever, baby. ”波が押し寄せて、私たちの足を濡らして行ったが、彼はそれを気にすることなく何度も何度も私にキスをした。”ここが俺の原点なんだ。俺の歴史はここから始まってるんだ。だから、それにお前も一緒に加わって欲しい。新しい俺の原点に・・・。そして俺とずぅ~~っと一緒にいて欲しい。どこへも行かないでほしい・・・。”そう行って彼は何度も何度も私の背中を撫で、キスをしてくれた。”I love you so much, my beautiful baby.””Alway sand forever.”嬉しいような、それでいて寂しいような、何となく複雑な気持ちで私は彼にしばらく抱かれていた。Love and miss you so much,
2003年08月18日
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17日から3泊4日のキャンプを終えて、帰って来ました。この夏最後の総仕上げといってもいいかも知れません。色々と考えさせられる、私にとって一生涯忘れる事の出来ない思い出の地、そして思い出のキャンプとなりました。その思い出をここに少しずつ書き留めておこうと思います。Dear My Honey, 彼は休暇をとる分、午前中だけ仕事をしてから、私達は午後から、交代で運転しながら8時間かけて、キャンプ地へ向かった。約40年間、絶える事なく、毎年行われているこの歴史あるキャンプ・・・。今年は参加者37人というはたまた大人数で、キャンプ場の半分を彼の家族が占めているというのだからこれまた驚きである。結婚式に続く大人数の大イベントなのだが、更にまたお会いした事のない方が増えている。ということで、キャンプ地に到着して早々、彼と一緒にひと家族ひと家族、丁寧に親戚の方へ、彼と一緒に彼の彼女ですと挨拶回りをした。中には、すでにお会いした方もいらっしゃったけれど、それでもやっぱり、またあの時のように緊張していたのが自分でも分かった。でも、ここできちんとしておかなければ、後々全てに影響してくる・・・。だから、どんなに緊張していても、笑顔だけは絶やさないようにがんばれ・・・。そう何度も何度も言い聞かせながら時々深呼吸をしながら、自分を落ち着かせて何とかこなした。そんなこんなで忙しくしている間に、食事の時間になった。食卓では、彼の両親と、あの一見恐ろしい感じのおじいちゃん、そしてその奥さん(おばちゃん)と、4人がすでに着席して私達2人を待っていてくれた。その日はなんと、おばあちゃんのお手製のミートパイとワイン(Honey の好物の一つなんだそうです・・・)、そして野菜サラダで歓迎してもらった。これがまたとっても美味しくて・・・。食べるのを止めたくても止められないくらいに美味しかった・・・。そのうち私の好物にもなるのかしらねっ、おばあちゃん?(〃^∇^)o_彡☆あははははっ私があまりにも美味しい美味しいと連発するものだから、おばあちゃん、いつか今度は私のために作ってくれる事を約束してくれました。ヾ(〃^▽^)ノ♪その後は、もちろん片付け・・・。これこそポイントの稼ぎどころ・・・。デッシュウォッシャーを使わずにいかに素早くそして手際よく、きれいにさっさと片付けを済ますか・・・。日本人がこまめに良く働くと言われているところを見せなければと、がんばった。おばちゃんは、”デッシュウォッシャーあるから使いなさい!”って言ってくれたんだけど、ここでデッシュウォッシャーを使ったんでは、日本人がすたる・・・。そう思った私は、”手仕事でやる方が慣れているんです。でも、ありがとうございます。”とニコニコしながら、デッシュウォッシャーに負けないくらいに素早くそして手際よく、お皿やシルバー、そして使った道具や台所周りをきれいにしてみせた。思った通り、やっぱり感動してくれた・・・。”デッシュウォッシャーよりきれいで早いわね。うちの主人(おじいちゃん)は、全然台所に立たない人だから、あなたのような人が1人でもいてくれると本当に助かるわぁ~・・・。きっとそれが、昔から日本人が勤勉だといわれてる所以なんでしょうね・・・。あなたを見ていると分かるような気がするわぁ~。ありがとう・・・。”そう言って頂いた瞬間、肩の荷が降りて、ホッとした。少なくとも、私のした仕事を評価していただけていることが嬉しかった。この時ばかりは、母の厳しい教育に、心から感謝した。その後、火を囲んで、あれやこれやと質問攻めにあったが、そのほかにも色々な話が始まり、楽しいひと時を過ごす事が出来た。彼はしばらく私のそばにいてくれたが、時々私に、”大丈夫だよ!皆いい人だから・・・。”そう言い残して、他のテントへ話しに行ったりしていた。面識のない方々の前で、独り残されてドキドキしながらも、色々な方から、アルコールをいただいたり、彼との出会いを始め、色々と質問攻めにあったりしたが、時々助け舟を出しいていただいたりと、和やかな雰囲気の中で、彼なしでも何とか乗り切る事が出来た。火を囲んでの笑いは就寝時間まで尽きる事がなく、そうして、一日目が暮れていった。Love and miss you so much,
2003年08月17日
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なんだかずっと忙しくて、落ち着いてPC に向かう時間がなかったんですが、ようやく時間を見つける事が出来たので、また忙しくならないうちに、書けるだけのことを書き留めておこうと思います。Dear My Honey, いつものように仕事を終えて、彼のアパートに向かい、ドアをノックすると、彼が出てきた。“俺、今からついでにポスト、覗いてくるけど一緒に来るかぁ, baby?”私は返事をする間もなく、彼にそのままついて行った。ポストの扉を開けたとたん、ガサガサガサァ~~~と広告の山が崩れ落ちていった。“なぁ~、こんなにも毎日送られてくるのに、その中で必要な情報ってほんのわずかなんだもんなぁ~。もったいないよなぁ~。これこそ資源の無駄使いだよなぁ~。”そう言いながら、一応、一つずつ目を通してゴミ箱に放っていたが、ある一つの広告に彼の手が一瞬止まった。それはなんの変哲もない、電話会社の広告だったんだが、彼の目に留まったのは、その内容というよりも、その表にあった一枚の写真だった。何故、電話会社の広告にそのような写真が使われたのかはよく分からないが、男性がダイヤの指輪を女性の左手の薬指にはめようとしているところの写真だった・・・。私は、あえてそのことには触れないで、見ていないフリをしていたので、彼がその時に何を思い、何を考えていたのかは知らない・・・。そうして、私たちはアパートに戻った。そうそう。そういえばその日が近づいてきてしまった。先日も日記の中でも話したように、私は今週末、17日から20日まで、あの大家族のキャンプに参加する事になった。わぁ~~~、どうしよう・・・。“俺は今までこのキャンプにはずっと一人で参加していたから、彼女を連れて参加するのは今年が初めてなんだ。だから俺としてはお前と一緒に2人で参加できるって事がホントに嬉しいんだ。そしてまた、俺の親戚とのキャンプにお前が加わってくれるって事が2重の喜びでもあり、色々な意味においても俺にとっては大切な事なんだ!だからその分いつものキャンプよりも余計に楽しみなんだ、今回のキャンプにお前と参加する事が・・・。”“ん?honey? 今までの彼女、連れて行ったことあるんじゃないの?”“ないよぉ~, baby. お前が初めてなんだよ。このキャンプは俺達一族の歴史あるキャンプなんだ。俺が生まれる前から続いているし、ひょっとすると、お前が生まれる前から続いているかもしれないくらいの長い長い歴史を持った家族の行事なんだ。だからそれに外からの人が加わるっていうことは、そういうことなんだ。その意味が分かるかぁ, baby?そして、俺のおじもおばも皆、通ってきた道を今度は俺達のような新しい世代が同じ道を通る番なんだ。というのは俺のいとこ達が、もしも新しい人を連れてきたらその時には”この人“だって真剣な付き合いをしているその相手を、この前、俺が祖母の誕生日パーティーの時に、あの怖い祖父にお前を紹介したように、皆その道はいつか一度は通らないといけないんだ。そして、祖父母の洗礼を受けないといけないんだ。まあ、気に入られないやつもたまぁ~~~~~にいるみたいだけどな・・・。”“ふぅ~~~ん。”“そんなこんなで、色々と儀式みたいなものがあって、最終的にはそのキャンプに参加すれば、だいたいみんな結婚を前提にお付き合いをしていますという事を、親戚も分かってくれるんだ。だから、いくら彼氏彼女がいるからといったって、真剣な付き合いをしていないと、このキャンプには連れては来れないんだよ, baby. だからお前が今回のキャンプに連れて行く最初の彼女で、今までの俺の彼女はこのキャンプには連れてきた事がなかったんだよ。それくらいにこのキャンプは俺たち一族にとっては色々と意味のある、そして歴史のあるキャンプなんだ。だからそれに外からの人間が入ってくるということはつまり、そういうことなんだよ, baby. ““じゃあ、ココに連れてきたカップルはだいたい皆、最後には結婚するんだね?”“だな!”“だな?”私は一瞬ドキッとして言葉に詰まってしまったが、この言葉をあえて聞かなかったことにして、あっさりとかわして、次の会話へと繋げた。“じゃあ、それって、ジンクスみたいなものなんだぁ~?(笑)”“そうでもないけど、それだけ真剣な付き合いをしている相手ですってことを皆に知ってもらうキャンプかな?だからとっても大事なキャンプでもあり、それにお前が参加できるって事が俺はとっても嬉しいんだよ。俺達はもう、祖父母の公認だしな, baby!””でもまた私、ガチガチに緊張するかも・・・。その時は助けてね・・・, honey. ”“大丈夫だよ, baby. お前にはどんな時も俺が一緒だから心配しなくてもいいよ。”“絶対に独りにしないでね, honey. ”“大丈夫から, baby. I’ll be with you, always and forever.”そう言ってまた彼はいつものように私のおでこにキスをして、頭をガサガサとさすって隣の部屋へ行った。“おう, baby. キャンプの準備そろそろ始めないとな・・・。買出しにも行かないといけないし、お袋にも献立を聞いておかないといけないし・・・。忙しくなるぞぉ~~~~, baby.”“だね・・・, honey.”そういいながら私たちは少しずつ時間と暇を見つけてはキャンプの準備に取り掛かることにした。Love and miss you so much,
2003年08月14日
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Dear My Honey,私達は、今週末、2人で小旅行に行く事をずいぶん前から計画していた。その場所というのは、2人が出会うきっかけにもなった場所で、もう一度そこへ言ってみようという彼の提案だった。が、そこへまたもや予期せぬ事が起こってしまった。彼がその小旅行へ、しばらく会っていない友達を呼んだというのだ。しかも、私に何も相談せずに呼んだというから二重の怒りだった。今まで抑えていた感情が勢いとともに一気に口から出てしまった。“なにぃ、私に黙って友達さそってぇ~。どういうことぉ?”“いや、だって、本当なら先週末皆と会う予定だっただろぉ?覚えてるか?”“覚えてるよぉ~。”“だから、誘ったんだよ!”“何も、今回の小旅行に誘わなくったっていいじゃない!何でそんな無神経なことするの?しかも、なんの断りもなしに、ただ会う予定にしてたからってそれだけの理由でぇ?いい加減にしてよぉ~。じゃあ、何でもう一度そこへ2人で行きたいって言ったのぉ?その意味を考えてよねぇ~。”“分かってるよぉ。俺達が会うきっかけにもなった場所だからだろ!”“そうよ。分かってるじゃないよぉ~!”“分かってるよ!”“でも、そこへ友達といえども、他人が入ってきたらそれは私たち2人だけの時間じゃなくなるのよ。皆の時間になるのよ。そうなるとね、私の立場は、”彼女“じゃなくて、honey の彼女として友達を楽しませてあげる裏方になるのよ。わかってんのぉ~?ねぇ~?”“そんなに考えなくても、お前はお前でいいよ。いつものお前で・・・。”“そんな訳にはいかないから言ってるのよぉ~。Honey とあなたの友達と私がいる時には、あなたとあなたの友達との関係が最優先されるんだから、私がでしゃばって、彼女でございますってしゃしゃり出るわけには行かないのよ。そういうもんなのよ・・・。他人が入ってくるって事は・・・。”“今回はもう起こってしまったことだから謝るよ。ごめんな, baby. 俺が悪かった。だから、次の時には2人で行こうな。”“何にも分かってないんだぁ~, honey は・・・。来年の夏はhoney はもうここにはいないのよ。それ、分かってるぅ?という事はもう1年ないのよ。言ったと思うけれど、私は彼氏を亡くしているから、また何かが起こるんじゃないかと思って、不安で不安で仕方がないのよ。でもね、そこにhoney とのたくさんの思い出があれば、それが、私の心の支えになってくれて、辛いときや、寂しいときに、”大丈夫だから“って私を励まして勇気付けてくれると思うの。だからそのためにも私にはあなたとの時間が必要なのよ。私はあなたと2人だけの時間を1分でも1秒でも多く過ごしたいと思っているのよ。1年なんてあっという間なのよ!来年の夏なんてすぐ来るのよぉ, honey!”“いいよ、そりゃぁ、あなたにはあなたの友達がいて人生があって、私には私の生き方があるもの。文化風習が違えば考え方も違ってくるわよね。そして年齢差があれば生きてきた世代も違うもの。分かり合えるわけがないわよね。分かり合おうっていう方が無理な話よね。そう望んでた私が馬鹿だったわよね。やっぱり、永遠の愛や幸せなんて、存在しないもん。”そう言って私は悲しみをこらえながら、大粒の涙を浮かべて彼に背を向けた。“皆、永遠の愛だの幸せだのって約束するけど、そんなに簡単に口に出来るものじゃないもん!細かな気遣いが出来ない人にそんなのが分かる訳がないじゃない!3年も離れ離れになって会えなくなるまであと1年ないのに、その時間さえも大切にしてもらえないんだもん!そんな人から愛してるって100回、1000回言われたって信じられるわけがないじゃない!”彼は私の背中を抱きしめようとしたが、私はそれを振り払って立ち上がった。“今日はもう帰るから・・・。”そう言って彼の部屋から出ようとして1歩踏み出したその瞬間、彼が私の手首を思いっきり掴んだ。“なんなのぉ?もういいよ・・・。”“お前がそんなに俺の愛に不安を感じて、信じられないのなら、俺がどれだけお前の事を愛しているかを言おうかぁ?”そう言って彼は、首からネックレスをはずして、かかっていたプラチナの指輪を私の手のひらにそっと置いた。“これは親父の形見なんだ。親父が亡くなる前に指からはずして俺にってくれたんだ。これは俺にとって何よりも大切なものなんだ。分かるかぁ, baby. だからこれを俺の代わりにお前に渡しておくからずっと大切に持っていて欲しいんだ。俺と思ってずっとずっと持っていて欲しいんだ。俺と離れて、寂しくなったり、辛くなったりした時には、この指輪を思い出して欲しい。”そう言って彼はそのネックレスを私の首にかけた。“この指輪、お袋は親父が亡くなった今でもはずした事がないんだよ。これが2人の愛を永遠に繋いでいるんだよ, baby. この指輪は俺にそれがどういう意味なのかを教えてくれたんだ。だからお願いだ, baby. その日が来るまで、俺の代わりにこの親父の指輪を持っていてくれないかぁ。分かるかぁ、俺の言ってる意味がぁ, baby?受取ってくれないかぁ、俺の愛を, baby?””・・・”私は、固まってしまった。彼の真剣な眼差しに向き合えず、どうしていいのか分からなくなった。一瞬心が凍ってしまった。そして、しばらくしてその凍っていた心が涙でにじみ始めた。私は、とうとう涙をこらえられずに、彼の胸に飛び込んで泣きじゃくった。“不安だったんだもん!皆同じ約束をしていっては私を独り残していくんだもん!だから・・・。”“だから誰も愛さないって心に誓ったんだもん・・・。”“大丈夫だから, baby. 俺はお前を独りにはしないよ。お前と離れ離れになったって、毎日でも電話をかけるし、メールだって毎日書くよ、どんなに忙しくっても、どんなに眠くったって・・・。それはどんなに離れていてもお前とずっと繋がっていたいし、ずっとお前の事だけを考えていたいと思うからだよ。そして何よりもお前を愛しているからだよ。俺はどんな事があっても必ずお前のところに帰ってくるよ、お前のために・・・。例え死んだってお前のところに帰ってくるよ, baby.”“死なないで, honey. もう、そんな悲しみはいらないから・・・。”“それはあくまでも例えだよ, baby. 俺たち2人の間にどんなに距離があったって、心はいつも繋がってるよ。このリングが亡くなった親父とお袋を繋いでいるように・・・。これだけは忘れないで欲しい, baby. どんな時も俺はお前を愛しているし、これからもずっと俺はお前を愛し続けるってことを・・・。いいか、自分をしっかり持つんだ。お前は強いから、どんなことでも乗り越えられると俺は信じているよ・・・。お前は俺を絶対に失いはしないから・・・。いいか, baby. 大丈夫だから・・・。”そう言って彼は、私を強く強く抱きしめていてくれた。Love and miss you so much,
2003年08月06日
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Dear My Honey, ♪コンコココンコン、コンコン♪私は、仕事を終えて、そのあしで彼のアパートへと向かった。彼が何か自分の部屋で忙しそうにしていたので、今日は邪魔をしないようにと、隣の部屋でソファーに座って本を読んでいたら、疲れもあったせいか、いつの間にか眠ってしまったらしい。私の髪を撫でながら、じっと寝顔を眺めている、その彼の気配でふと目が覚めた。”おはよう, baby?”そう静かに囁いて、寝ぼけ眼の私を抱き寄せ、その瞼にそっとキスをした。”ごめんね, honey. 私、どれくらい寝てたぁ?起こしてくれてよかったのにぃ~~。””いや、そんなに長い時間じゃないよ, baby. だから大丈夫だよ!ただ、お前があまりにも気持ちよさそうに寝ていたから、起こすとかわいそうだと思って、しばらく寝かせておいてもいいやと思っただけだから・・・。”そう言いながら髪を撫でていたその手が、背中に回わり、抱き寄せてくれる。抱きしめ返すと、それに答えるかのように更に強く抱きしめ、首筋にそっとキスをしてくれる。耳元から聞こえる I LOVE YOU のフレーズが、鼓膜を伝って身体全身へと響きわたり、力が抜けていく自分に気づいた。愛されている事を実感する幸せな瞬間でもあった・・・。他人には見せない自分の寝顔・・・。そこまで自分が無防備になれるのは、心から彼にすべてを許している証なのかもしれない・・・。その無防備な寝顔に優しくキスをされた時、何度でも抱き締めて・・・。このままずっとあなたを感じていたいから、その手を離さないでと叫ぶ自分がいた・・・。抱きしめ合い、キスをするというごくごく日常的な行為。それなのに、そこに愛があるだけで、それが2人の間だけに許された美しい愛情表現へと形を変える・・・・。相手を思い、愛し愛されたいという思いとともに・・・。そしてその向こうにある2人だけの幸せを求めて更に愛し合う・・・。幸せに浸っている間も、あなたは繰り返す・・・。”I love you so much, my beautiful baby. Don’t go anywhere! I’ll be with you always and forever.”この言葉がやがて、彼の心の声となり、私の心へと彼の魂とともに深く深く刻まれていく。そしてまるで心を撫でるかのように、何度も何度も髪を撫で、キスをし、背中を撫でる行為・・・。この感触が私がずっと捜し求めていた真実の”愛”そして、永遠の”愛”の感触なのかもしれない。Love and miss you so much,
2003年08月05日
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Dear My Honey, 人は、日頃見せない顔をいくつか持っている。それを見た時に、また改めて恋に落ちる事がある。今日、honey のアパートに遊びに行ったら、何やら忙しそうに仕事をしていた。めったに家には仕事を持って帰らない人なので、隣の部屋で私も本を読もうと思った。けれどもやっぱり、ほんのちょっとだけ、気になったので、邪魔にならないようにそぉ~~と彼の部屋に入っていって、ベッドの上に寝転んで、本を読んでいた。何か企画書のようなものを編集していたみたいで、見た事のない後姿にメガネをかけた凛々しい顔が、私の目にはとてもかっこよく映った。いつものhoney ではないhoney を見た。私は、本を読んでいるフリをして、しばらくその後姿にうっとりしながら、この先どうなるんだろうと考えていた。”なにぃ, baby?何か用事でもあるのかぁ?””いや、ただ見ていたかったから見てただけ・・・。いつもの顔と違ってカッコいいなぁ~って・・・。””パンを作ってた俺とは違うかぁ, baby?””うん!全然違うね・・・。私、メガネをかけたhoney も嫌いじゃないよ! ””そうかぁ~, baby. 今までそういう事を誰からも言われた事がなかったけどなぁ~。””ふぅ~~~ん。でも私は好きだな!”そう言ってしばらくまたその後姿を見つめていた。”お前そんなに俺を見てなくていいから自分の事してろよぉ~。それか、仕事、中断しようかぁ~。どうせまた後で出来るから俺は構わんぞぉ~。””いや、見ていたいから仕事続けてて・・・。”そういうと、彼は私の背中に乗っかってきて私の背中で仕事をし始めた。”なんなのぉ~, honey・・・。分かったよぉ~。じゃあ隣の部屋に行くからぁ~。””いや、行かなくていいよ。やっぱりこのままいてくれていいよ。””だって仕事の邪魔したくないもん!私はそう思ってただベッドの上で寝転んで見てただけなんだもん!””この背中が気持ちいいから、俺が自分からお前の背中に乗っかってきただけだよ, baby. だからお前のせいじゃないよ。何か話す事があったら聞いてるからな, baby.”そう言ってhoney は仕事を続けていた。”ふぅ~ん。じゃあねぇ~, honey.””ん, baby?””手を休めなくていいから聞いててね。””聞いてるよ, baby.””また同じ質問かもしれないけど、私たち来年の夏、どうなるの?””そんな事知るか!今考えなくていいよ, baby!””だってぇ~。””別れる様な事があったら、それはその時!また前のように友達になればいいだけの事だし・・・!””Honey, 私はそれは出来ないよ。そうなってしまったらもう友達にはなれないよ。私が友達から彼氏になる時には、いつもそう心に言い聞かせて、彼氏になるんだもん!今までそうだったし、honey の時もそれを承知の上で、彼女になったんだもん!””じゃあ、俺とも友達には戻れないんだぁ~, baby?””残念ながら戻れないね・・・。今までの思い出も時間をかけてでもすべて忘れるもん・・・今までずっとそうしてきたから、私・・・。でないと、次の新しい恋が出来ないもん、私!””俺はそこまでは出来ないな。一人一人との思い出は忘れようとしても忘れられないから、無理に忘れようとはしないな。だから、それはそれでおいておいてまた新しい意味での友達に戻るな!たいがいの人間は理解できないみたいだけどな、俺のこのやり方が・・・。””ねぇ~, honey. 私たちの関係があと一年で終わるかもしれないってこと、あると思う?””俺にもしもその時期が来るとしたら、それはお前が俺に別れを告げた時だろうな!””別れを告げた時ぃ?””そうだ。お前が俺をもう必要としなくなった時にお前が俺にさよならを言ってきたら、その時は俺はありがとうと言って、お前の思い出と共に、お前から去るよ。””ふぅ~ん。それでいいの?””お前が好きだから、引き止めたりはしないよ。俺といる時よりももっと素敵な幸せを見つけたのなら、それを俺は止めたりはしないよ。だからもしも、お前が来年の夏までに素敵な愛を見つけたのなら、ありうるかもな・・・。さよならを言わなければいけない日が来るかもな・・・。””ふぅ~ん。””それでお前がもう友達に戻れないって言うのならそれも受け入れるよ、俺は・・・, baby. でも逆に、それでお前が俺の事を心配しているのなら、それは全然必要ないよ, baby. 俺はそんな気は全然無いし、お前なしではもう生きていけない自分がいるからな(笑)。お前と離れることを考えると心が締め付けられるくらいに寂しくなるんだ。俺にはもうお前しかいないし、今まで会った女性の中でこれほどの強い愛情を抱いた事も無かったんだ・・・。いつか言ったろぉ~。お前のもとの彼氏みたいに、もしもお前が事故か何かにあって、俺がお前を失ったとする。その時には俺はお前がいなくなったから、俺も死にたいと思うよりも、お前の生きれなかった人生をお前の分も生きたいと思うくらいにお前を愛しているんだよって・・・。覚えているかぁ, baby?死ぬ事は簡単だけど、愛する人の死を背負って生きる方がもっと過酷で難しい事なんだよ, baby. 分かるかぁ?俺はそっちを選ぶ覚悟でお前と一緒になったんだよ。だから来年の夏以降の事は俺に関しては何の心配も要らないよ, baby!””ふぅ~~ん。じゃあ、答えはぁ, honey?””なんのやぁ~, baby?””来年の夏の?””だから神のみぞ知るってさっきから言ってるだろ!でも、俺のお前への愛だけは変わる事はないよって・・・。それが俺の答えだ・・・。”そう言って彼は再び私の背中の上で仕事をし始めた。Love and miss you so much,
2003年08月04日
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Dear My Honey,♪コンコココンコン、コンコン・・・♪”開いてるから入ってきていいぞぉ~~, baby・・・”ん?いつもなら出迎えてくれるのにどうしたのかしらぁ~と私は不思議に思いながら、ドアを開けた。その瞬間、プゥ~~~~~~ンと部屋の中からいい匂いが漂ってきた。”わぁ~~~。いい~~~匂い!何か焼いてるのぉ, honey?””Baby, この匂い匂ったことないかぁ~?””パンの匂い?””そう、パンの匂いだよなぁ~, baby. よかったぁ~。これを他の違う匂いだって言われたらどうしようかと思ったけどな・・・!””いや、これは私でもパンの匂いって分かったよ, honey. でも、なんでなのぉ?””お前もう忘れたかぁ?俺、前にお前に約束しなかったかぁ?今度お前にパンを焼いてやるって・・・?””いや、言ったけどぉ、あれってホントだったのぉ~, honey. 私、冗談だと思って聞いてたけどぉ~。””前にお前は、俺が台所に立って料理をする姿が想像できないって言ったろぉ?””言ったよ。だってホントなんだもん。いつもコンピューターとか車をいじっているような人なんだもん, honey は・・・。だからそんな人がって思ったの・・・。””それもあって、本当はそうじゃないよってところをお前に見せてやろうと思って、パンを焼く事を思いついたんだ。普段は時間が無いから料理をしないだけで、本当は俺は料理は好きなんだよ, baby. まだまだお前は俺の事を知らないなぁ~。””ふぅ~~ん。そうだったんだぁ~。じゃあ、あれは本当の話だったんだぁ~。”そんな事をうだうだと話しながらも、彼の手は休まることはなかった。小麦粉を顔やT - シャツにつけたまま、生地を一生懸命こねて、バターロールを作っていた。その姿がとても愛しくて、頬杖をついたまましばらボォ~~~と見つめていた。”もしも、私たちが結婚したとしたら、こんな風になるのかなぁ, honey?””かもな・・・。お前が後片付けさえしてくれれば俺はいくらでも料理はしてやるよ, baby!””あっ、それはずるい~, honey!私だって時には料理したいし、時には片付けして欲しいもん! ””あはは・・・。””あははじゃないよぉ~, honey.””わかった、わかった, baby. じゃあ、こうしよう。お前が俺の弁当を作って、俺が夕食を作る。これでどうだぁ?””じゃあ、私は毎朝早く起きるってことになるのぉ, honey?””だな。これで俺が毎朝オフィスにお前の作ってくれた弁当を持って行けるってわけだ!完璧ジャン, baby!””わっ、ずるぅ~~~, honey!それはフェアーじゃないからねっ! ””あはは。ほぉ~~ら、ふくれたふくれた・・・。””もぉ~~~、どこからどこまでがホントで、どこからが冗談なのか分からないんだから・・・, honey はぁ・・・。”そう言っているうちにオーブンからなんとも言えないいい香りが漂ってきて部屋中が幸せな匂いに包まれた。♪ブゥ~~~~~~~~~~~~~~~~♪出来上がりを知らせるブザーが鳴った。Honey は何やらニコニコしながら嬉しそうにオーブンの扉をそっと開けて、中を覗き込んでいた。”よっしゃ, baby. 目をつぶってろよぉ・・・。俺が目を開けてもいいぞぉ~って言うまでは絶対に目を開けるなよ, baby!””分かったよぉ~, honey!”そう言ってオーブンの中から焼きたてのパンを取り出したらしく、目をつぶっていても、なんとも言えないパンのいい匂いが漂ってきた。”もう目を開けてもいいぞぉ~, baby.”そう言われて目を開けたその前にはなんと、パンで焼かれた I LOVE YOU の文字が並んでいた。こんがりといい色に焼けたおいしそうな文字だったけれど、食べるにはもったいないような I LOVE YOU だった。 ”わぁ~。すごぉ~~~い, honey. すごいすごい・・・。すごいねぇ~, honey. でもこれ、食べるにはもったいないねぇ~, honey. しばらく飾っておきたいなぁ~。””ばぁ~か。お前に食べて欲しくてお前が来る前から朝早く起きて焼いたんだぞぉ~, baby. 飾らなくていいから食べてみろ, baby. うまいぞぉ~~~。”私は、飾っておきたい気持ち半分、食べてみたいなぁ~と思う気持ち半分で、もったいないなぁ~という思いを残しながら端っこからちびりちびりと少しずつかじり始めた。”うわっ。おいしぃ~~~このパン, honey. 本当においしいよぉ~, honey. パン屋さんになってもいいかもね・・・, honey!””あはは、俺はお前だけのパン屋でいいよ, baby. お前がうまいって言って喜んでくれるパンをいつもじゃないけど、こうして時々作りながら、お前の喜ぶ顔が見られたら俺はパン屋にならなくても充分幸せだよ, baby!””ふぅ~~ん。でも、もったいないねぇ~。こんなにおいしいパンが作れるのに・・・。ありがとう, honey. じゃあ、これからもずっと私だけのパン屋さんでいてね, honey.””お前だけのパン屋でいるよ、これからもずっとなっ, baby・・・.”そう言って彼はまた忙しそうに次のパンをオーブンに入れて焼く準備をしていた。Love and miss you so much,
2003年08月03日
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Dear My Honey, “ねぇ, honey.”“ん, baby.”“あのね、聞いてもいい?”“いいよ, baby.””私ね、自分にね、今、幸せかって問いかけたら、幸せよって自信をもって言えるの。でもね、なぜか時々、幸せになる事が怖い時があるの。Honey の私への愛が大きければ大きいほどそう思う時があるの・・・。決してhoney が嫌いなわけじゃないのよ・・・。大好きなのよ。愛しているのよ。なのに、ふとした時に怖くなる時があるの・・・。”“幸せになる事が怖いってこと?”“そう。だから大きな幸せはいらないって思うの。今が幸せならそれで満足って事・・・。それ以上のものは何もいらないし、多くを望まなくてもいいし、期待もしなくてもいってこと・・・。だから今の幸せのままでいたいなぁ~。やっぱりこれが私にはちょうどいいなぁ~って思ったりするの・・・。”“なんでそう思うんかなぁ~, baby?今よりも幸せになりたいと思ったことないかぁ?”“だって大きな幸せを得ようとすると、その後には必ず何かいやな事が起こりそうな気がするんだもん。それがライフサイクルだしね!そりゃ、大きな幸せ、叶う人もいるよ。でもね、もしもそれが叶わなかったらその時には、心まですさんでしまって、傷ついてしまうのよ。その結果、時には人をねたんだり、恨んだりするようになるかもしれないのよ。そんな醜い人間にはなりたくないもん、私・・・。それにそういう時の心の傷は心の奥深くまで残るもの・・・。だから、今のこの状態で、幸せだなぁ~って感じている自分が一番幸せだなぁ~って思えばそれでいいなぁ~って思うの私・・・。それ以上を望むのは贅沢かもしれないって・・・。それ以上を望めばそれは単なる私のわがままだって思うの。”“なんでそう思うかなぁ~, baby. 人は誰でも幸せになる権利を平等に持っているんだよ。だからいいんだよ、お前が幸せを願ったって・・・。なんの悪い事もないんだよ, baby.”“あとね, honey. 私、過去にボーイフレンドを1人交通事故で亡くしてるでしょ・・・。で、2人目は色々な事情があって、もう二度と会えないでしょ。2度あることは3度あるのよ, honey. だからその3度目がhoney, あなただとしたら、もう誰も失いたくないから大きな幸せを夢見るのをやめようと思ったの。その日その日、愛する人の顔が見られればそれでいい。それ以外にはもう何も望まないって・・・。本当に本当に怖いのよ、私・・・。愛されるのは嬉しいけれど、何かが起こると思うと、逃げ出したくなるの。分かるでしょ, honey?”“分かるよ、お前が何を言おうとしているのか、何が言いたいのか・・・, baby. もちろん俺に何も起こらないとは言い切れないけれど、その時まで俺がお前を全身全霊で守ることは出来るって約束は出来ると思うけどな・・・。それを信じてはくれないか, baby?”“その大きな愛が怖いって言ってるのよ, honey. 嬉しいよ。とっても嬉しいよ、これだけ愛されてて・・・。でも、それを失った時には私はどうしたらいいのよ・・・。”“その時には乗り越えられる。乗り越えるんだ!勇気を持って乗り越えるんだ, baby.”“いや、出来ないよぉ~, honey. 私が2人のボーイフレンドを失ってどれだけ辛い思いをしたと思う, honey?”“わかった, baby. じゃあ、約束しよう。俺はお前に俺の一生をかけて本当の愛を教えよう。お前が俺の大きな愛が怖くなくなるまで本当の愛を教えよう。俺の愛を・・・。”“こっちへおいで, baby.”そう言って彼は私をギュッと抱きしめて、耳元でそっと囁いた。“何も怖がらなくていいよ, baby. その心の傷が癒えるまで俺の愛でお前を守ってやるから、お前は自分が幸せになる事だけを考えるんだ。いいか, baby.” “でも、こわっ・・・”“しぃ~~~~~, baby.”彼は私の口をふさいだ。“もう何も言わなくてもいいよ, baby. 俺がいるから大丈夫だよ・・・。俺がずっとお前のそばにいるから・・・。だから、何も怖がらなくていいよ, baby. 逃げなくてもいいし、恐れなくてもいいから・・・。そのままのお前でいてくれたらいいよ。Don’t go anywhere, my beautiful baby. I’ll be with you always and forever.”そう言って彼はしばらく私をずっと抱きしめていてくれた。Love and miss you so much,
2003年07月30日
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Dear My Honey, “今日、***のHP に遊びに行った時にね、I like your *** っていうタイトルを見つけたの。でね、内容をよく読んでみるとね、あなたの彼はあなたの身体のどこの部分に一番魅力を感じると言いますか?って書いてあったの。”“ふぅ~~~ん。で、***の彼はなんてぇ?”“彼は、I like your back(背中)って言ってたね。”“そっかぁ~。”“あとね、鼻とか、黒髪とか、目とか、脚とか、お尻とか、色々いたし、そういうのってやっぱり育った環境とか、国によっても違うのかもねぇ~。あと、首筋とか鎖骨っていう人もいたかな?”“でぇ?”“お前は俺に俺の答えを聞いてるんやろぉ~?”“そう。だって聞いたことがなかったもん今まで・・・。”“お前、そういう事を俺が言うと、言うな言うなって嫌がるやろぉ~。ちがうんかぁ~。だから言わんかっただけやん、俺はなっ・・・。”“分かった、じゃあ今日は黙って聞いてる。だから教えてください, honey. ””ええかぁ。””うん、ええよ。””一回しか言わんから覚悟して聞けよ。ええかぁ~。””うん。””そやなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~。うぅ~~~~~~ん。I like your legs やな。”“脚なんや。”“おぅ。その筋肉質の脚。特にお前がヒールの高い靴を履いてる時の、後ろから見た膝から足首の部分・・・。細くて締まっててカッコいいと思うからな・・・。でも、全体的にお前の足は好きやな?だから、お前が座っているとつい触りたくなるんやろなぁ~、俺は・・・。”“ふぅ~~ん。でも、そんなに言われるほど細くはないよ、私の脚・・・, honey. ”“あっ、約束破ったな, baby. お前は今日は黙ってるってさっきそう言わんかったかぁ~、俺に・・・?”“あっ・・・。ごめんなさい, honey. なかった事にしてください。”“なぁ~。お前は褒められるの、本当に苦手やもんなぁ~。お前、それやとどうするぅ~、結婚式でお前が花嫁さんで主役になった時?皆が綺麗ってお前の事を褒めるのをいちいち違う違うで全部否定して騒ぎまくるんかぁ~?”“いやぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~。ねぇ~。その時は居心地が悪いとは思うけど、仕方がないね。(/▽*\)~♪いやぁ~ん 我慢するよ。にまって笑いながらね・・。ほれ、こんな感じで・・・。ヾ(〃^▽^)ノ♪”“でも、本当は俺はお前のその笑顔が一番好きなんよなぁ~。その笑った顔が大好きで、それがいつの間にか、俺の心に住み着きよったもんな。で、気がついたら俺の中から離れんようなったから、愛しく思い始めて一緒になったようなもんやもんなぁ~。お前の笑顔ってなんか人を引き付けるような不思議なパワー持ってるよなぁ~。ずるいよなぁ~。その子犬のような目で、にまって笑われたら、かなわんよなぁ~。誰に教わったんやぁ~、その笑顔をぉ・・・。”“そうかなぁ~。にまっ!ヾ(〃^▽^)ノ♪”“もう一回。にまっ!ヾ(〃^▽^)ノ♪”“分かった分かった。もうええ, baby. ”“にまっ!ヾ(〃^▽^)ノ♪”“何回もやると、またやるぞぉ~~。”“なにをぉ, honey?”“聞きたいんかぁ~~~。”“いや、分かった分かった、聞きたくない・・・。”“いや、ええぞ俺はやっても・・・。”“いや、ごめんなさい, honey. でもやっぱり、にまっ!ヾ(〃^▽^)ノ♪”“おまえはぁ~~~~。じゃあ、わかった, baby. 何もせんからちょっとこっちへ来てみぃ~~。””いやだ、だってくすぐるもん, honey.””いや、絶対にせんゆうたらせんから・・・。せんって約束するからこっちへ来てみぃ~, baby.””絶対にしないって約束する, honey?””約束しよう, baby. だからこっちに来てみぃ~。”私はそろりそろりと彼の方へと近寄っていった。するとその時、彼が私の手首をいきなりギュッと握った。”あっ、なにするのぉ~, honey. しないって約束したやん, honey.””約束したよぉ~, baby.””じゃぁ~、なにぃ~, honey?””まだ何もしてないぞぉ~俺は・・・, baby.””なんなのよぉ~~この手は・・・, honey?””この手は・・・””この手は・・・””この手は・・・””お前を離さんっていう手やん!You are so beautiful をいうために握ったんや。だからもう離さんぞぉ~~・・・。俺の勝ちぃ・・・, baby.””あぁ~~~。ずるい, honey.””なんでぇ?俺はくすぐらないって約束しただけやぞぉ~~~, baby! 違うかぁ?”そう言って彼は私にキスをしながら、しばらく私を抱きしめていてくれた。Love and miss you so much,
2003年07月28日
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Dear My Honey,結局私は、彼と一緒に、彼のいとこの結婚式に参列する事になった。”彼女が、僕の彼女です。”そう言ってまず彼が私を紹介したのは、彼の大家族の総元締めと言ってもいいかもしれない、80歳を超えるおじいさんとその奥さんだった。私は、いつも以上に緊張していたのが自分でも分かったが、彼の彼女なんだから、ここできちんとしておかないと、後で彼が何を言われるか分からないということが、とっさに頭をよぎったので、いつも以上の笑顔でちょっと控えめに挨拶をした。”はじまして。今日はお招きいただきましてありがとうございます。とてもうれしいです。””・・・””楽しんで行ってくださいね。”奥さんの方は優しそうな笑顔でニコッと微笑みかけてくれたが、おじいさんの方は、そのまま”うん”とだけ頷いて、足早にどこかへ行ってしまった。その瞬間、私は更にガチガチに固まってしまった。なぜなら、彼(honey)から、厳しいおじいさんだという事を聞いていたし、彼の気に入らない人間は、連れ合いとして認めてもらえないという事も知っていたからだ。honey でさえ、未だに怖い時があるというのだから、私が緊張するのも無理もない。私は、おじいさんの目に自分がどう映ったのか、気になって気になって仕方がなかったが、”This is my beautiful and wonderful girlfriend and future wife!”と、どこまでが冗談で、どこからがホントなのか分からないような紹介の仕方で、おじいさんの事を考えている余裕もないくらいに、彼の大家族に次から次へと紹介された。何人と挨拶を交わしただろうか。30人はゆうに超えていたはずだ。”大丈夫よ、彼(honey)はしっかりした男だから離しちゃだめよ。””よく面倒見てくれるでしょ。ねぇ~。うちの旦那よりも頼りがいがあるのよ、あの子は・・・。””冗談の通じる面白い子でしょ。私のお気に入りの甥の1人なのよ。あの子にもとうとう彼女が出来たのね。””いい子に出会ったわよねぇ~。きっと大切にしてくれるわよ、彼なら・・・。””おじいちゃん、怖かったでしょ。私も当時、旦那がおじいちゃんに私を紹介した時、あなたと同じ気持ちだったからとってもよく分かるわよ、あなたのその緊張が・・・。でも、大丈夫よ。おじいちゃん、本当はいい人だから・・・。”Honey が親戚の一人一人に、丁寧に私を紹介してくれる中、親戚の方から色々とコメントを頂いた。それでも私の緊張の糸はとける事はなかった。そんなこんなしているうちに、式はどんどん進んで行き、集合写真を撮ることになった。もちろんここはいくら私はhoney の彼女でも、私の出る幕ではない。カメラマンに徹しよう。そう決めた私は、みんなからのカメラを預かろうと、みんなの輪から外れて、あちこち走り回っていた。その時だった。怖い顔をして、挨拶の時にただ”うん”とだけしか頷いてもらえなかったおじいさんが、私に手招きをした。それでも私は、”お気持ちはとても嬉しいのですが、私は家族ではありませんから、今日は皆さんの写真を取らせていただきます。”と、低調にお断わりをした。すると、honey が、私のところに走ってやってきた。”祖父がそう言ったって事はそういう事なんだよ。だからおいで, baby!お前は家族の輪に加わっていいんだよ。””おじいさんの言葉は嬉しいけれど、それとこれとは違うような気が・・・, honey””いいからおいで。お前はもう家族の一員なんだよ, baby.””待って待って待ってよぉ~~~, honey!”私はずるずると引きずられるようにして、集合写真の中に加えられた。”いいのよ。もう家族みたいなものだから!””彼(honey) からのろけ話はいやというほど聞かされてるのよ、私たち・・・。すっごく素敵な女性でこんな女性に出会ったことはないってね・・・。””そんな俺は世界一幸せ者だって・・・。””見せ付けるんだからぁ~、私達にあなたの事を・・・。もぉ~~飽き飽きしてるんだから!””あなたじゃないと結婚はしないって言うし、あの子ったら・・・。””今までの彼女と結婚しないで待ってよかったってニヤニヤした顔で・・・。きもちわるぅ~~~。””あなたが結婚しないって言ったら、彼は死ぬかもしれないって、私にはそう言ってたわよ・・・。死んでごらんよ。そうしたら認めてあげるから・・・。””おい、待て待て。誰がそんなこと言ったよ。みんな作るな作るな。話を作るな。””(大爆笑)””でも、ほんとに好きでたまらないみたい。だから、いいじゃない。輪の中に入ってらっしゃい。””とにかくいいじゃない、いずれ2人は夫婦になるんでしょ?そのときのための練習だと思って・・・。”アメリカンジョークと笑いの渦の中で、私は何となく嬉しいような、それでいて、まだ家族ではないのにというとても複雑な気持ちで、結局輪の中に加わった。その瞬間、彼の親戚の方達からたくさんの拍手をもらい、更に驚いた事に、写真撮影の後、花嫁さんが彼女の持っていたブーケを直接私にくれた。”今度はあなたが幸せになる番だからこのブーケ、あなたにあげるわ。彼と幸せになってね・・・。””あっ、私に?””そうあなたに・・・。””どうもありがとう。””幸せになってね。みんなが言うように、彼(honey)、本当に頼りになる優しい男だから・・・。そう言われて受取ったものの、心の中はまだ目の前で起こった色々な現実を受け止められなくて、戸惑いで一杯だった。そうして花嫁さんと色々話をしているうちに、彼がおじいさんのところから帰ってきた。そして、私をギュッと抱きしめてくれた。”なになに, honey?どうしたの,honey?””お前の事、気に入ったって祖父母が俺に言ってきたんだ。大事にしてやれよって言ってくれたんだ。だからもうおじいさんの顔色をうかがわなくてもいいぞ, baby.”Honey の口からそう聞いた瞬間、ほんの少しだけ肩の荷が下りた。そして心が軽くなった。少なくとも私がhoney と一緒にいることをおじいさんは認めてくれたんだ。だからもう公認で彼と堂々と付き合っていていいんだ。そう思うと、何か高いハードルをひとつクリアしたようで、ホッとした。そして、式が終わって最後には、そのおじいさんから、”今度、またこの家族が集まってキャンプをするから彼と一緒にぜひ来て欲しい。”と、相変わらずポーカーフェイスだったけれども、直接お誘いを頂いた事がとても嬉しかった。それを彼に伝えると、”なぁ~、言ったろぉ~。お前は俺の最愛の女性だって・・・。だから自信を持っていいんだよって・・・。俺が選んだ相手なんだから、みんなだって絶対にお前を受け入れてくれるし、間違いはないよ, baby. もちろんおじいさんだっていつかは分かってくれると思っていたけどな、俺は・・・。””そうは言うけど、本当に怖かったんだからぁ~、私・・・。””さぁ~。これでこれからはそういう話が俺も堂々と出来るな。じゃあいつどこで結婚式しようかぁ~, baby?(笑) ””でも、今度は私の両親にもあってもらわないとね・・・。””ばかだなぁ~。分かってるよ。そんなの当たり前だよ。だから俺は今年の冬にお前と一緒に日本に行くって言ったはずだぞぉ~~。””えぇ~~~。待って待って, honey! 知らないよ、そんな話。聞いてないもん、私・・・。””言ってなかったけぇ~~、俺・・・?””ないよぉ~~~~~, honey. 今初めて聞いたもん、私!””分かった分かった。それは俺が悪かったな。じゃあ、今ここでみんなの前で言おう。俺は今年の冬にお前の家族と日本でお正月を過ごせたらいいなぁ~と思っているんだけどなぁ~?””あら、あんたじゃあ、今年の冬は、日本なの?””まさか、いきなり挨拶に行って、刀で刺されて帰ってくるんじゃないでしょうねぇ~(笑)””なわけねぇ~じゃんよぉ~~~。””なになに、自分を売り込みに行くわけぇ~?””結婚前のゴマすり?””こういう時の男って口がうまいのよねぇ~、なんだか知らないけど・・・。””ねぇ~~、うちの旦那もそうだったわ。それにお父さん(おじいさん)は騙されたのね、きっと・・・。””(大爆笑)””でも、いいじゃない。まあ、行ってらっしゃい!せっかくブーケももらった事だし・・・。”なんだか、よく分からない間にhoney の親戚から囲まれて、2人してからかわれてしまった。主役は私たちじゃないのにね・・・。Love and miss you so much,
2003年07月27日
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Dear My Honey,“さっきお袋から電話があって、なんだか知らないけれど、俺のいとこが今週急に結婚式をすることに決めたんだって・・・。”“ふぅ~ん。じゃあ、それに行かなきゃね・・・。いいよ、私、家にいるから・・・。いってらっしゃいよ。”“いや、俺はお前を連れて行くよ!お袋にももうそれを話してあるんだ。で、許可をもらってあるんだ。”“ウソでしょうよ, honey? ”“いや、ホントだよ。親戚が集まるからちょうどいい機会なんだ。その時にちゃんとみんなの前でお前を紹介するよ。お前が俺の最愛の女性だって・・・。”“えぇ~。だって私、まだ家族でもなんでもないのよ, honey!”“大丈夫だよ、baby. だから俺はお前を連れて行くんだよ。この女性が将来の俺のかみさんになる女性なんだって、みんなに報告をしておかないとな・・・。だから、とにかくその準備だけしてこいよ・・・。いいかぁ~, baby!”“分かったけどぉ~”“・・・”私は、戸惑いのあまりに言葉を失ってしまった。“言ったろぉ~。お前は俺の将来のかみさんになるんだって・・・。だからお前にもちゃんと結婚式がどんなものかを見せておきたいんだ。”“ふぅ~~~ん。”“・・・”“ 式をこっちの教会で挙げて、披露宴を今度は日本式で、日本で出来たらいいよなぁ~。そうしたらお前も、ウェディングドレスと、日本式のあれ、なんだっけぇ?”“白無垢?”“かな? 両方着れるし、お前の両親にも両方見せてあげられるだろう。俺も両方の文化を体験できるしな!特に親父さんには最後の親孝行だもんな。見せてあげたいだろ!そんなこんなで結構俺も色々と考えているんだよ、お前は気づいていないだろうけど・・・。”“ふぅ~~ん。でも、まだ気が早いような・・・。そうと決まったわけでもないし・・・。”“まあ、そう言われればそうだけど、それが俺の楽しみでもあるんだ!それだけ俺が、お前とこの先ずっと一緒に歩いて行きたいっていうことなんだよ。分かるか, baby?そこが言いたいんだよ、俺は・・・。”彼はそう言って、いつものように私の額にキスをして、ガサがさっと私の頭をさすって自分の部屋へとまた戻って行った。Love and miss you so much,
2003年07月26日
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Dear My Honey, ”ねぇ~, honey. のど乾いたから何かもらってもいい?””冷蔵庫にスイカあるから食ってもいいぞぉ~~, baby.””スイカぁ~?””ねぇ~、今スイカっていったぁ, honey?””おぅ~、言ったぞぉ~。なんでぇ~?だから食っていいぞって・・・, baby.””やっほぉ~~い!♪ スゥ~イカ、スイカ・・・。♪ スゥ~イカ、スイカ・・・。”私は子供の頃からスイカが大好きで、三度の飯よりもスイカが好きで、スイカさえ与えておけば、泣く子も黙るといわれたほどだった。”いっただきまぁ~す。”私はテーブルで、そのスイカを6等分に切って、そのうちのひとつにガブリと噛り付いて食べ始めた。彼はソファーに座ってその姿をじっと見ていた。”なにぁ, honey?おいしいよ!食べるぅ?食べるなら冷蔵庫から出してあげるよ!””いや、今はいいけど・・・。それにしても、お前が食ってるの見てると、ほんと、うまそぉ~に見えるもんなぁ~。””だっておいしいよ, honey・・・””いや、知ってるよ。知ってるけど、お前って何でもうまそうに食うよなぁ~。””そう?””おぉ~。そのスイカだって多分普通なら、その6等分をもう少し食べやすいように小さく切ってから、食べるだろうなぁ~。””あっ、忘れてた・・・。ついいつもの癖で・・・。ごめん・・・。””いや、いいけどな・・・。だから余計に豪快でうまそうに見えるのかもなっ!しかもそのお前の顔・・・。””顔?””おぉ~。お前今、自分の顔がどんな状態になってるか、知らないだろう。””なんでぇ?””じゃあ、鏡持ってきてやるよ。待ってろ・・・。”彼は、寝室から手鏡を持って来て私の顔を映した。”ほれぇ~。みてみ、これ・・・。”私の口の周りは真っ赤で、鼻には種がくっついていたのを気づかずに黙々と食べていた。”なぁ~。””あはは。全然気がつかなかった・・・。”あきれたのか、ただおかしかったのか、それは定かではないけれど、彼は白い歯を見せて、にやりと笑った。そして、鼻の頭にくっついていた種を、口でそっと取ってくれた。かと思いきや、それをまた私のほうに吹き返した。”はぁ~ん。今、種吹いたでしょ~, honey?”彼は、にやっと笑って口笛を吹きながら、隣の部屋へ行った。”もぉ~~~。”私はお皿の上に落ちていた種を口の中に数個入れて、彼の部屋へ行った。その時、”お前、まさか口の中に種、入れてないよなぁ~。なぁ~?”私は舌の下に種を隠して、口を大きく開けた。”ないよ。ほらね!””ないな?””ないよ。ほら!””もう一回聞くぞ、ないな?””・・・。””よっしゃ!”そっからはまたいつものようにくすぐりあいが始まった。口をあけて笑うと、種はいやでも口からこぼれ落ちるので、しばらくは種が口から飛び出ないように、くすぐったいのを必死で笑わないようにこらえていた。けれども、それにも限界があった。とうとう私はくすぐったいのを我慢できなくなって、ブッと噴出してしまった。すると今度は種の2つが、彼の顔にくっついた。それを見てまた私が笑い出して、いつもの私の笑いが止まらなくなってしまったのも言うまでもない・・・・。もちろん彼も黙ってはいない。そんなわけがない・・・。私の両手を握ったまま、倍返しで、私の顔に種を吹き返そうとした。私は手を振り払おうとしたけれど、彼の力に勝てるはずがない・・・。ただ左右に顔を振って、よけるので精一杯だった。”うぅ~~~ん。もういいもういい。ごめんなさい。私が悪かった・・・。うぅ~~~ん。離してぇ~~~, honey.”彼は握っていた私の手をしばらく上に持ち上げたまま、私が足をバタバタさせて騒いでいるのを見て遊んでいたが、そうしているうちに、スイカの種戦争もやっと終結した。と、思いきや・・・。”ブッ”私の口の中でラストひと粒がモゴモゴしていたので、彼に吹き返して、トイレに駆け込んだ。”ギヤァ~~~。にげろぉ~~。”ねっ、こうでないとね・・・, honey! でも困った、しばらくはトイレから出られない・・・。Love and miss you so much,
2003年07月25日
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Dear My Honey,愛し合っている2人の間で交わすいつものキス。それはなんら変わりのない日常の挨拶のようなもの。けれども、その時に絡めて離れないお互いの指、そして心と心の見えない会話。たった2人だけが知っている何かのサイン、それだけがいつもと違っていた。ソファーに座ったその隣に彼が腰を下ろす。それでもその絡めた指は離れる事はなく、まるで、心と心が会話をしているかのように、お互いただ静かにじっと見詰め合う。そして少しずつ少しずつ唇を重ね、お互いを確かめ合うかのように抱きしめ合いながら、そっと身体を重ねてゆく。更に一つ一つのキスの感触を確かめながらゆっくりと、そしてそっと愛し合っていく。そのうちに絡めていた指が、力が抜けていくかのように少しずつ少しずつ離れていく。お互いにしか分からないサインを確かめ合うかのように少しずつゆっくりと・・・。そこには言葉は要らない。心と心が“愛”という言葉でつながっているから・・・。かすかに感じる彼の指先に、とろけそうになっていく自分が分かった。キスをしながら、彼の離れた指が、私の身体に弧を描くのを私の身体は敏感に感じていた。彼は私に身体を重ね、強く私を抱きしめた。彼の体温を自分の肌で直接感じ、彼の重みを身体が感じている時が、女として一番幸せな瞬間である。身体中に優しくキスをしてくれて、髪をなで、彼は体全身で私を愛してくれた。そして、今までに経験したことのない息の止まりそうになるほどの感覚を、私の身体は今でも覚えている。けれども、そこには今までとは違う何かがある。何か明らかに違うものがある。それは、身も心もすべて本物の“女”になれたということである。彼に私のすべてを受け入れて欲しい、そして捧げたい、愛されたい。私の心が、そして魂がそう囁いている。そしてそれに答えるかのように私の身体も自然に動き始めた。“お願いだからもっと愛して・・・。私はもうあなたなしでは生きられないの・・・。だからお願い・・・。私を独りにしないで・・・。”“俺を信じて欲しい。俺はお前を独りにはしないから・・・。俺にはお前が必要なんだ・・・。”“もう、悲しい恋はしたくないの。壊れそうな愛はもういらないの、私・・・。”“この愛、俺が一生かけて守ってみせる・・・。”“私にはあなたが必要なの。だからお願い、私だけを愛するって約束して・・・。”“俺にもお前が必要なんだ。だから、どこにも行かないで欲しい。俺のためだけにずっとそばにいて欲しい・・・。”“たった一人の男性からの愛だけが欲しいの。私を心から愛してくれる確かな愛だけが・・・。”“俺のすべてをお前に捧げるよ。俺が死ぬその時までずっと俺はお前を愛し続けるよ・・・。今、目の前にいるたった一人の愛する女性のために・・・。だから受取って欲しい、俺の愛を・・・。”“I love you so much. Please don’t go anywhere! Stay with me forever! I won’t go anywhere and I’ll come back to you! Only for you. Because I love you always and forever.”彼の愛の囁きに私は更に女になっていく。そしてお互いが一つになれる事に喜びを感じ、愛し合うことに身体が自然に反応していく。キスをして、言葉を囁きあって、抱きしめあって・・・。それだけでよかった。他には何も必要なかった。そして彼は私に何度も何度も誓った。“I love you forever until I die. I’ll be with you always and forever.”私も彼と同じ気持ちだった。彼にそう言われれば、言われるほど身体が“女”になり、全身全霊で心ごと愛されるという感覚に喜びを感じていった。これが真実の愛だと今なら言える。何度お互いが求め合っても足りることがなく、お互いを求め合う気持ちが更にお互いの愛を深めていく。その間もお互いの心と身体、決して離れることなく、深い愛情という名の鎖で繋がれている。それを解こうとするかのようにお互いの身体は動き始めるが、決して解けはしないその鎖・・・。2人の間にある真実の愛は、心と身体、そして魂の奥深くにこれからもずっと永遠に刻まれていくもので、2度と消える事はない。彼から注がれた真実の愛、これから先もずっと、 私の中に生き続け、消える事はないだろう。いえ、2度と消えはしない。そして消すつもりはない。なぜならそれが私が彼を愛しているという証だから・・・。この愛は、私という人間が息を引き取るまで永遠にこの身体の中で生き続けるだろう。Love and miss you so much,
2003年07月23日
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Dear My Honey, ”俺なぁ~、昨日あれからお前が帰った後にちょっとだけ仕事しようと思ってソファーに寝転んだんだ。そしたらすっごく心地よくなって、幸せな気分になったんだ。””ん?どうして?私と仲直りをしたからぁ?””それもあるな。それもあるけど、お前のその香り・・・。””香り?””そう、お前の香水・・・。お前は気づいていないかもしれないけれど、お前がこの部屋を出て行った後、しばらくの間はお前の香りがほのかに残っているんだよ。まるで、どこかにまだお前がいるみたいに・・・。車に乗り込んだ時も、ときどきお前が助手席に座っているような気がする時があるんだよ。だから、喧嘩した後、しばらくその香りを俺の身体が求めていたんだろうな。心がすごく不安定だったんだぁ~。でも、やっとお前がこうしてまた俺のところに戻ってきてくれて、抱きしめてやれるようになって、一昨日と心の安定度がまったく違うのに気づいたんだ。俺の身体がお前のその香りをもう忘れられなくなってしまって求めているんだろうな、きっと・・・。””でも、私が使ってる香水、1本じゃないよ。3本あるよ。時々変えてるって知ってたぁ?””知ってるよ。変えた時は、あっ、変えてきたって気づいてるよ・・・。””ふぅ~~~ん。そうなんだ・・・。男の人ってあまりそういうの、気にならないのかと思ってた・・・。””それは人にもよるんだろうけどな・・・。多分今までの彼女がつけてた香水の中で、お前の香水が俺は一番好きだし、俺の身体が一番それを求めてるような気がするんだよなぁ~。だから、お前を抱きしめた夜は、心地よく寝れるんだけれど、お前に会えなかった夜は、眠れない時がよくあるんだ。””ふぅ~~~ん。じゃあ、その香水をココに買って、置いておこうかぁ?で、寝る前に匂いを嗅いで寝ればぐっすり眠れるかもしれないね・・・。””ばぁ~~~か。その香りが欲しいんじゃなくて、その香水をつけたお前が欲しいんだよ。だからココに持ってきてもだめだぞ, baby!””分かってるってばぁ~~。ちょっとからかってみただけよ。しばらくからかってなかったから・・・。だって私もhoney の背中のこの香りが好きだもん!でも、この香りだけを袋につめられて、誕生日にもらったって嬉しくないもん!。だって、それじゃ、何の色気もないし、ただく・○・いだけだもん!(^^♪””あっ。お前、言ったなぁ~。””言ったよ・・・。””よっしゃぁ~。わかってるよなぁ~。どうなるか・・・。””はぁ~ん?””なぁ~。どうなるか知ってて言ったんだよなぁ~~, baby!””いや、分からん、何の事か・・・。””じゃあ、教えてやろうかぁ~。こうなるんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~。”いつものくすぐりあいがまた始まった。このじゃれ合いも、もう出来なくなるのかと思っていた・・・。そう思ったらちょっと今日は余計にからかってみたくなった。”I love you so much, my beautiful baby!””I do love you too, honey!”お互い息を切らしながらも、しばらくぎゅっと抱きしめあっていた。このぬくもりと香りと感触、私の心も求めていた。何か今日はゆっくり眠れそう・・・。Love and miss you so much,
2003年07月22日
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最初に、この日記を通じて沢山の方に励ましのメッセージや、アドバイスを頂いた事を心から感謝します。ありがとうございます。Dear My Honey, 私は今までの自分の心の中にある思いのすべてを伝えるために、呼吸を整えながら、気持ちを落ち着けながら、彼のアパートへと向かった・・・。2人の間にはピィ~ンと張り詰めた空気が流れ、しばらく沈黙が続いていた。お互いが、どちらが先に何を言い出すのか心の中を探っていた。そして最初に口を開いたのは彼のほうだった。”お前は俺に何か言いたいことがあってきたんだろ。俺はここで黙って聞いてるから・・・”私は2,3度頷いて深呼吸をし、1つずつ言葉を選ぶようにして、重い口を少しずつ開き始めた。(詳しくは日記16~20日を・・・)”今度は俺の話を聞いて欲しい。お前の誤解からといていこう。”そう言って彼は、彼女(幼馴染&元彼女)のバックグランドを話し始めた。”お前に話していなかった事が一つだけある。それは、彼女の事だ。他人のプライベートだから話す必要がない限り、話さなくてもいいと思って話さなかったんだ。でも、やっぱりこうなった以上話しておいたほうがいいかもな。彼女は、幼い頃から親に見離されて育ったから、人から愛される事を知らずに育ったとってもかわいそうな子なんだ。だから誰でもいいんだ。とにかく彼女を必要としてくれる人、愛してくれる人がそばにいれば・・・。それが例え彼女をただSEX の道具のためにしか扱わないような最悪な彼氏であっても、彼女にとっては離れられない存在なんだ。けれども、その彼も浮き沈みが激しくて、彼が見向きもしない時には、彼女は誰からも自分は必要とされないんだと勝手に思い込み、自殺を図りかねないんだ。そういう事が過去にも何度かあったんだ。だから、せめて彼女が幼馴染の俺からも見放されて、もう自分は誰からも愛されないんだと早合点しないように、変な事をしないように、俺が面倒を見れる部分は面倒を見ているという訳なんだ。だから、彼女から電話がかかってくると危険な香りがして違う意味で、放ってはおけなくなるんだ。お前に説明していなかった俺が悪かったな。それは謝ろう。ごめんな。だから例え俺が疲れていて、お前の膝の上で寝ていても、彼女から電話がかかると何かあったのかな?助けてやらないとと思って、飛んで行くんだよ。何もありませんようにって願いながらな・・・。そこは分かってほしい。お前なら分かってくれるよな, baby・・・。””そうだったのね。”私は聞いてはいけないことを聞いてしまったような気がして、申し訳ない気持ちで一杯だった。そして彼は次の話を更に続けた・・・。”お前はある日突然、俺の人生の中に現れて彼女になったって言ったよな。でも、それよりも俺の友達との歴史の方が長いから、お前はその頂点に立つことは出来ないって言ったよな。””言ったよ。だってそうだもん。私は3歩下がって影踏まず程度の彼女にしかなれないもの。それをもしも、無理矢理にでもみんなの中のトップに立とうとすると、必ずあなたの友達の標的になったり、それを不愉快に思う人が出てくるのよ。分かるでしょ。あなたと私が頻繁に会うせいで、今まで一緒に遊んでいたのが遊べなくなったっていう人だって出てくるかもしれないのよ・・・。それは友達にしてみれば面白くないわよね。実は私、あまりにもそういう声を最近耳にするから、私があなたの今までの環境を変えてしまったんだぁ~。このままではいけない。あなたが大切な友達を失ってしまうって思ったの。だからそれなら、私はこれまでもらった思い出だけを胸に秘めて、寂しいけれど、あなたから去ろうって決心したの。それもこれもすべてあなたの事を愛しているから・・・。””・・・”彼はしばらくうつむいて何かを考えている様子だった。”じゃあ、言おうかぁ~, baby! そのためにお前が去らなければいけないのなら、俺はその友達が去って行ったってかまわないんだよ。むしろそれを望むよ。俺の最愛の女性を理解してもらえないんだろ。そんなに物分りの悪い友達は友達じゃないよ、俺にとっては・・・。最悪の時は、彼らを敵に回してでもお前を守り通して見せるよ。それくらいの覚悟は俺にはあるんだよ, baby!”私の目からは、涙がこぼれ始めた。”環境が変わると、友達とも別れなければいけない時もあるかも知れない。けれどもそれは俺達が子供から大人へと一歩ずつ近づいていっている証拠なんだよ。でも、その中でもたった一つだけずっとずっと変わらないものがあるんだよ, baby. 何か分かるかぁ?それは最愛のパートナーなんだよ。これだけは環境が変わろうと、俺達が子供から大人になろうと変わる事はないんだよ。なぜならそこには変わらぬ愛があるからなんだよ。””その愛する女性は俺の心の中にいつでもどこでも俺とずっと一緒にいてくれる。疲れた時には彼女の笑顔が俺にひと時の安らぎを与えてくれる。そして、へこんだ時には、彼女のひと言でまた次の日、がんばれるんだ。それが証拠に、職場のみんなから最近、俺がとっても輝いていて幸せそうに見えてうらやましいと言われるようになったんだ。俺は今までこんなに一人の女性からこれだけの影響を受けた事はなかったし、俺の人生のすべてを心から捧げたいと思った事すらなかったんだ。それが誰だか分かるかぁ?”彼は会話を止めた。そして彼は呼吸を整えている様子だった。”俺の目を見ろ, baby. 俺の目を見てほしい。”私は彼が何を言い出すのか怖かったけれど、キョロキョロしながらも何とか焦点を定めようと彼の目を見つめ返した。そして、彼は私の両手をぎゅっと握った。”今から俺が言う事をどんな事があっても忘れないでいて欲しい。”私は、ただ彼の瞳を見つめた。”その女性は今、俺の目をじっと見つめているこの女性なんだ。この女性を俺はいつか妻として迎えたいと思っている。そして、俺の手でこの女性を一生幸せにしたいと思っている。それくらいにお前は俺にとってとても大切な女性なんだ。俺はお前に俺の残りの人生のすべてを捧げる。今ここにそう誓うよ。”張り詰めていた糸が音を立ててプッツ~ンと切れたその瞬間、私の目からは再び涙が溢れ出し、彼の顔が涙で見えなくなった。彼は繋いでいた手をそのまま彼の胸にぎゅっと引き寄せ、私を抱きしめてくれた。そしてこう続けた。”何度も言うように、俺はお前と来年の夏から離れ離れになるよ。でも、それはお前と一緒になる前のほんの少しの間だけだよ。心までは離れ離れにはならないよ。いや、絶対にしない。俺はどんな事があってもお前のためにお前のところへお前を愛するために帰ってくるよ。この言葉を信じて欲しい。だからお願いだ。どこへも行かないで欲しい。俺はお前を失いたくないんだ。お前を失ったらもう俺は誰とも恋はしない。”私は彼の目にも一杯の涙を見た。それは決してウソの涙ではなかった・・・。私を心から愛していてくれるからこそ、流した涙なんだと思うと、心から嬉しかった。どんなに喧嘩したって、憎たらしくたって、それでも彼が私を世界一大切にしてくれて、私の事を世界一愛していてくれる。私にはやっぱり彼以外には他の誰も愛せない。”Don’t go anywhere, my beautiful baby. I always love you and forever. ”Love and miss you so much,
2003年07月21日
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Dear My Honey, ”・・・独占欲が強くて、非論理的なのが女性だ。世の中でこれほど扱いにくい身勝手な動物はいない・・・。”そんなメールを彼から受取り、やっぱり何も分かってはいなかったんだと愕然として、しばらくポカァ~~ンとしてしまった私だった。そして、その気晴らしにでもビールを飲むかぁ~と、栓をあけてゴクゴクとのどを鳴らしながら飲んで、何気なく部屋をぐるっと見渡した。その時に、あることに気づいた。机の上に、フレームがあり、その中で、彼と私が一緒に笑っている。部屋の片隅にも、彼と私が笑っている違う旅行の写真があり、その隣には、彼が告白してくれた時にくれた、赤いバラの花のドライフラワーが飾ってある。そして、彼のLove Letter が茶色いフレームに入って、白い壁にかかっている。こんな狭い部屋の中で、たくさんの彼との思い出に包まれて日々暮らしている事に改めて気づかされた。そして更に、机の隣には身長約40cmくらいの笑った顔をして、片手にどら焼きを持ったドラえもんがいつも居る。これは彼が、遠距離恋愛をしてもドラえもんが居ればどこでもドアが使えるから寂しくないというので、休暇を過ごした時のお土産にと買ってきてくれたのだ。ドラえもんの笑顔を見た瞬間、なぜか涙がポロポロとこぼれ始めた。なぜだろう?止めどもなく流れてやまない。どんなに辛い時や、悲しい時でもドラえもんだけはいつも私に微笑みかけてくれる。ねぇドラえもん。何か私に道具を出してくれるとしたら今日は何を出してくれる?彼と話し合うために何か役に立ちそうな道具、出してくれないかしら?だめかなぁ?Love and miss you so much,
2003年07月20日
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Dear My Honey, この週末、独りの時間をゆっくり過ごせたが、それと同時に、彼の言動を一つ一つ静かに考える時間もあった。何がどうあるべきなのか、そしてこれからどうするべきなのか、独りになってみないと見えないものがたくさんあることにも気付いた。”・・・俺にはたくさんの友達がいて、その友達みんなが一つの輪になって楽しめたらすばらしいなぁ~。と思っている・・・”それはあくまでも理想であって、現実にはそんな事、出来るわけが無いのをなぜ彼は分からないのか。そんな事を無理矢理しようとすれば、その輪は必然的に、2つや3つ、いや、それ以上になり、せっかくの交友関係すら崩れてしまいかねない。色々な趣味や考えを持った仲間がいてはいけないのか?”・・・彼女(幼馴染&元彼女)は、友達があまりいなくて、俺の周りにはいつもたくさんの友達がいる。俺は中学時代から彼女と一緒に過ぎしてきたから、彼女のことを考えてしまうと、とてもかわいそうに思えるてくる・・・”だったらいっそのこと、私と別れて彼女のそばにずっといてやればいい。そうすれば、彼女に申し訳ないと思う事もなくなるだろうし、彼女も幸せに違いない。そう思いながらも私といる事が、両者に対しても申し訳が無いし、どれだけ私を傷つけているかという事を考えた事は無いのか?自分がやっている事を分かっているのか?”・・・だから、彼女が電話をかけてきて、助けてって頼めれば、行ってやりたいんだ。例え、自転車がパンクして探しに行って、見つからなくても、彼女が家路に着くまで心配してやりたいんだ。俺はそういう人間なんだ・・・”そうやってあれこれあれこれ言ってるけれど、本当は彼女のことがまだ忘れられないじゃないの?それならそれで、さっさと私と分かれて、彼女のところへ今すぐでも行ってやればぁ~。彼は、いつも友達友達と言って、自分にとって友達が大事である事を主張する。それはとてもよく分かるし、もちろんいつも私だけに向いていて欲しいとはさらさら思わない。そういう事をいつも聞かされている中で、今回私はある事に気付いた。それは、私はある日突然、彼の人生の中にひょこっと現れて彼女になった。けれども、それよりも彼の友達との歴史の方がはるかに長いわけで、私はその頂点に立つことは出来ない。つまり、私は3歩下がって影踏まず程度の彼女にしか過ぎず、彼と肩を並べて歩けるのは、彼に許された友達だけなのである。私はどこまでいっても、彼の彼女という肩書きにしか過ぎず、彼らの楽しんでいる姿を笑顔で遠目に見ているくらいの位置付けにしか過ぎないのである。そう、私は裏口からの出入りしか許されない彼女なのである。彼の友達だけが表口からの出入りを許されているのである。それに文句を言う事は許されない。そう自分に言い聞かせて気分を落ち着かせるのが今の私には精一杯だった。悲しいけれど、彼の言い分を聞いていると、そう聞こえてならないのである。愛されたかった・・・。愛されていると思っていた・・・。けれどもこれは誰のせいでもない。私が盲目になって、彼の愛におぼれていたただそれだけなのだ。私が間違っていた。もう少し独りで考える時間をください・・・。Love and miss you so much,
2003年07月19日
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Dear My Honey, Honey とは昨日、”Have a Nice Weekend!”と言って別れたので、金土日と彼のスケジュールはまったく知らないし、今日今頃彼がどこで何をしているのかすら私には関係のない事である。おかげでその代わりに私には自由な時間が出来た。とりあえず今日は、自分のための自分だけのおかずを作って、お友達から頂いた日本酒をお猪口で頂く事にした。<献立>アスパラガスのベーコンまきさやえんどうの胡麻和えもやしと湯通ししたじゃがいもの梅酢和え湯通しした海老とアボカドのサラダ揚げ出し豆腐明日が休みということもあってか、いつもの倍以上もの時間をかけて、ゆっくりと夕食と大好きな日本酒を頂きながら、自由な時間を過ごさせてもらった。こんなにも自分の好きな事のために時間が費やせて、ご馳走が食べれて、ゆっくり出来て・・・。なんて幸せなんだろう。だから独身生活はやめられない。でも、結婚するとそうはいかないんだろうなぁ~~~なんて思うとどっちがいいんだろうなぁ~。そんな事を考えながら、ぼぉ~っとお猪口を見つめていた。そうだ!来週も放っておこうかしら。そうしたらまた今日みたいにゆっくり出来るわ!そんなことをも考える今日この頃だった・・・。Love and miss you so much,
2003年07月18日
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Dear My Honey, 昨日の皮肉たっぷりのメールが効いたのか、それでまだ怒っているのか、何なのかは知らないが、今日もやっぱり浮かない顔をしていた彼だった。それに引き換え、私のほうはいたって普通だった。というのは、私は彼を懲らしめるすごい作戦を思いついたからだ・・・(私って天才かも・・・。(^^♪)彼が昨日の事で何かを言いかけたから、私はすぐに切り替えした。”自分が正しいと思ってやったんでしょ。だったらそれを貫き通しなさいよね。それに対して、ガタヒチガタヒチ、言い訳聞きたくなからね。みっともない・・・。これから先、彼女の事に関しては私も何も言わないから、何も言わないで好きにやって・・・。””・・・。”彼はどっと疲れたような顔をしたが、私はやったぁ~と心の中でウィンクした。これで、私のほうが有利に立てる。すべて作戦通りだ。私にも女の意地がある。今後一切私からは例え口が裂けて彼女の事については話さない。で、また彼女から電話がかかってきたら、声を荒げず、怒ることもなく、顔色を変えず、とにかくいつものように笑顔で彼を送り出す。”友達が少なくて気の毒に思うんでしょ。言ってあげたら・・・。”と顔で笑って腹の中ではフンって感じで・・・。そして優しく言葉をおくようにして言う。やったぁ~~~。このせりふは彼は絶対に否定できないもん。だって彼が私にメールをよこした時に使った言葉をそのまま、使ったんだもん。だからもしも何か言ってきたら、”自分がそう言ったんでしょ。それともなにぃ?自分を括弧よく見せたかったわけぇ~?はぁ~。待ってるってばぁ~、彼女・・・”なんて風に、言い返してやれるもん・・・。で、やる事だけは抜かりなくしっかり完璧にやる。そしていつもの笑顔も忘れずに・・・。したたかな日本女性を演じてやる。そして思い知らせてやる。笑っているだけの日本人形じゃない事を・・・。Perfect じゃない!そうして見えないプレッシャーをとことん与えてやるんだ。怒らせるとこうなるぞって・・・。Great・・・。しばらくこの態度を続けてやるんだ。母親譲りのこの作戦・・。感謝で一杯の今日一日だった。あぁ~~~。すっきりした・・・。”今日、おばあちゃんのところにお誕生日のプレセントを届けに行くのよね。じゃあ、行こう!”そして帰り際にはさらに一撃を・・・。”また来週ね・・。Have a nice weekend! ”つまり、いつも決まって会うことにしてる金曜日は会わないからという事を遠まわしに言ったのだ。しかも笑顔一杯で・・・。少し混乱気味のhoney だった・・・。やったぁ~。(^^♪Love and miss you so much,
2003年07月17日
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Dear My Honey, 一昨昨日、いつものように彼の中学校からの幼馴染の女の子から電話がかかってきた。”Hello?””Hello. It’s ***.””どした?””自転車のタイヤがパンクしたの~。迎えにきてぇ~。””分かったよ。””どこにいるんかぁ?””仕事場の近くのバス停のところ・・・。””わかった・・・。今から探しに行くから待ってろよぉ~。”そう行って2人で出かけて行ったものの、どうやら彼女と行き違いになってしまったらしく、彼女を見つける事が出来ないまま、彼のアパートに帰ったところ、彼女から、”今帰ったからもう大丈夫・・・。心配かけてごめんね。”とメッセージが入っていた。そして今日、再び彼女からの電話・・・。”Hello?””Hello. It’s ***.””どした?””あのね、買い物に行きたいんだけど、足がないのよ・・・。だから、連れて行って欲しいの・・・。””分かったよ。今から行くから待ってろよ!””ありがとう。”そう言ってhoney は電話を切った。私の心の中にはたった一つの疑問が・・・。彼女はなぜ自分の彼氏じゃなくて、honey にいろいろと電話をしてきては頼むのか?”お前も一緒に来るか?””今日は何も買い物は無いから行かない。うん・・・。”私にしてみたら、これが精一杯のhoney への抵抗だった。言葉にしないと分かってもらえないという事も充分分かっていたけれど、その前に、彼女がhoney の中学校からの幼馴染だという事を理解してあげなければいけないと思ったから、すべてを飲み込んだ・・・。”・・・”彼の顔がどこか浮かないのに私は気づいた。けれども、私はそれには一切触れずにそのままいつものように、何事もなかったように自分のアパートへと戻っていった。彼女の買い物に付き合った後、しばらくしてから、彼がメールを送ってきた。”・・・俺にはたくさんの友達がいて、みんな大切な人たちで、もちろんお前もその中の一人だよ。ふざけた考えだと笑うかもしれないけれど、俺は友達みんなが一つの輪になって楽しめたらすばらしいなぁ~。と思っているし、今もそうなるように努力をしているんだ。そしてその中で、みんなにお前が俺の人生にとってどれだけ大切な女性なのかということを理解してもらえたらと思っているんだ・・・。”彼は来年の夏に向けて、みんなに会って思い出を作って、この国を離れる準備をしているのを知っているから、それを邪魔するつもりはないし、私が彼だったら、同じようにするだろうから、理解してあげたいと思うし、理解できる。この部分が問題なのではなくて、その後の続きの部分が問題なのだ・・・。”・・・彼女は、友達があまりいなくて、俺の周りにはいつもたくさんの友達がいる。俺は中学時代から一緒に過ぎしてきたから、彼女のことをつい考えてしまう。そして、とてもかわいそうに思える時があるんだ。だから、彼女が電話をかけてきて、助けてって頼めば、行ってやりたいんだ。例え、自転車がパンクして探しに行って、見つからなくても、彼女が家路に着くまで心配してやりたいんだ。俺はそういう人間なんだ。”彼女がhoney に甘えているのか、honey が彼女を甘やかしているのか、どっちだろうか?いずれにしても心穏やかではないのは確かだった。でも、ココは切れるところではない。声を荒げるところではない。まだその時期ではないと思ったので、”2人の彼女がいて幸せそうだけど、お世話が大変かもね・・・。じゃあ、今度から3人で会わないとね!大丈夫よ、2人でhoney を取り合ったりしないから・・・。”とだけ皮肉たっぷりのメールを送り返した。彼氏がいるのにhoney に甘えている彼女に、非常識もはなはだしい、それを許しているhoney もhoney だと情けなくなった。これって、なにかしら?Love and miss you so much,
2003年07月16日
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Dear My Honey, 私は仕事へ行くために、いつものようにいつもの時間に、玄関を出た。鍵をかけようと思ってドアを締めた瞬間、何か白い紙がハラハラと落ちてきた。何だろう?と思って開いてみると、差出人は、なんとhoney からだった。何かあったのかと一瞬いやな予感はしたが、そうでない事を祈りながら恐る恐る読んでみると、それは紛れもなく、彼の思いを綴ったLove Letter だった。今日の日記は彼のLove Letter をそのまま訳すことにする。 (訳)愛する***へこの手紙が手書ではなくタイプ打ちである事を許して欲しい。本当は俺がどれだけお前のことを日々思っているかをゆっくり時間をかけて、手書でしたためたかったんだけれど、お前も知ってのとおり、俺の手書の手紙は読めるほどにきれいなものではないので、それをお前がどこまで読めるかが心配で、タイプ打ちにしたんだ。 覚えているか?先日、お前が遊びに来た時のことを?俺が来年の夏までの手帳の整理をしていて、その後ろでお前が俺に話していた事を・・・。あの時特に俺は何も返事はしなかったけれど、本当はお前が俺に伝えようとしている言葉の一つ一つを受け止めて、その意味をずっと考えていたんだ。その時に俺は、今までお前にきちんと向き合って俺の心のうちを話す事をしていなかった事に気づいたんだ。だから今日、こうしてお前に俺は日々何を思い、何を考えてお前との時間を過ごしているのかをLove Letter にして伝えようと思ったんだ。I love you. この言葉じゃ足りないけれど、この言葉が俺の心のすべてを語ってくれているのかもしれない。また明日お前に会えると分かっていても、お前が部屋から出て行く時にはどこか寂しいし心さえ痛むときがある。お前を抱きしめてやれない夜は、当たり前にやってくる夜でさえも孤独を感じ、逃げ出したくなる時がある。俺は今までに、こんなに強い感情を抱いた事がなかったんだ。そして今、もう一度言うよ。お前は本当に本当にきれいだよ。もしもお前が純和風の日本人をきれいな女性というのなら、そうではないかもしれないけれど・・・。でも、俺を見つめるお前の目、とっても素敵で、愛しいよ。だから俺はいつも愛情込めてお前を見つめ返せるんだよ。笑ったり、飛び跳ねたり、一緒に時間を過ごしたりする中で、お前の明るくて人懐っこいその笑顔がいつも俺に幸せをもたらしてくれるんだよ。そう、そこにはいつもお前の笑顔があるんだよ。お前の笑顔が俺の心を、そして俺の魂を弾ませるんだ。俺にはその音が鼓動を伝って聞こえるんだ。だから俺はつい、お前をからかってしまうのかもしれない。もっともっとお前の笑い声が聞きたくて・・・。***、お前は俺が今まで出会った女性の中で、最もきれいな心を持った女性だよ。この言葉、信じて欲しい。お前は気づいていないかもしれないけれど、お前はいつでも本当に輝いているよ。それはお前の心がそうさせているんだよ。だから、俺と一緒に歩いていても、たくさんの友達や知り合いが、お前のその笑顔に吸い寄せられるようにして、寄って来るんだよ。時々、俺の彼女なんだぞって言いたい時もあるけどな・・・。お前はいつも俺を満たしてくれるし、支えてくれる。そしてもちろん愛してくれる。だから俺もお前を全身全霊で愛せるんだよ。お前は、友達だし、恋人だし、そして何よりも、最愛の女性なんだよ。お前のような女性は、アメリカにも、日本にも、そして全世界どこを探し回ったってこれから先、二度と出会えないって、俺は今ココに自信を持って言うよ。お前こそが俺がずっと長い間捜し求めていた女性なんだ。お前はその要素のすべてを持っているんだよ。俺は今、神の前に跪いて言えるよ。このような素敵な女性にめぐり合わせてくださってありがとうございます。自分は本当に幸せです。俺とお前はほんの短い間だけど、離れ離れになる。けれども、これは永遠の別れではないんだよ。二人の間にある愛は今もこの先もずっと変わらないよ。俺がいつもお前に歌う歌にもあるように、”It’s for you that I come home ”. 俺は何があってもお前を愛するためにまたお前のところに帰ってくるよ。俺は絶対にお前を独りぼっちにはしない。お前はもう俺の中の一部で、俺達はこれからもずっとずっと一緒に生きて行くんだよ。心からお前を愛しお前の愛とともに生き決して離れ離れになることなく死をも共にしようI love you and I will come home to you, always and forever. Love and miss you so much,
2003年07月14日
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