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2006.08.28
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カテゴリ: 図書ルーム
ブンガクの言葉

恋多き女性、林芙美子。
本名は、林フミコ。
1903年12月31日生~1951年6月28日没。

わが母は彼女をカフェで見かけたことがある。
「あの人が林芙美子よ。」
兄弟が多くて早くに働き始めた母。
珈琲が好きで、入ったカフェで彼女を見た。
あまり好きな物書きではないけれどという。
肉眼で間近で見ると人は少し心が動くものだ。
母はそう言わなかったけど
少し弾んだ声を聴いていて感じた。

母よりずっと年上の人。
既に著書で有名になっていて
多分、恋愛も、画家の夫への手紙も
かなりな数だったろうと想われる。

娘時代の母は1人で珈琲を飲みながら
そわそわとした心を読まれないようそこに
じっとして耳の穴をかっぽじってたのだろう。

脳を鍛える大人の名作読本(7) 下駄で歩いた巴里 巴里の恋 林芙美子随筆集 放浪記改版 林芙美子 林芙美子実父への手紙

林芙美子の旅した場所。
半年も暮らせる時代だったのだろうか。
殆ど、彼女自身の自伝みたいな作品。
旅づいて根なし草。
私は帰る場所がないと良い旅は出来ない。

芙美子は念願の中国行きを果たす。
翌年はシベリア経由で渡欧すると
半年余りをパリ、ロンドンで過ごした。
小説を書くのは恋人が待ってくれているように愉しいと言いながら
「苦しいことは山ほどある。一切合財旅で捨て去ることにきめている」。
旅を愛した作家の、愉楽の時を記す20篇。

【 目 次 】
北京紀行/白河の旅愁/哈爾賓散歩/西比利亜の旅/
巴里まで晴天/下駄で歩いた巴里/巴里/皆知ってるよ/
ひとり旅の記/春の日記、他。



めし 」が結構好きだわ。

男が絶対の位置に坐っている世間の
そのような男からは離れた女
すなわち、ひたすら愛情だけに生きる女が
その愛情を失うことになったときの
まるで救いようのない虚無感
生活と心の拠りどころを失った女の哀しい運命を
永遠のテーマにした林芙美子の佳篇。
昭和二十六年、朝日新聞に連載中
突然の作者の死により絶筆となった。


めし ◆20%OFF!

原節子と、加山雄三の父・上原謙の
1951年の作品。
監修に、川端康成。

周囲の反対を押し切って恋愛結婚した初之輔と三千代。
日常に生活の中ですっかり倦怠ムードだった2人の家に
東京から家出してきた姪が居候することになった。


新宿にある住まいが今、 林芙美子記念館 になっている。

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最終更新日  2006.09.27 16:31:23
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